人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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[ 人類、ましてや勇者を迎え入れるという王の意向に
 当然反発と不安の声があがった。

 初代王の生前を知る者は既にその息子の魔王のみ。
 旧き時代は魔族にとっても、御伽噺にも近い現実感の失せた過去。

 生きる為に戦い、血肉を喰らい命を繋ぐことこそが彼らの意味。
 永き戦争に一方の滅び以外の終わり方を求めるのは、
 綺麗事の夢物語のようにしか思えなかった。

 しかし、王を守ることもまた、魔族の意義であった。
 敵を定めることで一つになっていたのは、人類だけではなかった。

 目的を共有し、隣で武器を取り
 同じ御方の命で動くことにより受け入れられてゆく。 ]



[ 各地に隠れ住む、背信の烙印を押された反教会派の人々を探した。
 その者達は人も魔も忌避し静かに生きることを望んでいたが、
 痣を見せて自身の体験と教会の真実を語れば、
 ある程度の協力を望むことが出来た。

 自分が生きている限り生まれない筈の新しい勇者に出会った時、
 説得を試みた結果逃してしまい、教会に裏切りを知られたのは失態だ。
 教会に新たな嘘の筋書きが加わる。民が魔族に耳など貸さないように。

 人類だけが武器を振るっていたのではない。
 どんな考えがあろうとも、魔族の歴史もまた血に塗れている。
 “血を流さず言葉で全てを解決する“笑える程の理想論。
 元より無かった可能性は、ゼロに等しくなってしまった。 ] 



[ 背信者の数は、教会と争うにはとても足りない。
 魔族という戦力を投入すれば、説得力が消える。

 教会に攻め入らねば真実を明らかに出来ない、
 しかしそうするには勇者を生み出す教会を止めねばならない。

 数多の矛盾が足止めとなった。
 激しさを増していった人類の攻撃、戦いの負担も比例した。
 根の破壊を試みるにも、人類は当然強く抵抗し各地で争いは続く
 長引けば長引く程勇者は強くなり、魔族の首を刎ねていった。

 一人の勇者が土に還らなかったことにより、
 その力を多少後退させられたとは思われるが
 元より一代が十年続けば随分生きたと言われる程度の儚い存在
 すぐに遅れを取り戻す、至るべき領域へと育まれていく。

 見つけた種は一向に芽を出さず、
 あの木だけが豊かな土の元、天を目指して伸びてゆく。 ]



[ そうして裏切りから百と十数年後。

    ────「最後の勇者」が生まれてしまった。

 圧倒的だった。
 まだ少年時代の面影を持った齢で、たった一人で魔王領に踏み込み
 阻まんと立ち塞がった幹部は、ほぼ壊滅。
 生き残ったのは自分と、鎧の如く堅い身体の獣人
 それに元より能力が戦闘向きではなく前線に出ない参謀のみ。

 竜族リヴァイアサンは、王を守る為に命を賭け、没した。
 王妃となる前は戦場で牙を振い女将軍と呼ばれていたという。
 凛として聡明で多くを語らない、夫たる方によく似た性格だったが
 最期に撤退の命に従わない頑固さを見せた。 ]



[ そして、既に敗退し勝ち目の無い生き残りの配下達に
 死するまで仕えることを決して許さずに、
 城から離れた人狼の隠れ里へ転移させたメフィストもまた。

 ────今思えば
 あの方にとって、それも計画の一つだったのかもしれない。

 世界を救わんとするような、魔王らしくない気持ちもあったのだろうか
 それ程に「奴」は異常であったから。 ]

──夜・街──


  うん?
  あの人間達はアリアのことを見てるだけで……
  何か危ないことはしてきてないでしょう?

  大丈夫、アリア。
  アリアのことは絶対守ってあげるから。
  ……安心なさい?


[怯えていそうな彼女の頭を
少し屈んで撫でてやる。

────なんで彼らを昏倒させないか?

勿論、アリアの痴態を見てもらう為。
そして今の状況をアリアは受け入れてるけど
私が強制の力を解いた時。
今の記憶はハッキリと残ったままになる。
街の人間に見られていた記憶が、ハッキリ。]


 
  ────。


[けれどもう既に彼女の中で
違和感を認識し始めたようだった。

流石はアリア。
私と同系統の能力がある故か
強制の能力を持ってしても綻びさえあれば
突破されかねないんだと思う。

私はそれを認識すると
目を細めて、笑いを堪えるような
意地悪い表情になってしまう。]



  いいえ、アリア。
  あんたは犬よ。自分でも、私の犬だって言ったわよね?


