人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

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 たしかに今はまだ、不安だけど。
 こんなのに頼らなくても……
 ちゃんと信じられるようになるから。
 なりたいんだ。誠丞さんのこと、信じられるように。

 なれるまで、一緒にいてくれるんでしょう……?


[ 疑問でも確認でもない断定させるための​、
 してくれると信じきって甘えた語尾で、問う。

 けれど返事なんてどうせ決まっているとばかりに
 返事を待たずに 食事の続きを強請る為に
 雛鳥みたいな態度で口を開けた。

 強請ったのは勿論食事の続き、サンドイッチだ。
 なのに距離感のせいでサンドイッチでなく
 口付けを強請ったみたいに見えてしまったかもしれない。

 そうなるかな、とは思ったけれど
 どちらかといえばそっちの方が欲しかったので、
 勘違いすればいいのに、なんてささやかな悪巧みを。* ]

[彼の言葉の方がよほど正論らしく聞こえ、得も言われぬばつの悪さを感じる。

「どうでもいい」なんて、一度も思ったことはない。けれど意思も自由も蔑ろにしてしまうなら、結果だけ見れば「どうでもいい」のと同じだ。

……なんて、そう思いたいだけで実際は違う。分かってはいる。道理から外れた自分の選択に、彼を巻き込んだことにしたかった]


 ここに来る前は、私が君を幸せに出来る未来が
 どうしても思い描けなかったから……、


[ただでさえ赤点の答案を、減点されかねない言い訳を小さく零した]

[真っ直ぐに向けられる瞳から目を離せず、流しきれなかった気恥ずかしさを口元に浮かべた。彼の紡ぐ「好き」が口先だけの台詞ではないと、身を以て知っている]


 人の道を外れたら幸せにはなれない。
 昔よく言われたけれど、
 私がそう思う限り、君も幸せになれないのは嫌だ。

 ……一緒に生きて、私と幸せになって欲しい。


[及第点を貰いたい気持ちはあるが、表現がやや控えめになった告白をやり直す]


 どうでもいいは撤回させてくれ。
 「うっかり」されるのは、……心配だからな。


[冗談の軽さで聞こえるよう声色に気をつける。本当にそうなったら、自分が何をしでかすか分からないのが怖かった]

[たとえ致命傷にならなくても、好きな相手が自傷しているところを見るのは御免だ。彼が私を好きでいてくれる限りは、きっと置き去りにすることはないだろうと思ってはいる。頭で理解していても発作的に不安になるだけで。

彼の振る舞いに心を乱されている分、大人げない言い回しになってしまった。笑い出した彼に、じとりと不満げな視線を向けてみせたけれど]


 好きだよ。どんな君でも。


[どれだけ悪戯を仕掛けられようとも、彼が「いい子」だと信じ切った上で。迷わずにそう答えた。可愛らしい仕草につられて彼の頭を撫でて]


 「いい子」でいてくれたらもっと好きになる。

 ……と、言いたいところだけど、
 君に我儘を言われるのは嫌いじゃないんだ。


[私にだけ見せる彼の一面に、特別を見出していた学生時代を思い出す。男がするには違和感のある所作でも、かわいいという感想に落ち着くのは、惚れているから余計にそう見えるのだ]

[包装紙に貼られたラベルに製造元が記載されていても、そのまま貼り付けておいた。成分表示しか記載されていない可能性もある。初めて此処に来た時の私なら気にかけて排除しただろうが。別に知られても構わないと思った。あえて隠すのも何となく気が引けて。

目の前に差し出されたサンドイッチより、手首の方に興味が向く。好機とばかりにその手を取った]


 左手の薬指に嵌めるには、かなり大きいな。


[愛を誓うには物騒で重い銀の輪。
私ばかり彼を束縛している。彼にも私を縛る権利があり、そうすることで少しは不安が解消されるのではないかと。短絡的な思考で片方を彼に託した。

悪戯めいた笑みを浮かべた彼が、思惑通りに行動しないと察知しても、その笑顔に魅入っている。不自由になった彼の両手に、ぱちりと瞬いて視界を洗う。

繋がれなかった自分の片手を降ろすが、彼の行動を反抗と捉えるより驚きの方が勝って。膝の上に乗られ反射的に動いたものの、気づけば彼の腕の輪に拘束されていた。物は試しに身動ぎをして、どれぐらい動けないのか試すが。すぐに戯れつく彼に意識が引き寄せられた]


