人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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【人】 ウーヴェ



   一つ、言おうと思っていたことがある


[ こんな言い出しから突然始まった。 ]


   歴史の中でヴィムは国と国民にとって
   悪役であり嫌われると言ったな?

   
   『メルヴェイユ』の国民を
   甘く見てはいないか?


   ヴィムの国は魔法国家だろ
   魔法使いってのは
   歴史を学び
   自然と心を通わし
   学に富み、向上心がある
   そして総じて変わり者

 
   な? アンタにだって共通するところが
   あるだろ?

 
(153) 2022/05/26(Thu) 6:37:39

【人】 ウーヴェ



   ヴィムの国の人間だって馬鹿じゃない
   真実に違和感を持ち、気付きはじめるものだって
   いるのではないかと俺は思う


   それが人によって作られたモノなら
   尚更に



   完璧な人間なんていないんだよ
   みんな、みんなどこか足りない

   だから人って補い合って生きているんだ


 
(154) 2022/05/26(Thu) 6:37:45

【人】 ウーヴェ



   慣れ親しんだ話なら余計に
   その国の歴史が知りたくなる
 
   悪が悪となった経緯に興味を持ち
   調べる者だって現れる
 
   そこに辿り着けるまでには時間がかかるだろう
   でも不可能じゃない、と俺は思っている
   優秀なんだろ? 『メルヴェイユ』の国民は

   丁寧に包装された箱でも
   年月が経てば綻ぶ
   さらに時が経てば穴だって開く


 
(155) 2022/05/26(Thu) 6:37:58

【人】 ウーヴェ



   もし、真実が明るみになりそうになった時
   ヴィムはどうする? どうしたい?
   答えはいらない。考えてくれるだけで十分だ

   守りたかった子を
   今も守れるのはアンタだけだ

   その時の行動で
   俺はヴィムの刻が動き出すのではないかと
   思ってる

   これは俺が思ったただのたられば話
   でもあり得ない話ではないだろ?
   きっとタイムリミットはやってくる


 
(156) 2022/05/26(Thu) 6:38:19

【人】 ウーヴェ



[ 国が動けば歴史も動く
  未来であれ、過去であれ
  それはすべて人の手によって作られて
  隠されて、そして見つけられる。
  俺にはそう思えて仕方ない。]


 
(157) 2022/05/26(Thu) 6:38:30

【人】 ウーヴェ



   俺たちにはたくさん時間がある
   でも俺はヴィムの時間が動いて欲しいと思う

   止まってるだけじゃ死んでるのと一緒だろ?
   ……まあ、俺らは死んでるんだけど
   説得力がいまいち出ないな



   あ〜〜……ヴィムにねじ巻きが付いてたら
   力一杯巻いて動かしたいのにな

 
(158) 2022/05/26(Thu) 6:38:43

【人】 ウーヴェ




   俺の、やること……そんなもの



[ なにもない。なにも。
  あったとしてもそれは
  人の幸を奪うことだ。


  随分と痛いところを指してくる>>88

  俺のやることなんて
  出来たらとっくにやっている。


  言ったろ? 俺も臆病者だって。 ]**


 
(159) 2022/05/26(Thu) 6:39:42
ウーヴェは、メモを貼った。
(a20) 2022/05/26(Thu) 6:54:36


[ あの話の真実は1つ。
  姫は賊に攫われたこと。


            嘘が1つ。
            騎士が姫を救い出したこと。 ]
 


[ ほんの僅かに、手が届かず。
  耳障りな嗤い声と共に
  私の目の前で彼女は攫われた。


  …追わなければ。
  首を飛ばされるだけでは済まないなんて
  罪と罰の行く末など今はどうだっていい
 
  守ると誓った
  己の意思で、その日まで命を全うすると

  嫌いだった
  嫌いになんてなりきれなかった
  一番近くで6年もの間、見てきたんだ

  失いたくない
  守らなければ
  助けなければ
  駆られる衝動の正体を僕は知らない まま。 ]

 


