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114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】
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っは……、ぁ…ン…、
――ラヴァ
[興奮に、衝動に、身を渡そうと、彼女を暴く男の声は甘く。
負担を強いる行為であっても、甘やかしたくて堪らないのだ。
水音と、肉が叩き合う音が次第に早くなる。
呼吸を弾ませ、喉を鳴らし、愛しい女の頬へ鼻先を摺り寄せ]
…っ、おりてきてる、 …あんたの、
[子宮が、とまでは皆まで伝える事は無いが、
亀頭が抉る場所に膨れた感触を幾らか感じて
幸せそうに瞳を細め、ぞわりとした快感には唇を引き結び。
―――其処を揺らすほど、深く貫いて。
彼女の墾を己で満たさんとする
独占欲
。]
…あぃ、 してる、
あんたを――― … ―――…
[その唇を、呼吸を、奪うように唇を合わせよう。
寂しがる視線を少し思い出した事もあるが
絶頂を耐えることで情けない声を上げそうだったから]
んん… …、ふ …
[舌を攫い、唾液を絡め、粘膜を刺激し。
絡み合う下半身も男の欲望は先走る腺液を女に注ぐ。
人魚の一部を、女に与えて、
――心も、躰も、多幸感でいっぱいにしてやりたいし、
男のことだけで、一杯にしてやりたかった。*]
| (a3) 2021/12/16(Thu) 20:14:05 |
―― そんなにも、女はか弱い訳ではないのだけれど。
なぜか女をひどく柔い生き物だと思っていそうな彼へ、
「こわれないよ、」と優しく微笑む。
確かに、人間の女よりは小柄で細い身体に加え
愛玩動物めいた耳もあれば、不安にも思うだろうが ―
「 …… みてなかったんじゃ、なくて…
みないように、してた の ……。 」
けれど、続いた言葉へは女も異議を唱えよう。
妹探しの目的を伴い、陸地へ上がった綺麗ないきものに
人の欲をぶつけるなんて … したくなかった、から。
「 ん、……わかった。
テレベルムからもらうものなら、ぜんぶ
つらくなんて ないけど、 」
――― でも、約束、ね。
そう呟くように返しては、女も絡めた指先へ力を込める。
少しの会話を交えている間に、
すっかり男の熱へ馴染んだ媚肉は、僅かに擦られただけで
きゅぅ … っと彼の怒張を締め付けた。
「 ッんぅ、あ、っひぁ――ン、ん……! 」
どちらのものかも分からないような水音と、
あまやかに欲がぶつかり合うはしたない音が耳を犯す。
熱が引き抜かれそうになれば、膣は追い縋るように締まり
再び媚肉を割り開かれれば、
悦んで熱を食もうと迎え入れるように蠢いて。
「 ふぇ、……ッや、ぁ ……っ? 」
快楽で蕩かされた思考は、言葉への理解が追い付かず。
数拍の間の後、彼の表情を見遣れば
漸く理解に至った頭が …少しの警鐘を鳴らしたけれど。
「 〜〜〜〜〜ッ、 ひぁ、……ぁあ……っ! 」
どちゅん、と音がしそうな程に深く奥を貫かれれば
兎は声にならない甘やかな悲鳴を上げ、
二度目の絶頂に媚肉を震わせた。
踏み入ったことがない場所を無くすような、
―― 本当に全てを彼のものにされるのでは、なんて。
すっかり焼け切れた理性は、
それさえ嬉しがり、また彼の熱を締め付けるのだが。
「 っわたし、も……ッ 」
ふわふわと揺蕩うような頭では、
そう返すのが最早精一杯。
言葉ごと奪い去るような口付けを受け入れて、
女はへにゃりと眦を緩め、舌を差し出した。
「 んむ、ン、ぁふっ……ふぁ、あ…っ! 」
まるで生き物のように絡まり合う舌のぬくもりも、
彼と触れ合えば触れ合う程に溺れる思考も
…… 訳が分からないくらい、きもちがよくて。
きらわれたくないだとか、綺麗な生き物を――だとか。
抱えていた感情全部が理性と一緒に蕩かされて、
残ったのは感じたこともないような多幸感と
だれよりも愛おしい、彼のことだけ。
「 ―― てれべる、む、
おく、もっと……ほしぃ……っ 」
重ねていた唇を離し、何もかも溶けた瞳で彼を覗き込んで
兎は彼に教えられた甘え方で囁き、
