77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】
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それほどなんだ。
褌に収納するくらいだからな。
胸の大きな女子が揺れると痛いと言っていたから。
やはりこうした突起物は揺れると痛いのだろ――うおっ!?
[ナニに手で触れられ声が裏返りかける。
何やらこちらを見つめながら問うてくるが一体誰なんだこの幼気なリンにそんなことを教えたのはと男は自分で教えるものだろうと思っていたことをされて困惑していた]
お主、そこはな。
大層過敏な場所なのだ。
言わばその行為は眠れる熊を起こすようなもので――。
[むくりむくりとリンの手の中でナニは大きくなっていく。
元からヒートアップしていたそれは手に収まりきるのだろうか]
撫でてもナニもでんぞ。
ああ、ナニもでんとも。
大きくなったら教えてやろうと思うから。
あまり触れてくれるな。
[そう、ナニもでないということにしておこう。
そうしたい。
男は引き分けを狙うためリンの背筋に指を這わせていった*]
終わりなき運命から選ばれし二途は
ラサルハグとソフィアの決断の象徴。
たとえその決断が偶然であれ必然であれ
その言葉もまた決断であると。
ラサルハグはただ静かに
その決断を受けいれ、讃えるのみ。
***
幾許かの月日が流れた時
高く聳え立つ木の上に立ち村の様子を眺める蛇は
今日もまた人間の変遷を見る。
『神』の庇護をなくしたことに気づくか否か。
本当に見物であるのはその事実に気づいた時だ。
ラサルハグに食事は不要だ。
しかしそれは生命活動の話であり
その娯楽を知った以上はその香気に
意識を引っ張られる他になく。
木から飛び降り洞窟の側へと脚を生やした先で
ソフィアの作る食事を給わることになる。
「味は分からぬが
食べていて幸福は感じる。」
今でこそソフィアには話せるだろう。
本当は味など全く分からぬラサルハグは
幸福を感じるかどうかで測っていると。
幼き頃に一度受けた恩が幸福であるが故に
「美味」であると。
時間が経ってからでなければ
伝えられぬ事もあるのだ。*
[もじもじとだが緩やかに足を開く彼が
紡ぐ言葉は甘い。優しく扱いたくなるほどに主が愛おしいのだ、と言外に含めて、彼の中に押し入った。昨晩明けるまで味わった其処は求めれば求めるほど、離れたくないと添ってくれた。何度と味わい、貫いているうち、彼の瞳から涙が溢れるのを目の辺りにして。
ぎょっとした。]
…婿殿…
[何があったのだ。
嫌な事があったか、とその涙を拭おうとして抱きしめられて動きは止まった。何をという驚きは彼の力の強さゆえ、此方を離さぬとばかりの力に息を飲み。それから熱い息で囁かれた言葉に、声を飲んだ。]
……。
[生まれ変わるのを待てない。
――浮気する。
其れは、愛おしい婿殿の不器用な愛だった。良いと言われたら困るのに、そんな事を言い。それだけでなく殺意まで見せる彼は、かんぅを思っているのだ。と分かる。
婿殿はかんぅをとても愛しているのだ。
その事実に何か答えようとして]
[胸にと透明な玉が吸い込まれるのを感じた。
笑う彼の言葉の数々、
最後に謝る声
そして誤魔化すかのような囁き]
………婿殿。
[全てを聞いてかんぅは彼を抱きしめた。
触れる肌は暖かく、息をすれば、彼の心臓が近く感じられた。胸の中にある如意宝珠が音をたて鼓動しているかのようだ。生まれた瞬間から彼の傍にあったものが今胸の中にある]
つまり
生まれたときから死ぬまで
婿殿とかんぅはともにあるのだな。
[一家に一台かんぅ。
いや、貴方の傍にかんぅか。感激が肩を震わせ、彼を抱く力が強まった。そして肥大する熱の強さ。そうそれは、如意宝珠の力かもしれない。びっくでびっくになって体内をうっかり圧迫してしまう。ぎゅっと抱きしめたまま、軽く腰を揺らし]
…まいった。
かんぅは、死しても
すぐ生まれ変わるつもりではあったが。
[かんぅはそもそも死ぬのかどうか]
……婿殿は
それ以上にかんぅのことを
思うてくれていたのだな。
[ふっと笑い。
それからこつんと額と額を合わせれば、ちゅっと触れるだけの接吻をして彼の肩口に少しばかり甘えるように傾けよう。彼の方が一枚も二枚も上手であった。また惚れてしまう、いや、惚れ続けているのが、更に増すばかりか。
腰を緩やかに動かして
彼の中を開き]
……酷く抱いてと言ったな
すまぬ、ヤオディ。
[優しく丹寧に腹を熱がいく。
傷をつけないようにというより、刻みこむようにという方が正しく。彼の中を押す熱は媚肉を引っ張り此方の形へと馴染ませていくように彼を抱いていくのだ。何度も何度も擦りつけ]
…かんぅは、今を刻みつけたい。
[浮気などさせぬ。
命の無駄づかいなどせぬ。
そんな思いをひとつひとつ込めて、重く長く彼の中を貫こう。一度は時間をかけてじっくりと、二度もまた時間をかけて。続けて打つのは長く彼の中をじくじくに蕩けさせ。
腹部で彼の熱を擦り。
胸部を合わせることで鼓動を聞いた*]
なるほど
走ると痛いものなのか……
それは少し、いいやだいぶ
不便なものなのではないか?
