人狼物語 三日月国


69 【R18RP】乾いた風の向こうへ

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【人】 放浪者 イシリオン

― 市場 ―


――…そう。
それじゃあ、この国も、しばらくは大変だね。


[ 売り子の女性に、購入した果物を
 切り分けてもらいながら聞いたこの国の事情。>>6
 入国する前に国王崩御の話は聞いていたが>>2
 その後継者たちの噂までは知らなかった。

 店先で頬に手を当てながら、視線を空の方へやると
 しばし、ふむと考える仕草をして。]
(135) 2021/04/16(Fri) 18:09:32

【人】 放浪者 イシリオン


[ 軍服の男が店に現れれば>>54、心の中で少々動揺はすれど
 平静を装って会釈を返し ]


いえいえ…どうぞ。
僕の用は済みましたので。


[ 不自然とならぬよう口元に弧を作ると、
 少し後方へと下がって、店主とこの軍人らしき男との話を
 しばらく横から聞いていた。 ]
(136) 2021/04/16(Fri) 18:11:04

【人】 放浪者 イシリオン



   おやおや、この猫さんが、なるほど……


[ 男の手にある猫が窃盗犯だというので、
 随分可愛いものだと思っていたところ、
 猫の口から聞こえたのは人の声。>>92
 
 そういうことか、と思わずクスリと笑みが漏れてしまった。
 もっとも、すぐに口に手を当てたので、
 それを悟られたどうか。 ]
(137) 2021/04/16(Fri) 18:12:10

【人】 放浪者 イシリオン



   …良かったね、おばさん。
   お金を払ってもらって。

   他の国じゃ、なかなか律儀に弁償なんてしてくれないよ。


[  >>92 店から去っていく男の後ろ姿を眺めながら
 今まで訪ねた国々で、こういった職にある者が居丈高に振舞い
 庶民の暮らしを踏みにじってきた様を思い出す。]

   
   ところで、さっきの人だけど――…


[ この国の規律が行き届いているのか、
 それとも個人の問題なのか。
 再び、売り子の女性から話を聞き出したりなどして。 ]**
(138) 2021/04/16(Fri) 18:16:18
放浪者 イシリオンは、メモを貼った。
(a22) 2021/04/16(Fri) 18:19:15

【人】 仕立て屋 アルフレド

 >>134ふーん、そら余計タイミングが悪いというか…。

[むしろそれに関っているのか、関わりたいのか。までは言葉には出さず。]
 
 食材ってんなら市場の中ぶらついてもあるけどな…その先を進んで曲がった当たりに赤と青の派手な傘がある店が出てるんで、それを目印にするといいぜ。その辺が特に集まってる。例えば…>>1魚なんかも買えるぜ。

[>>1そのあたりを指して。]
(139) 2021/04/16(Fri) 18:27:05

【人】 仕立て屋 アルフレド

 他所は知らんがここの布袋は丈夫で使い勝手がいいって俺は聞いた。あと魔法関連のものはかなり集まってるって旅行者達からも聞くぜ。だからピンキリになんだよな。

[同業のやり方は割とわかるものである。]

 まあ大それたもんは無理相談ってもんだがうちの工房に来ればそこいらのがらくたよりマシなレベルのもんだったら作れるんでな。住宅地の中にアルフシルバーって出てるとこが俺の小せえ城だ。

[住宅地を改めて指差し言うと、2個目のパンを取り出そうと袋に手を入れる。]**
(140) 2021/04/16(Fri) 18:43:21

【人】 第11皇子 ハールーン



(──変わった、ね?)


[もう7年は前の記憶と照らし合わせる。
目に映る色や、鼻をくすぐる香りは記憶のままだけれど確かに変化を感じていた。
人が増えたろうか。売り物の種類も豊富になったし、知らない菓子類が見えた気がした。

それがマイナスの感情ではなく素直に嬉しいのは、商人たちの活気は変わらないからだろうか?自分はあの頃と変わっただろうか。
気づく人はいないかもしれない。]

                
.
(141) 2021/04/16(Fri) 19:23:44

【人】 第11皇子 ハールーン


[懐かしいのに知らない場所のようでわくわくしながら、色とりどりの香辛料と、山羊のバター、トウモロコシ粉、香菜や豆や羊肉の挽き肉を買い込む。
白砂糖や、珍しい調味料も見つけてしまって、つい手が伸びてしまう。]


 か、買いすぎちゃったかな?

