人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

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【人】 宵闇 迅



 真里花が可愛くないときがないからね。
 似合ってますよ。

[軽い音を立てて胸元に飛び込んできた妹を抱きとめ、>>68
 着付けを崩さないように背を撫でる。

 指先でさした簪を揺らせば、細工がしゃらりと鳴った。]

 先は丸かったけど、
 頭に刺さらないように気をつけるんですよ。

 畳に寝転んだりしたら、引っ掻いちまうかもしれんから。

[わかってはいたが、細い。
 成長途上であるということを差し引いても。

 膝に乗せて、背を撫でながら寝かしつけたことを思い出す。
 大した重さでないとはいえ、次第に痺れてくる足も、
 妹の安らかな寝顔で全く気にならなくなったことを。]
(74) 2021/01/10(Sun) 22:16:45

【人】 宵闇 迅

[徹夜明けで、寝る前にシャワー、というタイミングだったから。
 それに、女性は近しい男性親族の匂いを嫌うというけれど。
 離れるまでは好きにそうさせておくとして、
 身を起こすなり、微睡むのならそのタイミングで]

 さて、それじゃあ、おれも浴びるかな。

 ――あのマスコットのビビッドカラー浴衣しかない、なんて
 ことになったら、同じのを選ぶので。

[おそろいでもいいなんて戯れを引き継いで戯言を。*]
(75) 2021/01/10(Sun) 22:16:55
[色っぽい、と彼がため息がてら呟くのが聞こえて、内心ほっとする。
常識的なことを、と言っておきながら非常識なことにいざなっていることに自覚しているのだから。
彼が内心舌を巻いていることはともかく、意図的なのは当然で。
彼が扉を越えて追いかけてきてくれてよかった。

短時間だったのなら、彼の望みを叶えてもよかったのに。
彼にかからないように、何度も湯を布に染み渡らせれば寒さをしのげただろうから。
でも、彼は自分の方を優先してくれた。

裸体に貼りついた布は透けて、自分の雄も太腿をも露わにしていたから、彼はそれを当たり前のように触れ、そして引っ張ってくる。
湯舟の落ちる前に彼の腕に落ちた躰。
そして、彼の躰で温められ、温度差に火傷しそうな気持ちになるが、ほう、と息を漏らしていたら、気付けば目を彼の帯で覆われていた]

 おい……。


[まったく、と肩をすくめるが、彼は触れているから不安はまるでない。
彼の息遣いや水の音、そして唇を犯される音がやけに響くだけで。
彼の舌の柔らかさと、彼の味、口の中でくちゅりと音を立てて混ざる二人分の唾液の音などが生々しくて。
そして、自分の躰を撫でまわす彼の手の熱さと優しさに酔ってしまいそうだった。

離れた唇を追いかけず、上がった息を整えてから口を開いた]



 煽ってはない。………だけれど誘っているだけだ。



[それなのに仕返しされてはかなわないとくすくす笑う。

いつかどこかで似たような言葉を言ったことを彼は覚えているだろうか。
あの時も浴衣を着ていた自分。
彼が贈ってくれた浴衣を全裸の上に纏い、彼が誘いかけてくれるのをただ待っていた。
でも今はもう違う。今度は自分から誘ったのだから。
それだけでも成長したと言っていいだろうか。

躰に貼りついた布地は、先ほど彼が危惧したように完全に透けているだろう。
見えないからわからないけれど。
でも、湯の中でうごめき、足にまとわりつくもの。
そして空気中で自分の肌に触れているもの、その感触はざりり、と自分の敏感な箇所ばかりを擦っているようで。

わざと膝を立てて、ゆるゆると彼の股間に当たるようにして、くいくいと押し付けるのは視界を奪われた異種返し*]