[ 薄い魔力の痕跡
  途中、途中、途切れ
  迷いながらも、追いきった。

  暗雲立ち込める趣味の悪い敵のアジト
  まさかダンジョンの中層部から
  通じているだなんて。


  一歩を踏み出す度に
  ざり、と土の軋む音がする。 ]



                 …けて、



[ 遠く
  微かに耳が拾いあげたのは、
  か細い女の子の声。

  ぷつり、と 慎重の糸が切れて落ちる。

  うだうだとしている暇はない
  考えを纏めるより先に、
  声の聞こえた方へ駆け出した。

                  愚かだった。 ]


[ 辿り着いた部屋に居たのは
  賊のリーダーらしき男
  縛られて床に転がされている主

    姫様と幾分も歳の違わないだろう
    二人の少女 2人とも違う国の姫だ


  認識するまでの数瞬の間に
  
一人の少女の首が持ち上げられる
 ]
 


[ 目が合った。
  にぃ、とリーダーらしき男が 嗤う。

  石より冷たい、非道へ堕ちた者の眼。

  ───動けない
  逸らすことも 閉じることも出来ない


  悲鳴が 耳をつんざいた。 ]

 


[ ─────赤。赤。赤。赤。
赤。


  少女の
い服を穢し 
  床に滴り落ちて広がっていく

  視界の全てを埋めつくした。


  僕の顔を見た瞬間に、刺したのだ。

  けたけたと厭らしい嗤いが、響き渡る。 ]


  「 ────お勤めご苦労!
    よくやったね、君が一番乗りだ!


    ほら、そっちの子だよ
    返してやんな、わりと優秀な騎士さんにさ 」


[ …何を言っているのか
  分からなかった。  一番乗り?
  
  困惑の収まらないうちに、
  下っ端らしき男が姫を…ヴィオラを、
  連れて 返してきた。

  酷く怯え 震える身体を抱き締めて
  欠けてしまいそうなほどギリ、と
  歯を食いしばって未だ嗤う男を見る。 ]

 



    ………一体、何が目的なんだ


  
[ 犠牲となった一人の少女の
亡骸
を前に
  呟けたのはそんな一言だけ。
  

            遊んでいたのだという。

  三国の王女を攫って、
  誰が一番に助けに来るか、と。


  もう帰っていいと言う男に、
  逃がすかと食いかかりたい気はあった

  …訓練された騎士を欺くほどの魔法の使い手
  ヴィオラを守りながら
  この数を相手にするのは、…無理だ。
  逃がしてもらうしか、選択肢は無い。 ]

 



   ……その子は、どうするつもりだ



[ ──それでも、生きているもう一人を
  見捨てて帰るだなんて そんなことは出来ないと


  男を睨みつけた。

  男は変わらず、嗤っていた。 ]

 



 「  殺すよ?

    当たり前だよね
    騎士くんが無能なのがいけないんだからさ
    この子の騎士は来てないんだ。

    …なぁに、その目。文句でもあるの?
    なら、君のお姫様

  この子の為に  犠牲にする? 」


 


[ 絶望の二択
  主に奪われた生存。

  …事の顛末だけを記す。
  少女は二人共生き残ったが、
  騎士の活躍によるものではない。


  一人の少女が
  その身を差し出すことによって、見逃された。


  私はまた、何も出来なかった。 ]

 


[ その日から 王女は毎夜 
  悪夢に魘されるようになった

  魘されても大丈夫だという彼女を
  見ていられなかった。


  私は王に全てを話した。
  年若い少女が 身体を犠牲にすることを止められなかった
  自分の力ではどう足掻いても 誰かが死んでいた

  それでも
  命を持っても償いきれないことをしたのだ、と。

  王は言った。 ]
 


  「 ──…忘れさせなさい。

    増える罪は 私も共に背負おう 」



[ 人の記憶を操る禁術。

  王女を蝕む破瓜の記憶を奪った。
  彼女の数年の記憶までも、犠牲にして。

  …それより現在に至るまで
  僕は 奪った記憶による悪夢を 見続けている。 ]

 


