人狼物語 三日月国


7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】

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  質問に質問で返すのか?

  ん、……そうだな。
  俺は、リーの全てが好きに決まってるだろ?
  

[ 同じ質問を返されるとは思っていなかった。
 普段ならばこの程度の返しは想定している筈なのだが、
 理由を語られた直後、頭が回っていなかった。

 差し障りの無い返答を置くと同時に、
 闇の中、一際煌くレッドベリルが心臓を射抜いたかの様に、
 どきりと脈打ち鼓動を速める。]
 


[ リーは、出会った頃から常に輝き続けていた。


 出会った頃は、光量の調節が分からない
スポットライト。


  ( 時に荒振り、時に皆の目を覆ってしまい
   居るだけで、否が応にも目立ってしまう。)


 素直になってからは、ふわり優しい
間接照明。


  ( 光の調節方法を覚え、自らは出しゃばらないのに
   存在感と雰囲気で、接した人を心地良くさせる。)


 沈んだ俺を救い上げてくれた頃は、影の隣で静かに佇む


  ( 深淵に現れた救世主。この時、救いの手を掴まなければ
   今の俺も、リーも無かったかもしれない。)
 

 そして今は──……全ての存在に光を与える
太陽


  ( 存在するだけで皆が奴を慕い、近寄って来る。
   時に眩しすぎるくらいの輝きを放ち、
   あまりの眩しさに、最初は目を閉じそうになったことも。

   今となっては、この輝きが存在しなければ、
   俺は先に進むことは出来ない )]

 
 ……リーには全て知られてるから。
   片意地張らなくても済むのが、気楽でな。   
  
  これでも俺は役者、演じることが仕事だ。 
  ……俺はずっと、偽りの自分を演じていた。
  皆に嫌われないよう、好かれるように。
  『明るく頼り甲斐のある、好感度の高い兄貴』を
  演じてたんだよ。
  本当の俺は、あの通りだ。

  でも、リーの前では気取らなくても良いって気付いて。 
  そう考えると、凄く楽になってな。

  そのことを教えてくれて、
  且つ、こんな俺でも好きだと言ってくれて。

  
[ 余裕があるように見せて、子どもっぽいところ。
 強がりで、見栄っ張りで、プライドが高くて。
 それでいて脆くて、弱いところ。]


[ ── 先程、言われた時、手を強く握っていた箇所だ。
    変なことだが、そう言って貰えたことが、嬉しくて。]

 

 
[ 髪を下したラフなスタイルのまま、重荷を捨て自然に語る姿は、
 何処にでもいる一人の青年に戻っていた。

 手を握ったまま、星空を眺めていると気付く。
 いつの間にか、鐘の音もほぼ聞こえなくなっていた。]


  あの時、決めたんだよ。

  『ヴィクとリー』で、勝利を掴もう。
  そして……願わくば、俺の勝利を、リーに捧げたい、と。
  
  
[
 実際、後に主演として舞台に戻り、結果は大成功。
 奇跡の復活を果たすことに成功した。
 舞台を終えた後、真っ先にリーの下へ駆け寄り、
 あの雨の夜の再現の如く、ぼろぼろに泣き崩れていた。

 ──唯一違うのは、涙が嬉し涙だったこと。]
 
 

 
[ 漸く貸切となった鐘の下へと戻って来れば
 静寂の中、月に照らされた十字架は一層神々しさを増し
 光は祝福するかの如く、鐘を鳴らす二人を照らす。]

 
  ……俺もだ、リー。
  この先何があっても、一番大切で、特別なリーの傍にいるから。


[ 例えこれが祝福で無く、試練の始まりだとしても。
 どうせ波乱万丈の人生を送って来た身だ。
 多少の荒波がある方が面白く、燃え上がるというもの。

 それに、最愛の人が傍に居てくれるのだから。
 勝利の名を冠す俺達を打ち負かすものは──無い。]