【人】 宵闇 迅


 それはない。

[褒めすぎ、を食い気味に否定した。>>76
 兄は至って真面目である。

 いつだかに、それこそ、弟を持つ友人にも、
 一番気心の知れたやつにも、声を揃えて言われたことがある。
 いい父親になるだろうな、と。

 いつまでも兄は兄なのだけれど、
 確かに、一歩踏み出したそこを、
 ひとは父性と呼ぶのかもしれない。

 なにがおかしいのか、伝わってくる振動に、
 眉尻を下げて、口角がゆるむ。]
(78) 2021/01/10(Sun) 23:27:38

【人】 宵闇 迅



 その審議はあとにしようか。
 戦争になりそうだ。

[兄曰く気の抜けるマスコット、
 妹曰くかわいいマスコット。>>77

 なんかしらんがえらいウケたので、手打ちにしておこう]


 ゆっくりしてたら間違いなく沈むね。
 流石におまえに引きずらせるわけにもいかねぇですから、
 気をつけるよ。

[畳と仲良くしている妹を残して、
 からからと小気味よく開いた扉の向こうへと]
(79) 2021/01/10(Sun) 23:27:46

【人】 宵闇 迅

 ―部屋に帰りたい(心からの叫び)―

[思わず題字になるほどには寒い。
 降り積もる雪を心底、ウワァ、という顔で見上げて、
 ただ、晴れ間でないだけ気分はいい。ひたすら寒い。

 鳥肌が立った腕をさすって、
 修行もかくやといわんばかり、勢いよく掛け湯をしてから、
 端の方にずるずると身体を滑り込ませた。
 尻の下で少しぬるついているのは泉質によるものだろうか。
 ほかほかと立ち上る湯気に蒸されている気分だった。

 室内にいるときも思っていたが、
 雪が降ると本当に静かだ。
 水面を打つ源泉と、自分の身動ぎでたつ水音しかない。

 地元では雪なんてそうそう降るものじゃない。
 降ったとして、積もることなんて稀だ。
 よくて地面に残っている程度。山間部は多少積もるようだが]
(80) 2021/01/10(Sun) 23:28:09

【人】 宵闇 迅

[だらしなく預けた首を逸らして、空を見上げる。
 切り取られた景色は十分非日常を示しているのに、
 髄まで染み渡るようなお湯の温度だけはいやにリアルだった。

 思考に暗幕を下げられたように鈍る。

 ――静かすぎるのは実際のところ、あまり得意でない。

 ただ、辺りに漂う空気感が、そっと自罰に蓋をする。

 無心で雪が踊るのを眺めながら、
 手足を投げ出して暫くそうしていた]
(81) 2021/01/10(Sun) 23:28:20

【人】 宵闇 迅

 ―長風呂(当社比)―

[烏の行水とは呼べない時間ではあったけれど、
 それでも身綺麗にして室内に戻ってくるまでの時間は、
 世間一般でいうところの長風呂には当てはまらないだろう。

 ビビッドカラーのマスコット浴衣、は、
 幸いか生憎かなかったので、
 黒地に流水柄のシンプルなものを選んで身につけた。

 芯まで温まれば、普段から血行が悪いと揶揄される顔色にも
 僅かばかり血色が戻るというものだ。
 これで肩凝りが多少マシになればいいのだけど、と、
 軽く肩を回しながら、自分のポケットに入れていた荷物を
 引きずり出して、もう一度露天にリターン。

 ――流石に妹が居る室内で、受動喫煙させるのは頂けない。

 ここが禁煙であるかどうかよりそちらのほうが重要だ。
 携帯灰皿を片手に、慣れた手付きで火を灯す。
 冷え切ってしまう前に戻るけれども、
 こればっかりはルーティンとして譲れないので。

 いつもより手早く一服を済ませてから、漸く。
 室内に戻って、片手をあげた。流石にもう畳とは決別したろう]
(82) 2021/01/10(Sun) 23:28:32
[色っぽい彼の膝に甘えるのもきっと心地よい。
けれど、彼が寒い思いをするのを見過ごせる訳がない。彼を甘やかしたいという気持ちと同時に持つ甘やかされたいという気持ちだが、それは彼自身より優先される事はない。濡れた浴衣が貼り付いた体はやはり冷たく、腕の中に招いて正解だったと確信に至る。濡れた姿は綺麗だったから今度、雪のない日にお願いするのもいいかもしれない。

仕返しと評して隠した瞳。
肩をすくめる彼に笑いかけて]


 これぐらい可愛いものだろ?