[ 褌に収納などと言われても
そも、褌は布であり人体の一部ではない
なぜ不便のないようにできていないのか
己からしたら不思議にしか思えないわけであり ]
胸のことわからんが
突起物というならば
耳も鼻もでておるものよ?
だが、走って揺れとして
どちらも痛くなどならん
鼻はぶつけると痛いがそれだ──ん?
[ やんわりと撫でながら
不思議なことを夢中になって考えていた
そうしていれば何やら嫁が奇声を上げ
焦ったような様子を見せたものだから ]
おぉ!大きくなった
なぁ冥桜、育ったぞ!!
なるほど
これは触ると育つのか
[ 新しい発見に夢中の身には
もはや静止の声など右から左
さらに撫でればさらに育つものかと
大きさを増したそれを両の掌で包み
撫でていれば、背筋への悪戯の邪魔が入り ]
ふ、ぁ……っ
こ、これっ!邪魔をするな
我は今、忙しいのだっ!
[ 背筋を這う手に
ピリリと痺れに似た何かが走る
なんとも形容し難い感覚
それ自体は決して不快などではなく
むしろ心地よいというのが正しいもの
とはいえ、いまはこちらの研究が先。と
それの上の方、段差の辺りを撫でるようにして *]
[ああよかった。人の理(ことわり)を持つかんぅに、白竜の長寿を押し付けた。
人の身である本人の許可なく強引に、魔物の理を押し付けた。
長寿を喜び、それを求める者もいるが、かんぅがそうだとは限らない。
だからこそ相手の考えも聞かずに強引に事を行った。
共に、同じ時を生きたい。
それだけでは足りず、死が二人を分かつのが寂しくて、彼を縛り付けた。
元は人であるかんぅが死ぬ運命だった時から、自分の命を分けてかんぅと生きるから、竜としての寿命はあり得ないほど少なくなるだろう。
でも、それでもきっと自分は後悔しない。
彼が嫌がらない素振りをしてくれたのが嬉しかった]
そうだ。
そちは余と、生まれた時はともかく、死ぬ時は一緒に、だな。
[そう笑えば、かんぅのびっくなものが自分の中でびっくびくになってしまっているのを感じ、あぁっと体を揺らす。
それだけでなく、かんぅが抱きしめて腰を揺らすものだから、いやいやと首をふり、それと同時に目の端から先ほどの涙が零れ落ちる]
生まれ変わったからって、すぐに出会えるとは思わなんだ
そちが人間に生まれ変われるかもわからぬぞ?
どこにいるかわからぬそちを、余はどうやって見つけるのだ
[ぷいっと楽観すぎるかんぅに拗ねたようにすれば、かんぅが額と額を合わせてから軽い接吻をして、そして肩に顔を摺り寄せる。普段は自分の方がすることの多いポーズだが、今日は甘えたい気分なのだろうか。
なぜかお礼を言われて、うむ、とほほ笑んだ―――が]
ああ、んっ!!
