202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】
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[深く貫いた先、耳元で響いた嬌声と重なった肌が痙攣する感覚の中、随分久しぶりにも思える刺激に脳が眩んだ。
詰めていた息を吐いた後、柚樹の顔を見下ろすと目から雫が溢れ落ちた跡が見えて。
苦痛や戸惑いばかりの涙だったら焦って行為を止めようとはするのだけど、そうでないのは蕩けたような表情からもわかってはいたから。
嗜虐の趣味があるわけではないのに、感極まったり刺激が強すぎたりとした時に泣かれるのは興奮してしまうらしく、衝動的に突き動かしそうになる身体を何とか押し留める。]
……っ、昨日の夜もこうしたかったよ……?
[このまましてもいいかの答えを待つ間、頬や濡れた眦に唇を落としながら小さく囁く。
まあ、初体験未満の記憶では、もたついて仕方なかっただろうから、しなくてよかったとは思うのだけど。
もしかしたら体の方が覚えていて何とかなったかもしれないが、柚樹の方が戸惑いや抵抗を覚えていたかもしれないし、そうなったらとどまっていただろうな、とは。
問題が何かもあまりわかっていなさそうには見えたけれど、気に留めていないのであれば大丈夫なのかなと思ってしまうくらいには熱に浮かされていたのだと思う。
風呂の件は自分が洗ってないのは嫌だけど武藤は嫌じゃない、と言われたことはあるからまだわかるとして。
“大丈夫じゃない日“に避妊具とか必要ないと求められたことがあることを思えば、これが夢だからとかまでは頓着できてないんだろうな、とは思い至ってなかった。]
うん……、オレも、このまましたい……、
[しがみついてきた身体を強く抱きしめ返すと、腰を大きく引いて、浅くから深くへと勢いをつけて腰を打ち付ける。]
ん、ッ……、ぅ……、
[びり、と痺れる快感が背から腰まで走って、きつく締め上げてくる内壁に抗って引き抜きかけた肉茎で抉るように胎内を擦り上げた。
“とら“と呼びかけてくる声に、ぎち、と圧迫してくる内壁を押し上げるくらいに自身が質量を増して、キツさに眉を顰める。
わざとではないのはわかっていても、こうもわかりやすく体が反応することを知っていて呼びかけられるのは、煽られているのと同義だった。]
は……、っ、……ぁ、
ゆず、き……、すき、好きだよ、
[重なった肌が擦れて汗ばんだ全身が熱く溶けそうな感覚がして、思考の方は焼き切れそうだった。
腰を打ち付ける度に粘質の水音が増してくるのは、先端から滲んでくる自身のものも混じってはいるのだろうけれど。
熱い胎内の奥から溢れてくるものも確かに感じていて、ぬるついた中を滑らせる速度と深さが知らず増していく。
ゴツゴツと奥に当たる間隔が短くなってくると、殆ど思考は回っていない中で、譫言のように名前を呼び返せば、溢れてくる涙を舌で掬った。]
ッ……、
[きざんで、と途切れた声が耳に届けば、考えるより先、首筋に顔を埋めて口を開いていた。
ちゃんと此処にいる、と伝えたかったのか、この雌は自分だけのものだと刻みたかったのかは曖昧なまま、肌に歯を立てる。
ギリ、と犬歯を食い込ませると内壁がうねるように反応するのを感じたのは雄芯が大きく脈打ったせいだろうか。
“此処“も好きなとこだったな、と白んだ頭の片隅で一瞬浮かんだのは、多分間違えてはいないと思う。]*
| [ガクの表情をそっと見つめていた。 >>31>>32時に言葉よりも雄弁なのは、こちらもよく分かっている。] ガクは、ミツキがとても大事なのね。 [自分と『彼』の話を聞きながらも、きっとミツキを想っている心があったのではないかと感じて。 責める意図は欠片もなく。 首を傾げながらも質問の形はとらなかった。] 可愛いってちゃんと言っていたし? ふふ。 [自分の顔立ちがそっくりなことは意識になくガク >>14の台詞を思い出しながら、彼もまたミツキを守ってきたのだろう、と。 微笑ましげに、どこか懐かしそうに。] (33) 2023/03/07(Tue) 21:19:25 |