[届けた声は咎められなかった。と
唇を奪い。体内からも彼を暖めた。ぬくもりが増す程に、彼の吐息の温度が上がっていく。そんな気がしてもっとと熱を与えたがる。生々しい唾液音と彼の身体に触れる手は、意識を持って。
彼の肌を焦がすが、

上がった息ととも離れた唇が紡ぐ言葉に瞬き。
少しだけ、首を傾ければ
なつかしさに息を吐く]



 …誘っているのか。
 そうか。懐かしいな、なんだか。
 あのときとは違うけど。


[自分が投げた言葉も
其れに返された言葉もあのときと似た言葉だった。蛍を思えば、視線の先には雪粒が見えて、ああこれも輝くのだな。と一人思う。彼の目は隠され、輝く白は見えない。濡れた浴衣も秘された目も、あの頃からの延長線であり、同時に成長の証でもあった。こうやって少しずつ自分たちの関係は変わっていくのだろう。もちろんいい方向に。

纏わりつく浴衣が彼を際立たせる。]


 …っ、こら。


[敏感な処を目立たせる其れを
見つめていれば、どうやら彼の方が誘いかけてくれたようだ。足が逸物に触れて、思わず息を噛み殺せば、抗議めいた声でその体を抱きしめた。いけないことを、そんな事を告げたのち、その体にと手で触れて。

指は濡れた衣類の上から胸粒を引っ張り]



 なあ、鬼走。
 一つゲームをしないか?

 …今からお前の口に挿れるものを当てて


[彼の足を片手で押さえ、
正解したら、これを中に挿れるからと甘い声を響かせるととも、自らの熱源へと彼の足裏を導き。すでに勃ちあがったそれで彼の其処擽るように擦れば、手を離し。どうだろうと彼に尋ねるがてら、見えない彼の頬を撫で。まずはテストな。と彼の唇の中に指を滑り込ませると同時に。
彼の逸物を浴衣越しに扱きあげだし。

こんな感じでどうだ。と問いかけた。
――問題は次だ、と薄く笑う顏を彼が見なくてきっとよかった*]

[恋人に対してとことん甘くて、どこかで理性的な彼に膝枕は拒絶されてしまったから今度する時は、彼がくれた浴衣かな、と思う。
その時ももしかしたらまた、二人で抱き合った思い出がよぎるのかもしれないけれど、今度こそはちゃんと正しい浴衣の着方を教えないと、とも思ってもいて。

誘った言葉は、ちゃんと彼の記憶の中に残っていたようだ。
あの時は煽るのが精一杯で。
夏の蛍に冬の雪。
昔の人はその傍らで勉学に励んだというのに、自分達は睦みあい、お互いの肌を彩る道具にしか使ってなくて。
ただお互いを見つめるためだけの添え物になっている。
もっとも今、自分は視界を奪われているから、雪は雑音を吸い、世界が彼が放つ物音だけにするための演出装置になっているが。


そして、この自分が大胆に行動させるための道具にもなり果てていて、彼の雄を自ら触れれば、彼の慌てた声がして抱き締められた。
お返しとばかりに胸の感じる箇所を引っ張られて、甘い声をあげてしまう。
見えていないからこそ、唐突にすら感じられて、驚きの方が大きくて、悦びが大きい]

 ん………?


[なんだろう、と見えないまま彼の方に顔を向ける。
変なものは入れないだろうと信頼はしているが、足をもちあげられ彼の熱に触れられれば、湯の中とはいえ、足を開くという大胆な格好をしているというのもあって、かっと躰が熱くなる。
足の裏がくすぐったい。足裏は性感帯の1つでもあるので、そこに触れられて自分も過敏に反応してしまったことを、彼に気づかれただろうか。
彼に頬を撫でられて、了承の意を見せるように口を開けた]


 これ、指………あ、ちょっと……っ!


