【人】 巫凪 桜花―回想・直青と― [新人類二体に、一夜おきに施される直青のケア>>22 拙い言葉ひとつひとつに返される質問、示唆、アドバイス。 それは自分にとって大事なものだ。 取り零したくないのに、穏やかな声が眠気を誘う] そっか。 やっぱり、触れてもいいんだ。 ん。緋雁にも、いろいろ聞いて、ほしい な… [『感じたままを、丸ごとで――』 途切れた意識を揺り起こしたのは、また、揺蕩う感覚。 この身体がまだ小さかった頃には、よく与えられた触感。 けれどそれは、すぐに終わってしまう。 ソファからベッドへと運ばれる、僅かな時間] …… なお、 [もっと、そうしてくれていたらいいのに。 しがみついた意識から、指先まで離れ、眠りに落ちていく間際。おぼろに思う。 こんな時、彼も――片割れも、そう思うのだろうか?*] (116) 2023/11/21(Tue) 9:09:24 |
【人】 蕃神 雷恩[「彼女」がばつの悪く思っていることまで思い至らない。 提案に了承した。それをなすために近づいた。 己はそう、認識している。 ――もう少し情緒が育てば、様子に彼女の機微を察して 少しばかり躊躇いもしたかもしれないが。 現状は。] (117) 2023/11/21(Tue) 9:32:39 |
【人】 蕃神 雷恩[何にせよ。気絶した彼女を誰かに託そうとはするだろう。 リヒト―ヴか、緋雁か。或いは他のだれかにか。 それが終われば、己は再び大地に根を張る。 指先で、先程手に取った葉っぱ1枚、弄びながら。] (118) 2023/11/21(Tue) 9:35:26 |
【人】 蕃神 雷恩[さて。場面は彼女が気を失ってからの噺にうつる。 己は近づいてきたリヒト―ヴと>>106 どけ、と感情をあらわにしているフランクル>>102に関して ただ、正直に頷くだけだった。 なお、フランクルに関しても新人類という認識はしていたが どうも、植物の香りがしないからだろうか。 不思議と興味はさほど湧いていなかったので。 多分、この時初めてその存在に興味の視線を向けた。 抱え上げる様子を眺めながら。 己はメディウムとフランクル、2人に興味を失したように 再び大地に根を張って。のんびりとしているのだ。 この空気には現状、不釣り合いの様。 何にせよ、それ以上メディウムへの干渉はしない。 彼らにすべて任せて。己は自分の生物的欲求へと 意識を向けるだけの、こと。**] (119) 2023/11/21(Tue) 9:43:41 |
【人】 蕃神 雷恩― 邂逅より、時がたっても ― [フランクルが、或いはほかの誰かが。 接触を禁じるように言うこともあったかもしれないし なかったかもしれないが。 己は相変わらず。植物園や温室で根を張り そこで過ごしている。 己が探し回ることはしない。 必要になれば、来るだろうという認識。 彼女はどうかはわからないが。貴女なら。 乾いた葉を指先で弄びながら。 今日もまた、植物園の一角で。己は根を張り過ごしている。*] (120) 2023/11/21(Tue) 9:47:41 |
【人】 蕃神 雷恩― 回想:桜花と ― [桜花がここまでいうのだ。 きっと彼にとってとても興味深いものだったのだろう。>>107 己はその断言に、小さくうなずいた。 表情は凪いだままではあったものの。 彼にとって興味深いものができたのは とても良いことであるという認識は己の中にあった。] 俺は、いいと思うぞ。 契約の中に、触れてはならないというものはなかったはずだ。 [害を与えることは禁じられているけれど。 「言葉」での定義というのは ある程度の裁量を認めるということと同義なのだと考える。 それと同時に、一度触れてしまった己は それを躊躇うことをしなくなった。 もし。あの時小さな遺骸に触れていたら 己は、どんな思考をするようになったのだろうか。 ――訪れなかったIFを、頭の中で消去して。 ] (121) 2023/11/21(Tue) 9:53:09 |
【人】 蕃神 雷恩[思わず見返す、彼を見る。 此方は少し不思議な顔を崩さぬまま。 そうしようかな。と呟く桜花に頷く。 その姿は常と変わらぬ、凪いだもの*] (122) 2023/11/21(Tue) 9:53:20 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a36) 2023/11/21(Tue) 9:56:17 |
【人】 巫凪 桜花―ある日・楽園― [この施設に訪れて以来、楽園内を彷徨うようにひと所に落ち着いていないのは。 多彩な生態系の物珍しさに、目移りしているせいもあるが。 此処にいると、酷く、疼くのだ。 今まで目の当たりにしたことがなくとも、 データとしての名は知らずとも。 『触れて』しまえば、命の形は識れる。 此処では敢えて、控えていた行為。抗い難い欲求] ――…、 [掌を、指先を、握り込む] (123) 2023/11/21(Tue) 10:07:55 |
