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【人】 黒崎柚樹[両耳の穴は誕生日の朝、武藤に開けてもらった。 武藤のくれた青色のファーストピアスを1ヶ月弱つけ続け、武藤の誕生日、武藤がくれた銀のピアスに替えたもの。 武藤とお揃い、輪の形をしているもので。] …………戻った、ね。 [良かったね武藤、と囁いて。 でもね。とりあえず。 私は(きっと武藤も)、とにかくお腹が空いていますので!?] (66) 2023/03/05(Sun) 20:31:18 |
【人】 黒崎柚樹[鉄板に当たる側の食パンに、マーガリンを全面しっかり塗って。 ツナにみじん切り玉ねぎとマヨネーズを和えたもの、スライスしたゆで卵、たっぷりチーズを層にしてホットサンドメーカーにしっかりセットしたら、あとは焼くだけ。 "たま"は結局、卵と玉ねぎ、両方にすることにした。 自宅にあるものは電気式のだけど、まあ直火でもなんとかなるよとコンロにかけてみたら、実際、なんとかなるもので、きつね色に美味しく焼けたホットサンドが出来上がり。 牛乳多めのミルクティーと、オレンジジュース、果物は簡単に苺を山盛り、ボウルによそってテーブルの真ん中に置いた。] …………いただきます。 [空腹極まりの中、温かいサンドイッチを口にしたら、漸く、強張っていた心も頭も動き出した気がする。 色々話したいことも聞きたいこともあった気がするけれど、武藤が"柚樹"って呼んでくれるだけで、なんだか充分な気もしていた。*] (67) 2023/03/05(Sun) 20:32:42 |
【人】 片連理 “椿”[ロッジの周りを大きく一周回ってみる。よくよく見れば、生い茂る木々は見慣れないもので、季節も場所もよくわからない。 奇妙な場所だが、景色は美しく、気候は穏やか。例えば、ずっとここで過ごすのも、悪くはない。] (68) 2023/03/05(Sun) 20:56:33 |
【人】 片連理 “椿”[同じようにウッドデッキから戻ってきて、今度はリビングではなく玄関から中に入った。土に塗れた足を軽くはたいて、バスルームへ。 足を洗って、キッチンで紅茶を見つけて湯を沸かす。冷たい水は苦手だ。] (69) 2023/03/05(Sun) 21:13:47 |
【人】 月島 雅空[それからされた説明は、なんとも現実味のないものであった。 漫画とかアニメや小説などだとありそうなものだが、そういう特殊な環境>>60で育ったらしい。今にしてペルラの姿を見てみれば、深い青の生地に銀色の糸で彩られた衣装は、着物とも違ってどこか神聖でエキゾチックなものであった。 ただ、気になった点があったとしても後でまとめてしたほうがいいだろう。彼女が違う場所からやってきた―――というのを信じる信じないは一旦置いても、本題に対する前情報として受け止める。 そして一番気になること、というのだがそれそのものはペルラ>>61にもわからないということだ。ただなんで攫われたかは別として、、珠月の行き先というのにはわかっているということらしい。それが能力というものであり親切によるものであるとのことだ。] (71) 2023/03/05(Sun) 21:17:10 |
【人】 月島 雅空[そして珠月はペルラが信頼している人の元に送った。とのことだ。 不安は消えないものの、なんら情報がない状態よりはマシだろう] …ちょっと……ちょっとだけ整理するから待ってもらっていいかな? [もちろんそれを信じられれば。という前提が着く話しだ。 謎の事象により珠月は消えてしまった。 そして同じく謎の事象により彼女、ペルラが現れた。 だから共通点はないだろうか?と思った。思った以上の情報量だし、そんな不思議な存在、あるいは力をもっている彼女の言うことを信じる――といっていいのかは懐疑的で楽観的に思える。 でも――じっと自分を見ていて、落ち着いて切々と訴えるように、そしてどこか申し訳なさそうに説明を受けた。 年齢も雰囲気も色々と違うけれども、ただそうやって嘘も虚勢も張らずに愚痴ったり訴えたり甘えたりする。そんな雰囲気だけは珠月と似ているのだ。 少なくともこれを話してるのが珠月だったら、こんな荒唐無稽な話をされても自分は信じただろうと思えてしまうだろう] (72) 2023/03/05(Sun) 21:17:32 |