[左手は頬に触れているから、右手の……大きさ的に人差し指だろ、と推理を披露しようとしたら、その考えを散らかすように屹立に触れられる。
思わず、きゅっと唇を締めて、舌で指を抑えてしまう。
それは感じた時に中がそのように彼の逸物を押さえこむ時にも似ていて。
歯を立てないように、できてよかった。
危ないから舌で頬の側に彼の指を押しやって。もごもごと抗議をしようとすれば、彼からの出題はまだ続くらしくて。
見えないからこそちょっと面白くて、鼻とか耳という可能性も……と色々と思考を巡らせていた*]

[甘い時間を繰返している。
けれど繰り返しは少しずつ変化をしている。
いい方向に、前に。それが嬉しくて仕方ない。
次に浴衣を着るときは、彼の膝に甘えよう。彼を自分で着飾ることを企みつつも、今は雪に光る彼の色に夢中だった。眼隠しをした彼には雪の壁は音を閉じ込めるアクセントになっただろう。大胆に行動する彼に虚を突かれて、抱きしめて、悪戯っ子のような彼に対して仕返しをすれば、反応はよく。

甘い声が普段よりも大きい事に興奮して]

[彼に仕掛けたのはクイズという甘いゲーム。
彼の足裏にて育った肉欲が主張する。其処が感じているのだと肉棒はダイレクトに伝え、次は此処を育てるのもありかもしれないと密かに思うのだ。彼の身体は何処も魅惑の果実だ。打てば響くとはこのことで、彼に触れるたびにのめり込む。ゲームの了承の意を見せる口にとまず挿れたのは指だった。人差し指とまで気づかれているとは知らず]


 …正解。


[彼が一発で当てた事で機嫌をよくし。
ゆっくりとそのまま指で咥内を撫でようとすれば、屹立に触れたせいか、咥えられてしまった。もごもごと舌で此方の指を頬側に押し込むのは何だかいやらしい。挿入のとき、セックスをしているときのようだと思いおこせば、触れたままの熱源を軽くまた扱いて。

思考を巡らせている様子の彼から
ゆっくりと指を抜き]



 …そういえば後で大浴場にも入りたかったんだよな。
 でも、無理そうだな。


[雑談を挟みつつ、焦らすように
彼の肉体に指が触れていく。次は何を出そう。また指を入れて混乱させるのもいいかもしれない。そう考えながらも紡ぐのは、彼の羞恥を煽るためと独占欲を覗かせるため。無理な理由を知らせるようにぷっくりと腫れた胸粒を引っ張りて]


 此処、こんなになってさ。
 ――それに、何より

    俺が、お前の裸を誰にも見せたくない。


[無茶苦茶を言うと呆れられたかもしれない。
ただ自分の独占欲は伝えたくて言葉にしたかった。
そうして、彼の逸物から指を離し、身体を少し離し、大丈夫だから。と声をかけて立ち上がろう。周りが見えない状態の彼が不安に思わぬように声をかけつつも、頭を手で撫でて、彼の唇にと逸物を近づけ]



 次の問題な、これって何だと思う?


[お前の大好物。と笑気を含み。
彼の唇にと自らの逸物を押し付ければ、そのまま唇の間に亀頭を滑り込ませた。其処から先には進まぬ自制は、彼が答えられるようにするため。本当はもっと色んな問題を出したかったのだが、つい。

自制が止まらなかった*]

 大浴場が大欲情になるから止めとけ……。
 ひうっ……。


[指が口から引き抜かれる。
舌先が少し寂しく感じてしまっていたら、彼が胸の飾りをいじるので、声を上げてしまう。
彼が独占欲を露わにする言葉は少し嬉しくて。
仄かに悦びを感じていたら、彼が自分から離れたが。
―――次の出題は簡単すぎた。
見なくても味でも触感でも匂いでもわかる。
曲りなりにも狼。温泉で洗い流されていたとしても、これだけ近ければそれだけでもわかる。
目を隠されていてよかったと思う。
彼のそれを間近に近づけられて、目を輝かせて受け入れるようなはしたない姿を見せなくてよかったから。
少しは冷静そうに見えただろうか]
 

 これ、中にくれるって言ってたご褒美じゃないのか?