【人】 巫凪 桜花[以前、比較的穢れの少ない戦場跡に、自生していた植物を繁茂させたことがある。 己の与えた力を糧に血混じりの水を吸い上げ、 命を削って咲き狂う徒花は、歪に美しかった。 強化された種ではないそれは、しばし生きるだろうが、 殖えることなく枯れ果てるだけだったろう。 膿んだ土壌に、楽園は築けない。] (124) 2023/11/21(Tue) 10:09:32 |
【人】 機才博士 ウキクサ人間とは。 思考のフリではない こころ を有する生き物です。 プログラミングされていない、喜怒哀楽を持つ者。 教えられずともそれらを得られる生命体。 こころが強いばかりは人に非ず。 寄生虫ならぬ寄生植物…… それらの" 宿主 "となってしまうのも承服し難い。 [ 博士はあくまで淡々と、 インプットされた文字を出力するように語る。 ] 要は、心を旧人類と同じく保持させたい。 故に私は、旧人類こそ新人類にしたいのですよ。 (126) 2023/11/21(Tue) 10:23:39 |
【人】 機才博士 ウキクサ人間とは、心を持ち、心のままに生きるもの。 私の心は私の理想とする新人類の創造と研究。 言葉にするのなら、これが一番相応しいかと。 (127) 2023/11/21(Tue) 10:23:48 |
【人】 機才博士 ウキクサ[ 人間を人間のまま留める。 それは博士にとって、フラスコから子を作るのではなく 旧人類を新たなステージへ引き上げることだ。 適合。進化。──その言葉通りに。 ] ふふふ。報いですか。 殺さずにいられない、は貴方に施されたプログラム? 不思議ですね。 生命に適さない蝕まれた大地によって不利益を被るのは " 元から存在した "生命群のはず。 貴方たち機械……AIに影響はないのでしょう? 人類以外の生命体を全て守りたいのでしょうか。 ならばなぜまた新" 人類 "を擁するのか? 私にはそれが不思議でならないのですよ、緋雁。 [ 彼の組織による常識、規則、掲げる思想。 博士が知りたいのは大多数に向けられるものではなく、 彼個体による認識だ。 概ね満足いく返事が得られた。 ] (128) 2023/11/21(Tue) 10:25:07 |
【人】 機才博士 ウキクサ貴方のその私に対する疑問は、人の真似事? それとも──枠組みの外へ行きたい? ……興味深い個体ですね、緋雁。 [ 博士はまじまじとそのAIの顔を、瞳を見つめた。 組み込まれたコードを探るように。** ] (129) 2023/11/21(Tue) 10:26:05 |
機才博士 ウキクサは、メモを貼った。 (a37) 2023/11/21(Tue) 10:29:36 |
【人】 巫凪 桜花ここなら――― [できるだけ、影響の少なそうなところがいい。 以前渡された禁止事項の一節。 『動植物の区域外への持ち出しは禁止。 但し、農園区画は例外とする』 持ち出す意図はないが。農園ならば、おそらく] (130) 2023/11/21(Tue) 10:49:02 |
【人】 巫凪 桜花[まだしなやかに細く、脆い枝を見定め、足を止めた。 天窓に切り取られた陽光が降り注ぎ、その下に立つ白衣が、 淡く白光を滲ませる。 つと地に膝折れ、頭を垂れる仕草は、 旧人類が祈りを捧げる姿にも、 或いは、不朽の愛を乞う姿にも似る。 触れる仕草は、慰撫するよう] [静寂を破るざわめき。 葉擦れが、空気を震わせる。 天窓越しの空へと、一途に腕を伸ばす枝、枝。枝。 黒茶の幹肌が、絡む緑にみるみる覆われる。 膝下より低かった若木は、首を反らしてなお見上げる巨木へと育ち、果実をその腕一杯に実らせる。 がっしりとした幹には、ともに成長を遂げた蔦が巻きつき、 蛇のように搦む。 一つ捥いでみれば、赤く艶々と、掌におさまる丸い果実。 顔を寄せれば、甘くも爽やかな匂いが胸を満たす。 齧ればきっと、瑞々しいのだろう。 ―――恍惚の、息を溢した] (131) 2023/11/21(Tue) 10:57:41 |
【人】 巫凪 桜花[自分の名を呼ぶ彼女――メディウムに、距離を挟んでゆっくりと向き直る。 彼女の言うところの『あいつ』。 雷恩としばしば共に在る彼女の名は、とうに記憶に刻まれていた] … 話? [彼女は知る由もないが、桜花が固く閉ざした態度を見せることは稀だ。例えばそれが、戦場で滅びゆく旧人類相手であろうとも] 何を話すの。君と、俺で。 [彼女を見返す眸が、薄氷の色を湛える*] (133) 2023/11/21(Tue) 11:21:05 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新