……名前……っ
[押し倒されて、ゆっくりと灼熱が中を焦がしていく。丁寧に、じっくりと刻み付けてほしかったから、ひどく抱いて欲しいと言ったのだけれど、かんぅはこういう形の刻み方を選んだのか。
名前を呼ばれて、思わず顔が赤くなる。
なぜだろう、ものすごい照れてしまった。
しかし、それに暇も与えず、ずん、と重く響くような律動でかんぅが動き出す。
かんぅの大きなものが躰を刺し、貫き、引き裂いていく。
痛くはない。痛くはないのだけれど、一突きが重たすぎて、体をひくひくと震わせて受け止めるしかできない。
体を重ねるように彼が乗り上げてくるので、押しつぶされるような気がする。
欲しい場所、触れたい場所に全部かんぅを感じる。
やはり、この抱かれ方が好きだ]
あ、あああぁっ♡
[きっとこの吐く息や肌の熱気だけでも自分は感じてる。
かんぅの腹部や胸部の厚さや圧迫感だけで、何度も擦られる前だというのに、先に達してしまった。
ぷぴゅっ と頼りない、透明に近いものがヤオディの雄の先端から出て、体を震わせて、感じた*]
不便かどうかは考えたこともなかったな。
産まれてからずっとあるものだ。
これが無いというのもよくわからん感覚になりそうだ。
[ナニやら競うように背筋を撫でながら男は余裕など一切ないことを隠しもしてはいなかった]
それはお主、鼻も耳もあまり揺れぬだろう。
こやつはなぶるんぶるん揺れるのだ。
揺れが大きいと痛いものだぞ。
[ナニしろうっかりと弱点を曝け出した瞬間に水を得た魚のようにはしゃぎまわるのだ。
イカ様にしてこれを止めろというのか甚だ分からぬし、蘇芳と緋扇は苦労したのだろうかと少しばかり会ったこともない二人を思っておくがそれも一瞬のことである]
邪魔ではないぞ。
これは予がお主を知ろうとしている行動なのだ。
なかなかに忙しくてな。
止めてやることも出来ぬやもしれぬな。
[然しながらリンは此方の弱点を責めているのに対し、此方は背筋を撫でたり項を擽ったりとしか出来ぬ状態だ。
よもや育ち切っておらぬ体に対し春画的な悪戯ができようだろうか、いやできぬ]
ぐっ、ぐぐ――……お主、そこは、いかんぞ。
[段差を撫でられると腰が退ける。
退けた分だけリンの身が湯舟に沈むが元より溺れることもない深さであろう]
こうなれば奥の手だ。
こうしてやろう。
[ほれとリンの身体を横抱きにする形で膝の上に乗せるようにすると男は指先を背筋から離して足へと向けた。
足の裏、そして指先とその間を擽っていくのである*]
[寂しがり屋の白竜は一つ隠し事をした。
其れを番となった者が察する事はあるかは後次第。今はただともにある未来を大事に抱きしめて、生まれたときは違えども。と笑う彼が死ぬときは一緒というてくれるのなら、其れに応えよう。別れ離れる事がないように。
一人、戦場で死なぬように。
――いやいやと
涙を零す彼の雫を掬い]
ははっ、確かに。
だがこのかんぅ、婿殿への思いは
山をも砕く所存。たとえ蟻となろうと
馳せる気であったが。
[拗ねる彼に対して笑う声は冗談に聞こえない。
かんぅならやりかねない。そんな実績があったが、あまりの楽観に彼が拗ねるのも道理であろう。普段とは異なり自分の方から彼に甘え、気持ちを伝えていざというところで。
彼の様子がまた変わった]
…婿殿?ああ。
[顔を赤くする彼に
ふと気づけば、抱き寄せて引き寄せ肉体の奥を熱で突いた。確かに強くされど乱暴には、酷くならぬように優しく抱いて。それから、唇を耳元に寄せれば息を吹きかけ]
…愛しておるぞ、ヤオディ。
[再び彼を呼んだ。
照れる理由を何となく察すれば、とっておきで彼を呼ぼうと甘い声を寄せ。それから、押しつぶすように彼を抱いた。全身でヤオディを味わっている。其の感覚が堪らなく好きだった。全身で味わう彼は、自分を求め啼いている。
溜まらず掻き抱いて距離を縮め]
……むっ!!!!