[ 吐くような痛み 胸を突き刺す下卑た視線


  許して  


      ゆるして


    赦して



           
ころして。
 


  声が頭の中を木霊する

  返してしまえば きっとこの
痛み
は消える
  返せるはずがない 
  それが
で 彼女の幸せになるのなら ]

 


         [ 自由になりたい

  
         
幸せでいて欲しい


  なら もう
  抱えて死ぬしか、ないじゃないか ]


 [  開かない扉に縋り着いた昼
    誰にも話すことの出来ない記憶

    相反する悩みの答えは
    未だ 見つかっていない。  ]**

 

【人】 ウーヴェ



[ 呼ばれて視線を向ければ
  その先は少し詰まったように少し止まって>>96
  何かを聞こうとして飲み込んだ言葉。

  それはおそらくこちらを気遣ったのだろうと
  思われて。小さく笑みが溢れる。 ]


   
  ん? なんだ
  俺のこと気になる?

  俺、話そんな得意な方じゃないぜ
  上手く聞こえるのなら
  きっと話しやすい雰囲気なんだろうな

  俺にも友と呼べるヤツがいたんだ
  だから友人の為にっていう気持ちが
  わかるっつーか

  俺、お客さんのこと興味あるんだよな


[ にんまりと笑って目の前の椅子に座る。 ]

 
(188) 2022/05/26(Thu) 20:48:34

【人】 ウーヴェ




  だからさ、教えてくれよ

  今までどうして、これからどうしていくのか
  なんでこの店に来ることにしたのか。とかな?
  友人の自慢話でもいいんだぜ
  

 
      [ さて、
        少しだけ饒舌になったことで>>103
        どこまで聞くことができたか。 ]


 
(189) 2022/05/26(Thu) 20:48:47

【人】 ウーヴェ



   そうなのか? 勿体ない
   いい飲みっぷりだぜ
   そうだなぁ、酒に酔わずとも
   雰囲気でも酔えるっていうからさ
   誰かと飲むお酒とかどうだ?

   そのお店のマスターでもいい
   隣に座ったやつでもいい
   一期一会っていうだろ?
   一緒に乾杯して飲むお酒は人それぞれってな

 
(190) 2022/05/26(Thu) 20:48:57

【人】 ウーヴェ



[ 雰囲気に酔う、人に酔う、酒に酔う
  この店の空気をいっぱい吸って
  店に酔ってくれてもいい
  ただし、酔い過ぎると……
危険だぜ? ]


 
(191) 2022/05/26(Thu) 20:49:08

【人】 ウーヴェ



   そうそう、飲み比べ
   俺もそこそこ強いんだぜ?

   お? 言うねぇ
   何も残らないってか

               なんか怖いな


   背筋が凍りそうになったわ
   ゴーストを怖がらせるとか
   なかなかやるじゃねぇの


[ ブルってる訳じゃないからな
  戦略的撤退ってやつだ。
  ザルは相手にしないのは常識だろ>>103 ]


 
(192) 2022/05/26(Thu) 20:49:14

【人】 ウーヴェ



   生きる意味か
   言い切れるのはそれだけ覚悟をしてるんだな
   潔いというべきか、格好良い生き様だと思う

   望んで、行動して、納得する
   それが自分のエゴであっても
   相反する思いを抱いたとしても……>>104


 
(193) 2022/05/26(Thu) 20:49:27

【人】 ウーヴェ



[ 瓶を受け取れば俺の意志は決まった>>105 ]

   
任せな

   俺もアンタとその友人の為に
   一肌脱いでやるよ

   この世に二つとない酒を作ってやる
   二人分な
   友と一緒に乾杯はしたか?
   まだなら俺の酒でしてくれ

   その友人と、一緒に飲んでくれ
   いっつも相手にあげるだけだったのなら
   それじゃあきっとその友人だって
   アンタと一緒に飲みたいって
   思ってるかもしれないだろ?


[ 二人分だからもう一本瓶があったらもらおうか
  なければこちらの空き瓶から調達はするが

  立ち上がって「ビールもすぐ持ってくる」と
  厨房へ。……行く前に ]


 
(194) 2022/05/26(Thu) 20:49:59
 




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