人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 自傷のつもりは、本当になかった。
 飲んでも飲んでも頭痛が止まなかった。
 どうしてどうしてと、泣いても叫んでも許されなかった
 痛みの記憶が鮮明に思い出されて。

 アリアの薬彼女の優しさなら、なんて
 馬鹿なことを考えた。私の罪だ。
 だから、今から語るのは彼女への誠意。それから、
 …………多分、聞いて欲しかったんだと思う。
 友達、だと、勝手に思っていたんだよ。貴女のことを ]
 

  ……ええと、わたしたちの家のことは話したんだっけ。
  中央の名家で、とても恵まれていたと思う。
  ただちょっと……折りが合わなくて。
 
  物心つく前からの大反抗期でさ、親も手を焼いてた。
  それでもなんやかんや落ち着きはしたんだけど、
  まあ今から家族やりましょう、なんて言えない空気で。

  腫れ物扱いの上に外に出られない生活で、
  まあわたしたちはそれでもよかったんだけど……
  ってそれはいいや。

  この洋館に来て、それでも細々とやりとりがあってさ。
  誕生日も、数日遅れてお祝いしてくれたりして。
  この人たちもきちんと家族をやり直ししてくれようと
  してたのかなって。思ったんだ。
 
(172) 2022/12/16(Fri) 22:16:19

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


  ……馬鹿だよね、子供を捨てるまで
  思い詰めてたなんて知りもしないで。


[ それを告げる書類が、奇しくも誕生日の朝──
 一度目の喪失に重なった。
 ああ、私はまたなくすんだ。
 そして、どうしても諦められないものまでなくすんだと、
 思って、しまった。 ]
 
 
  それで…………頭痛が酷くて。
  痛くて痛くて、いっぱい飲んじゃったんだ。
  本当に、ごめん。
  

[ それでも、本当のことわたしたちの虚構だけは、
 決して言葉には出来なかった。
 言葉にしたら全て失う気がして、言えなかった。
 ごめん、と、手を取ることを許されていたなら、
 押し頂くように強く握り締めて。 ]
 
(173) 2022/12/16(Fri) 22:16:55

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  …………まだ、わたしたちの先生でいてくれるかい?


[ 薬師を指して『先生』と。
 貴女が辛抱強く付き合ってくれたから、
 痛みを憂うことも少なくなったんだよ。
 生き易く、なってたんだ。

 洋館に来て初めて訪った人。受け入れてくれた人。
 薬だけじゃない貴女の真心が支えてくれた。
 だからやめるなんて言わないで貴女が必要なんだと、
 縋り付くような気持ちを隠して、そう訊ねてみた。
 彼女の、答えは ──── …… * ]
 
(174) 2022/12/16(Fri) 22:17:24

【人】 Y『恋人』 クリスタベル



[ >>126
 ノックの音が微睡みに差し込む。

 “彼”のものではない。
 というより、彼以外で自室まで訪問する人の方が珍しい。
 軽い、華奢な手で鳴らされた音が、夢に沈む思考をゆるり
 と呼び覚ました。

 誰だろう。

 ……いや、誰なんて考えるまでもなかった

 女性陣とは殆ど個人的な付き合いはなかった。
 彼女らと並ぶと自分との相似を感じさせ、
 また彼女らを羨ましいと感じる心がどこかにあったんだ
 と思う。何となく、居心地の悪さを感じていた。

 でも風に乗り届く彼女らの声を聞くのは楽しかった。
 憧れて、遠くから眺めるだけで満足な気がしていた。
 全てはもう遅いのだけれど。

 そんな華やかな姿が過ぎりながら、
 凪いだ水面のような彼女、本当は沢山の優しさを湛えた
 その人が その後ろ姿を見た気がして

 ベットを跳ね起き、沈黙を答えに立ち去る彼女を
 捕まえようと────  ]
 
(175) 2022/12/16(Fri) 22:18:08

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  待って!!!


[ 扉の前にいなくてよかった。翻る蒼布はまだ遠くない。
 咄嗟に彼女の手首を掴めただろうか ]


  ……あ、ごめん。
  びっくりさせてしまった、よね。

  どうしたんだい?
  こんな時なのに、君が来る場所はここじゃないだろう?


