人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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【人】 琴羽の天狗 時見

[もきゅもきゅと、仔猫というか
どこか小動物じみてプリンを食べる琴羽の姿。

その様子を見守っていれば、
彼女の方からもあーんのお強請りが来て]


 さて、俺はかぼちゃプリンではなく
 人の生き血を啜る吸血鬼らしいからな。

 どうしたものか……


[等と腕組みをして勿体振ってみせれば
>>105琴羽の頬がぷぅと膨れ。

ますますハムスター……
もとい、可愛らしくなったのだった。

怒るな怒るなと笑いながら、
琴羽の手によるかぼちゃプリンを
美味しくいただく事にして。


軽く、口を開ける]
(172) 2020/10/24(Sat) 0:34:31
――寝所――

 むむ、む。

[ メイベルが語る「好き」のきっかけに、
 反論は浮かんだけれど上手く伝わるかの自信がなかった。
 彼女が言うのは身体や外見、目で見たり触れたりして
 確かに実感を捉えられるもの。だけど――]

 ……ええと、ね、メイベル。
  だけどメイベルも、
「恋人同士がするように」
って言われて。

 ……私の、見た目だけを欲しいって思った?

[ 改めて彼女を見る。
 挿画やイメージイラストだけでしか知らなかった彼女。
 こうして、私の目の前で、私の手を押さえつけている彼女。
 いまそこに居る、って実感する。] 

【人】 琴羽の天狗 時見



 ──ふむ。元が野菜とは思えない程、
 まろやかで美味だな……

 まぁ、それ以上に……、っと。


[匙で放り込まれた甘味を咀嚼し
ぺろりと口の端を軽く舐め。
秋の恵みを享受するのだった。

……かぼちゃプリン以上に。
にゃーんとそれを差し出す琴羽の方を
美味しそうだと思ってしまったのは
致し方ない事だろう。

ちゃんと最後まで言わなかった分、
自分もまた成長しているのだ。多分]
(173) 2020/10/24(Sat) 0:54:35
 
 メイベルの姿形、も。
 好き、って言えるよ。
 でも、それだけじゃない……と思う。

[ 口づけを交わしながら、私の中に生まれてる感覚は
 いったい何なのか、探ろうと目を閉じて。
 私の中にある彼女のイメージ。
 こっちに来る前と、来てからと。
 その違い。]

 
 「 好きって、そう言う事でしょ。 」

[ 間近で囁かれた声にそっとかぶりを振った。
 否定の度合いが強くなりすぎないように、そっと。]

 メイベルの中にある気持ち、もっと知りたい。
 私に分けてほしい。

 できたら、私のものにしたい。
 それから、私のも同じように。

[ 押さえつけられてる手を片方、抜いていく。
 もう片方の手は動かそうとはしない。
 見上げる眼差しはメイベルを捉えたまま、
 自由にした手で彼女の頭を後ろから押さえた。]

【人】 琴羽の天狗 時見

[>>107続いて琴羽が指差したのは
さつまいもを使った焼き菓子だった。

ただ蒸しただけのものより
黄金色と芳醇な薫りはいや増していて]


 ……これも、美味いな。


[>>108湯煙が立ち籠め、
ひらり、ひらりと。
赤や黄色の木の葉が風に揺られる中。

二人並んでスイートポテトを味わったのだった。

ついがっつくように食べてしまい、
指先までもを舐めていると]
(174) 2020/10/24(Sat) 1:08:54
 
 ……そういうのが、
「好き。」
って、
   ことかなって、私は思うの。

[ 脚を動かしてメイベルの脚に絡める。
 膝の後ろへとふくらはぎを触れさせ、引いて、
 彼女の身体を私の上に誘なうように。
 両足で挟み込むのは彼女の左脚。
 太ももで捉え、擦りあげ、横に身体を倒せるならば
 そのようにして見つめようと視線を向けていった。]**

【人】 琴羽の天狗 時見



 …──む。悪いな。


[その菓子の名の通り、
甘い甘い時間が二人の間に流れたのだった。


そうして、ふと気が付けば────…]
(175) 2020/10/24(Sat) 1:10:57

【人】 琴羽の天狗 時見



 いつの間にか、
 随分と霧が立ち籠めてるな……?



[霧なのか、湯煙なのか。

硫黄の匂いが強くなり、
あたりは真っ白なもやに包まれていた。

すぐとなりにいるはずの
琴羽の姿すら見えなくなり]
(176) 2020/10/24(Sat) 1:17:23

【人】 琴羽の天狗 時見

[…──これは、不味い。

この気配は。
この、あやかしである自らの身に馴染む空気は。

逢魔が時にも似た、彼岸と此岸の境を感じ]


 
……何処だ、琴羽!