 でもまだお米を買わなくちゃいけないんだよね
 ダレンも探さなきゃいけないのに……
 もしかしなくても、俺って順番間違えてる……?


[ダレンのリクエストに完璧に応えたくて、つい夢中になってしまった。宮中での食事はもう覚えていない。怖くて、出されたものに手をつけることができないまま、本宅を出てしまった。
自分が知っているのは乳母仕込みの郷土料理だけ。]


 アーイシャに……会いたいな


                
.
(142) 2021/04/16(Fri) 19:25:50

【人】 第11皇子 ハールーン



 「……会わせてやろうかァ?」



[突然背後から聞こえた声に、振り向く間もなく肩を掴まれる。跳ね上がる心臓。振りほどこうとしても、どっしりとかけられた体重に身動きすら取れない。]


 (っ、どうしよう…………ダレン……!)


[乳母の名前を知っていて、自分を捕らえようとする人間なんて一握りしかいない。

なんとか振り払おうとして、崩れた体勢。抱えた食材が転がり落ちる──のを、その声の主に後ろから身体ごと受け止められた。]


                
.
(143) 2021/04/16(Fri) 19:26:32

【人】 第11皇子 ハールーン



 「おっと……。落ち着けよォ、ハールーン!」


[よく聞こえる明るい声と、鍛えられた褐色の腕にはめられた古い腕輪には見覚えがあった。思わず振り返って、逆光の面影に安堵する。

あの頃──毒殺を図られてから、よく街に、市場に逃げ込んでは商人らに匿ってもらっていた。けれどすぐ見つかっていた事を思い出す。

あの2番目の兄と──この3番目の兄に。]


 ────アンタル……!


                
.
(144) 2021/04/16(Fri) 19:27:27

【人】 第11皇子 ハールーン



[ 第3皇子、アンタル。

兄弟の中でもひときわ体躯が良くて、明朗快活。何かと人心を掌握したがる2番目の兄もアンタルの事は避けて歩いていたくらいだ。

策略に長けていないイメージだったが、この兄が市場の経済戦略を手掛けて貿易商にも手を伸ばしていると聞いて、驚いた。]



 「昔からここはデカかったけどなァ。
  今は作物の安定供給やリスク管理もできる
  ようになって、富が均しくうまく回る仕組みを
  作ってんだよ。ただあくまで、
  自給自足からは外れないようにだな!」


[ 『皇子』は、直接は政治に関わることが出来ない。進言することはできるけれど、採用されるかどうかは『王』の意志ひとつに尽きる。

けれど、間接的になら別なのだ。
一つの大きな声に勝るものはあると。だから日常から兄達は民の暮らしと親しんできたんだと、今なら少しはわかる気がした。]


  ……すごい、ね。


[まるで今初めて知った遠い人へ向けた様な、驚きと感嘆が漏れた。]
                
.
(145) 2021/04/16(Fri) 19:33:57

【人】 第11皇子 ハールーン



 「そういやお前、従者を連れてるんだってなァ?
  やるなぁ、逃げ回るだけの子兎だったのが
  オレも挨拶しておきたいが?どこだ?」



  ……えぇと……魔法での転送失敗して、
  ……はぐれちゃったん、だよね



[ バツの悪そうな顔をしてるだろう自分。
一呼吸おいて空を裂くような笑い声が響く。]


 「ッすまん……!そうだな、オレもお前の母君が
  くれた魔法具には楽しませて貰ったんだぜなァ
  そういえば……っ、はははは!そっかァ……!」


                
.
(146) 2021/04/16(Fri) 19:40:03

【人】 第11皇子 ハールーン



[嫌味のない笑顔にホッとした。そうだった、自分も、あの殺伐とした家の中でこの人の笑い声には助かっていたんだと、思い出した。屈託の無い。感情をそのまま投げたような、裏表のあるなしがわかり易くて安心する。]