| ありがとう、ガク。 美味しいご飯は力の源ね。
[大変なときにと思われがちなところだが、重要なこと。 体力も精神力も不思議な力も同じなのである。]
アスルは私の力が伝わりやすいところにミツキを連れていこうとしてくれているだろうから……。
[特に伝言は頼んでいないくせに、断言して。]
うーん、あと大事なのは、ミツキに焦点をあてることかしら。 私の力をそこだけに集中させないといけないわけね……。
[他の人と間違えたり、他の人も一緒ではいけない。 ガクと助け合ってミツキを連れ戻すのだ、なにも隠すつもりもなく、浮かぶ思考を口に出して。]
(34) 2023/03/07(Tue) 21:22:07 |
そりゃー、しかめっ面になりながら聞くような話題じゃないし、聞く側は面白いもんだしな。
[とはいえ言われた側は今のミツキのようになってしまうものなのだろう。
そんな初々しい姿が微笑ましいというのも含めて面白い。というやつなのでいて]
ん?まー、そうなるな。
[その後、思い浮かんだようにもそもそと起き上がり話すミツキの旅は道連れ。というのには同意しつつ]
俺のことなぁ。って、帰った後、幼馴染にはいうんだな。
[聞いても黙っている風でありながら、そこは黙れないんだなというのに口にしつつ、まぁ、実際困らない]
[とはいえ、身を任せろ。といった当人としては黙っているなんてできるものじゃない。
少なくともミツキから歩みよろうとしてくれているのだし]
…空じゃ周りの目を気にする必要なんてない。自由だしなぁ。
[遠い景色を映すように視線を細める。
元気になって、あるいは開き直って叫ぶミツキを軽く首を傾けて見て]
旅して楽しかったことはやっぱ色々変わったものが見えるとこだな。
さっきもいったが今から補給のために降りる浮遊都市はな、凄い高い山からでっかい滝があってな。その水の上に浮かぶように人が暮らしているんだ。
まぁそこはこれからいくからその時の楽しみっていうのでいいが、住んでる都市…というか土地に合わせて発展してるってのは見ていても楽しいな。
似通った土地もあったがやっぱどこか違うってのは行く先々で飽きさせない驚きがあったな。
| [ただ自分が帰るために、とは言葉にしなかった。 元の世界からは一度消えた存在なのだから、自分までもこの機会にどうにかなろうとは――願うことができない。
大丈夫、大丈夫。いつまでだって待てる。]
お肌のお手入れもついてくるの?
[至れり尽くせりね、と笑う。 狭間の世界でもパックって出来るかなぁ、なんて。]
確かにガクの肌は綺麗ね。 水場に色々な瓶が置いてあったけれど、あれもそういう美容のためのもの? ミツキのもあるのよね。
[美容談義もまた、ゆっくりと。 それとともにガクとミツキの話も聞いていきたかった。
ただし、ここはあったかなコタツの中である。 まだまだ力の足りない身体は、お腹いっぱいになったことにより、今度は素直に睡眠を欲するのだった。*] (35) 2023/03/07(Tue) 21:33:22 |
ただ共通してるのは、空を移動する術の発展だけは行おうとしているところだ。
俺も元々そういうところで働いていたからわかるんだよ。他所とやりとりしないとこれ以上できることが増えないのはあるからな。植物の種のやり取りから技術の交換がやっぱいるな。ってな。
それに…いっちゃなんだが浮遊都市がなんで浮いてるのか。正確にわかっているやつもいないだろうからな。外界への行き来もあるが飛べる手段ってのはどこも大事だって思ってるみたいだ。
[そういった未知の部分が目に見えて多いからこそ、別世界からきたミツキという存在を受け入れる下地になっていたのだろう。
と、世界の説明と絡めて自分が工場で働いていたことを話していき]
そういやそっちじゃどうか知らないが、この世界じゃ能力を持って生まれてくるやつがいる。
油汚れを落としやすい。とか、木材を均等に切れる。とかそういう感じのだけどな。
俺もそうなんだぜ。俺の場合は風詠みだ。まぁ、風を少しだけ操れたり風の流れがなんとなくわかったりするぐらいのものだな。
そういう力ってな訓練が必要なんだよ。
で、俺も当然訓練したんだ、どうやったと思う?