[抱き寄せようとした俺の腕は、
虚しく空を切ったのだった。


 ────いつの間にか、琴羽の姿は白き闇に紛れ消え]
(177) 2020/10/24(Sat) 1:27:04

【人】 魔王軍幹部 フォルクス

──現在・地下研究施設──


[ 俺は減ってゆく赤色を眺めて、オルフェウスは背を向け作業をし
 落ち着いた後には沈黙の時間が幾分か流れていた。

 何もあれは他人を罵る為に陸にいるわけではなく、
 こちらも騒ぎにこんな場所に来たりはしない。
 ただ、ここ最近は輸血処置の最中眠ってしまうことが増えていて、
 時折魘されては迷惑を掛けてしまう。 ]

……なあ、俺は後どれくらい生きられるんだ?

[ そうすると、意識させられるのだ。
 見えない死、誰も知らないその寿命を。 ]
(178) 2020/10/24(Sat) 1:27:11

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



  「お前それ何回聞くつもりだ?
   50年前にも75年前にも120年前にも202年前にも聞いてきたぞ
   ジジイかよ、本当うんざりするぜ。」

[ そっちこそ何で全部覚えてるんだよ、十分に間空けてるだろ。
 言葉は呑み込み、悪態の投げつけ合いは避けることにする。

 陛下もそうだが長命種族は時間の感覚が一般とは違いすぎるし、
 記憶してくれているのにはそれなりの理由がある。
 この身体を誰より知っていて、王に仕える者の一人なのだから。 ]

……本当にジジイかも知れないから聞いてるんだ。

[ ただ老いているだけなら、まだ良い方だけれど。

 互いに相手を見ないまま続く会話。
 厚く長い前髪で目元を隠し、更に水の中に魚まで飼っている男は
 とても愛想が悪く、後ろ姿ばかり印象に残る。

 だから本音を零しやすい相手だった。 ]
(179) 2020/10/24(Sat) 1:27:28

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



  「言っておくが……」

[ “お前のような異端の正確な寿命が、分かる筈がない。”
 
 いつかも聞いた気がする前置きに何も返さずにいれば、
 舌打ちとため息の重ね打ちの後、やや間を置いて口は開かれた。

 面倒臭そうな声音で、丁寧に語られる現在の自分。
 とっくに止まっているだろう語り部の作業の手を思いながら、
 目を閉じてじっと聞いていた。 ]
(180) 2020/10/24(Sat) 1:27:45

【人】 魔王 ウロボロス



[患者が今も横たわる寝台と清潔で冷たい床の間、
室内を照らす明かりの届ききらない細やかな闇の中に、
赤光が一対、いつの間にか灯っていた。

実体は無い、只揺らがぬ眼光が其処にあるだけ。

常ならば己が城で気配を消すなどは有り得ず、
この手段で現われるのはもっぱら誰かを驚かす為だが。
今は存在を示す行動を何一つ起こさずにいる。]
(181) 2020/10/24(Sat) 1:28:22

【人】 琴羽の天狗 時見



 …──ッ……!


[ぬくもりはまだ残っている。
微かに琴羽の存在も感じる。

まだ、そう遠くには行っていないはず。


けれど。
祭りに紛れていた。
琴羽を見詰めていた人外達の気配もまた
ごく近くに感じられて]
(182) 2020/10/24(Sat) 1:28:42

【人】 魔王 ウロボロス



[漆黒の竜尾が音もなく寝台の輪郭をなぞり死角から現れて。

無防備に横たわる男の懐から何かを引き抜いたことも、また。
聞き手と語り手となり答えの見えない問題に意識を向ける二人には、
気付けるようなことでは無かった。]
(183) 2020/10/24(Sat) 1:28:56


[ オルフェウスの語った内容はこうだった。

 定期的な輸血という手段での安定した
魔素
の取り入れは、
 かつて異形になりかけていた俺の身を救った。
 それは陛下の成長を見守り、新しい時代を作り上げる補佐と働く為
 十分に作用し続けていた筈だ。

 しかし、
 以前問われた50年前からは勿論、ここ百年程度
 緩やかながら、あの頃に近い状態になりつつある。

 より高位の魔族、もしくは人間に出来る限り近い者。
 或いは俺の力に似通ったものを持つ存在。
 魔素の提供者の変更、鎮静効果のある術や血に施す魔除けなど
 様々な方法を試し続けているが、効果がない。 ]



  「最期まで最善を尽くすが、……」

[ 果たせなければ、辿る先は他の勇者と同じだろう。
 戦いで倒れなかった代わり、力に呑み込まれ異形となった彼らと。
 
……そう、あの額に御印を持った魔物のように。


 そんな方法があるのかも分からないが、
 魔素そのものを取り除いたとしても、意味するのは死である、と。 ]

【人】 琴羽の天狗 時見



 俺のマントを深く被り、願いを強く心に持て!

 自分が何者かを、忘れるでないぞ……!