[ 手の甲に誓いを刻まれれば、しゃがみ込み目線を合わせ、
 愛する人の顎を指先でくいっと持ち上げる。

 じっと覗き込めば、レッドベリルは夜でも輝きを失うどころか
 月の加護を受け、一層妖しさを帯びた美しさを増幅させていた。]
 

 
  俺の全てを、リーに捧げよう。  
  ……どうか、生涯、俺と共に。
 
  
[ 今度は己から、誓いの口付けを手の甲に落とす。



 
──大空に、流れ星が降り注ぐと同時に
   恋人達にも、永遠の愛が降り注いだ。
]
 

 


[ これから帰るかと歩き始める直前。
 ひょい、腰と脚を掴み両腕で抱きかかえ──お姫様だっこを。]


  よっ─…と! ほら、よく見えるだろう?

  でもな……、俺の王子様の方が、月や星よりもよっぽど綺麗で
 ずっと俺を輝かせてくれているけど、な。


[ 見た目より鍛えているリーでも、特段重くは感じられない。
 一応言っておくと、俺は力はあるが瞬発力が無いだけのこと。

 帰り道歩くのはさすがに無理だ。人も居ない鐘の下、
 偶にはお姫様が王子様を抱っこしてもいいよな?

 
──……つまり、したかった気分だったんだよ。

 
 結局すぐに降ろすことになったが、唐突の悪戯に
 へらりと少年っぽく微笑みながら、部屋への帰路に着くことに。]
 

 
 
 
[  ──今宵も、月が美しい。 ]*

 
 

 
 
─ ホテル・スイート ─


[ 恋人繋ぎで手を握りながら、スイートルームへと到着。
 初めてこの部屋に足を踏み入れてから、早数時間が経過。
 太陽が灼けるような日差し、白が映えていた部屋は
 シャンデリアが青白色を灯していた。]


  ふーっ、流石に疲れたな。
  明日は寝坊しないか心配だな。


[ 珍しく真面目に、荷物の片付けと明日の準備を行っていた。
 明日は早朝から、プールから見えたラベンダー畑に向かう予定。
 万が一寝坊しても済まんな、とは申告済みだが。
 何分夜行性なので朝には弱い。陽の光にもあまり強くない。
 
 とはいえ、少しすれば片付けの手も止まり
 普段のように、キングベッドにごろりと寝転がってしまう。]


  リーは疲れてないのか? 片付けとか明日でも出来るだろ?
  早く寝ないと明日起きられないぜ?


[ 既にベッドの主と化し、嫌味無く格好良いポーズで横になり
 ──暗に「此方に来いよ」と目配せを。]
 

[君しか知らない、夢の中の私たちは
一体どんな人物だったので、あろう

今の私に似ていて、今の私と違う
(私は蟹を口説きはしない。絶対にだ)

君をそこまで不安がらせると知ったなら
よろしいならば戦争だ、と
別霊基に喧嘩売りに行くことだって
あったかもしれないけれど

――――今は、こうしてはた目からは威圧感たっぷりでも
いじらしく甘えてくれる可愛い子に
目いっぱい、甘えてもらえたらと思うのだ]

[私にとっては、こうした甘えが嬉しいと思う

応えてくれずともなんて思わず
かまって、と示してくれたら
恋人としてはとてもきゅんとするものであろう

私とて、君を甘やかしたい心があって

   夢のなかのわたしは
   抱きしめること1つ、叶わぬ臆病者で


故に、全力で飛び込んでくる君を抱き留める

少しばかり、後ろに倒れそうになったので
今度筋トレしようと決意する筋力Cであった]

[今度は背でなく、胸元で、
頭をぐりぐりする甘えん坊

ああ、可愛いなぁと腕を君の背に回し
優しく、落ち着くように。或いは安心してもらえるようにと
撫でて、なでて


  
両腕のある、うちに
]


 今日は甘えん坊、だの。
 愛いことよ。


[囁き、小さく笑みをこぼすのだ**]