[なんて聞いてみつつ、多分当たりを引き当てることはできなかっただろう、悩むようなら少しだけ待ってみたりして、その後、正解と口にする。]
正解はスカートめくり。
いやぁ、出来ないかなぁと思ったら少しだけ浮き上がらせてな。
といってもそんな強い風を操れるわけじゃないからめくれるまでは結局できなかったんだけどな。
[そんな昔のエピソードを口にしながら、空の旅を続けるのであった*]
うるせェよ……昔は飲めたんだ。
[可愛らしいと揶揄われ、楓はぼそりと抗議した。
『昔』が何を意味するかは彼女ならわかるだろうと補足しないまま、用意してもらったカップに手を伸ばす。
カップに何が描かれているのか、この暗がりでは楓には見取ることができなかった。元を知っていれば白い筋が何なのか想像がつくのだろうけれど。
床で膝を抱える彼女をちらりと見下ろしながら、カップに口をつけた。慣れない芳香に混じって、アルコールの匂いが微かにあった。これだけ少量なら気分を悪くすることは無いかもしれないが、酔いを感じる可能性はある。
人狼に成ってからというもの、極端に弱くなってしまったから]
[彼女の『怖い夢』の話に、じっと耳を傾けた。
見慣れた人が深い水底へ引きずり込もうとする夢……。
自分の悪夢が『殺す夢』なら、
彼女の悪夢は『殺される夢』なのだな、と内心で思った。
それがそのまま最も恐れることなのだろうか。
同意を求めるような視線に気付くと、楓は暗がりの中でじっと彼女の瞳を見つめ返す。その瞳の色がどうなのかは、今は記憶に頼るしかない]
……オレがあの夢の話したのは、椿だけだ。
だからまだわかんねーな……。
[人に話すぐらいで見なくなる夢とは思えなかった。それでもいくらか気が楽になったと感じる部分はある。
彼女には、今まで誰にも話せなかったことをいくつか話している。楓にとって、自分が人狼であることを明確に明かしたのは二人目。心の内をこれだけ語れた相手は初めてだった]
[カップの中身をちびちびと舐めるように飲んでいるうちに、だんだんと体の芯に熱が灯されるような感覚を得始めた。ほんの少し混ぜてもらったラムによるものだろう。
同時にどことない怠さを感じ、改めて自身の変化が身に沁みる。彼の喉からは自然とため息が漏れた。
一方で、動くのが億劫なのはほどよい加減とも言える。
今から何かする気は起きそうにない。
外をうろつく気も、……労力のかかる食事をする気も。
彼女の様子はどうだろうと隣の様子を窺った。
進んで『毒』を口にするぐらいなのだし、自分より弱いことは無いだろうと思いながら]**
へぇぇ、なんか想像力の限界を超えてくるなぁ。
滝があるのに水の上に住んでたらびしょ濡れになりそうだけど……なるほど、これからのお楽しみってわけね。
[ならまだ突っ込まないでおこう。
一眼レフカメラでも持ってくれば良かったとまで思ったところで、ポケットのスマホのことを思い出す。
昨夜の時点で電波は当然のように通じなかったが、カメラ機能ならいけるかもしれない。]
それもそうだよね。
日本も昔は鎖国って言って、他の国と交流しない!とかやってた時期があるらしいの。
でも独自の文化は生まれやすいだろうけど、発展に関しては難しくなっちゃうんだろうなー。
そうそう、私の住んでた日本も島なんだよ。
空じゃなくて、海……湖の大きいやつに囲まれてるの。
昔は船……はここにもある? そう、船が必要だったんだけど、最近では海を飛行機でも越えるようになってて――。
[そんな風にお互いの文化を語り合う。]
いいじゃん、空の自由への発展を諦めない! かっこいい。
アスルさんも目指すもののために頑張ってるんだ。
でも工場は辞めちゃったの? 旅のため?
[そこは素直に気になって聞いた。]
えっ、住んでるところがなんで浮いてるか分かんないの?って思ったけど、私も地球の内部とか理解してないや……。
[帰ったらまず幼馴染に聞いてみよう。
それからふたりで検索するなり本を探すなりしようか。]
不思議な力、……持って生まれた能力?
そういう感じなんだね。
[自分の世界でいう霊感なども当てはまるのか分からないが、また種類が違いそうにも思える。
興味深そうに身を乗り出すように聞いていた。
油汚れを落とす力は正直便利そうでいいなって思いつつ、髪を上手に洗えるとかがあったらどうなんだろうなぁ。]
[武藤とは幾度幾度も身体を重ねてきた。
当然、慣れてないわけでもないのに、ここ最近、していると涙が止まらないことが増えてきていて。
それはきっと、身も蓋もない言い方をすれば"きもちよすぎるから"なのかなとは思っている。
でも、過ぎる快楽の他にも、幸福感だったり、安心感だったり、色々な理由が絡まり合っている気はしていて。
最初のうちこそ武藤を狼狽えさせてしまったけれど、今はむしろ、どこか嬉しそうな顔をされてしまうのには、泣き顔の私なんてかわいくも綺麗でもないだろうにな?とは思ってしまうのだけれど。]
…………ぇ……?
