人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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【人】 魔王 ウロボロス



[丁度その時。翼を持った人型の存在が目前を落ちていった。
幾つもの羽根が風に揺らぎながら、後を追う。

言葉が途切れても沈黙は訪れない。
悲鳴と叫び声、会場はほんの一瞬で混乱に支配された。]
(14) 2020/10/27(Tue) 23:52:02

【人】 魔王軍幹部 フォルクス

[ 傍らに立っていた幹部の一人、有翼獣人のグリフォンが叫んだ。
 口にしたのは今落ちた男、彼の部下の名前だろう。

 いかに魔族の助けを拒もうとしても、空だけは難しい。
 気質の穏やかな者が多いこともあり、駆り出される機会の多い存在。
 その為にどんな場所でも、十分な人数を配置出来ない。

 だからといって、一体何者が彼を?

 グリフォンを追って来賓席の合間を縫い、前方に向かう。
 悲鳴を上げる者、何が起きたのか空を見上げる者。
 殆どの者達が咄嗟に動けずにいた────壇上の魔王ですらも。 ]
(15) 2020/10/27(Tue) 23:52:32

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ そんな瞬間を狙っていたのだろう。

 今や虚しくも唯一の祝祭らしさとなった舞い落ちる花弁が、
 何かに押し退けられ、分かたれた波のように二分される。

 不穏の風、冬へ向かう節の厳しさとは違う魔の冷気。
 凍えるようなのに生暖かくもある、あれは────]
(16) 2020/10/27(Tue) 23:53:05

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



       
ゴースト

 『────無実体種族だ!』

[ それは誰の声だったのか、考える間も無く。 ]
(17) 2020/10/27(Tue) 23:53:55

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



ウロボロス様!

[ 地を蹴る、走る、誰かを突き飛ばして、
 それでも届かない、風が彼へと──── ]
(18) 2020/10/27(Tue) 23:54:54

【人】 魔王 ウロボロス



  ────ッ!

[首を抑えたその時に彼の腕が届き、引っ張られる。
四方から子供のような笑い声が聞こえた。

無邪気に響いた、
嘲笑のようでもあった、
怒りに満ちているようにも届いた。

現れた姿、宙に漂う小柄で希薄な気配。
あれは、かつては先代に仕えていた筈の。]
(19) 2020/10/27(Tue) 23:55:47

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 俺が勇者であった頃、殺した幹部の同族達。 ]
(20) 2020/10/27(Tue) 23:56:13

【人】 魔王軍幹部 フォルクス


[ グリフォンが化身する、部下達を引き連れて空へ駆け上がる。

 クリオ率いるヤムベアッカ達が渦巻く雪風を作り出し、
 有翼種に続くように舞い上がる。しかし、後は追わない。

 極寒に最も適応し、天候を操ることが出来る。
 身体の成長を忘れた代わり、魔法を手足のように扱う彼らは
 肉体を持たない無実体種族と程近い。

 熊獣人であるベアの咆哮が背後で聞こえた。
 幾つかの重い足音が遠ざかるのは、恐らく他でも騒ぎが起きている為。
 今の王への攻撃は魔族の命を奪えるものではなかった、
 仲間がいるのだろう。そして、陛下だけを狙うつもりでもいない。 ]
(21) 2020/10/27(Tue) 23:56:27

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 総数は、他にどの種族が、陛下の命と何を狙っている。

 未知が多い、分かることと言えば
 幾多の魔族の種と沢山の人類が集うことを許されている場所で、
 特殊な存在の無実体種族は気配を追われる心配もなく、
 開戦の狼煙を上げることが出来たこと。 ]
(22) 2020/10/27(Tue) 23:56:58

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



   
テーブル

[ 白の円卓は、再び戦場となった。** ]
(23) 2020/10/27(Tue) 23:57:27

 
 はい……交尾……して、ほしい、です。
 皆の見てる前で、ご主人さまにだけ、
 私と……犬みたいな、ご褒美の交尾♡



[ たらり、腿を伝って愛液が滲み出る。
 物欲しげに口を開いて、床面に座ったままご主人さまと、
 その硬くそそりたった逸物を見上げた。
 辺りを視線で少し見回す。
 このままでというなら否やはないけど、
 テーブルか何処かに上がれと言われてもすぐに応じられるように。]*

 
[ 目が覚めた彼に頭を撫でられる。

  ああ、良かったと。
  少しばかり泣きそうな顔になりながらも
  ふにゃりと笑顔を作って。]


   おはようございます……あなた。


[ おはようという彼に優しく言葉を返し。

  彼を抱きしめ、暫し、角灯の灯りと
  天へと還っていく無数の御霊を見守っていた。]
 

 
[ ふと、彼が身を起こせば]


   もう、大丈夫なんですか……?


