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36 【R18】海の上のひみつ【完全RP】
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…………。
[
一方で、姉の吹雪は
ソファからベッドに運ばれる間
とろん、とした瞳で天野を見ていた。
慣れないことをして
感情の起伏や、身体へ与えられる未知の刺激が
少し疲労を溜め込んでいるのだろう。
けれど、ベッドに横たえられる時
吹雪は天野の首に手を回し、そのまま顔を近づけると
唇を軽く押しつけた。]
……あま、の、さ……。
[ちろ、と
拙く舌を伸ばして、天野の唇を軽く湿らせた。
吹雪なりの、経験が無いなりの誘い方だった。]*
![](./img/saijisyou/35.png) | ……美味い。おかわり、貰えるか。
[ 熱さにはすぐ慣れて、ぐいと飲み干した。 マグを替えての二杯目は、先より少しぬるい温度。 気が利く青年だ、と思った。
そこでようやく、注文以外に口を開くゆとりが生まれたことを 雄吾は感じたのであった。]
お兄さん、名前は? 今のの礼に、あんたと乾杯したい。
[ 酒はそうだな、とバックの棚を眺める。 少し眺めて、こわばった筋肉をほぐすように首を捻った。 テキーラのショットはどうだ、と尋ねて、 冷凍庫から取り出されたとろりとした蒸留酒で乾杯したものである。]* (129) 2020/07/13(Mon) 23:44:30 |
| (a42) 2020/07/13(Mon) 23:50:55 |
| (a43) 2020/07/14(Tue) 0:02:08 |
[ よくあるベッドとは違って二人が乗ってもそのスプリングは
軋む音を立てたりしない。
ソファに残してしまった雪菜が楽しげに笑う声が
背中に届いて、少なくとも出した答えが彼女の気分を
損わなかったことに安堵のため息をひとつ吐いた。
ベッドにそっと吹雪を横たえる。
上から覆い被さるようにしてみれば、彼女の腕が己の首に
回されて、口付けを贈られた。
唇を這う舌に拙さを感じて、ふ、と微笑めば、
譫言のように名前を呼ばれて。
ボタンを片手で外して、腰を浮かせるように吹雪を抱えれば
ショートパンツはするりと落ちる。
肌蹴た自分のシャツも無造作に脱ぎ捨て、吹雪の下着の
ホックに手をかけて、外してしまおう。
抵抗するならその手をひとつに纏めて、指を絡めてベッドに
縫い付けて、
そうでないなら宥めるように、今度はこちらから
唇を合わせて。]
[ 形の良い双丘に掌に触れてそっと撫でて、
その力を少しずつ、強くする。
下から押し上げるように揉みしだけば、
その柔らかさに目を細めて、吹雪の表情をちらりと見やる。
疲れてはいないだろうか。
だとしても、休ませてあげることは出来ないのだけれど。
頂点に可愛らしく色付く先端を唇で挟んで、舌先で愛でる。
優しく舐め上げたり、時折強く吸ったり、
軽く歯を立てたり。
吹雪はどんな声を聞かせてくれるのだろうか。]*
―ラウンジ―
…分かりました。
[意味としてはさっきまでと同じ言葉だが、何となく『はい』と言わずに答える。
体温を感じながら閉じていた目をゆっくりと開けると当然、水葉をここまで連れて来た仮面の男の姿が見える。]
…そうですね、最初に言った意味では満足だと思います。
それを踏まえてなのですが…
[言葉通りのことをそのまま行われたことで、心の―願望の整理も幾分か出来たような気がした。]
私を器だと思って、満たしてくれませんか?
…重い意味ではなく、言葉通りの意味で。
[寂しい人生を送っているわけではない。
物足りない人生を過ごしているわけでもない。
獲物としての蹂躙も、愛玩の対象としての隷属も、支配されて好きにされるにしても、ただ単純に。
花守水葉という存在を私でない誰かで染められるのが楽しみだという、好奇心なのだと。
そう結論付けた。]*
ラウンジ
『…分かりました。』
[ 水葉の返事にこくりと首肯し、彼女の瞼が仮面の向こうで開かれるのを見つめる。視線が合うなら柔らかな光を湛えた雄吾の瞳が映るだろうか。彼女が語る言葉を聞いて、つかの間に考える。
花守水葉、とその名は聞いた。
もちろん偽名であっても構わないが。
言葉通りの意味で、満たすと言われたならば。]
……俺のは、でかいぞ?
