7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】
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[ 森の影が伸びる頃合いまで、
思考に沈む間の手は余計な薔薇の芽を摘み、
荒れを緩やかに押し留めようと従事していた。
陽は白い肌を赤く焼く。
それに気付かない程に幾度も繰り返す思考は、
子供部屋に残された痕跡のいくつかを中心としている。
忍ばされたナイフを片付けなかった理由。>>$50
見逃されたのか、残されたのか、
描かれた絵の笑顔の意味とその心情も。
涙の滲む羊皮紙には息を詰まらせた。
これを見たのだろうか、彼は。
見たうえで彼は子供たちに望み続けたのだろうか ]
……痛いな
[ ひりひりと痛む焼けた肌を、
土に汚れた指でゆるりと撫でて息を吐く。
連なる謝罪の言葉から響く重なる彼への想いは、
この古城の主の過去に繋がる扉のひとつなのだろう。
けれど殺し方やその手段を目に見えて残したままなのは、
意図的だとしてもそこに残された痕跡まではどうなのか。
なにより聞き憶えのある名が示された、
何気ない日々が綴られたあの日記の存在は……? ]
[ 考えても答えを持つのは夜の名を持つ彼だけで、>>$56
その名を名乗った彼を思い出し、唇をきつく噛み締める。
そこまで繋がれば己の鈍い頭でも理解はできた。
明らかに同じ村の出だろう奉仕を仕込まれた女の子。
似た名前と、彼女だけが持たされた金貨のお守り。
愛されるべき子供の行方はここで、
ここはその女の子と、夜の怪物の居場所だったのだろう ]
……要らないね、これ。
[ 聖水の瓶は中を捨てて空にして。
ピアノの音色が響いて顔を上げるも、
陽に焼けてしまった鼻の頭がひりりと痛んで。
また唇を噛んで痛みを誤魔化し、
土を払って立ち上がれば狼が小さく鳴いた。
ずっと傍にいてくれたらしい律義さに、
そっと微笑んで大丈夫、とだけ唇の動きで囁いた ]
[ 食堂で手を洗って、
空腹を今更思い出し林檎を一つ手に取った。
森を探して食料を得る時間は思考に奪われ、
麺麭を焼くにはもう陽は落ちて、
焼きあがるまではお腹が持ちそうにもない。
それに、音色が途絶える前に。
裸足と違って乾いた音を響かせて、
ピアノに誘われ部屋へと戻り扉を叩く。
与えられた部屋なのに客人のように。
誰かのための部屋だったここに慣れてはいけないと、
檻を課した無意識を発露しているのには気付かずに ]
おはよう、ニクスさま。
[ 顔を覗かせ、唇だけが覗く格好で“笑う”。
左手にはぴかぴかの赤い林檎がひとつ、
右手には棘を払った薔薇一輪を挿したグラスがひとつ。
ピアノの傍には寄らず薔薇を飾るために、
窓辺に寄ってそこにグラスをことりと置いてから ]
お部屋をたくさん見て回ったんだ。
あなたのことを描いた絵も、手紙も、ナイフも、
残していたのはわざとだったりする……?
[ 問い掛けは直球で、
けれど言葉遊びのように答えを期待するでもなく。
フードを脱ぎ顔を覗かせ小首を傾いで見せながら、
外套の内側に入れていたコインを掌に乗せ差し出した。
あの子のお守り。
知らなかったのならこれを持つに相応しいのは、
己なんかではなく、彼の方だろう ]
月の落とし物を拾ったから、夜に返すね。
[ 月というには黄金のそれは、陽のようだったけれど ]*
─ ─
[ この時からさらに数ヶ月前のこと。
俺は初めて舞台で主役の座を得た。
実際はダブル主演で、単独の主役では無いのだが。
それでも、俺にとっては念願の念願。
入団してから一年も経たぬ間の電撃展開である。
主役を勝ち得たことも嬉しかったが、
何より努力が認められたことが嬉しかった。
だが、一部古参の先輩達の中には、反対や反発もあった。
実際、数年在席しながら主役未経験者も珍しく無い。
客観的に見れば、面白くないことは理解出来る。
目に見えて風当たりも強くなり、嫌がらせも発生したが
当の俺は練習で忙しく、構う余裕すら無かった。
この辺りのメンタルは強かったのだろう。]
「聞いてくれ! 次の舞台で主役に決まったんだ!