[敢えて強制の能力を重ね掛けせず
普通の言葉を投げる。

おそらくは最短で酒場の酒樽にマーキングをする
直前で、自分は犬ではないと気付けるだろう。

それを私は容認する代わりに。]



  
「おしっこが我慢出来ないんでしょ?」

  
  夜は冷えるからね。
  我慢出来なくなっても仕方がないわ。


[別の意識を刷り込ませる。
実際身体は冷えてしまっているだろう。

犬としてするのか
それとも人間の意識を取り戻すのか。

どちらでも構わない。
私としてはどちらでも楽しそうだもの。

ただ……
人間として動こうとすると
身体が固まってしまうでしょうけれど。
それも、跳ね除けることが出来るかしら。]*

【人】 魔砲少女 シオン

―― オカエリ ――

  うーん……


>>41うちのハチワレ猫は相変わらず良い声で鳴く。
 ...はにっこりと笑みを浮かべる]


  あらあら、あなたはこれは嫌いだった?


[...はちゅーるを持つ手を引く。
 威嚇されたから退いてしまうと言わんばかりに手元まで。
 封を切って指で袋を押せば魅惑的な魚味のペーストが出てくる。

 >>40嫌いなわけはないだろう。
 あんなに夢中だったのだ]


  ほーら、美味しいよ〜。


[...は床に腰を落として膝の上をぽんと叩いた。
 自分からおいでなさいと言わんばかり。
 それでも来ないなら抱き寄せてしまうけれど、
 いずれにしてもお膝の上でごちそうをあげながら、
 毛並みをブラッシングしていく未来は出来上がっている。

 だって、逃げ道はないもの**]
(45) 2020/10/26(Mon) 20:32:47

【人】 魔法猫 カザリ

── ただいにゃ ──

[人間は下僕であり、にゃー達こそが主人。
 そのはずなのにこの人間に限っては、なかなかうまくいかない。

 お土産の件もそう、すぐにお風呂へ連れて行くのもそう。
 さらにいえば吸おうとするところもそう。
 やっぱりこのニンゲンはイマイチ苦手。

 それなのに、とうの本人は上機嫌なようで
 その笑顔が一段と警戒心を煽ってくる。

 耳をぺたんと倒し尻尾は脚の間へ。
 膝になんか乗るものか、とじりじり後退り。
 そんな抵抗を試みたところで──]
(46) 2020/10/26(Mon) 22:31:24

【人】 魔法猫 カザリ


  ゔぅ……


[結局、逃げ道はない。
 最初からそう、わかりきっていた。

 美味しいオヤツを
 美味しくなくいただきながら
 時折、壁や扉に威嚇をシャーシャー。

 尚、シャワーは怖すぎて硬直してしまうので
 とても楽だと下僕2・3にも言われたほど*]
   
(47) 2020/10/26(Mon) 22:33:34
─奇々怪々の異界にて─



 
行かせるか……!




[歯茎を剥き出し吠え猛り、大きく腕を横に薙ぐ。

途端、質量と魔力を帯びた風の渦が
向かい来る有象無象の異形を蹴散らした。



──けれど。
      ・・
そはあくまで奴らの一部に過ぎず]

【置】 魔王軍幹部 フォルクス



[誰が倒れようと最後まで立ち続けるのが勇者ならば、
全てが終わった後其れはいかにして存在意義を保つのか?]
(L0) 2020/10/26(Mon) 23:28:19
公開: 2020/10/26(Mon) 23:30:00

【人】 魔王 ウロボロス

──かつて聖都と呼ばれた地──


[今もまだ、此処はどの国にも属さない。

中心の大樹を囲むのは都の形同様に円を描いた大教会の建物ではなく、
天を突く如く高く聳えた魔法障壁である。

神聖の象徴とされた白い町並みは敢えて名残を保たれる。

正しい歴史の保存と継承、ヤドリギと魔の研究
それぞれの分野の学者達が世界中から集まるのが今のこの地。

過ちの忘却は過去をなぞる愚行に等しい。
故に人類は、教会の痕跡を全て排除することはしなかった。]
(48) 2020/10/26(Mon) 23:29:04

【人】 魔王 ウロボロス


[「女神の教会」の正体が何だったのかを思えば、
都はある種の意味で、在り方を変えてなどいないのかもしれない。

しかし、今日ばかりは様変わりしている。

露天商が引くワゴンの目立つ屋根や、売り物たる色とりどりの菓子、
奇術師の魔法により噴水には輝く魚達が泳ぎ、時折跳ねては目を引いて、
道に沿って飾られた大南瓜が剽軽にあちこちに声を掛けている。

宙に浮いた楽器を操りながら、自らも音楽を奏でる演奏家は忙しく、
空から絶え間なく舞い落ちる花弁は誰かの術の幻影か、
はたまた有翼獣人による演出か?