煽るように媚肉へ力を入れては、彼を奥へ誘おうと。
繋いだ手はやっぱり離さない儘。
兎の我儘を、蕩け切った甘えを
人魚は聞いてくれるだろうか。*
![](./img/stargazer/013_m.png) | ―狂った錬金術師― ミロンが後を尾けられていたのだろうか。 >>186美しい魔族に馬乗りになられ刀の切先を突きつけられている。 その、狂った錬金術師は、その幼さを隠せない姿でぱちりと目を瞬かせた。 「断る。私に何の利もない。 殺したいなら殺せば良い。」 この肉体に未練は無いから。 この家の地下に、錬金術師の 肉体のスペアが保存されている。 それを喪って本当に死んだとしても。 錬金術師はもう、構わないのだろう。 今は惰性でホムンクルスを生み出していた。 だって。サーシャはあまりにもサダルとは違った。 サーシャはサダルにはなれなかったのだから。 (195) 2021/12/16(Thu) 21:51:41 |
![](./img/stargazer/013_m.png) | 「でも。死ぬのなら、口付けで死にたい。」 そんなリクエストを許される身ではないけれど。 「…ホムンクルスが君に害を与えたのなら謝罪しよう。 それとも、正義感に駆られたのかな? あるいは贖罪。 それとも…まあ。 終わらせてくれ。」 侵入者の頬に手を伸ばし。 微笑みを浮かべる錬金術師。 「狂った恋心を。」* (196) 2021/12/16(Thu) 21:52:13 |
[約束を守ってもらえるなら体を合わせる今ばかりは、
彼女に無理を強いたくない理性を焦げ付かせもしよう。
男を掴んでは離さず、飲み込んでは奥にと誘う膣壁は
迎合するばかりでは無く、貪欲さすら連なる肉棒に訴えており
情けない部分すら受容せんとする彼女のように
不遜な侵入者を拒もうとする気配が伺えない。
それどころか、絶頂を迎える事ではくはくと蠢き
淫靡な快感に腰が戦慄いて、シーツに立てた膝が滑りかけた。
根元から持って行かれそうな強い性感に呼吸を時折忘れ、
荒々しく彼女を求める男は、純粋無垢では無く。
もう見ないようにすることも、きっと出来まい。]
――ッは、…、ぁ …
……あんたの、なかで …ンンッ …――溶けそうだ、
[繋がったまま融解しそうな程に、体が煮えている。
彼女を蝕む男とてそう感じるのだから、
受容している方はかくや、と考えるまでも無いだろう。
全力疾走に近い疲労感すら心地よく、
互いの呼気を、口内に飼う熱を与え合い。
彼女が気をやりはしても、死ぬことなど無いようにと
何度も何度も柔らかい髪の毛を手櫛で撫でやりながら
その間にも腰をゆっくりとだが揺り動かして。]
[今は先ほどよりも深い場所が近く感じる胎内を満たし、
ただ繋がっているだけでもしあわせで堪らないのに
ただひとりの、愛しい存在に乞われて
果たして頷けない男が、この世に居るのだろうか。]
お、く―――…、ん。 ここか?
[貪るような勢いで穿つのも良いけれども。
彼女と違い、加齢を重ねた者でもあるから。
激しく律動するのでは無く、長く意識付けるように
ゆったりと腰を押し付けては、深く沈むストロークで
蜜壷を丹念に犯し、水音をたっぷりと響かせて。]
理解るか、ラヴァンドラ、
――あんたは、俺で一杯だ、
[己と、己と体を繋げる歓びだけ、今は理解れば良い。
幸福に熔ける兎を諭すかのように深い場所を詰り、
時折腰の位置をずらして、悦い反応を示してくれた
ざらつく天井も幹で擦るようにし、彼女の胎内を蹂躙する。]
…は、ぁ……、そろそろ、俺も、
[愛しくて堪らない相手を抱く上で本来余裕など無い。
これでも達するのを相当に耐えていたつもりではあるが
絶頂の兆しに、思わず奥歯を食縛る。]
――…、叫んでも、喚いてもいいが、
気を、狂わせるなよ、
俺を、忘れられるのは 困る。
[血液と変わらないほどに、精液の齎す『薬効』は高い。
それを胎内に直接注ぐのだから、覚悟をさせて、]
[彼女の腰へと手を添え、一際強く穿ち。
許可を得るのも失念し、その奥底へ
――もっとと甘える女の肉壺目掛け、遡るものを止めずに。
どくどく、と勢い良く吐き出された精は、
膣を満たし、女の胎を満たし、 もしかすれば心まで。]
ッッ、っふ……!