[ いつもの顔で告げて、
 それがもう必要のないものだと思い出す。 ]
 
(176) 2022/12/16(Fri) 22:18:33

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  …………ああ、いや。
  
  もう、嘘つく必要なかったんだった。

  ごめんね。
  私、先生に嘘ついてた。駄目患者でごめんなさい。


[ いつか語り損ねたこと>>173を、彼女に伝えた。

 わたしたちが、ただ生きることを許されたかった少女の
 幻想だということを。>>0:106
 そしてその幻想は神の前に敗れ>>1:271
 そうまでして失いたくなかった人の手を振り払い>>1:315
 何もかもが終わってしまったのだと。 ]
 
(177) 2022/12/16(Fri) 22:19:34

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  私のことはもういいの。
  私、諦めるの得意だから。
  貴女の優しさが必要な誰かのところへ行ってあげて?
 
  先生………………アリア。

  来てくれてありがとう。凄く嬉しかった。

 
[ なくしたというには晴れやかで。
 きっと、肩の荷が降りたような。
 それがどれだけ厭わしくても大事なものだったか。
 でも偽らざる顔で彼女と向き合えて良かった。
 世界が滅びるなら、これが最期かもしれないから。 
* ]
 
(178) 2022/12/16(Fri) 22:20:12

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――振り返って、チェレスタと――

……期待を、してなかった。ですか。
『審判』が、怒っている……

[>>157どうしてだろう、と感じる。
 チェレスタが怒るのなら、まだわかる。彼女には、外の世界に大事な人がいる。
 『審判』は、なぜ? 今の世界が滅ぶことに、何の反発を示すのだろう。
 身勝手な言い分に、だとは考えもせず。]

納得してから、というよりは、皆の話を聞きたいと思っています。
曖昧で、どちらでもいいというのなら、それでもいいのですが。
強くどちらかがいいという意見があるのなら、理由や、折り合える点はないのか探したい。
瑕疵が残る結果になるのは望ましくないでしょう、誰にとっても。

[>>159チェレスタは諦めてしまっていると。
 それは少し寂しいが、彼女の立場ならむしろ、冷静な意見と思うべきか。]
(179) 2022/12/16(Fri) 22:23:34

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[アリスの手を引いて、個室棟へと向かう。
 彼女の部屋までを歩く道程で、
 ぽつぽつとアリスと言葉を交わした。


 "みんな、大丈夫かな?"
 "大丈夫だよ、きっと。"

 "これからどうなるの?"
 "……分からない、考えなくちゃね。"

 "なんだか、こわい。"
 "今は考えないで、アリスは休んで。"



 答えを後回しにしていいものじゃないけれど、
 6歳になったばかりの小さな子に、どう説明すれば良い?

 あなたの判断に世界がかかってるなんて。
 とてもじゃないが、怯えた子供に言えやしない。

 チェレスタの口癖を借りて、
 自身も奮い立たせることしか、できない。]
(180) 2022/12/16(Fri) 22:23:47

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[チェレスタが、証持ち以外を新たな箱庭に連れたいと言えば>>160。]

……いえ、それは提案の価値はあると思いますよ。
それこそ、折り合いの話でしょうし。

チェレスタが幸福に生きるためには、どうしても傍にいたいひとがいる。
"こんな世界"でも、チェレスタに良くしてくれた人がいる。
恩のある人がいるからその他すべてを壊さないでほしい、と、その人を箱庭に連れていけるならもう充分、なら、一考の余地ありと言えるのではないでしょうか。

[ユグは神のすべてを理解しているつもりはないが、それでもあの人の優しさと、箱庭の子を愛する心はわかっている。
 ならば。ならば望みは叶えたくなるのではないかと、可能性を示唆する*]
(181) 2022/12/16(Fri) 22:23:58

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[ユグの言葉が頭の中で反芻する。

 『皆で集まって、仲良く暮らして。
 それでずっと幸せでいられるなら、それでいい』>>1:422

 それは、私も常日頃から思っていることだった。]
(182) 2022/12/16(Fri) 22:24:00

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
 『証持ちの方々は特別な方々なんです。
  もちろん、"太陽"であるあなたも。

  だが、教典には二十二人揃えば
  また過ちを繰り返すと書かれていることもある。

  我々政府はいざというときのため、
  あなた方の力になる為に証持ちを集めた。
  何かあった場合にすぐに対応できるように。

  これからも我々はあなた方を見守り、
  何不自由ない暮らしを送っていただきたい』



 広告塔の合間にずっと言い聞かされてきた、
 政府の人たちの言葉を思い出す。

 洋館箱庭の中は安全だと。
 皆で、仲良く、暮らして欲しいと。]
(183) 2022/12/16(Fri) 22:25:01

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[政府の言葉に特に反論はなかった。

 洋館に住む証持ちたちには、
 暴力を振るわれることはなかったから。

 ユグやゼロみたいに、
 チェレスタとエーリクみたいに、
 洋館の中でも少しすれ違っている人は居るけれど。

 それでも仲良く暮らせるんじゃないかって。
 私自身もそう思っていたから。]
(184) 2022/12/16(Fri) 22:25:35
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a39) 2022/12/16(Fri) 22:25:59