異種族を模した装いの人間の子供達が、
行き交う人々の合間を縫うように駆け笑い合う。
転んでしまったその内の一人を助けた大人は、本物の魔族。
よくよく人混みを見れば他にも沢山見つけることが出来るだろう。
誰もが溶け込み、ただ其処にいるだけで注目されたりなどはしない。]
(49) 2020/10/26(Mon) 23:29:26

【人】 魔王 ウロボロス



[忌み地として扱われ、暫くは封鎖されていたのが嘘のような光景
現在のハロウィーンは、種族の境界を曖昧にする祭り。
今年のそれは、常よりもずっと華やかに催されている。

しかし朝を過ぎた時間、来賓が揃った頃には
統一された制服を着込んだ警備の姿が増えてゆき、
人混みの流れも変わって、民衆はどこか落ち着かなく囁き合う。

半円の南側、祭りの中心地である地域
障壁に封じられたヤドリギを目前とする広場にて
ついに式典が行われようとしていた。]
(50) 2020/10/26(Mon) 23:29:45

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 400年目の記念式典、聞こえでは長く続いているように響くだろう。

 しかしこの地はかつて、魔王が討たれた後に激しい戦いが行われ、
 明らかになった真実により、再興の声すら十年以上出ることはなく
 ヤドリギ諸共永遠に封印されるかと思われていた。

 聖都が忌まれたからだけでなく、世界が変革を迎えていたことも要因。
 新しい形で都が動き出してからも、
 条約の取り決めや対談ではなく祝の為に各国のトップを集める場は、
 中々に実現が難しかったらしく、ごく近代から始まった試みだ。

 現在も開催は毎年ではなく、世界情勢により中止になることもある。
 更に魔族の出席が許されるまでには時間がかかった。

 硝子の破片を怪我をせぬように拾い上げ、形を整え繋ぎ合わせる。
 人類が現在している苦労は、そういったものかもしれない。

 教会がしていたことはただの悪と断じられるものではない。
 その威名が崩れ落ちたことによる不利益も、確かにあった。 ]
(51) 2020/10/26(Mon) 23:30:35

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 人類の王侯貴族達と並び、用意された席に腰を下ろしている姿を
 距離の離れた場所から他の幹部らと共に眺めていた。
 それでも自分達は、広場の中にいる。

 厳重な警備により、民の立ち入りは許されていない。
 しかしその外側から式典の様子を見ることは出来る。
 拡声魔法により、声も届くだろう。

 我らが王同様の、戦争を知らない人類達は
 どのような気持ちでこの光景を見ているのだろうか。
 同行する度にこの時間、同じようなことを考えている。 ]
(52) 2020/10/26(Mon) 23:30:55

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 陛下の名が呼ばれるその瞬間までは、いつも。 ]
(53) 2020/10/26(Mon) 23:31:08

【人】 魔王 ウロボロス



[口元を緩め、立ち上がった。
式典前に言葉を交わした周囲の来賓達へ微笑を向け、
広場を取り囲む民から歓声が上がれば片手を上げて応えて、

足は着実に壇上へと向かってゆく。]
(54) 2020/10/26(Mon) 23:31:43

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ その時、何故か右手の痣が熱くなった。** ]
(55) 2020/10/26(Mon) 23:32:43
[死者の国の香りのする霧を纏い。

琴羽の後を追う様に現れ突き進むは
無尽蔵にも思える死者の魂の群れであった。


本来、一体一体であれば
俺が遅れを取るような事はありえない。
それどころかほぼほぼ無害であるようなそれらが
今この時にあっては、力を持ち、形を持ち
それこそ津波のような有り様で向かって来ているのだった]


 まさか……
 あの祭りは、死霊を集める為のモノだったのか……?


