47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】
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[息を乱し
肩を喘がせているあなたは
酷く艶めいていて、ぞくりとする。
俺の…唾液のせい?で濡れ光る形の良い一対。
指先で肌の表面を辿るより
もっと深く触れ合えていた気がするのは
内蔵につながる入り口だからなのだろうか…?
(‥‥‥‥もう一度、)
眼鏡の奥の瞳に
欲を滲ませて見つめていると
異国の言葉が流れるように吐き出された。]
ぐーてんま…… ???
[たしか挨拶だったような気がするけれど
不思議なタイミングに、脳内にハテナが飛んだ。
異国の習慣も
キスの作法も知らないから
恥を忍んで教えてもらっておいた方が
良いだろうかと口を開きかけて、]
っ、 !!
[押し付けられる体に息を飲む。]
[生殖の役目を果たさせるつもりの無い
俺の無用の長物が
あなたを思い出しながら致した時以上に
熱り立ってしまっていることも、
それを知られてしまうくらいに
密着してしまっていることも衝撃だったが、
それ以上に、
擦れ合うもうひとつの昂りに
後頭部をガツンと殴られたみたいに
脳がくらくらした。
と、同時に膨らむのは────
逢えなかった間、ずっと
我慢し続けていた触れたいという
欲
。]
[今すぐにでも、手を差し入れて
その温度と形を
確かめたくて仕方なくなるけれど、
あなたには最高の幸せを捧げたいと
誓ったばかりだから
無理強いになってはいけないと、ぐっと堪えて
腕を腰に回して受け止めるに留めて
欲に掠れた声だけを送り出す。]
…あのさ、
アクスルが好きすぎて、俺
おかしくなってるのかもしれないけど
どこもかしこも
全部 見たくて
全部 触れたくて堪らない…、
この前の「全部、見せて」の続き
今、此処で望んでも構わないだろうか?
けど…、 あなたが理想とする”仕上げ”は
出来ない男だから、もう嫌…かな?
[あの日とは条件が違ってしまっていることに
言いながら思い至って、
最後は少し揺らぐような音になった。
嫌ならどうにかして抑え切るしかない…と
あなたの幸せを優先させるのだ…と
決意を新たにしつつ、
意識して柔らかい表情を作り、青い瞳を覗き込む。
どんな答えでも受け止めるよと伝えるように。]*
[この人は自分の気紛れな言動が
どれだけ俺の心を搔き乱すのか分かっていない。
顔がわりと好きだとか、普段の俺の方が落ち着くとか
褒め言葉でも何でもないただの感想が
俺をどれだけ浮かれさせるか全然分かってない。
もう一年も隣で同じ時間を過ごしているのに
俺の心は彼に慣れる事なんてなくて
ずっと変わらずにこの人に恋をし続けている。
飽きもせず、どきどきしっぱなしだ。]
色気のないこと、言わないで下さいよ。
[急に素の戻る彼に笑ってしまう。
けどこんな予定調和じゃないやりとりも
白けるどころか面白くなってしまうのだから
この人は本当に俺を誑かすのが上手い。]
[押し入った衝撃で絞り出される声に
心配と同時にぞわぞわと背筋を這うような
不思議な感覚が広がっていく。
明らかに気持ちいいのとは違うくぐもった音に
大丈夫かって気遣うのが正しいのに
俺を受け入れる事に必死になってるのが
愛おしくて可愛くて――
ああ、違うな。
今この時は俺だけのものなんだって
そう言う征服欲みたいな凶暴な感じのやつだ。
求められて応じるふりで顔を寄せて
でも口付ける時は噛みつくみたいに容赦なく
呼吸を忘れたみたいに唇を貪ってやった。
息苦しさでもがく唇の動きが
俺に縋って助けを乞うみたいで気分が良い。]
[でも童貞の俺が余裕でいられたのは
所詮そのあたりまでだった。
自分だって初めてのくせに、苦しそうなくせに
わざとなのか無意識なのか
煽るような物言いをする彼に少しむっとして
半分ほどしか入ってなかった楔を押し込んでいく。
指では届かない、ぴたりと閉じた奥を
割り拓いていく感覚に腰が抜けそうになった。
小さな入り口に先端を入れるよりずっときつい。
自慰で指を使って擦り上げるのとも
柔らかく包み込んで吸い上げる口淫とも
まるで違う絞り取られるような快感に腰が止まる。
えろく腰振る?無理じゃない?
