人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

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   己の名を呼ぶソフィアに微笑むラサルハグは
   満悦に浸り、ほのかに口角がが綻ぶ。

   過去に相見えたことも
   花嫁として迎え入れる事も

   全ては今この瞬間のための布石なのだとしたら
   彼女とは、これからの話をしよう。







   静かに腕の中で待つソフィアを連れて、
   辿り着くは再び森の中。

   大蛇一匹が住まえそうな洞窟の入口は
   村人達もその存在を知らぬだろう。

   立ち入ることすら許されぬ場所だ。


      「やはり、お前には不便だろうか。」


   ラサルハグは珍しく思案の表情を見せる。
   人間の様式美を知らぬラサルハグには
   ソフィアがここで過ごすにはなにもかもが
   足りないことを薄々感じていた。






   違和感といえばもう一つ。
   美しく成長を遂げたソフィアを前にして。

   いままで抱いたことのなかった感情に
   心が高揚の鐘を響かせる。

   ソフィアを前にし続ければ
   いずれ自分が何かに飲まれていくような。
   しかしそれは嫌悪ではなく、違う感情。

   そんな感覚が渦巻いていく。







   抱いていたソフィアを降ろした後。

   己の隣に居る彼女の方を向くと
   自然とその口元に己の手が伸びる。

   何故かと問われればラサルハグにも分からない。
   ただ己の心身が彼女に触れることを望んでいる。

   触れることは叶うだろうか。
   叶えば触れた手は頬から耳へと流れていくだろう。

   幼き日とは異なる肌の柔らかさは、
   経つ時の流れを鮮明に物語るものだ。





  そうだな、早速今夜
    暑くもない、寒くもない
      試すにはよいときだからな


[ ちらり、冥桜の様子を見やれば
 なんとなく裏のありそうな笑みが見える

 妙な予感を感じつつ
 楽しそうならそれでよいと結論づけ ]


  補い合い、時には共に謳う
    そうだな、補い合うだけより
      その方が新たなものがつくれる


[ 確かに、と、こくり頷いて* ]

 はしたない婿は、ダメか?


[彼の手にしごいていたものを奪われてしまって。それと同時に腰を揺らされては喘ぐしかなくて。
唇に口づけされて、それが心地よくて嬉しくて、それに自分からも口づけを返す、気持ちいいのお返し]



 全部、全部好きだけど……っ


[中が気持ちいい。
彼と一つになれている感覚と、そして気持ちいいところを押しつぶされている感覚。だから]


 かんぅどのぉ……ぎゅうして……ぇっ


[手が足りないなら、いっそ、抱きしめられながら、押しつぶされるようにされながら押し込まれるのがいい。
それだと、全ての箇所に彼を感じるから。
盛り上がるかんぅの肩の筋肉がすごいなぁと感心しながらも、

愛しておる、の言葉にすら感じて、きゅんきゅんと締めてしまう]

 かんぅどの……っ
 
 あいしてる、からぁ……っ


[バカの一つ覚えのように、これしか言えなくなってくる。
気持ちよすぎてどうすればいいかわからない。
大きな波のようなものが、後から後からやってきて、それに自分が小舟のように立ち行かなくなっていく]


 あああああっ!


[何度ともなく感じた絶頂だけれど、この波が一番大きくて、躰を大きく跳ねさせ、寝台をぐぁん、と揺らしながら身悶える。
絶頂と絶叫が同時に起きて、彼の肉体に潰された雄が、震えて精を漏らした。
そのまま、彼の名を呼びたかったけれど、かすれた声は、もう音を作ることはできずに、ひりつく喉に無理をさせることを諦めた*]

[はしたない婿はダメかと問われ
ダメではない。という言葉は聞こえたかどうか。婿殿からの口づけに心が沸き立つのを感じた。触れる箇所が熱い。何処までも婿殿は此方を落とす。中が一番いいと告げるのは天性か。婿殿は抱かれ上手だ。よくよくかんぅの事を分かっている。彼の快感を更に引き出そうとして、押しつぶされるのを、