[琴羽に取り憑いたのもまた、
力ある霊の一種だったのだろう。

同じ様に、あの祭りで見た西洋の妖怪めいた姿もまた
其処此処に散見され]

――夜・街――


[絶対守ってあげるという言葉は聞こえてたけど、
 安心する気持ちは一瞬生まれて怯えに呑み込まれてしまった。
 だってそのあと、何か考えるみたいな無言の間。
 やっぱり犬でいるのは普通じゃないんだ、そう思う。]


 ぁぅ……ぅ、


[ 意地悪い表情になったご主人さま。ちがう、メイベル。
 不服げに見上げる。
 頬を膨らませて、動きたくないと縮こまって。]


 ど、どうして。


[ あんたは犬よ、と掛かる声。
 ふるふると首を振って否定しようとする。
 その動きに合わせて揺られるリードを見ないように、
 瞼をぎゅっと閉じて。]



 琴羽同様、操られているだけならば
 下手に傷付けるワケにもいかないが……


  
────ッ、しつこいぞ、貴様らァ……!



[フラフラと、ゾンビの様に歩んでくる一団を
まとめて上段で蹴り倒す。

奴らにとっては俺は、進路上に現れた
岩か何かと同じ扱いなのかも知れない。

直接的に攻撃してくる事こそ少ないが
それが逆に厄介でもあり。
多勢に無勢。

どうやら琴羽の向かった方を目指しているこやつらを
必死で押し止めるそのうちに────…]

 
 い、犬じゃ、ない。
 わたし、人間だもん。


[ けれど掛かる命令の言葉。
 
「マーキングして来なさい?」


 また首を振った。
 縄張りにマーキングするのって、雄犬だけなんじゃ――ない、の?
 現実世界のどこかで仕入れた知識を否定するように、
 ずくり、とお腹の底で生まれる衝動があった。]


 
ぁ……、は、ぁっ……う、ん……♡



[ 混乱する。どうして、何か疼いて堪らないような気分になってるんだろう。私のしるしをあそこに残したいと思っちゃってるんだろう。雌犬
なのに
、雌犬だから、発情してるしるしをあそこにのこしておすをさそわないといけない。ぴってマーキングして、わたしはここにいるよっておしえてやらないといけない。そう縄張りだからじゃなくて、発情してるから。発情してるし、それに――]

 
 
「おしっこが我慢出来ないんでしょ?」


[ そう掛かる
メイベル
ご主人さまの声。
 そんなこと、言われたら。]


 ぁ、ぅ。
 ……や、やなの、にぃ……っ、


[ 身体も冷えている。それもご主人さまのいう通り。
 発情してることを意識したせいか、
 身体の芯には熱っぽさを覚えているけれど
 ぶるりと身震いしてしまうのは寒さの現れ。

 その一方では夜の街路で首輪に繋がれた裸を露出している、とも
 理解してしまっていて、人と犬の狭間で理性が振り子のように
 大きく揺さぶられていた。]

 
 
が、我慢、できないよぉ……っ♡



[ しばらくの逡巡のあと、ついに私は屈する声を出してしまう。
 それと同時に、きゅん、と疼く感覚が胎内でした。
 これからあの酒場まで四つ這いで行って放尿する。
 人目もあるのに、犬みたいに片足を上げて。]


 わ、わたし、……わたし。
 人間だよ、ね? いぬ、じゃないのに、ないのに……
 あぁ、うぅ……ぅ、はぁっ、はっ、……


[ それは全部、ご主人さまの命令だから。
 だから、従わなくちゃ。
 犬みたいに動くことしか許されてないんだから。]

 
 行、行く……ね、ご主人さま。
 ついて……きて、ね?


[ 膝を着けた四つ這いで、酒場の前へと進んでいく。
 はぁはぁと荒くなる息、潤む視界。
 何か声が届いたか、どんな視線が飛んできたかは覚えてない。
 直に触れようとする男――雄は居なかった。
 もしかしたらご主人さまが退けてくれたのかもしれないけど。]


 ご、ご主人さま……こうで、いい?


[ 片足を酒樽に掛けて大きく上げた。
 一筋の毛も生えてない秘所は隠すことなくその瞬間を見せようとする。
 羞恥に染まった頬でいきむけれど、なかなか出てこなかった。]


 で、出ない、よぉ……っ。


[ 出したいのに。出そうとしてるのに。
 ご主人さまを見つめて、また数度いきんで、ようやく。
 理性と常識の枷よりも今ここで放尿したいという欲求が上回った。]

 




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