○月○日だが、予定が無ければ是非来いよ。どうだ?」
[ リーへの報告の電話は、顔が見えずとも
声が喜びを隠せていなかった。
むしろ隠すことなど出来ようか。
だが生憎、日程が長期出張か何かと重なっていたらしい。
是非来て貰いたかったが、流石に仕方が無い。
なら次は来いよ、と何事も無く電話を切ったのだが。
[ ──この先起こる現実を、たとえ後に知るとはいえ
友が直接見なかったことは……
果たして幸か、不幸か。]
[ そして、舞台当日。
──立っているのも辛い。
身体が熱い。苦しい。
気をつけば意識が持っていかれそうだ。
数日前から、体調が優れていない自覚はあった。
恐らく練習のし過ぎから来る過労、睡眠不足。
抵抗力の弱った体を病は見逃さない。
完全な体調管理ミス。
端役ならまだしも、代役は存在しない。
自己責任、前に進むしか無い。
やがて、幕が開くが──]
[ 当時の事は覚えていない。
いや、心の奥底に封印したから記憶に無い。
記憶にあるのは、始まって間もなく
舞台の中央で意識が途切れたこと。
観客のざわめき、同僚が駆け寄ってきたこと。
怒号も聞こえた気がする。
そのまま病院に運び込まれ、全てを知ったのは数日後。
──俺のせいで舞台は中断、続行不可能となったこと。]
[ 団長は優しい人だった。
体調管理が出来なかったことに注意はしても、
責めることはしなかった。
──しばらくは受け入れられなかった。
己の犯したことの重大さを。
自ら、役者人生に泥を塗ってしまったことを。
順風満帆、失敗しらずの人生を送ってきたからこそ
現実を受け止められなかった。
己のしでかした事の大きさを。
そして、間もなく暇を貰い逃げるように姿を眩ました。
団長には事前に告げておいたが、驚く程あっさり許可は出た。
「分かった。だが、条件として連絡先を教えてくれ。
また必要があれば、呼ぶかもだからな」とだけ告げて。
思えば団長には可愛がってもらえていたのだろう。
この後も「使わなくなったから」と
様々な物品が贈りつけられてくることになる。
同封された手紙は怖くて読めなかったが、捨てることも出来ず
しばらくは棚の奥に封印することにした。
──こうして、俺の役者人生は、
一度幕を下ろすこととなった。]*
[ ピアノの音色をかき鳴らしながら
脳裏に思い浮かべるのは数多の人の顔。
この城で過ごした数十名の子供達。
その中でも一際目立つのは陽の存在。
月の名前を持つ子供の姿だった。
ふと、開きっぱなしだった部屋の中に
与えた本人の存在が増えた ]
おはよう、セレン。よく眠れたかな?
[ 挨拶は極めていつも通りに。
ピアノの手を休めれば彼に振り返った。
彼の手にあるのは知恵の実
それから棘の目立つ赤い薔薇の花だった。
彼の言葉に男は目を伏せる。
言葉を選びあぐねている様子だった ]
それは、俺が触れていいものじゃない。
それに、きっと君が持っていた方が喜ぶ。
[ 差し出された金貨一枚
久々に他者から存在を生かされる今に
男にしては少し苦い顔をしてみせる ]
部屋がいつもの調子なのは、忘れられないからだ。
いや、……忘れたくないのかもしれない。
[ ピアノに備え付けられた椅子に腰掛けた。
男は飾られた赤い薔薇一輪に視線を向ける ]
忘却は人にのみ存在するものだから。
それから、俺が触れたくないのもある。
彼らがここで生きた痕跡を、
俺如きが穢してしまいたくない。
[ 組んだ指だけが落ち着きなく動いた ]
……その思い出が、記憶が、より胸を痛ませても。
どの子供も悪い子供じゃなかった。
中には俺の願いを叶えようとする子もいた。
結局、逃げてしまったけどね。
他には父のように慕ってくれる子供もいた。
だが、みんな帰してしまった。
残酷な望みを君達に架していると分かっているから。
[ 言葉を区切り、それから少年を見遣る ]
君を特別扱いしたのは……、
その金貨をお守りと持ち歩いていた子に
君が少し似ていたからだ。
どう。少しは、殺す気になれた?
[ よく見ると日に焼けたのだろうか。
赤い頬は少し痛々しい。
冷やしてやるべきだろうと彼を見つめ ]
なんて。
……君に酷い事を願っているのも理解してる。
君と俺を違うと枠組みを取り替える癖に
君に同じ所まで堕ちろと
それと同義の言葉を口にしているのだから。
[ 男自身の矛盾を形にした。
困ったような眉はそのままにふと顔を上げ ]
色々と、知ってくれたんだね。
出来れば君が全て知った上で、
承知してくれた上で、欲しいものだから。
ありがとう。
でも多くを見て回ったのなら腹が減るだろう。
何か、用意しようか?