ぎゅっとされるのを望む言葉に
頷きて]


 あい、分かった。


[覚悟されよ。
そう告げて獰猛な笑みを浮かべ、抱き込む力を強めた。
二人の距離が縮まる。二人の間がなくなっていく。肌に触れる面積が増えるにつれて、美髯が彼の肉体を喘がせ、盛り上がった筋肉で彼を締め付けた。華奢な彼の身体は上から見れば、かんぅの肉体で隠れ、見えぬであろう。

筋肉で彼を閉じ込めて]



 ……っ、婿殿っ


[愛している。
その言葉に
振る腰が増す、ぱんぱんっと雄で貫く音は響き。彼の中を蹂躙する。喘ぐ声に追いすがるように何度も婿殿、と彼を呼んだ。愛おしい花婿を、何度も呼んで。

唇の中――小さく ヤオディ。と転がした。
其れは身もだえる彼により波にのまれ]



   くっ!!!!!



[絶頂と絶叫により、熱を締められ。
彼が達した後、少し遅れて此方の精が溢れ出、彼の中を侵していった。どくどくっと脈打つ熱は先ほど果てたばかりだというのに加減を知らず腹を焼く。掠れた声ととも、体の下で悶える彼を抱きよせて、そのまま額の髪をわければ

口づけを落とし]


 だいじないか?


[頬を撫でる。
白い肌に武人の手が触れるたびに
壊しそうだと思った。淀みは出来ていないだろうか。最初の頃の会話を思い出せば体調を案じるのは素直。だが、未だ居心地よく彼の体内には雄が嵌ったままで]


  大事ないか?


[気持ちよかったか。
そう尋ねよう。幾つも聞きたいことがあった。祝言を本格的にあげるとしてどのような服がよいか。それからこれからの新婚生活についての具体的な案も考えねばならぬ。
だが、それらは置いて
愛している。と
その意味を重ね合わせようとし
緩やかに抜こうとして]



 ………


[ぬ、抜けない!!!!
なんと、青龍偃月刀がすっぽり入って抜けなくなってしまった*]

  もう少しすれば夜も暑くなる。
  そうすれば試すには不向きとなるからな。
  予もそれには同意だ。

  では共に風呂に入り、共に眠るとしよう。
  人の理では眠りは大切な儀式だからな。

  ちなみに大切な儀式はあと三つある。
  一つは食事で、後一つは大きくなったら教えてやろう。


[よし、よしと頭を撫でてやりながらまずは食事の後に夜を想う曲と、永く眠る者へ手向ける詩を教えていくとしよう]


  お主と予の物語は今日始まったばかりなのだ。
  目を閉じていても予の音が聞こえる。
  頭の中では予の詩が綴られる。
  そうすればお主は完全に予の虜よ。


[くつくつと楽しそうに笑いながら、さて、縁側にたどり着けば陽が沈みそうな黄昏時であったろうか*]

[ 眠りは儀式
 その言葉に、ふむりと頷く

 聞けば、他に大切な儀式は後三つとのこと
 眠りと足せば全部で四つということか

 一つは食事、もう一つは──と瞳で問えば
 それは大きくなってかららしく ]


  冥桜よ、それだと二つしかないぞ
     眠りと、食事と、大きくなってから
         ──では、最後の一つはなんだ?


[ まさか言い間違えか?と
 首を傾げ唇を尖らし問いかける

 縁側へのさほど長くない道
 子供のようにあやされながら歩んでいき ]


  我とお前の物語は今日から
      それは認めるが、な
    
    その言い方では虜というか
        我が傀儡のようではないか
          そも、虜になるのはお前では?


[ 楽しそうな笑いに胡散臭げな視線を注ぐ
 
 そうこうするうち、縁側につけば
 冷えた空気に巣へ向かう烏の声が混じる頃
 ひやりと冷たい縁側に、そのままぺたりと腰下ろし ]


  ながくここにはいるが
    縁側で食べるのは、初だ


[ 干し鰻を米に乗せ一口
 お味見と変わらぬ味に口元を綻ばせ* ]

[額に口づけられるのも、名前も呼ばれるのも、ただただ嬉しくて]


 ああ、だいじょうぶ……


[しわがれ声で囁くようにしか返事ができないのが情けない。
とりあえず休もうとするが、かんぅが目の前で変な顔をしている]


 どうされた?