[中ってこっちの意味だったのか?と舌先でちろちろと先端部分を舐めながら、不満げな声を漏らして。

そこでよぎったアイディアに、悪い笑みを浮かべてしまう。

ここで彼が果ててしまって、当てられたご褒美が自分にもらえないなんてことになったら、彼はどんな反応を見せるのだろうか。
こんな風に布越しに彼の手でも躰を熱くさせられて、中途半端にうずいた躰を持て余した恋人を目の前に、自分だけ気持ち良くなって。
でももう打ち止めで恋人を満足させることができないなんてなったら、自分の恋人は罪悪感を持ったりするのだろうか。

ちょっと優しい彼に意地悪をしたくなって。

がしっと、彼の腰に両腕を回してしがみつく。
この体勢なら、彼は足を動かして自分に悪戯することもできない。

喉奥まで一気に彼の剛直を飲み込むと、そのまま引き戻し。
中を吸い上げるというバキュームフェラを施して。
本当だったら袋の部分や蟻の門渡りもいじりたいけれど、腕を緩めたら彼が逃げそうだからできない。
だから口から吐き出して、頬で擦るようにして竿部分を刺激しながら、舌先で袋部分を持ち上げて口に含み。
外気で冷えてきそうな玉部分をこりこりと刺激してやった。

彼の肌がしっとりと濡れているのがわかる。
湯のせいではなく、発汗だろう。
興奮して体温があがっていることにほっとして、そのまま続けることにした。
もし彼の体が冷えているのなら、こんなことをしている場合ではないから]


 先に、答え言っておかないとな……。
 
ちんぽ
、だろ……? 


[何を言わせるんだ、と思いつつも、しれっと彼の思惑にのってやって。
彼の表情が見えないからできるような気がするバカなこと。
そのまま、おちんぽみるく、ちょうだい?と強請るように、彼の熱杭に顔を摺り寄せ、探りながらまたその先端を咥えなおす。

顔にかけられるのでも、飲まされるのも抵抗はない。
それは彼に躾けられたというより、元からそうだった気がする。
最初は違和感はあったが抵抗はなくて、イヤイヤとか渋々でもないし、慣れたというわけでもないし。
どちらかというと、徐々にはまっていったような気がする。
男の精液を口にすることを厭わないとはいえ、彼以外の他人のものを口にすることも、目にすることもないので比べようも調べようもないのだが。

裏筋や割れ目を重点的に刺激しながら、溢れる唾液が喉を、頤を潤していく。
ごくん、と溢れるそれらを飲み下しながら、彼からのご褒美を待った*]

[大浴場が大欲情に思わずボケた気持ちがあったが。
彼の唇から抜く際の寂しさが、此方の欲情を誘いだす。胸粒を弄れば上がる声も濃厚で、このまま様々なクイズを出して彼を焦らすのもよかったが、此方が先に折れた。――その結果、まさかの事態を引き起こし。

此方の声を押し殺す羽目になったのだが
唇に押し付けた熱源を彼は
瞬時に理解する]


 もちろん、正解したら
 下の口にもやるよっ ん、こらっ


[ん、とくもぐった声は、彼の行動に対しての抗議。
目を隠したままの彼に先端を舐められたのまではいい。不満げな声に大丈夫だ。と返したのも、だがその後の彼は大胆だった。熱源越しに悪い笑みが見えた。まて、と抑えようとした手が彼の行動によって止まる。

自ら腰にしがみつく彼は、浅ましい雌のよう。
雄を求める淫魔の如き行動に
声が上がった]



 っ …


[彼の目的は明確だった。
口を窄め、喉奥まで一気に飲み込むいやらしい姿。彼は今どんな顔をしているのか気づいているのだろうか。精を欲しがるいやしい雌の顔をしている。眼を隠した分、彼の唇は雄弁となり、吐き出された熱は、外気の寒さを盛ろともせず、屹立しており。彼の愛撫に熱い吐息を吐けば、彼の髪をくしゃっと撫でた。

腰の拘束は解こうと思えば解ける。
だがそれをしないのは…]


 ……はっ、
 正解だな …んっ

 ほしがり めっ ……


[汗がじわりと浮き上がり。
肌を燃やす、しれっと答えられた言葉に唇は弧を描いた。彼に対する言葉は、情熱で溢れている。叱咤めいてでも其処に興奮があるのは隠せない。隠さない。
彼はこのまま此方の絶頂を狙っているのだろう。熱源から溢れる白を欲しがる様に、大きく息を吐いた。先ほどは突然の行為に戸惑ってしまったが少しずつ快感を味わう余裕がでてきた。そして、この湯につかっていると、不思議な気持ちになることも。