[ 生まれた時からただ一つ、定められていた。
  詠まれた予言。いずれ起こると定まった未来。
  肩口の傷痕は、それほどの意味を持っていた。


  たかが一つ、されど一つ
  四年半、僕はそれきりで杖握り立っていた。

  予言が果たされ、示された指針も今はなく。
  これからは自身で指針を探さなきゃならない。
  足許が覚束なかろうが前向きゃ勝ちならば、
  失われた記憶を抱えて、歩まなきゃならない。


  ……いずれ、僕という物語が幕を下ろすまで。
  それが何時なのかすら、霧の彼方でも。
 ]

 



(  …… この僕に、出来るか、と
   持てる力の欠片を貸してくれた人もいた。

   清廉さよりは闇すら強く感じる黒炎であれ、
   あの時ばかりは、ひとりじゃなかったから。
   頼ってもいいのだと、ようやく思えたから  )


 

[ 夢の中のシロさんは…
 今のシロさんと同じくらい?拗れてたんじゃないかなァ
 それでも最後には、ちゃんと向き合ってくれた。
 だから喧嘩を売らなくても大丈夫大丈夫

 (思い切りがつくと大胆なのも、シロさんと同じだ) ]



[ 胸に飛び込み、頭を押し付けるオレは
 さながらペットか子が甘えるそれだろう。
 恋人らしい甘やかさ、はまだまだ足りないかもしれず

 頭を大きな手で撫でられ、心地良くなる
 それは恋人になる前に、自然と出来た行為の一つだった ]


  シロさんはさァ…優しいよなァ


[ 背に回る両腕の暖かさに、少し不安が和らぐ
 そうしてオレも、ちゃんと無事な両腕で
 彼の背をよりいっそう掻き抱いた ]



  ………


[ そう。シロさんは優しい

 優しいから、オレの我儘も聞いてくれるし
 欲しいものも買ってくれる。
 寧ろ先んじて、オレの世界を広げてもくれるのだ ]


  ( こんな優しいシロさんはもてもてだろうなァ… )



[ 彼の生前の女性との関係などもそうだが
 (アレは色々と事情があるのだが、オレ自身はまだ知らない)

 シロさんは容姿と相まって非常にモテる。

 この間の休暇の時もオレがちょっと離れてる間に
 女性に話しかけられてたし。

 あの後誤魔化されたけどオレ知ってるぞ
 あれ「ぎゃくなん」って言うんだ!


 シロさんがオレだけを見てくれるのは百も承知。
 だが、シロさんを狙う人が他にいるとも限らない。
 ほら、「にくしょくけい」って最近流行ってるみたいだし…… ]

[ 我ながらびっくりするほど重い心の奥底に
 思わず自嘲したくなった。

 これは果たして、子の我儘に数えられるのだろうか
 人間一年生未満の己は、感情を持て余してやまない。

 …それでも、この衝動を我慢するのも難しいから ]


  ( シロさんも同じくらい重かったら良いのに…な! )


[ そんな自棄に似た思考の元
 唐突にがばりと顔を上げれば、彼の肩へと近づき― ]



   [ がぶり ]

 
 
 

[ 最初の一口は走るような痛みを伴って

 服越しでも伝わるそれは、己が噛みついたからだ
 唾液でべしょべしょに濡れるのも構わず
 今度は甘噛みのように暫し肩を食んでいたか ]

[ マーキングか、甘えの発露か、それとも――

 わからないけど、とにかくそうしたかった。に尽きる *]

[なにを、口にしようとしたのか。
フリーレは理解出来ない。
ただ”ろくなこと”ではない、気がした。

―きっとその心奥の思惑など覗かせはしなかっただろう。


死にたくない
って。
生きたい
って。

どうしたって言えなかった。
それは”人間”であるのを捨てるのを、躊躇した。

きっと拘っていたのは、自分だけ。

自分が自分をたらしめるのは
人間という種の枠組みなんかじゃあない。きっと。

きっと。……この悪魔は気づいてた。
気づいてて
何も言わずにフリーレの望みを快諾しようと、した。
]