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[広告塔の仕事を始めて、
 洋館の外に出るようになっても、
 外の世界は話に聞いた通りきらきらしたままだった。

 政治の広報の傍らに東へ赴いても、
 豊穣の祝いの祭りに歌を歌って欲しいと北へ赴いても。

 以前のように私を証持ちだと蔑む人は少なくなっていた。

 認められたのかと思った。
 証持ちとして在ることが、罪ではないのだと。

 証持ちである私が顔を表に出すことで、
 横腹に刻印のように残る、
 太陽にも向日葵にも見える丸い痣を晒すことで。

 受け入れてくれる人も居るんじゃないかって、
 最近はそんなことを思い始めていた。]
(185) 2022/12/16(Fri) 22:26:09

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


 
[私の知らないところで、
 証持ちの広告塔など不快だと、
 そんな誹謗中傷が数多の数届いていることは知らない。

 私が傷付かないように、
 周りが絶対私の目は入れないように守っていることも。

 私は未だ知らずに、無邪気に笑っている。]


 
(186) 2022/12/16(Fri) 22:26:49
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a40) 2022/12/16(Fri) 22:27:08

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[私は世界が好きだ。
 滅んでほしくないと思っている。

 賑やかで華やかな中央の街を、
 港から溢れる商業血気盛んな東の街を、
 厳かで清廉な空気を纏う西の街を、
 磯の香りと鉄の匂いが交じる北東を、
 動物たちが草木を揺らす北の街を、
 寒さに震えながらも美しい景色の北西の街を、
 長閑で豊かな蓄えを持っている南の街を、
 神秘的でまだ未知の調べさえある南西の街を、
 独創的で異文化すら漂わせる島群を、
 
 そして、私が生まれ育った南東の街を。

 この目で見てきたものが、全て美しいと思えるから。]
(187) 2022/12/16(Fri) 22:27:46
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a41) 2022/12/16(Fri) 22:27:56

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── ユグと、話す>>161 ──


 そもそも全員に悩みがない状況、
 なんて事があり得ないと思うけどね。

 ベルだけじゃなく。
 それが表出したから気になるのなら、
 それは彼女のためではなく、
 表面上の調和を基準としてるんじゃないのか?

[ベルが俺の手を断った。
 その事実がなければきっとここまで気にしないのだろう。
 だからといって、
 表出するほどの問題が起こったために気に掛けるという理屈は解っているのだが。相手の言葉に理屈を捏ねているだけでもあるけれど。でも、変えるのならばきっともっと、根本的なものが必要にも思えている。]
(188) 2022/12/16(Fri) 22:28:13

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[冷静に、毒をはらまぬように、嫌味を混ぜないように、他の人間にはできる事が、ユグ相手には難しい。
 これではいけない、とわかっているのに。
 魂の関係の有無は解らなくなってきている。
 けれど、その言葉を聞いて、]


 …… 根本が、違うな?


[と、呟いた。]
(189) 2022/12/16(Fri) 22:28:22

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 俺は世界が滅びたとしても、
 箱庭を維持する義務があると思ってない。

 もし壊した方が良いと判断したら、
 俺の意思で箱庭を壊そうと思うだろう。

 そしてその可能性はないとは言い切れない。
 脅しとかじゃなく、これは単なる事実だ。

 それをお前が阻止しようとするなら、
 それこそ前世の再演じゃないか?
 
(190) 2022/12/16(Fri) 22:28:33

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ



 ああ、なるほどな?
 それは確かに道理だ。

>>163>>164
 確かにこの世界に未練がないと言っていた。
 洋館の皆を"仲間"とも。]

 話し合いをさせたいなら、
 猶予をもっとくれるべきだとも思うけどね。

[……ああ、もしかして。
 神様も同じだったんだろうか。
 ユグみたいに>>165
 受け入れるのが当たり前だと?