【人】 月島 雅空[それに現実的な問題もある。 今回の事柄を説明して誰が信じてくれるだろうか。 父と天原母には説明したら信じてくれるとは思う、ただそれは長年の家族としての付き合いという信頼があってのものであり、その二人以外には通用しないものだ。 警察にいったところで、理解を得られる気がしない。よって解決の糸口がそちらにはない。] 質問、いいか? ペルラの世界についてってことじゃないんだが… [口調は違えども、呼ぶ声は、彼女にとってとても馴れ親しんだ声にも聞こえただろうか。そうとは知れずに] 話が真実だとして、ペルラに力があれば珠月…貴女に似た見た目の女の子の名前だな。 その珠月を帰せた。っていってたが、力を回復させれば、こっちに連れ戻すってことは…できそうかな? [彼女が安全を保障していたが帰還についてはわからない。そして現実的な問題としても解決の糸口がないのなら、それを頼れるのだろうか。と聞くのであった*] (73) 2023/03/05(Sun) 21:17:56 |
【人】 武藤景虎じゃあツナがいいな。 [聞かれた二択に答えると、呪文みたいな単語を言われて首を傾げたが、組み合わせのことかと合点がいった。 つなたまちーのたまは卵かなと思って聞いてたけど、玉ねぎのこともあるようだ。>>64 卵も玉ねぎも合うと思うからどっちにしても好きなのだけど。 柚樹はいつも朝起きるのが早いし多分さっき合流する前には走っていたのだと思う。 その分朝食も早いからかなり腹は減ってるんだろうな、とは。 オレも朝から走り回ったりしたので空腹だったとのの、消えていたはずのこの半年で増えた思い出の品が戻っていたことが嬉しくて、急いで確認しにはいってしまった。] (74) 2023/03/05(Sun) 21:57:04 |
【人】 武藤景虎[飯の準備をしているところに悪い気はしつつも、柚樹のところへバスルームから一直線に向かえば、左手と耳元を確認する。 指輪を受け取ったのは正月明けすぐで、ピアスを付け替えたのはオレの誕生日だからどちらもこの二ヶ月程度、見慣れてきた銀の装飾を目と指で確かめれば安堵の息を吐いた。>>65] ……うん、良かった。 [半年間のことを思い出したのがほんの少し前のオレがこれだけ安心するのだから、昨日から今までの間、柚樹はどれ程不安だっただろうと思うと申し訳ない気持ちになってくる。 記憶をなくしていた間のこともきっちり覚えてはいるので、後で改めて謝らないとな、とは。 とはいえ、柚樹が空腹だと元気がなくなるのも確かなので、掴んでいた左手を離すと、ホットサンド作りは再開してもらった。] (75) 2023/03/05(Sun) 21:57:26 |
【人】 武藤景虎いただきます。 あ、卵と玉ねぎはどっちも入ってるんだ? 嬉しい。 [牛乳多めのミルクティーも好きなやつだし、此処にいる間は柚樹の手料理が食べられるんだなと思うと、気分が上向きになった。 冬休みに黒崎家に数日滞在した時のことを思い出して、あの後しばらくはかなり寂しかったな、とか。 少し懐かしい気持ちにもなりながら、美味しそうな香りの湯気を立てているこんがりと焼けた狐色のパンに齧り付いた。] うん、美味いよ。 [温まったツナとゆで卵、とろりとしたチーズの組み合わせは鉄板で美味いものだし、空腹も合間ってさくさくと食べ終わってしまいそうだった。 昨日のココアも美味しかった、とミルクティーに口をつけるのは、実家に呼んだ時にミルクティー好きなんだ?と聞かれたのを思い出して。 オムライスも、オムレツ乗せるやつを作れるようになってた理由は今ならわかるので。 こういう些細なことを柚樹が覚えててくれるのは嬉しい反面で、オレも柚樹のことなら何でも覚えてるつもりだったんだけどな、とは思ってしまう。] (76) 2023/03/05(Sun) 21:57:51 |
【人】 武藤景虎……柚樹、ほんとに、ごめんな。 [ホットサンドの最後の一口の端っこを食べ終えると、ミルクティーのカップを傾けてひと心地ついてから口を開く。 昨日から今朝までの間、どれほどに不安だったかは想像に難くない。 オレが無邪気に男だと思いながらもベタベタと触り出したり、手を差し出したり、挙句に裸を見るという最悪な気付き方をしたこととか、全部。 柚樹が結構よく泣くことをオレは知ってはいるが、極力人前で、というか、オレの前で泣かないようにしてるのも知ってるし、泣いた理由も今なら検討がつく。 でも、あの事故が起きる前からずっと違和感はあったんだよって言ったら信じるだろうか。 そっと手を伸ばすと対面にある手の甲に触れた。] (77) 2023/03/05(Sun) 21:58:27 |