[呼吸が整わず、乱れるまま。
悩ましい嬌声を紡ぐ唇を軽く塞ぎ、甘く吸って。]
――…、俺も、あんたで
一杯になってるよ、ラヴァ。
[ラヴァンドラという女のことしか、考えられないのだから*]
![](./img/stargazer/013.png) | ―狂った錬金術師― >>208まさか願いを叶えてくれるとは。 錬金術師は一瞬目を瞠り。 それでいて、口の中に流し込まれるものを拒まず喉に通した。 ああ、それにしても。 暖かな人肌に触れるのはいつぶりだろう。 自分を殺すためとはいえ、誰かに触れ合うのは。 まったくの他者と関わるのは。 >>209視線が重なる。抱きしめられる。 >>210そして。向けられた問いかけに。 (217) 2021/12/16(Thu) 22:55:15 |
![](./img/stargazer/013.png) | つまり。理解はしても納得が出来ず。 ゼロの可能性から一でも引き出そうと。 方向性を変え。アプローチを変え。目的すら見失いかけて。それでもやはり手を止める事ができなかった。 それでも、やっぱり。 手を止めることなど。できずに。 言葉を紡ぎ終えて、一拍。 体の内側で爆ぜるものがある。 心臓を貫き抱きしめる彼女も貫き。 体が震える。痙攣して。口から、体から、血を流し。 震える指先で彼女の頭を撫でた。 名前も知らない、でもサーシャを知る女性を。 (218) 2021/12/16(Thu) 22:55:58 |
![](./img/stargazer/013.png) | 「…一緒に死んで、くれ、るの…?」 それか、この程度では死なないのか。 こんな狂った錬金術師と死ぬなんて、そんな事はあり得ないだろう。 だから、離して良いのにと笑って。
指先をパタリと体の横に落とした。* (219) 2021/12/16(Thu) 22:56:12 |
![](./img/stargazer/013.png) | ―後日談― >>213その人はルイージさんではなかった。 後ろ姿が少しだけ似ていた、別の人。 どうして間違えてしまったんだろう。 「いえ、私はイクリールさんではありません。 イクリールさんはお隣さんですよ。 彼はイクリールさんに用があるらしい。 だから私は、もちろんイクリールさんの住居へと彼を案内する。 もしその中でルイージさんが死んだとか、その遺言を果たすためとハッキリ聞いたのだとしたら。 「またね」の言葉は果たされなかったな、と少し寂しく思ったけれど、どうだっただろうか。 約束でもなかったし、そんなものなのだろう。 (220) 2021/12/16(Thu) 23:06:51 |
![](./img/stargazer/013.png) | 「凄い人だったんですねえ、ルイージさん。」 >>215わざわざ鑑定せずともわかる、禍々しい雰囲気を纏う品々。 冒険者として活躍していたのか、と。 これはいつか二人に話してあげようと心に誓う。 「ああ、ここですよ。 イクリールさん、今はいますかねえ。」 ここからは彼と、イクリールの話し合いだろう。 それではと彼に頭を下げた私は、自分の家に向けて歩いて行ったのだった。* (221) 2021/12/16(Thu) 23:07:08 |
自分を縫い止め、組み敷く男の顔を見てしまえば
もう人魚を純真無垢とは到底呼べやしなかった。
そこにいるのは女を求める唯の男で、
―――― 彼の欲が向く先は、自分だけ、で …。
「 ンぅ、っは、 ぁぅ……っ 」
気をやってしまったことなんて伝わる筈なのに、
彼は腰の動きを止めることなく緩やかに動かしてくる。
微かな刺激もきもちがよくて、
―― もっと、快楽を教え込んでほしいと
熱を食む媚肉をはしたないと思う余裕も潰えてしまう。
強請って甘えれば、彼はそれを叶えてくれる。
当たり前のような顔で差し出されるそのやさしさが、
どんなに尊いものなのか――貴方は識っているのだろうか。
「 ふぁ、あ、そこ……すき、ぃ、っ 」
息をする間もなく責めるのではなく、
まるで教え込むように最奥へ先端を押し付ける動き。
媚肉を擦り、奥を甘やかに突き立てる熱へ
女は殆ど無意識に言葉を散らして喘いだ。
「 ぁふ、……ッん、ぅ……?