これ、動いたらどうなんの。
情けないけどすぐイく気しかしない。]
…慌てないでください。
ちゃんと慣れさせないと終わった後が、ね?
[しがみついてやらしいお願いをする彼に
頭を撫でてよしよしとなだめてやる。
無茶したら大変な事になるのは本当だ。
嘘は吐いてない。
けどそれを隠れ蓑にしているのは否めない。
少ししたら締め付けられる狭さに慣れて
今度はゆっくりと腰を引いて擦れる粘膜を味わう。
彼の要望とは真逆の動きだったけど
童貞に最初から激しさを求めるのが間違いだと
自分を正当化して正気を保った。
自分と内壁の温度が溶け合った頃合いで
今度は少しずつ早く腰をピストンしていく。
リズムもめちゃくちゃな拙い腰使いで
前立腺を探す余裕もない
ただ擦りつけるだけの動きでも
こっちの快感は加速度的に増していった。]
[最初は息遣いを耳に受けながら
相手を気遣う気持ちだけはあったのに
徐々にそんな余裕もなくなっていってしまう。]
聡さん、すみませ…っ
優しくするの、無理――ッ
[ジェルが溢れる濡れた音だったものが
次第に渇いて肌同士がぶつかる音に変わる。
要領を得たんじゃなくてただがむしゃらに
貪るだけの突き上げに自分も翻弄されて
助けを求める心算で相手の手を掴んで指を絡めた。
自分が抱きたいって言ったくせに
制御出来なくなって縋るなんて笑える。
凡そ抱いてる側だとは思えない
蕩けた甘い声を吐き出しながら腰を揺すり
速く浅いストロークで体を彼に押し付ける。]
は、っ、は、…っ
あきらさ、おれ、も、だしたい…!
もう、むり、イきたいの、がまん、むりです…っ
[初めてのセックスなのに。
想像してたより全然余裕なくて
情けなくも泣きそうな声を上げて懇願する。
僅かばかり残ったプライドが何とか保っていたけど
せり上がってくる吐精感に
それもあんまり長くはもたなくなってくる。
体を起こして相手の腰を押さえ込むと
最期と分かりやすい勢いで容赦なく突き上げて
ん、と喉を鳴らして最奥へ捩じ込むように
薄いゴムの中へ滾る白濁を吐き出した。
胸を上下させて乱れる息を整えながら
賢者タイムと言うやつでぼーっと余韻を味わって。
意識がはっきりしてくるにつれて
寒気のような嫌な感覚が背中を這い上がってきた。]
えーと、その…すみません…
[一人で盛り上がって勝手にイってしまった。
消え入るような声でバツが悪そうに言って
すり寄るように鼻先を近付ける。
身体は未だ、繋がったまま。]*
[未だ身体の奥には熱が燻っていたけれど。
見上げれば、青き月にかかる紅葉の樹影が
揺らめく湯煙の中に烟り。
あぁ、此処に。
妻と来れて良かったと────…
いや、彼女という存在と出逢えて良かったと
俺は改めて思うのだった。
そんな、互いの鼓動を間近で感じながらも
穏やかな一時に。
請うた言葉に琴羽が応える]
[慎重な彼女なればこそ、
その返事は一つ一つ噛みしめる様で。
そしてこんな時でもまた、
自分ではなく俺の負担になるのでは無いかと
そう心配するのである。
まったく、琴羽という娘は……
あぁ、無理にとは言わないぞと
ゆっくりと考えてくれれば良いと言いかけて。
琴羽がきりりと面を上げる。
その面差しは実に頼もしく]
有り難い。
異形退治、先日の触……蛸の様な
妖怪であれば俺の得意領域なのだがな。
今日のような人の霊は、
正直不得手なのだ。
ただでさえ、異形が巣食う場所には
迷える魂が溜まりやすい。
反魂の巫女である琴羽が時に場を清め、
時に今日の様に魂を還してくれれば、
俺にとっても御霊にとっても大助かりだ。
[そう。
己の力を風に乗せてぶつけるという
ある意味で力任せの天狗にとって、
罪の無い魂というのはどうにもやりにくい相手だったのだ。
今日もまた、消耗戦を強いられたというワケであり]
────故に、副次的に。
手伝ってくれれば消耗も抑えられる。
琴羽を求め過ぎる事も恐らく……
恐らく、だが。
減るのでは無かろうかと、な……
[微妙に語尾が小さくなりつつ。
けれど、そっと琴羽の髪に手を添えて]
まぁ、だが……
少なくとも。
そなたは、俺が護る。
危険になど、晒すまいよ。
[その濡れた水蜜桃の如き唇に
甘く柔らかな口付けを落としたのだった*]
[貴方と触れ合う場所はどこも気持ちが良いし
内側の変化に追い付くのに精一杯で
熱を蓄える身体の一部に気づかない。
腰を抱いて貰えたらそれも心地が良くて
甘えるように身体を擦り付けた。
一時的に増した快感に、はぁ……、と熱い息を吐く。
貴方の身体を使ってした初めての自慰だ。]
[掠れた声に鼓膜を震わせられた。
全部 見て欲しい
全部 触れて欲しい
僕も貴方と同じことを望んでいる。
物言わぬ虫たちと同じ様に
好きにしてくれて構わないのに
確認してくれるなんて
何と気遣わしいのだろう──…。
と、その前、何と言っていたか。
────好きすぎる? 僕のことが?]