[ 不安げな顔をしながら彼の顔を覗き込む。

  にやりと笑う顔を見て、
  無理をしてはいないかと首を傾げつつ。

  口元を引き上げ、尖った歯を見せる仕草に
  一体何をしているのだろうと、目をぱちぱち。

  すると、彼の口から紡がれたのは
  何故か西洋の、吸血鬼と言う妖怪の説明。

  ぽけっと不思議そうな表情をしていれば
  身体が彼の身体とマントに包み込まれた。]
 

 
[ その温かさに、服を挟んで伝わってくる鼓動に
  胸にじーんとしたものが溢れつつ]


   もう……何言ってるの……。


[ 口では不満そうな言葉を並べつつ。
  浮かぶ表情は喜びに満ちていて。

  彼の手がしっぽの付け根に
  舌が首筋をぺろりと舐めれば]


   やんっ……。


[ 艶めかしい声が、ぽつり零れ
  思わず上半身をぴくりと震わせてしまった。]
 

 
[ そんな時。急に何かあったのか。
  彼は慌てて此方から身体を離す。

  どうやら周囲に何かを感じた模様。


  彼の視線の先には、気絶した人々。
  それに無数の御霊。

  ───そういえばそうだった。

  恥かしい。頬が熱を帯びてる気がする。
  堪らず、顔が下を向いてしまう。]
 

 
[ 小さく唇を尖らせて。

  文句の一つや二つでも言ってしまおうか。

  そんな事を考えていれば、
  角灯と、母の話が彼の口から飛び出す。

  そんな事を話した所ではぐらかされません!

  ムッとした表情を浮かべ、面を上げる。

  けれど、自分と一緒で、
  優しい母だなんて言われたら
  苦情なんて告げる気になれなくって。]
 

 
[ 眉尻を下げながら]


   えぇ……とっても優しくて、
    綺麗で……私の自慢の母でした。


[ 瞳を潤ませて、
  それだけを口にしたのだった。]
 

−恋人にはなり得ない彼女−


 「今度の彼女、嫉妬深いの。
  プライベートの連絡先、全部消されちゃって」


[それはもう束縛の域ではないだろうか。
そう思ったが口を挟むのも馬鹿馬鹿しい位
脂下がった顔をしていたから放っておいた。

昼間のファストフード店なんて場違いな場所に
突然拉致されて途端にのろけが始まったので
適当に頼んだ珈琲が不味い。
何時ものインスタントよりは余程旨い筈なのに。

きっと顔が良いんだろうな。
彼女は女に対してはクソ程面食いだ。
俺の姉も身内贔屓抜きに顔だけは良い。
男は若さ以外拘らないので
姉とは似ても似つかない俺に声が掛かった訳だが]



 「だから、連絡がなければ上手くいってると思って。
  祝福してくれるでしょ?」


[座席も絶妙な距離を保ったまま
それだけ一方的に言われて別れた。
YESともNOとも俺は答えなかったが
特に答えなんて必要としていなかったようだ。

店の外で待ち伏せていた若そうな女と腕を組んで……
というより、引っ張られるようにして
雑踏に紛れて行くのを
なんか犬みたいだと思いながら見送った。

ぼんやりと、自分の犬を思い浮かべて重ねてみたら
さっき見たのと同じくらい脂下がった顔で
引き摺られる男の顔が想像できて、少しだけ笑った*]

 

   時見、さま……?


[ 一体どうしたのだろう。
  任せてくれ、とは?