見た目で想像、つくとは思うが。
[ くすり、笑みを洩らして手を彼女の下腹部へ。
脚の付け根、肉のあわさりに予告もなく指を進めて
柔らかな粘膜に中指を触れさせた。]
しっかり濡らしてからでないと、満たす以前の事になるかな。
……少し手伝って貰おうか。
君が自分で慰めながら、俺のも口で、濡らして呉れるか?
[ ジィッと音立ててスラックスのジッパーを下げる。
差し入れた指が捕まえ出すのはぼってりと太い雄吾の雄自身だ。
熱と硬さを集めつつあるその器官へと、
水葉の手を取り触れさせるだろう。]*
─ 天野の部屋 ─
────っ。
[ショートパンツまで下ろされてしまえば
やはり黒色のフリルがついたショーツが現れる。
クロッチの部分にほんのりと湿り気があるのは
指で触られれば分かったことかもしれない。
下着だけにされ
更にはブラのホックも外されそうになって
どうしても吹雪は抵抗してしまう。
──そうは言っても、軽く天野の手首の辺りを掴むだけの
抵抗と呼べるか怪しい抗いだったが。]
……ん、………。
[そうすれば、天野は両手を二つまとめて
片手で押さえて、頭の上に掲げてベッドに縫い付けてしまう。
男の人の力だ。
私は抵抗も出来ずなすがまま。
……きっと鏡でもあれば、吹雪は驚いただろう。
無意識に、顔を赤らめて唇を噤んだ吹雪は
その瞳を期待するように潤ませていたのを。
そこには好ましい男に迫られるのを喜ぶ女の顔があった。]
…ん、ゃっ……
あ、天野……さんっ……ひぁっ……
[下着を脱がされ外気に白い肌の乳房が晒される。
胸は薄いけれども、男の手が触れれば
それは確かな柔らかさを感じさせる。
押し上げれば胸がよって、小さな丘が出来上がる。
頂きには薄ピンク色の綺麗な突起。]
──っ、ぁ、ぁっ……ぁ、だめっ……
天野……天野さっ……ぁ、ぁぅっ……
[吹雪は小さく、断続的な声を上げる。
与えられる快感から逃げるように
足を何度も動かしては、ベッドにシワを作る。
布擦れの音がして、喉元を晒すように
上を向いて敏感な乳首への刺激に身体は悦んでいく。
経験は無くとも、生物的には成熟された身体。
男の愛撫は、吹雪の身体に
知らなかったものを教え込んでいる。
唯一残ったショーツに、より湿り気が生まれ始めた]*
んンッ…!?
[苦しい瞬間、喉裏に擦り付けられる感覚は何度されても慣れることなどない我慢の時間、息を最小限に留め必死に彼の脈動が始まるのを待てば、終わりも近づき激しさを増していく ]
――――――!!!。
[ 喉の中はっきりと知覚する脈動の波打つ感覚とじわり広がる熱い液体。咽て吐きそうになるほどこびりつくそれをひたすら我慢して受け止める。彼がいいよと押さえつけているのを解放されてもまだ吐き出す限りはずっと……
隣で褒めてくれた優しかった元彼はもういない。代わりに見守るロクデナシへと射精された口を半開きに見せたあと、半分は自らの手に流し半分はクチュクチュと味を確かめるように味わいそして喉の奥へと流し込んでいく]
(ゴクン) はぁ……はぁ……
[少し疲れた顔で彼に微笑んで、手に残した白い液体を身体に塗りつけていく。
彼がそれを見てどう思ったのか。
幸いにもここはシャワー室、落とすかどうかは彼しだい……
そして卯波はベッドへと連れられる ]
きゃっ
[ 乱雑な扱いは変わらない、しかしそんな彼に慣れ始めた卯波がいる。征服するような彼のやり方は雄そのもので、さながら卯波は捕らえられた雌のよう。
覆われてひしひしと伝わる彼の熱気に当てられて、本性である下半身の雌は発情の火が灯り、彼への期待で股を濡らしていた。**]