 「──ハールーン」


[あらたまって、呼びかけられる。そこにあったのは、笑みをたたえてはいるが真剣な眼差しだ。]


 
 「──どうして戻ってきた?」



                
.
(147) 2021/04/16(Fri) 19:40:37

【人】 第11皇子 ハールーン



[権利を争わない者は命の是非を問われる。
その仕組みはわかっている。]



 「お前は俺達から逃げた。この国からも。

  てっきり外に居場所を見つけンだと思ってたよ
  父上に代わって、兄に代わって……国外に暮らす
  兄弟らの援助は続けるつもりだったぜ
 
  従者まで連れて……今更、王になりたいんだ
  なんて言わないよな?」


[予想の範囲内だったはずの問いかけに、反発する自分を覚える。]


 ──違うよ!俺は、ただ……ダレンに、
 この国を、見て欲しくて……



 「──ダレン?お前の従者のことかァ?
  見て欲しいって、どうして。
  や、そもそも従者を従えたのは何故なんだよ?」

                
.
(148) 2021/04/16(Fri) 19:43:50

【人】 第11皇子 ハールーン



[その問いは。まだ誰にも訊かれてないはずなのに、散々問われた気がした。不思議だ。そしてなぜ、こんなにも答えにくいのか。
逡巡していたら少し間が開いてしまい、なお答えにくい。]

 

 ──か、

 …………家族が、欲しかったから


                
.
(149) 2021/04/16(Fri) 19:44:35

【人】 第11皇子 ハールーン



 「………………従者は家族とは違うだろ。」



 ……違うの?



 「違うな…………虎と猫くらい違うぜよ。」



[大きくため息をつかれ、ひと呼吸、苦笑いしながら、わしゃりと撫でられた。

アンタルとダレンは少し似ている。
髪の色、と手の大きさと、硬さ──いや、触られた事は無かったっけ。

アーイシャ達はお前にどういう教育をしたんだと零されそして、苦笑いを消して話を続けられた。]


                
.
(150) 2021/04/16(Fri) 19:46:07

【人】 第11皇子 ハールーン



 「イスハークとイドリースが……

  ……それは聞いてるな?」



[そっと頷く。

父が死に、皇太子は殺された、とここに来る前に乳母から聞いていた。殺害は2番目の兄イスハークと、4番目の兄イドリースとの共謀で。

兄弟間での命の遣り取りは、宮中では隠されない。
どこの仔ヤギが生まれた、牛が食われた、などと同じような日常感で語られる。ただの力の誇示で、日替わりで競うゲームだ。

だから当然、殺す事に躊躇いがない。
自分に毒を盛ったのも、当時同い年だった弟からだった。第12皇子、イスマーイール。

死の前に成す術がない自分を見て彼は笑っていた。生き残ってしまってからは『納得いかない』と、日々追いかけ回されて──思い出すと気持ちが硬くなる。

やっぱり慣れない。自分には無理な世界だと何度となく思い知るだけだった。]


                
.
(151) 2021/04/16(Fri) 19:49:01

【人】 第11皇子 ハールーン



 …………それが、どうしたの?


[意識せず無機質な返事が口をついた。
人の死を、人殺しを、当たり前の日常のように扱ってしまう自分も嫌だ。]



 「──まだ、知らないのか。」



[目を丸くされ、含みをもたせるような、物言いをされる。どういう事かと問うたが、やや濁されたままで。
一先ず、はぐれた従者を見つけてやろう、とはぐらかされたまま市場を回ることになった。

自覚はするが、どうにも子供扱いされているのが悔しく。拗ねた自分の荷物は持ってもらったのだった。]**


                
.
(152) 2021/04/16(Fri) 19:51:28

【人】 第11皇子の従者 ダレン

>>139引っ越しのタイミングは意味深く思えるかもしれないが、その点について語る気はダレンにも無かった。

 食材店が集まっている辺りを教えてもらうと、そちらに視線を向けてから相手に視線を戻した]


  ありがとう、行ってみるよ。
  魚か……この辺りは川魚かい?