【人】 武藤景虎……オレの偽物ってどんなだった? [美術館で遭遇することがなかったのは、オレが早々に現実へ還ったせいもあるが、何で今更あれが出て来たんだろうとは不思議ではある。 多分、柚樹が泣いている理由もわからず、かといって胸の内を伝えられる状況でもなく。 柚樹がオレを通して見ていた何か(それが何かは今ならわかるが)への複雑な感情が現れたのだと思うのだけど。 “あれ“がオレの半年間の記憶を知っていたなら、柚樹を柚樹と呼んでいたなら、そっちの方に縋りたくなってもおかしくないんじゃないかとは思うので。]* (78) 2023/03/05(Sun) 21:59:35 |
【人】 一匹狼 “楓”[しばらく窓からぼんやりと外を見ていたが、ふと、なんとなく寝室から出て螺旋階段を降りる。 そのまま玄関から出て、改めて日差しの眩しさに目を細めた。 正面に生える木に目を留め、歩み寄って木陰に入ってみると、広く伸びた枝葉が日差しをほどよく遮ってくれる。 しばらくはそのまま芝生に座り込み、幹に凭れかかっていた。けれどもう少しその場にいたい気がして、芝生に寝転がる。 組んだ両腕を枕代わりにして、枝葉の隙間から空を見上げた。 夜に窓の外を見たときにはすっぽり闇に包み込まれたかのように思えたロッジの周囲も>>0:372、昼間は特に違和感が無い] (79) 2023/03/05(Sun) 22:01:14 |
【人】 大学生 寿 達也― コテージ内 ― [要は一度、目を覚ましたようだ。 自分の腕の中で身じろぎをし、スマホを見ているようなので、きっと時間を確認したのだろう。 自分が寝ていると思ったのか、また布団に入りなおして目を閉じている。 その寝顔を自分が堪能しているのにも気づかず。 可愛い。目を閉じると切れ長だけれど二重な瞼から伸びる長いまつ毛が印象的だ。 綺麗だなぁ。 その口元のホクロの妖艶さがなりを潜めて印象が変わるのが不思議だ。 彼が起きてくる前に、とそっとベッドから抜け出して。 昨日は開くことすらしなかった、持ってきた大荷物を取り出しておく。 彼が起きてくる前に、少し周囲を散歩しておこう。 彼を撮影するのにふさわしい場所の候補を今のうちに選んでおかないと。 時間は有限だから、最大限使うためには事前の準備が大事*] (81) 2023/03/05(Sun) 22:08:58 |
【人】 天原 珠月あの女の子はミツキというのね……。 [ひとつ頷いて。] できると思う。 いえ、どうにかしてみせる。 私の力は元いた世界の島の力ともう結びついているし……ミツキはもう島に着いてはずだから、より都合がいいわ。 この世界から私が力を使って、一気に連れてくる。 [水のある場所の方が有り難いから、力が貯まって儀式をするなら此処がいいかしら、とまで口にしてから。] ……此処の湖って、何か特別な場所だったりする? なんだか不思議な気配があるような……。 [じっと自分が現れた湖面を見据える。 今はもうあるはずのない月光の揺らぎも、星の光も散っておらず、穏やかに時折風に波立つばかり。] (83) 2023/03/05(Sun) 22:10:53 |
【人】 片連理 “椿”[目覚めると日が暮れかけていた。 いつの間にか眠ってしまったようだ。 寝室を覗いてみたが、楓はそこにはいない。カップをキッチンのシンクに置いてから一階を見て回ったが、そこにも気配はなかった。 外に出ているのだろうか、と、サンダルをつっかけて外に出てみる。 ウッドデッキの方には誰もいない。少し風がひんやりとし始めて、薄紫のショールをぎゅっと握りしめる。 玄関の方へ回ってみると、すぐ正面の芝生に横たわる楓が見えた。どこかで行き違ったのだろう、椿は階段を下りて、楓のもとへと歩み寄る。] (84) 2023/03/05(Sun) 22:17:27 |
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