| (a47) 2020/07/14(Tue) 2:27:01 |
| (a48) 2020/07/14(Tue) 5:57:43 |
[ 吹雪の反応は、気を抜けばついついがっついてしまいそうに
なるくらいに可愛らしく、己を昂らせ、滾らせる。]
吹雪ちゃん、ほんとかわいい。
だいじょーぶ、逃げないで。
[ 与えた刺激に逃げるように足をばたつかせる彼女に、ひとつ
微笑んで耳元に口付け、吐息と共に囁いて、頭上で纏めた
手を開放する。
両手で胸の突起に触れる。
感触を確かめるように親指と人差し指で摘み動かしたり、
親指だけでぐりぐりと押しつけたり。
悪戯心が湧き上がれば、キュと摘む力を強くして。
ひとしきり、綺麗で初心な膨みを堪能し、少しずつ唇を
下に降ろしていく。
臍のあたりには舌をつぅ、と滑らせれば、香る肌の匂いに
くらりとするような感覚。
空いた手は太腿を撫でる。
未だ逃げるよう動いていたか、静かになっていたか。
先程自分が散らした赤い花が艶かしく煌めいて、またそこを
さっきよりも強く吸い上げた。]
[ 身体を足の間に割り入れ、閉じられないようにしてから、
膝を押し上げて足を開かせて。
男にしては細く長い、仕事柄かさついた指先が
下着越しに秘裂を探る。
クロッチに濡れた様子を確認すれば、]
あ、感じてくれてるみたいで良かった。
[ 意地悪く見えるだろうか、にっこり笑って。
下着の上から、そこを食んで、そのまま脱がせる。]*
| (a54) 2020/07/14(Tue) 8:58:56 |
| (a55) 2020/07/14(Tue) 9:08:32 |
─ 天野の部屋 ─
に、逃げないでって、言うけど……!
[身体に与えられる快感が
むず痒さにも似た、
どう受け止めたら良いのか分からないものだから。
腕を解放されれば、天野の身体を押し除けてしまいそうで。
……そうだ、と吹雪の両手は天野の背中に回り
ぎゅう、としがみつく。
胸の飾りを愛でられれば、掴む力が強くなり
天野が強く摘めば、びりっとした感覚に驚いて
服の上から爪を立ててしまった。
けれど代わりに足の動きは幾らかおさまり
大人しく足を揃えていた。]
…は、ぁ……はぅ……
[ピンク色の胸のぽっちは
ぷっくりと立ち上がって、コリコリとした固さになっていた。
胸を触っていた天野は
ゆっくりと身体を下げていく。
へそに舌の湿った、弾力ある感覚を覚えれば
くすぐったいように身動ぎし
[けれど、性感を刺激され続けた身体は
太腿への吸いつきを、快感として勘違いして
身体に痺れを走らせた。]
─────ぅ。
[感じてくれてるみたいで、なんて言われたら
吹雪は顔を赤らめて言葉に詰まる。
実際その通りなのだけど、それを認める言葉は出せなくて。
軽く肘をついて上体を起こすと
ちょっと反抗するみたいに
開かされた足を閉じようとして
脱がされるのを拒もうとしたら。]
『お姉っ。』
わぁ……!?
[起こしていた上半身の上に
妹の雪菜が乗っかって来て
ぼすん、とベッドに押し倒された。]
『解してた方が良いと思いますよ?
時雨さんの、結構大きいですから』
[雪菜は、吹雪の顔の前で
『これぐらいですよ』と両の手を使って
その長さを分かりやすく表す。
勿論、実際に見た訳ではないし
というかちょっと大きさは盛った。
これだと大き過ぎる。
でも、それが効いたのか
姉の吹雪は、その大きさをドキマギとしながら見つめて。]
……や、優しくお願いね、ね?