[大河があるしそこの魚だろうかと安直な発想をして、>>140布袋と魔法具の話には興味が湧いた。改めて住宅地の方角を確かめて]


  貴殿も魔法具作りを?
  アルフシルバーか、覚えておこう。
  何かお願いすることもあるかもしれない。

  私はダレンという。
  では、赤と青の傘を探してみる。
  よい一日を。


[ぺこりと腰から礼をすると、ダレンは歩き出した。
 緊張のせいか、左腰から下げた剣の鞘に無意識に左手で触れていた。

 市場の中でも食材店が集まるあたりを目指して歩けば、主と出会うこともあるだろうか>>142]*
(153) 2021/04/16(Fri) 20:04:39

【人】 囚われ セト


[ 美しいものだけを写してきたのだろう
  その宝石のような双眸が、
  驚きで見開いたまま固まっていて、
  こぼれ落ちてしまいそう。

  悍ましい光景だっただろうか、
  口元に添えられた細い指では
  留められない声が漏れて。>>132

  その表情に、少なくとも己を可愛がる
  飼い主の色は見て取れず、
  刺し殺す勢い程の鋭い視線を幾らか緩めた。]
 
(154) 2021/04/16(Fri) 20:34:19

【人】 囚われ セト


[ ここからでも分かる、質の良い衣服>>33
  オフホワイトの布地がふわりと風を孕んで、
  彼女の動きごと柔らかく包んでいる。
  澱んだ空気が、不似合いな甘い香り
  に混乱したように乱舞する。 ]


   
こんにちは、お嬢さん。

   Bonjour, jeune fille.


[ つい、と視線を外し、瞼を伏せて呟く。
  花のような香りが強くなり、
  彼女がこちらに近づいたのがわかる。

  布地の擦れるさり、という音に
  ちらりと目をやれば、まるで目線を
  合わせるように膝をついた彼女が見えて、
  少し驚いた。 ]
 
(155) 2021/04/16(Fri) 20:35:46

【人】 囚われ セト


[ 花弁のように形の良い唇がゆるゆると動く。
  そうして問われた言葉>>133に、
  今度こそはっきり驚いて眉が上がり、
  それからまた顔を伏せる。

  堪えきれず溢れた感情に肩を震わせて、
  くっくっと喉の奥で笑った。 ]


   ─── 別に、好き好んでここで
   休んでいるわけではないのですが。


[ おやすみなの、などという言葉が可笑しくて。
  ああきっと彼女は、大切に大切に
  育てられている令嬢なのだと知るには充分。

  このような禍々しい場所に
  来るべき人ではないはず。 ]
 
(156) 2021/04/16(Fri) 20:37:13

【人】 囚われ セト


   なにか、御用ですか。
   あなたのような方がいらっしゃるところではない。
   美しく揺れるドレスに、
   醜悪な臭いが付く前に
   お戻りになられますよう。


[ 視線を外したまま、頭を下げて。 ]*
 
(157) 2021/04/16(Fri) 20:38:06

【人】 第11皇子 ハールーン

>>153

 ────ダレン!


[通りを幾らも歩かずに、探していた人物は見つけられた>>153。彼が気づくが先か、駆け寄って手を取る自分が先か。]


 良かったぁ〜……!ホントにごめん!


[言い訳するわけじゃないが、魔法具には性格があって。不備と言ってしまえばそうなんだけど。と、話しつつ無事を確認する。]

                
.
(158) 2021/04/16(Fri) 21:26:22

【人】 第11皇子 ハールーン


[ところで彼は、この国では目立つ容姿なんじゃないかと思っていたのだが、意外とそうでもなかった。
色んな人種が行き交う、この街は──この国は、知らない場所のようで。]


 (違うか。俺が、何も見ようとせずにいただけ、
  だったのかな……)



 「──貴男が弟の『従者』となってくれた
  御方だな? 
  お初にお目にかかる、俺はアンタル。
  ハールーンの、兄だよ。」


[思いに耽ってしまいそうな所に、後ろから良く通る声の実にフランクな挨拶。
似てると思っていたが、実際に見比べると、ダレンの方がいくらか柔和な雰囲気だ。背は、この兄の方が高いだろうか?]*

                
.
(159) 2021/04/16(Fri) 21:26:56

【人】 第11皇子の従者 ダレン

[通りを歩いていると、遠くに主の姿を見つける。>>158
 彼がこちらに向かって駆け出したのは、それより一瞬早かった]


  ハールーン殿、無事でよかった!