[覗き込んでくる彼に見せたのは
ぽかんと呆気に取られた顔。
それから点と点が繋がっていき
燃える様に熱くなった頬だ。]
……っ
[貴方の眼鏡の奥の黒き瞳を片方ずつ確認するように
青色を左右に揺らして、
自分の方はどうかと考えてみれば
答えは瞬きひとつの間に見つけられる。]
[貴方の撫でてくれる掌が。
見つめてくれる瞳が。
生涯をかけて愛おしんでくれる心が。
……そんな、貴方から切り取った
一部の話だけではないって
どうして今まで気づかなかったのだろう。]
治人のことが好きすぎるから……
したいように……、して、欲しいよ……
[うるさい心臓の音に負けないよう絞り出した声は
それでも小さかったけれど
この近さならきっと、届いたかな。]
[それから付け足す。
受け身が過ぎた気がして。]
僕も、して欲しくて堪らないんだ……
[自分自身の望みでも在ることを伝え。
その後のことは、──僕と貴方だけの秘密。**]
[ 大助かりだと言われれば
嬉しさが溢れんばかりの笑顔を零して。
けれど、続いて話される内容に
肩を落としては下を向いてしまった。]
それは……。
[ 何かを言い掛けては口を閉じる。
以前であれば、
多少減るのは身体の負担を考えれば
そんなに悪い事ではなかった筈である。
しかしながら、今は……。
]
[ 下を向いたまま黙っていれば、
髪に触れる彼の手。
そっと己の手を上から被せよう。
愛おしげに、包み込むように。]
時見様……。
[ 告げられる言葉に
胸に温かなものが溢れて。
嬉しさのあまり瞳が潤む。
( もう……この人は…… )
触れる唇は甘く。
言葉にしなくとも想いが伝わってくる。]
[ 口付けの後、
彼の瞳を真っ直ぐに見つめながら。]
私だって……
護られてばかりではいませんからね?
[ なんて、と照れ隠しに
くすりと微笑んでみせて。
また、俯いてはちらちらと
彼の顔に視線を向けては。]
それと…その、
減った分、
……私からお誘い、
…しますね。
[ 何が、とは言わずに。
それから彼の唇に
自分のものを重ね合わせ、何度も何度も
その甘い感触を確かめ合っただろう。
繰り返し繰り返し、飽きるまでずっと。]
[ その後。
湯に浸かったり、身体を洗ったり。
存分に温泉を堪能した頃合い。
湯の中に二人並んで
浸かっていた時だったか。
彼の顔を覗き込み、
暫し視線を彷徨わせた後。
熱く、物欲しげな眼差しを注ぎながら]
部屋に戻ったら、その、
……続き、しましょう?
[ そう告げてから、口付けひとつ。
それから首の後ろに腕を回し
正面から柔らかな胸を、腰を触れ合わし。
だめ? と首を傾げてみせた。]*
[まるで誓いの儀式の様な
長く静かな口付けの後に。
心優しき妻は綻ぶが如き笑顔を見せる]
───あぁ、頼りにしている。
[湯気で額に張り付いた前髪を
指先で横へと掻き分けて。
こつり、互いの額を合わせよう。
今日からは、
初恋の君であり、妻であり、
唯一無二の主食であり、戦友、なのだから]
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