[くっ、と呻き声を漏らせば
彼の熱から透明に近いものが出、、それと同時に中が締まるのを感じ、気づけば、熱を吐き出していた。其れが元気なのは彼より与えられし熱のせいか。みなぎる力はまだまだ老いをしらず、死から彼を遠ざけるもの。はぁはぁと肩で息をしながら彼を掻き抱いて、頬にかかる髪を避け]
……また汚してしまったな。
[折角洗ったのに。と笑い
それから、汚してしまったのだから。と達したばかりの彼を抱きしめたまま、また腰を揺らした。出たばかり、自分の熱もまだ力を出し切らぬ分、彼の中を突く角度は異なり更なる感度を導くか。手はそのまま透明に近い液を出した熱に向かい。
その先端をぐりぐりと押して。
気持ちいいを確かめ
扱きだせば、彼の悲鳴ににた嬌声は聞こえるだろうか*]
| ── 来たる冬 ──
では、行ってくる
見つければ村近くまで届けねばならないのでな、 遅くなるだろうが、心配しなくていい
[ 戸口に立った千を見下ろし、頬を撫でる。 人よりずっと強く逞しくある鬼の身体とはいえ、 凍える空気の中その命の温かさが愛おしい。
少しばかりの名残惜しさを覚えながら、背を向け山の奥へ歩き出す。
その日、独り寺を出たのは陽が昇りきった刻 薬屋の店主が訪ねて来た後だった。 ] (48) 2021/07/01(Thu) 1:56:16 |
| [ 奪い合った時間、抱いていた温かさはもう名残も無い。 >>37 その分過ぎた日々で、幾度も触れてきた。 すっかり梔子の実が橙に染まり、収穫を終えたのは数日前のこと。 辺りは白に包まれ、すっかり姿を変えている。 この百数十年山で過ごし、数える程しか見たことのない雪。 やはりこのところの気象が影響しているのだろう。 店主曰く、その中で一人の子供が朝から山に遊びに行ってしまい 昼を過ぎても帰ってこず、村人が立ち入れる範囲では見つからない。 先日実を引き渡した際、寺を気にしている様は気に掛かったが 村の者など皆、どうせ千を嫌っている。早く喰われろと思っている。 引き合わせたわけでもないなら、そこまで気にすることもない。 千について口に出して何かを言うでもなかった男の願い、 小さな子供の命が掛かっているとあれば、引き受けぬ理由は無い。 ] (49) 2021/07/01(Thu) 1:56:32 |
| [ 独特の感触を踏みしめ、音を吸い込む世界を征く。 吐いた息が白く煙のように立ち上り、消える。 ──どんなに寒い思いをしているだろうか、可哀想に。 鬼が探しに来ても、きっと迷子は怖がるだろう。 共に帰るどころか逃げてしまうかもしれない。 それでも、鬼の歩みは途絶えない。 恐ろしがるからこそ、在るべき場所に戻さなければならないから。 誰かに見つけてもらうのは >>34 とても救われることだと、知っているから。 ] (50) 2021/07/01(Thu) 1:56:54 |
| [ だが─── ] (51) 2021/07/01(Thu) 1:57:06 |
| ……一体、何処に行ったんだ [ 山は何処までも静まり返っている。 どれ程歩いても、痕跡は見つけられなかった。 同胞が騒いでいないのなら、つまり襲ってはいない。 雪はとうに降り止んでいる、 途中からでも隠されていない足跡がある筈だ。 陽の傾き始めた空を木々の合間から確認し、ふと気づく。 ああ、 そういえば性別も名前も聞いていなかった。 ]* (52) 2021/07/01(Thu) 1:57:19 |
ッ……
[だが、立っていたのは待ちわびた鬼ではなく
大鉈を携えた中年の男、招かれざる客。
男が薬屋の店主であるともその娘達に起きた悲劇も、鬼に引き合わされず語られもしなかった千は知らないが
開いた瞳孔や発した言葉、生き物としての本能の警報が危険をありありと伝えてくる。
戸口は相手に塞がれている。後退るしか出来ない。
台所にある戸から外に出られる、逃げる隙を見つけなければ──]
あ゛……
あ゛あ゛、あ゛ぁぁっ!!
[振るわれるのは想像したまま。
避けようと身を逸らせた時、起きたことは想定外。
嫌な音を立てて失われた視界の半分。
叫びに近い悲鳴を上げながら蹲り、たまらず熱と激痛を発する部位を手で抑える。
千はただの人間だった。良い家に生まれ、閉じ込められてもその中にいた。
こちらに殺意を持った相手との戦いの術など、持っていない。
伯父に振るわれる暴力は拳か足で、気絶すらしない程度のものだった。]
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