[と、下にいる天野に小さく声をかけた。
その間に、するりと下着は脱がされていただろう。]*
![](./img/saijisyou/35.png) | ─過去の話・時雨のバーで─ >>138[ そう、寒い日だった。 初めてのバーを訪れる際の楽しみには、己の体格を目にした マスターやバーテンダーの反応を密かに眺めることもあったのだが、 そうさせようと思えない位に凍てつくような。 だから青年バーテンダーの動揺にも >>138気づかぬまま、 スツールに腰掛けた。 やがて供されたマグを手に包む。 その温かみに、こわばった口角がほんの少し弛んだ。 そうして同じものをもう一杯。 飲み終えた雄吾の質問に、名乗られた名前 >>139を繰り返した。] 天野、時雨。時雨くんか。 風情のある良い名前だな。 今夜もそのくらいの雨なら、良かったんだが。 [ 丸い肩のボトルから、薫り高いテキーラが注がれる >>140。 右手にショットグラスをそっと持ち、 奥に佇むマスターと時雨とを、それぞれ見た。] (142) 2020/07/14(Tue) 12:40:08 |
![](./img/saijisyou/35.png) | 曳山雄吾だ。よろしく。 [ グラスを掲げ、軽く打ち合わせた。 くいと口に含むと、熟成された味わいと華やかな香気が口中に広がる。 強いアルコールは喉を灼きつつするりと食道を滑っていった。ほどなくすると、胃の腑の底あたりに小さな太陽が昇り始めるかのような熱。] 最初から奢られるわけにも、いかないだろ。 俺からも、時雨くんに何か。 マスター、お願いできるかな。 [ と、マスターが肴に持ち出す時雨の話。 >>141 長い間柄なのだろう、嫌みを感じさせない距離の近さだった。] それは尚更、飲まないとな。 俺も今夜は振られたところだ。 飲めるとこまで付き合わせて貰うとするかな。 [ もっとも、俺の方は仕事の客にだ。 そう笑って、時雨が注いだ酒を口へと運ぶのだった。]* (145) 2020/07/14(Tue) 12:55:53 |
[ 開放した腕が背中に回されるのを妙に愛しい、
と思った。
まだ抵抗するなら、ベルトで束ねてもいいか、と
考えてすらいた自分を反省して。]
(いくらなんでも、初めてがそれじゃな。)
[ そう思ってくすりと笑った。
胸に与える刺激はさほど強くした覚えはないが、
色付き、硬さを増して主張するその尖りを
やや力を込めてギュッと摘めば、ぴり、と
背中に伝わる鈍い痛みを感じて、また笑いが込み上げる。
不思議なことに、先程雪菜に爪引かれた腹部の時と
同じような痛みであるのに、あの時のように
じんじんと迫り上がるような快感とは異なっていて、
笑いは小さく自虐的な苦笑に変わった。]
[ 揶揄うように言った言葉
半分は本心
に返ってくる言葉はないが、代わりに顔を赤らめて、
上体を起こして足を閉じようとしている。
お、と思う間もなく、突然ベッドに上がってきた雪菜が
それを許さず、吹雪を押し倒すのを驚いて見た。
雪菜が手で示したサイズは、実際よりはいくらか、
いやずいぶん大きくて。]
やめて、さすがにそんなにデカくないわ。
[ と思わず吹き出してしまう。]
だけど、吹雪ちゃん、ほんとに初めてだったら、
大きさ関係なく、解さないと…辛いのはマジだから。
[ そう言えば、優しくしてと小さくかけられる声に、
ふふ、と笑って、善処します、と答えた。]
[ 白い脚の間に顔を埋めて蜜壷へ、舌をぬるり忍ばせる。
雪菜はまだそこに居ただろうか。
もし居たのなら、ちらりとそちらにも視線を投げて。
むせ返るような濃い女の香が立ち上がり、
雪菜に刺激されたまま触れられていない茎がさらに猛る。]
(…そういや、シャワーも浴びてないな。)
[ 初めてがこんな特異な…妹に見られながら、
好きでもないただの顔馴染みのバーテンとのセックスだ
なんて、彼女は本当にそれで良いのだろうか、と
過ればまた苦笑いが浮かぶ。
ただそれを口に出すことはしない。
代わりに、]
もし、さ。
止めたくなったら言ってね。
[ 逃すかどうかはその時次第だけど、とくつくつ笑って
愛撫に戻ろう。]
[ 甘い声が聞けただろうか。
海の上だとは思えない豪華な部屋に、
到底似つかわしくないはしたない水音を立てながら
溢れ出る甘露を啜る。
膣を舌でぐぐと押し広げつつ
時折陰核を舌先でつついては、じゅうと吸い上げる。
そうして秘裂に指を少しずつ沈めていく。
割開きながら、絡みつく肉の感触はやはり狭くて、きつい。
吹雪の表情を伺い見ては、痛みがあるなら進行を止めて。
そうでもないようならまた進めて、時折中を広げるように
指をぐにと動かして、ゆっくりと拓いていく。
挿入する指は、一本から二本へ。
逃げられないように腰をぐっと抑えながら
キツい膣内を無理やりに押し広げる指は
慎重に、そして強引に中を探っていく。
痛みの他に反応があればいいな、と眉根が寄る。
苦痛に泣きが入ったとて、止められはしないのだけれど。
身体中のあちこちにに口付けを散らしながら。
もし、痛みだけではない反応が見られたなら、
にやりと口角を上げて、そこばかりを執拗に刺激して、
反応を楽しんだりしただろう。]*
[きゃっと小さな女の悲鳴が情欲をかきたてる。
覆い被さったまま、自身のモノを掴んで女の秘部に当てる。
久しぶりに味わう雌。
そこが濡れていようと、そうでなかろうと関係ない。
確認も同意も必要なければ、強引に亀頭を入り込ませる。
熱く締め付ける女の肉。
亀頭が埋没してしまえばあとは一気に貫くだけ。
ズリュっと女の肉襞を削るようにして逸物を女の中へと収めてしまう。
人よりも長い男のモノは奥の奥まで貫いた。]
はは、やっぱりいいもんだ。
[ズリズリと内を擦りながら男のモノが行き来する。
女の中を貪るように。
濡れが足りなくても構いはしない。
生理的な反応がいずれ十分な分泌を促す。]
さあ、しっかり締めるんだ。
お前も待ち兼ねただろ?