[手を取られながら、安堵で笑みを溢れさせた。
 危険な目に遭っていやしないかと不安でたまらなかったのだ。

 >>159様々な人種が行き交う市場では、この国の人かどうかを咄嗟に見極めるのもなかなか難しい。
 この市場に慣れた風だった人に出会えたことは僥倖だったろう]
(160) 2021/04/16(Fri) 21:48:46

【人】 第11皇子の従者 ダレン

[と、主の後ろに立つ長身の男から名を呼ばれ、挨拶された。>>159

 主の兄と聞いて一瞬だけ警戒したが、親しげな様子を見れば敵意の無い人なのだろうと察し、深々と礼をする]


  アンタル殿。
  初めまして、ダレン・パターソンと申します。
  ここより北西の国で生まれ育ちました。
  元は騎兵です。


[明かしても差し支えなさそうな身の上を明かし、国名は伏せた。
 今はどことも戦争もしていない平和な国だが、国軍はもちろんのこと、私兵を持つ貴族も複数いた。

 ダレンはとある貴族に使える兵だったが、以前の主もあまり争いは好まず、自衛のために軍備を整えるタイプだった]*
(161) 2021/04/16(Fri) 21:50:00

【人】 宵闇 ヴェレス

 次の冬には君が満足する暖房設備を準備しておくよ。

[ 朗らかに>>128、けれどやはり北国以外の暖房設備が許し難いといった彼の様子に、寝台に横たわりながら噛み殺すに似た笑いは伝わったろうか。

 北国の冬は下手に空調に手を抜くと死につながる。
 自分も元は北方の出であるから、長い冬を宅内で快適に過ごそうとする文化は承知しており、彼の言いたいことはわかるのだが、それでも初めて出会ったのは春から初夏であったから、その冬に彼が訪れた時の、室内で暫く外套を手放さなかった理由には目を丸くした。
 自分が寒さに強いと言うより無頓着であったせいもあり、不自由をさせたのを恐縮したものだ。

 また来る、と 旅立つ時に彼は言った。その言葉通り、纏まった休みが取れると、そうでなくとも旅の所用で近くを通りすがる事があれば、彼は自分の元へ顔を出してくれた。

 また次に会う時、と約束に約束を繋ぐようなところがふたりにはあり、この旅行も以前の旅行の合間に約束したものだ。
 次の冬もダンテが訪れてくれる。それを言外に望みとして滲ませている。

 言葉はすぐに寝息に変わった。]*
(162) 2021/04/16(Fri) 22:43:42

【人】 貴族の娘 アウドラ



[ おかしな声をあげてしまったからなのか、
  それとも彼女の様子から敵意のようなものが
  感じ取られなかったからなのか。
  理由は一切わかりかねるけれど
  交わっていた視線は幾分緩やかになり、
  彼女の表情も少し穏やかになったはず。
  
  相手のことを間近に、と
  近づこうと思った矢先に聞こえた言葉は
  この国の言葉ではなかったけれど、
  こんにちは、と言っていることだけは
  かじる程度に教わった彼女でも分かった。 ]



(163) 2021/04/16(Fri) 22:50:42

【人】 貴族の娘 アウドラ



   あなたは、この国の人ではないのね。
   どうしてお客様がここに……


[ この国の人間でなければ、
  大半は諸国からの客人であるはず。
  彼女は鉄格子の中に囲われている人の
  衣服や様子を見て首を傾げるしかなく。

  ふと驚いた表情を見せつつも顔を伏せた
  その人の返事に更に首を傾げた。>>156
  ならば、ここにいるのはおかしい話。
  でも、その人は微かに笑っていて、
  何がなんなのか理解するには
  彼女は何もしらなすぎている。   ]




(164) 2021/04/16(Fri) 22:51:11
 




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