 いや、それはまた少し違う気がする。]
(191) 2022/12/16(Fri) 22:28:49

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 …… 俺たちは、証持ちで、
 箱庭の子"だった"かもしれないけど。

 今は、違うからな。

 押し付けられる寵愛を、
 迷惑にしか思わない人間だっているだろう。

[ああ、そうか。神様は俺にとって、
 親のいない俺にとって、自分を作ったと解る唯一の存在。
 もはや親みたいなものなのだ。だから、]
 
(192) 2022/12/16(Fri) 22:29:26

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[だから、ユグの言葉には頷くことは出来なかった。>>1:424

 それでも。

 此処に訪れた証持ちは多かれ少なかれ、
 私と同じように迫害されてきている経験もあるだろう。

 そう思えば、世界を憎んでしまいたいと
 思う人も中にはいるかもしれない。

 たった一日で二十一人の意見を纏めるのは難しい。
 皆が私と同じように、壊さないほしいと思っているか。
 今それを尋ねられたら、答えに窮してしまう。

 気分が悪いというアリスをベッドに横たわらせ、
 小さな身体を眠りに誘うように一定のリズムで叩く。
 
 既にアリスは眠りに就いていたけれど、
 物思いに耽っているせいで気づかないまま、
 とん、とん、とシーツを撫でる音だけが響く。

 でも、あの人が言うように、]
(193) 2022/12/16(Fri) 22:29:33

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 もしあいつが、あの神が。
 生まれた時に迎えに来てくれていたら、

 俺はきっと、幸福に暮らせたと思うよ。

[零れるような呟きに返るのも、また似たような響き。
 洋館の中にある小さな天変地異は、思ったよりも静かに思う。*]

 今更だよ。
 
(194) 2022/12/16(Fri) 22:30:04

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 

 
  ……簡単に壊すなんて、できないよ……。



[その声に応えるものはなく、
 聞こえたのは、小さな少女の寝息だけ。*]
(195) 2022/12/16(Fri) 22:31:23
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a42) 2022/12/16(Fri) 22:34:27

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[アリスの寝息が静かに落ち着いていくのを確かめた後、
 何か温かな飲み物を用意しようと席を立った。

 万が一目が覚めてしまって誰も居なければ、
 不安になるかもしれないけれど。
 少しの間なら、この様子なら起きないだろう。

 彼女の部屋を後にして、渡り廊下を渡り、
 生活棟へ赴けば、
 使用人の人たちが妙にばたばたとしていた。]


  何かあったの?


[忙しいと分かっていながらも、
 メイドの一人を捕まえて尋ねれみれば、
 『ヒナギク様!』と腕を掴まれて。
 中継機のある部屋まで連れて行かれた。]
(196) 2022/12/16(Fri) 23:06:17

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


 
[中継機のある広間は二十二人が入っても、
 何ら問題ないぐらいの広さをしていた。

 部屋の片隅を占拠するように
 大きな中継機が鎮座している。

 そこには何人もの使用人たちが集まっていた。

 中継機から映像と共に音が響く――……。]

 
(197) 2022/12/16(Fri) 23:06:54

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


『……地域では大きな地震が起こり、
  道路に大きな陥没が起きています。
 
  建物も半壊しており、避難を余儀なくされて……』


 『……では、大きな津波が発生し、
  海沿いの地域は大変危険です。

  今すぐに海沿いからは離れ、急いで……』


 『……の街には大きな嵐が訪れる予報です。
  既に風は強くなっており、外出が困難となるでしょう。

  予定のない方は外出を避け、自宅で待機を……』
 
(198) 2022/12/16(Fri) 23:07:56

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
 
[その映像に、報告に、大きな目を見開いた。

 チャンネルを変えても、どこも。
 異常気象や、天災のことで持ちきりになっている。

 この目で見てきた美しい光景が、罅割れ始めている。]


 
(199) 2022/12/16(Fri) 23:09:02

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
 『故郷が、故郷が……』


 『家族は大丈夫だろうか。妻は、娘は……』


 『今すぐに暇をもらって……』



[ざわつく使用人の中の誰かが、呟く。]



 
『これって、証持ちが全員揃ったから……』




 『しっ!ヒナギク様がいらっしゃるのよ!』
(200) 2022/12/16(Fri) 23:10:02

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[嗜めるメイドの声に、ばっと視線が集まった。]



  ……ぁ、……



[憤りのような感情、縋るような思い。
 哀しみにくれた瞳、今にも懇願を向けられそうな。

 気圧されるように後ろに一歩。引いた。
 
 世界が、崩壊してしまえば。
 この人達は、どうなる――――?]
(201) 2022/12/16(Fri) 23:10:45
 




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