["昨日の夜もしたかった"、と 。
武藤の言う"かわいい"が"好き"と同義なのは知っているものの、でも、言葉を交わして2日足らずでそれは早くないかな?と一瞬、戸惑ってしまった。
いやでも、あの美術館で告白されて抱き締め合って、キスまでした(された)のはもっと短い時間でのことだったんだっけ……と思い返せば、そういう思いに時間の多少はあまり関係ないのかもしれない。
…………いや、でも、やっぱり早いよね?とは。]
……ッ……ぅ、く……っ……ッ、
[このコテージは一戸建てだし、すぐ隣に別の棟が立ってるわけではないから、さほど声を殺す必要も無いのかもしれないとは思いつつ、それでもつい、声を殺そうとはしてしまう。
奥を突かれる度に涙はぽろぽろ零れてくるし、口から漏れるのは、獣の吐息じみた、ふー、ふう、というものばかりになってきて。
食い縛る風な吐息が増えてくる頃には、身体が勝手に頂点を求め始めてしまうのは、もういつもの事だった。
ずくり、と、胎内の奥が重く痺れた風になって、武藤のを搾り絡め取ろうとばかりに、蠕動するように蠢きはじめる。]
ッ、ぁ……っ、ひ、ぅ……ッ!
[武藤のものを己の身体で勝手に強く締め付けて、それに感じて身悶えしてしまう始末。
自分の身体の内側がぜんぶ武藤で満たされてるみたいな感じがして、それもね、大好きな感じだったりするのだけれど。]
ん、……っぅ、ん……すき……、だい、すき……。
[とら、すき、と。
壊れたプレイヤーのように繰り返して、揺さぶられるままに足を大きく開くと、明らか、水音が増しつつあった。
自分がこういう時、どれほどに身体の裡からどろどろに溶けているのかも、もう当然のように知った感覚だったし、きゅう、きゅう、と不規則に武藤を締め付けようとする速度もまた、増していく一方で。]
…………ッ!?は、ぁッ…あ、ん!
[ぶる、と身を縮めるようにしながら大きく震わせたのは、武藤の犬歯が首筋に食い込んだ直後のことだった。
瞬間、身体の毛穴が全部開いたような感覚と共に、びく、びく、と瀕死の獣のように太腿や腰が跳ね上がる。
もうすぐ、という予感はしていたものの、予兆をほとんど伴わなかった絶頂。
驚いた風に見開いた目は、世界が滲むばかりでもう何も映しはしなかった。]
え、訓練なんでしょ?
[突然のクイズに顎に手を当てて考え込む。
口をへの字にして、しばらくの間。]
凧揚げして風を操作してなんとかとか?
旋風で洗濯物吹き飛ばすとか?
あ、いっそ、人に羽根くっつけて飛ばしてみたとか!
[真面目な回答は最初だけだった。果たして正解は――。]
……最っっ低! 小学生男子か!
[思いっきり突っ込みを入れたのだった。*]
ぁ、ゃ、わた、し…………?!
ッ……ぅあ!や、やぁ、ん……ッ!
[呆然と、"私、イッちゃったの?"という言葉を口にする前に、武藤も状況を悟ってくれた風ではあったけれど、でも彼の側も限界が近かったらしい。
引き攣るような収縮が続く中、それを捻じ伏せる風な荒い抽挿が幾度かあって。
刺激の強さに視界が真っ白に染まってしまう中、最奥で熱が弾けるのを微かに感じた……気が、する。
私は、どうやら色々と限界に来ていたらしく。
早鐘のようにがなり立てていた己の心臓の音が、武藤のと共にいくらか収まろうとしていく中、意識をするりと手放してしまったのだった。]
ご、め……も、げんかい…………。
[それだけはなんとか告げられたかな。
でも、おやすみなさいは、言えなかったよ。**]
そう聞くと世界は違ってもそういうところは一緒なんだな。
[他の国と交流しない。ということをしていて発展がしづらい国。
空の変わりに海――大きな湖のようなところに囲まれたニホンという国。
そう聞くと、自分よりもペルラがいってみたそうな場所だなぁ。などと思いながら、自分が喋るぶん、ミツキの世界の話も聞いていく]
工場やめたのは旅のためでもあるし、やりたいことのためだな。
実は今な、うちの故郷にある資源と交換して得たものもって帰ってる最中でもあるんだ。ひとまず今はそれを工場に持ち帰るってとこだ。
まぁそういう意味じゃ故郷に帰るところでついでにミツキを拾ったって感じだからそこまで負担っていうわけじゃないぞ。
[素直に聞かれたことを応え、ついでのように故郷に帰るつもりだったこと途上だったという。だからこそアスルがいたところは故郷に近かったというのもある。]
いや、その小学生ってのはわからねぇけど、まだ十歳にも満たない頃だぞ。
[どうやら最低だったらしい。とはいえ素直な感想としていたのだろう。堪えた様子もなくいって―――]
ぁ…そういやなんだが、今からいくとこな。
全裸に近い男性や女性が結構いるんだが……ミツキは大丈夫か?