[ 彼が選んできた赤い果実を見て、尋ねた ]**
[段階を踏むということまでは知っている私
段階を踏むことすら知らぬ君
尚、その段階は小説の知識で
ぼんやりとした交わりについての君の知識は
漫画のものだと知るのは果たしていつの日か
――どんな姿でも、
嗚、君ならば何でも美しいのだと
こんなにも君を、求めているのだと
私が思うことを、知れば良い
]
[漏れる声に、体の奥がずくっと疼く
触りもせぬのに、君の声に反応しそうだ
などとは、恥ずかしくて言えもせぬ
素直な子には、ストレートに言った方が良い
とは、理解はしているものの
此方も恥じらう日本人なれば
性の前戯でストレートに押せ押せは難しく
少しばかりの駆け引きとともに
触れることは許してくれまいか
君の、可愛い痴態を見るのもまた
楽しみでは、あるのだから]
[ぽいやんの雷をあれほどくろうても
戦うことを諦めなんだ雄勇は、
快楽にはあまり強くはないのだな、と
身もだえる様から、思う
だがそれも、また愛いのだと
もっと自分の手で溺れてしまって良いのだと
言葉の代わりに、彼の雄を美味しそうに舐め啜る
抑えることを忘れた声が、耳に届けば
尚囀りを聞きたいと、奉仕に一層熱が入るというものだ]
ん……
[とはいえ、絶頂も近い。と
脈打ち熱を持つ怒張から察したものの
それを口から離そうとされるのは本意ではない
だからこそ、彼の脇へと愛撫を行い、
出しても良いのだと、強く、啜って解放を促せば
熱の奔流が襲うのだ]
[クガネの絶頂は割と早めだと、学んで
叩きつけるような白濁が口内を満たす
小さく、くぐもった声をあげながら
喉に流し込もうとするが
これがなかなか、難しい
口の中に広がる雄の味
苦いし、粘つくものだと初めて知った
どちらかというと甘味の方が好きだが
愛しい彼の物だと考えれば、悪くはない
顔を覆い隠して、馬鹿と宣う彼を横目に
嚥下に四苦八苦しながらなんとか飲み干す。
少しばかり口端から白が流れるが
それも指で掬って、口の中
禁欲的に生きてきた彼を穢した、ことへの
罪悪感と高揚感をないまぜにしながら
私は小さく吐息を、零した]
[さて、これで終わりだと私は一言もいうてないのだが
……どうすべきかと思案をする
いい感じに力が抜け、くったりとしているから
慣らせば初めてでも受け入れることができそうな気もする
が。彼の本意はどうだろう
今日はこれまでとストップがかかれば生殺しだが]
……。
[手荷物をあさって香油を取り出し
指に纏わせ2,3程擦り合わせる
温度が多少移った頃に、窄まりに指を這わして―――
一度、襞に塗り込む仕草を見せた後、尋ねる]
クガネや。続きは、どうするかね。
君が疲れたなら今宵は、ここまででも良いけれど。
[我慢は常だ。慣れている
でもできれば―――できれば溶け合いたいのだと
心は殺して、常の無表情で尋ねるのだ**]
[ シロさんは「奥ゆかしき日本人」の体現者としても
違和感はない訳では、あるが
――確かにストレートは難しいだろう。
しかし、こういう駆け引きを交えた扱いをされてしまえば
ある意味直球よりもタチが悪い。
醜態晒すことを自制できず、
例え神雷の中でも突き進んでみせた精神力の高さなど
見るも無残な惨状となってしまうのだ。]
[ それは仕方のないことだ。
何から何まで初めてで、だから悔しいけど
己は翻弄されるしかないのだと。
――自らの経験の無さを免罪符に、
恥ずかしき慾の存在を無意識に肯定も、したか
]
[
人にやってもらうのが初めてだから
この速度は正確じゃない!冤罪だ!
……などと、相手の思うこと
を聞けてたら
それはもう全力で抗議したのだろう。
しかし、そんな余裕など無ければ
目伏せ必死に息を整えるのに精いっぱいだ。
――出したものを飲まれた、などという光景を見れていたなら、
己は軽い眩暈のち「状態異常:大混乱」でも付与されてたかもしれない。
目を覆い隠していたのは、幸か不幸か]
[ そして、たとえその光景を見逃したとしても
この熱帯夜が終わる訳でもないのだ ]
ひっ!?
[ 漸く息も落ち着いたかという絶妙なタイミングで
後ろの――具体的には、尻の方から
微かな、しかして確かな衝撃を感じた。 ]
( や、やるのか本当に…!? )
[ 覚悟はしていた。が、いざ目前に迫ってくると
やはり僅かながらに恐怖が出てきてしまう。
進むにしてももう少し、猶予が欲しいと
身勝手ながらに思ってしまうのだ。
――ただ、それでも ]
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