[そう叫んだ俺の声は、果たして彼女に届いただろうか──…*]
(184) 2020/10/24(Sat) 1:30:50


[ ────「魔素」
 切り崩すことなど出来ないこの世界の構築物
 旧き時代の負の遺産そのもの。
 今尚明確な解析、対処は我々には出来ていない常識の先にあるモノ。

 魔族と魔物が生まれた原因であり、彼らの血液の中に存在する。
 それぞれの正式名称は、魔素種族、魔素生物。
 また魔王は魔素種族統一王と呼ぶのが正しい。

 人類から一部ながら魔法の素質を持つ者が誕生するのは、
 異形にはなり得なかったが魔素を取り入れてしまった者達を
 祖先とする人々が時折隔世遺伝を起こすから。

 其れは目に見えぬまま、いつでも傍に在る。
 聖木と呼ばれたかの木により、隅々にまで行き渡っているのだ。 ]

[ 寄生木の実とは、魔素の濃縮物に等しい。
 故に人間に魔王を倒す可能性すらある強大な異能を授ける。

 聖木の根の周辺に強い魔物が多いのは、
 濃い魔素がそこから放出されているせいだ。

 実を授かり、根を巡る勇者は
 濃縮物された魔素に侵される身体を力の増幅と引き換えに、
 不安定なものへと変えてしまう。

 教会は全てを理解し、操っていた。
 遠き過去に自分達が生み出し迫害した、魔の者達を滅ぼす為。
 死体が見つかれば分かりやすい、消息不明でも大して変わらない。
 根は世界のあらゆる場所に張り巡らされている、
 どれかは与えた力を亡骸から取り戻すだろう。

 また都合の良い民を見つけて、“神託”を執行すればいいだけ。
 若く逞しい年頃の、身寄りの無い孤児や貧民
 誇れるものを持たない代わり、素直で従順な────

 そう。御印とは、新たな贄の目印に過ぎない。 ]



[ その話を魔王から聞かされ、幾つかの証拠を見せられた時。
 既に両者で命の取り合いは終わり、
 落ち着いた話し合いが進められていたが。

 あまりの内容に声を荒げ、結局は認めざるを得なく嘔吐した記憶。

 自身が助かる方法を除けば全てを知っている今は、
 表情一つ動くことはなく、ただ受け入れていた。 ]

【人】 魔王軍幹部 フォルクス


事件がここ最近多くなっている。
そうだ、式典の時期にな。

[ 状況は暫くの間変わらず、芳しくないまま。
 だがそれはこの身体だけなのだろうか?

 真の意味での人魔の和解は果たされぬまま、
 統一性を失った人類同士の争いも始まった、
 この時代も同じではないだろうか。]

そう、それに。
あの方を傍で支える妃も我らは用意出来ていない。
何しろ竜族はもうずっと前に……、
俺はまだ必要で、休む暇などありはしないんだよ。

[ 陛下は三代目の魔王に当たる。
 初代王と先代王は、両者共に竜族から妃を迎えた。

 真祖竜と竜族は亜種といってもいい近い存在であり、
 その牙に盾になるに相応しい能力を持っていたが
 王妃が勇者に討たれたのが最後、滅びてしまった。 ]
(185) 2020/10/24(Sat) 1:31:42

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



感謝している、すまない。
陛下の為、魔族の為、より一層の尽力を願う。

[ 何を言おうとしているのか読んで遮り、一方的に言い切った。

 四六時中自身に魔法を掛けたまま、合わない陸の生活。
 その重要さから王に願われ、安全を考慮した城の地下暮らし。
 この身の問題とオルフェウスの研究内容は一致している。
 きっと、様々な思いを踏み躙っていた。

 袋が空になり、管を外している間も
 退室するまでも、オルフェウスは何も言わなかった。 ]
(186) 2020/10/24(Sat) 1:31:59


「生きたいのか死にたいのか分からない奴だ。」



────俺はただ、あの方を支えたいだけだ。


「……それが生きたいということで、あってほしいがね。」

[ そんな去り際のやり取りを除いては、だが。 ]

【人】 魔王 ウロボロス


[二人が一人になった頃、赤い目も既に闇の中に無い。
何も語らないまま、よく見知ったどちらの名も呼ばぬまま。

どんな表情で会話を聞いていたのか、誰も知らぬまま。]
(187) 2020/10/24(Sat) 1:33:45

【人】 魔王 ウロボロス

──寝室──


[ 閉ざされた天幕の向こう側、微かに布の擦れるような音がする。
 術を行使していた者の意識が肉体へ戻ってきた証だ。
 しかしそれも少しの間だけであり、すぐに静寂が場を満たす。

 明かり一つ無い室内は闇一色であるが、外はどうやら雪模様
 窓の向こうの広いバルコニーにまで白色が侵食している。
 月の見えない空から真っ直ぐに降り注いでいるわけではなさそうだ。

 様々な種の魔族を統べる王の城が、
 少しの風などで震え眠りを妨げることなどはありはしないが
 大切な日の訪れに超えるべき夜はまだ長い。

 少しづつ、少しづつ────時間を掛けて強まっていけば
 やがては吹雪にもなるだろうか。
 その先の朝は、どんな光景だろうか。** ]
(188) 2020/10/24(Sat) 1:34:33
 




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