[なぜかというと、水の上で生活しているため濡れてもいいように。というのもあるが泳いで渡ったほうがはやいとかある人も結構いるのだ。自分も驚いたなぁ。などとミツキへと説明する。
別に彼らは生活しているだけでいやらしい感じはしなかったが、上半身を羽織るだけでいた自分にすらあの有様なんだが、大丈夫か?などと聞くのであった*]
[旅に出た理由や帰路の途中であったことを知る。
これからアスルの故郷の島へ向かうんだね、と頷いて。]
10歳以下ならまぁ小学生か……。
[小学校については軽く説明したことだろう。]
分かった、好きな子のスカートめくろうとしてたんでしょ。
[軽い口調で、あくまで冗談っぽく流すと。]
え゛ぇ……!?
[全裸に近い、ですって?]
…………いや、まぁ、そういう文化なら否定しないし。
郷に入っては郷に従うって言うし……。
大丈夫、うん。目は逸らすと思うけど。
あと私は脱がないです。脱げないです。
[胸に手を置いて深呼吸。]
ま、まさか……アスルさんもまた真っ裸になるの!?
[その可能性に行き着いて、途端に真っ赤になった。
住民100人の全裸よりこの人の全裸の方が困る!*]
[そういう学ぶ施設があるのか。
文字を教わったりするのは自分たちはお年寄りの仕事だったな。などといいつつ]
いんや、同世代ってだけで誰かという特定はしなかったぞ。
[好きな子といわれたときに一瞬だけ眉が寄ったが、すぐに切り替えてその時のことをいう。性差とか意識している頃でもなかったので、練習だったしなーと軽くこちらもいいつつ、次にいく島での憂慮すべきところを聞いてみたが]
いや、脱がなくていいし、俺も脱がんよ。
ってかまたもなにもあの時は水浴びしてたんだから脱いでて当然だろう。
それに泳げるけど荷物持ちながら泳げるほど上手くねーしな。
[あくまで泳いでの移動ならばというだけでそうじゃない人間はそこで住む人間も服を着てるのである。
――と、ミツキが慌てているとこが根本的にはずれているアスルであったが]
他所の文化に対して文句とかいったり騒ぎにならないならいいんだが、一応な。
丘の上に発着所があるし、風景もそこから見えるから大変だったらそこで待っていてもいいぞ。宿泊もどこか小島に泊ればいいだけだし、無理する必要はないからな。
[目を逸らして歩くのは歩くのは大変そうだし、やらなければならないことじゃないからな。というのであった*]
| [翌朝。 木の家での目覚めは爽やかで、ガラスのはまった窓から差し込む陽の光があたたかくて眩しかった。 この家はなんだか『彼』の実家に似ている。 コタツ、というものはなかったけれど。] おはよう、ガク。 [ガク >>39の顔にも心臓は我慢してくれるようになってきた。 『彼』と似ているだけじゃない、年下の優しく真面目そうな青年のガクへ、柔らかく微笑んで朝の挨拶をする。] 飲み物は……お任せするわ。 [コーヒーメーカーがあれば興味津々で覗き込んで、カフェオレの香りと味わいに浸った。 サンドイッチはしっとり柔らかなローストビーフにシャキッとほのかに辛いタマネギ、新鮮なトマトにレタス、全部を調和させるようにチーズとソースが活躍していて。] 美味しい……! これなら私の世界でも行列が出来てしまうわね。 [手放しで褒めると。] (40) 2023/03/08(Wed) 0:22:03 |
ミツキ、そろそろ着くぞ
[そうやって喋っているうちに太陽の位置も変わっている。時間も結構経ったのだろう。
開けた視界にはぼやける大きい陰のようなものが徐々にくっきりとしてくる。
目立つのはやはり島の中央にある一際高い山だろう。そこから四方に降り注ぐ滝の水により島の半分以上の面積をもつ巨大な湖を作っており遠目に見ても色合いとして水色が多く、島からは更にその外へと水を垂らすようになっている。
そんな湖の上に丸太を繋いで水上都市として機能させており、湖の外周部には畑や牧場があり、発着所といっていた丘もその近くにあった。
と、風景を楽しむように島へと近づいた後はスピードを落とし、緩く周りを見れるように巡航をしてみせながら高度は徐々に下がり発着所のほうへと向かう。]
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