―――― ンぁ、あ、 ぁ……っ! 」
―― なにか、言葉を投げられているのが聞こえて。
彼の声も言葉も、なんにも逃したくはないのに
蕩かされた頭と理性が言うことを聞いてくれないのだ。
指で触られた時、絶頂へ導かれた弱点さえ責められれば、
蜜壷は男を誘うためにとめどなく愛液を溢れさせ
すっかり降りきった子宮へ招くように収縮を繰り返す。
怒張の先端が最奥に届く度、
膨らんだ入口は、熱を逃さぬよう吸い付いて。
耳に届く言葉の意味なんて、最早半分も理解出来ないけれど
彼が絶頂に至りそうな気配を感じ取れば
―― いいよ、と全てを受け入れるように咲って、
「 ………… っ、?
なん、れ ……? 」
なんで、という簡単な三文字も碌に発音出来ない。
幼子のように回らぬ呂律をどうにか正そうとして、
その真意を問う、――前に。
兎は、彼の言葉の意味を。
文字通り体で理解することになる。
「 ひぁっ、ぁ、…… 〜〜〜〜〜〜ッッッ!? 」
媚びるように蠢く膣内へ彼を迎え入れ、
一際強く奥を穿たれる快楽に溺れかけたところで。
胎内へ吐き出された彼の欲が、それ以上にあつくて
―――― ちかちかと視界に星が瞬いた。
今までのどれよりも大きな絶頂に、
精を吐き零す彼の怒張を食い千切らんばかりに締めつけて。
はふ、はふ、と必死に息を整えようとするけれど
身じろぐたびに甘やかな絶頂の波が引いてくれない。
「 んむ、……ッふぁ、あぅ……っ
や、 きもちいいの、とまら、な……っ 」
なんでぇ、と子どものように泣いていれば、
彼が唇を甘く吸う刺激にもまた達してしまう。
本物の兎のようにまっかに潤んだ双眸で、
叫びも喚きもしない代わり、
自分を快楽に沈めるばかりの人魚へ追い縋った。
「 もっと、あいして……っ?
おねがい、…… ここ、あついの…… 」
その原因がまさか、胎へ出された彼の精液だとは
愛しい恋人との情事に溺れた女では気付けない。
―――― 彼が渋る様子でも見せるなら、
力の抜けた腕で押し倒そうとでもするだろうし
「口でしてもいいから」と、
あの手この手で頷かせようとするのだけれど。
それが叶えられるにせよ、そうではなくとも
媚薬めいた効能が抜け切らぬうちに
兎は気を失ってしまうことになるのだろうが。*
![](./img/stargazer/013.png) | ― マスターと: sideベリル ― マスターと出会ってから、何年も、何年も過ぎて。 エオスから二日もあればたどり着くことのできる北の森で、ベリルはマスターと二人で暮らしていた。 今までの華々しいマスターの活躍とは違う、穏やかな日々。 木漏れ日のような、ひだまりのような、温かな時間が流れていく。 晴れの日も。雨の日も。春も、夏も、秋も、冬も。 魔剣を封印してからは静かに。穏やかに。 出会った日と比べて、ほぼ変化のない自分。 それに比べてマスターは歳を重ねて、人らしく老いていく。 髪が白くなっていたかもしれない。 皺も刻まれてきたかもしれない。 でも彼は、ベリルにとって変わらず大切なマスターだ。 (232) 2021/12/16(Thu) 23:48:45 |
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