 ………ふぁっ

[体の中で大きく芯を持つものが、蠢くものだから、覚えたばかりの敏感な箇所に当たってしまう]


 あ……あ、かんぅどの……っ

 も、いぃからぁ……♡


[これ以上されたら、余は死んでしまう。こんな気持ちいいことばかりされて、どろどろになってしまったら……]



 余をかんぅ殿のことしか、考えられなくさせる気か?


[この野蛮人め、と頬を染めた涙目で嫁を睨む。
まさか彼の青龍偃月刀が抜けなくなっているとは気づかず勘違いをし、自分から抜こうと試み始めたが。
すっぽり入って抜けなくなっている一因は、かんぅのナニがまだ固さと大きさを保っているのもそうだが、ヤオディがかんぅをまだ離したくないと咥えこんでいるのでお相子である]

 あ、あんっ ♡
 お、おおきすぎ……っ


[彼の前で力の入らない足を開き、腰を左右上下に動かす。
かんぅの前で力を失った屹立がぷらぷらと、動きに合わせて揺れていく。
本人は抜こうと必死だが、傍目にはそれはまるで、青龍偃月刀を使って自慰をしているようにも見えたか**]
 

── 幕間 ──


千、そういえばこれは……?
持病があるのか、何故言ってくれなかった

[ 部屋の中、荷を再確認し花が無いか探す最中。
 示したのは薬らしき小さなもの。

 置き去った日も疑問に思ったが、問えるような状況ではなかった。 ]



 ああ、これは腹の中を綺麗にする薬
 こっちは潤滑剤だなァ
 
 入って早々布団に連れて行かれた時は、
 一瞬使うことになるかと思ったけど

 紅鉄様にはそんな趣味無さそうだったから
 未だ開けてもいねぇ

[厚い紙に包まれたものと小瓶を順番に見せ、軽い調子で説明する。
語らなかったこちら側の勘違い、思い出し懐かしく目を細める。]

 ま、手を出したくなったら言ってくれよ
 きちんと準備しないと、あんたのほうまで痛くなるらしいからな
 その為の教育は受けてるから心配するな



な……

[ あまりの内容を、他愛も無いとばかりに軽く語られ絶句する。
 教育、とは。 ]

千、まさかお前は村で……?
誰だ。あの時にいた内の一人か?

[ 自分が選んだせいで、なのか。今まで思いもしなかった。
 両肩を掴む鬼の表情には余裕がない。
 ただでさえ迫害されていた花嫁がそんな目に合っていたらと思うと
 気が気でなかった。 ]



 ひひッ、あの村に俺に興奮する人間がいると思うかい?
 花嫁になる為に口頭で教えられただけだよォ
 女達も同じじゃねぇかな

 随分長く続いた制度なんだろう
 人間側も色々考えていて、当然さ

[気に入られる為に、少しでも長く生きるように。
想像出来る理由については鬼の心を想い、口にせず。]

 紅鉄様は驚く時だけは顔に出るなァ
 なあ、嫌だったのかい?
 俺が奴等に手を付けられてたらと思うと、居ても立っても居られない?

[喉を鳴らして笑うばかり。
愉快そうに振る舞いながら、密やかに問われた鬼の様子を見ていた。]



…………そう、か

[ 掴む手の力が、安堵により抜ける。
 それでも、何てことを教えたのかとため息が落ちるが

 自分たちのせいで生まれた伝統は、咎められない。 ]

当たり前だ
お前が傷つけられるのは、嫌だとも

[ 躊躇い無く返す答え、鬼の想いに嘘はない。
 背けた顔の理由は別の部分にある。

 そうして再び探し物に戻ったのなら、
 その落ち着かない心地も、収まってゆく。 ]**

 




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