此方が先に果てた結果
恋人を満足させられないなんて、それこそ
之から伴侶になる身としては失格もいいところだろう。だが
此処で応えないことこそが恥であろう。]



 っ、本当、雌だな
 ――雌の狼だ。


[番を変えない狼の。
何時もはきちんとセットされている髪はもうすっかり崩れ、幼く見えた。その背徳感を隠すように髪を掻き、耳にとかけてそれから両手で彼の頭部を持てば、そのまま、先端を咥え直した彼の頭を逸物の根本まで引き寄せた。じゅぼっといやらしい音が、口から聞こえる。

精液を求める姿はマーキングを好む獣のようで
その獣の番らしく、自分もまた

欲望に忠実だった]


 ……はっ …


[裏筋や割れ目など
彼は自分の良いところを知っている。それと同時に自分もまた彼の咥内のいいところを知っていた。唇の奥、舌腹を先ほど愛されたばかりの裏筋でこすり。頬肉を突き、喉奥へと先端を向かわせる。潤った喉を濡らす先走りは、彼の口を道具めかせて、彩らせ]

[覚悟しておけ、と不穏な言葉は彼に届くか。
彼が望むままに絶頂のときを駆け上がるのを感じれば
先ほど、彼が暖めた玉袋で顎を打ち。]


 次の問題っだ

    ―――これは、なんだっ


[彼が今から口で受け止めるものは。
彼の好きなちんぽから出る。それは何かそう問いかけながら、彼の咥内へ。そしてわざと腰を引けば、先端から溢れるものを彼の顔にもぶっかければ、視界を封じられた彼にも熱いものに染まる顔が分かっただろう。

――そして、それで終わらぬ熱も*]

【人】 宵闇 迅


 うん、汗が出そうだ。
 ずっとシャワーで済ませてましたからね、

[雑にタオルで水気をきっただけの髪をかきあげて、
 ゆったりと畳の上に腰を下ろす。
 いつもは細身のジーンズばかりの足が、なんとなく心許ない]

 ここはずっと、雪が降ってるんですかね。
 湯に浸かるまでの間で凍死するかと思いましたよ。

[眠いと温かいと寒いと心地いいとで、
 わりと変な方向にハイになっている自覚はある]
(101) 2021/01/11(Mon) 14:50:07
[奉仕の最中に髪を撫でられ、彼が嫌がっていないことがわかりほっとする。
彼の顔が見えないから、彼の様子は態度から推測するしかないから。
彼は自分を拒絶することなく、むしろ楽しんでいる様子だ。

ここにきてもう三度目になるはずの吐精。さすがにこれで打ち止めになるだろうと過去の経験を元に推測して彼に仕掛けている。
両手で頭を持たれて、奥へと強引めに喉を突かれて。
苦しいのに気持ちいい。苦しいからこそキモチイイ。吐きそうになるのと酸欠になりそうなのを乗り越えて、彼を受け入れる。
お互いが戦うように相手の感度を高めていれば、言葉という手段を持っている彼の方が有利でずるいことに後で気づいた]



 (狼の姿―――?)



[狼の姿を抱くと言われて、思わずむせそうになった。
彼に完全な狼の姿を見せたことはなかったはずだ。
そして、その姿で彼に抱かれることを考え、即座にダメだ、と内心で否定する。
躰が一回り小さくなるのに、それでアレを躰の中に入れるのなんて死ぬ。
なんとしても回避せねばと思っていたが、彼が果てたのは次の瞬間だった。

口の中に放たれたそれを舌の上で転がすようにして。口を開いて彼に見せる。
大分薄くなっているようだけれど、でも、そのべたついて、ぬるついたものが舌に絡む感触を楽しんで。

ああ、彼の匂いだ。
顔に、髪に、浴びせられたそれを。
うっとりとしてしまっている顔を、彼にさらけ出しているかもしれないけれど、恍惚の表情を隠せない]

 




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