しっかり味わえよ。
[こんな船に女一人でそれも自ら知らぬ男に声を掛けるような女だ、きっとこの手のことにも精通してる筈だと、そう決めつけて。
打ち付ける腰のは力強さを増していく。]*
![](./img/saijisyou/35.png) | ─過去の話・時雨のバーで─ >>141>>145[ それからしばらくの間、雄吾は酒杯を傾けた。 ブラッディメアリーとモスコミュール。 チーズとクラッカーをつまみにし、 店内の雰囲気を自分の中に馴染ませる。 それからダイキリ、サイドカー、と ショートカクテルを二杯続けた。 その頃にはわずかに居た他の客 >>138も帰ってゆき、 カウンター席に残るのは 雄吾ひとりきりとなっていた。] (146) 2020/07/14(Tue) 15:20:03 |
![](./img/saijisyou/35.png) | [ 帳簿でも付けているのか、マスターの姿は見えなかった。 空いたグラスをそのままに、時雨へぽつりと声を投げる。]
……ひどい振られかたは、俺にもあるなあ。
とりあえずでも吐き出す方が、 少しは楽になるんじゃないか。
飲み過ぎた時とおんなじで。
[ そうして、バックの棚に視線を動かす。 居並ぶボトルを目で追って、時雨へ戻した。]
一杯、何でも付けてくれ。 初対面だから言えることも、あるだろう。
……どんなひと、だった。 時雨くんの相手というのは。
[ 彼がグラスを下げたなら、 雄吾は静かな声で《ホワイト・レディ》と口にする。
それからは無言を保って、 ショートの筈のそのカクテルを僅かだけずつ飲み始めた。
もしも時雨が語るのであれば、 雄吾は沈黙したまま、頷きや表情と共に耳を傾けるだろう。]** (147) 2020/07/14(Tue) 15:21:52 |
| (a58) 2020/07/14(Tue) 15:24:36 |
―ラウンジ―
どう返すのがマナーなんですか…んっ…
[「そうですね」とも「いえいえそんな」とも言えるわけが無い微妙に対応力が問われる言葉に少し困っている間にも大切な場所に伸びてきた手で触れられる。
既に水音がしないでもないくらいではあるが、男の言う通りなら万端には足りないか。]
…うわぁ…
[取り出されたるモノに触れさせられれば、思わず声が漏れる。
大きさが男の体格に違わないだけでも相当なのに、熱量も硬さも感嘆物。
こんなのが使われたら私はどうなるのか。
目に浮かんだ期待は果たして隠せたか。]
…では失礼して。
[男の足元で膝立ちになると、支えるように右手を添えて口に含む。
そして口の中で舌を這わせるようにゆっくりと舐める。
言ってることは単純だが、大きさゆえに容易きことではない。]
(これからこれを…凄いんだろうな…)
[咥えるだけでも大変なのに打ち込まれたりなんかしたら…
想像するだけでもその場所に伸ばした左手は止まらなくなる。
詰まらないように、掻き回すように、足の間に2つの水音を。]*
─ 天野の部屋 ─
『くふくふ……そうでしたか。』
[天野のツッコミを
悪戯っ子のように目を細め雪菜は笑う。
笑って、目が合うと、また小さく笑った。
上にのし掛かった雪菜は
姉の吹雪の動きを制限したままベッドの上に座っている。
いつのまにか上のシャツを脱いで黒いニット一枚に。
ジーンズは相変わらず履いたままだったが。
目敏く気付けば
少し雪菜の胸が大きいような気がしただろう。]
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