[悪魔となった魂は、憎悪しか持たぬと少年が言う。
それなら、それで。

の繋がり
         零れる
こころ


泣いたり
笑ったり
喜んだり


――――こちらから流してやれば
         少しぐらいは、感じ取れるだろう?
 ]

[夢の中の私は臆病者で
それは現実の私、よりも尚
自分の感情に自信が持てなかった分余計に

でも、夢の中の私は知るまい
私のほうがずっと、ずっと
恋人に執着しているのだということを、だ

頭を撫でつつ、その幸せそうな様子
或いは満ち足りたように見えるかんばせに
なごんでいれば、我が体掻き抱く君の逞しい、腕 ]

(――――ああ、そうそう
 私は自分の容姿には無頓着ではある

 そういえば東京でクガネがトイレに行っている間に
 女性に話しかけられたことがある
 どうやら道に迷ったらしく、
 私も旅行者なのでと話していたら
 何故か知り合ったきっかけにと飯に誘われた

 先程軽食を食べてきたから、と断ったが
 らいんとやらの交換を持ち掛けられたところで
 クガネ、帰宅

 道案内を頼まれただけだぞ?というたが

 何故かジト目で見られた。どうしてだろう)



[そんな一幕があったとか、なかったとか]

[今日は特に甘えたよな。と目を細め
抱き着く君を可愛いとのんびり
 腕の中に留めていたものの――


 突如、だ]




[ ―――
痛み
が、走った ]

[これでも、幕末を駆けた英霊だ
痛みはあれども、声を上げるほどではなく
それが甘噛みめいたものにかわったなら
まるで猫のまぁきんぐ、或いは
甘えたさんのようじゃなぁ、とばかりに


喉が鳴った]

[服が濡れようが、かまわなかった
それが彼が、私に対する執着を表しているかのようで

彼の頭を、肩噛みつかれぬ方の手で撫でる

嗚。可愛いものよ]


 なんだ、もっと強く。それこそ
 血が出るほどに味わうても、よいのだよ?


[君は無邪気だから
時々、その無垢さから知識を、経験をより積んで得た時に
私よりももっと、人格的に優れた人物に
君が傾倒しないかいつも私は不安である

君を好きになり、君を愛するようになったからこそ
その無言の咢に歓喜する]

[君が思う以上に、私の思いは重いものだ
 
 それは君が良く知っているだろう?お前のためなら
 私は命も何もかも捨てられるほどなのだから]


 (無論、今は思い通じるようになって
  君と別かたれるが惜しいと思うようには
  なってしまったのだが)



 ――― どうせ噛むなら、痕にすれば
 よかろう、ものを。

[なぁ。と君の耳元に唇寄せれば
 常よりも吸う力、強く

 鬱血とまではいかぬものの、緋色の痣が執着めいて
 君の蟀谷の下に咲く]

[ シロさんが女の人に話しかけられてた時、びっくりしたんだぞ!
 「これが噂の…!」と戦慄しつつ急いで駆け寄ったんだ
 女の人は驚いてすぐに立ち去ってくれたけどさ。

 こういう時、オレの背がでっかくて良かったって思うね ]


[ 付き合う前は寧ろ出来ていた膝枕とか
 頭なでなでとか、逆に頻度が減っていたのだ

 それを加味しても、確かに今日のオレは
 甘えたなのかもしれない。

 (こんな奇行をしてしまうくらいには)
 ]


[ シロさんの肩を噛む力はそれほど強くない
 だって傷つけたくないし。
 でもむずむずと噛みたくなって、気づいたら
 こうしていたんだ。 ]

[ 
 ――ふと、耳元で何かが鳴った気がした
 ]

[ さながらじゃれる犬を甘やかす飼い主のような
 そんな風にも見えるだろう。
 こんな状況でも頭を撫でてくれるシロさんに
 余計にそう思ってしまう ]


  ひやふぁ(嫌だ)
  ――シロさんを傷つけたい訳じゃない


[ 彼の優しすぎる(然して、実際はより重いを込めた)言葉に
 オレはもごもごと抗議する

 ……嗚呼でも、その誘いは凄く魅力的だ ]

 




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