  疑問に対し、問いを投げ掛けるその前に
  彼はその背の大きな翼を羽ばたかせ
  天へと飛び立っていく。

  まるで、誰かに話し掛けているようだった。
  けれどそれは誰なのだろう。


  首を傾げ、思案に暮れていれば
  ふと、傍に近付く御霊があった。


    それは────……]
 

 


   おかあ、さん……?


 

 
[ それは夢で見たものとは違い
  はっきりとした姿だった。

  けれども向こう側が透き通っており
  この世の存在ではないのは確かだ。

  でも、そんな事はどうでもいい。

  ずっと会いたいと思っていた。
  その母が、今、目の前にいる。]
 

 
[ 胸に熱いものが込み上げる。
  目に薄い膜が張る。

  母の姿を目に焼き付けたいというのに
  視界が涙で滲んでしまう。

  泣いている場合じゃないのに。


  指先で涙を拭い取る。

  懸命に、震える唇を動かして
  伝える言葉を紡いでいく。]
 

 

   お母さん……私…、
   今、とっても幸せだから…。

   だから……心配しないで……!


[ 涙でくしゃくしゃになった顔を
  笑顔の形にして、震える声で思いを伝える。

  何時までも娘を心配して天へと旅立てない。
  そんな事にならないように。]
 

 
[ 天へと還る御霊は今やもう、残り少ない。
  もうじき母の番も来るだろう。

  ふと、よく見れば一人の男が
  此方を見守っている事に気が付いた。

  ……それは父だった。]
 

   お父さん……。


[ 母は父に近付き、
  それから二人で角灯の方へと向かっていき。

  そうして角灯の傍までくれば
  放たれる光に全身を包まれ、
  次第に姿が薄くなっていく。]
 

 

   お父さん、お母さん……ありがとう。


[ 天へと還っていく二人へ。
  笑顔と共に感謝の言葉を告げて。

  蛍火のような光が天へと昇り
  それが見えなくなるまで、ずっと
  顔を上に向け、空を眺め続けていた。]*
 

―その後―

[名前で呼ぶ事が許された日から一週間ほどして
突然友人からショートメッセージが届いた。

「おい!どうなったんだ」と苛立ちの滲む文字に
何を怒ってんだと一時考えてから
協力してもらいながら一切報告してなかった事を思い出し。簡単に返せる内容でもなかったので
直接話すべくいつものバーに呼び出した。

真っ先に作戦が全く役に立たなかった事を知らせておく。
その上でどんな事を話し合ったか説明した。
俺のフィルターを通しているので半分はノロケだったが。

あの人にどんな印象を持っていたのか
すごい真剣に考えてくれてんじゃんと驚く友人に
自分の事でないながら、そうだろうと誇らしくなる。
彼はすごく真面目で真摯で素敵な人なのだ。

けれど、関係が進展するかは別の話って
余計な茶々も入れてきたので
腹いせにきつい酒を強引に飲ませてやった。
蛙が潰れたような声を出しただけで然程堪えてないから
これは決してアルハラではないと主張しておく。]*

【人】 魔法猫 カザリ

── べしゃべしゃ・しょぼん ──


 みぎゃぁぁぁぁあ!!?!



[泡だらけになった下僕にドヤ顔しようとしたら、シャワーの雨が降ってきた>>6>>7
 そもそも不幸な事故、不可抗力だったのにこれはひどい。

 洗い流されていく白い泡。
 ふわふわ浮かぶ透明なボールを目で追いかけながらもじっと静止、石化を継続中。
 
 別の生き物みたいとか、とても失礼なことを言われているのはわかっているけれど、まだ仕返しの時じゃない。
 そう仕返しするのはもう少し後、必ずその時が来るから今は我慢して──]
(24) 2020/10/28(Wed) 12:23:12

【人】 魔法猫 カザリ


 にゃっ!!!
  (今だ!!!)



[シャワーが止まり、タオルが広げられる。
 その瞬間、無防備になった下僕の前へと走り寄り]


 ──ブルルルルル!!!!



[全身をぷるぷる震わせ、被毛に残った水滴やら抜け毛やらを跳ね飛ばす。
 そうして、水気を含んでいた毛並みが軽くなった頃]


  みゃう!



[今度こそドヤ顔。
 これで充分とばかりに下僕を見た*]
 
 
(25) 2020/10/28(Wed) 12:27:26
 




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