 すごいな、……手錠より窮屈かもしれない。

 
[訳が分からない体勢がおかしくて、くつくつと堪え切れず笑う]

[──彼の言葉に頭を殴られたような衝撃を受ける。
「こんなもの」で一時的な安心を得て、そして抵抗無く受け入れ始めていた私とは大違いだと。
それがショックであり、同時に懐かしい感覚になる。彼に希望を見出した昔を思い出して。心臓が期待するように駆け足になり、視界を占める彼の口元しか目に入らない。他に何か餌付けるべきものがあったとしても、それらを差し置いて眼前の唇に噛み付くように口付ける。彼の断定に応える前に。

食事もだが、こんな格好でキスをしている光景もなかなか馬鹿みたいだと頭の片隅で思う。食事の代わりに味のしない唾液を口移して、今更思い出した空腹を彼で解消する]


 っ、……はは。もちろん。
 君が私を信じられるまで。
 どれだけ時間がかかっても、此処から出た後もだ。

 私も、君を信じられるよう努力する。
 いつかは此処から出られるように……、

 ……だけど、信じたいけど信じられなくて
 それで疲れてしまうくらいなら別にやめても良い。


[希望的観測に過ぎなくても、前向きな言葉だけ並べておくべきだと思う一方で。一番大事なものを蔑ろにしてはいけないとも考える]

 
 どんな瑠威でも好きだよ。


[食事よりも彼を食べたくなったが、あまり自由の利かない両腕を回して抱き締める。プラトニックめいた台詞を囁き、彼の唇に口付けて。誓いを立てる*]



 ―――…。


[暗闇の中、我を喚ぶ声がした


それだけで、十分だった。
いつだって、我は娘の光を見失ったこと等ないのだから。
初めてまみえたあの夜から、ずっと。]



 ……。


[虚空へと差し出された娘の両手に
己の手を重ねるようにして、その姿を現す。]


 娘よ……本気で、言っているのか?


 たとえ、光の魔力を持っていたとしても
 お前は、まぎれもなく人の子だ。

 他者から愛される資格も、幸せになる資格もある。
 それを、むざむざ捨てるというのか?

[不意に、握りしめた掌に実体が宿る。
懐かしい声、懐かしい姿に、よかったと安堵を覚えるのと同時に]


 アウローラ、です。


[ 間髪入れず答える。
 貴方に、そう呼んでほしいから。 ]


 ……さっきも、言いましたよね?
 わたしの幸せを決めつけないでほしいと


[ それでは、マティルダと同じ。
 わたしの意志や願いを無視して、
 選択の余地すら与えてくれないのと同じ。]


 ……それに。
 

[ 重ねていた手を離すと、その両手を彼の頬へと伸ばす。

 触れた白皙からは、
 いつも感じていたひやりとした感覚はなく、
 ほんの微かな熱を感じるばかり。

 そして、それは彼のほうも同じはず。]



 大切な人に、触れられないのは寂しいから。
 貴方に触れても、貴方を抱きしめても、
 傷つけることのないわたしになりたいんです。


[ それが、わたしの選択。
 貴方と共に生きていきたい、わたしの願い。 ]

[ それから、もう一つ。 ]


 ゆうべのお返事、聞かせてもらっていいですか?


[これから先も、ずっと傍にいてほしい。
ううん、わたしが傍にいたい。

たとえ光差すことのない暗闇の世界でだって、
貴方と一緒ならわたしは何も怖くない。
何も恐れはしない。
彼の頬に両手を添えたまま、その赤い双眸をじ、と見つめ返す。]


 ……アルカードは、嫌、ですか?
 そうであるならば、無理強いはできません。

 先に言った通り、わたしは、貴方を幸せにしたいから、
 わたしの考えを押しつけることは、
 本意ではないんです。

[―――…。]
 
 
 ……莫迦だな、お前は。
 今更、名前な、ど……。


[言いかけて、口を噤んだのは。
以前、彼女に勧められて読んだ絵本の1フレーズ


―――…ぼくがずっとほしかったのは名前じゃない、
名前を呼んでくれる人なんだ、と。


名前など、自分にはなかった。
だから、どんな呼ばれ方をしても気にならなかった。

それでも、この娘にアルカード、と。
仮の名であるはずのそれを呼ばれるたび、
不思議とあたたかかったことを思い出す。]

[ため息を一つ吐くと、瞳を閉じて。
頬に添えられた手を軽く揺すって離すように促す。]


 ……アウローラ。


[名前を呼ぶのは、これで二回目か。
娘の肩に手を回して引き寄せると、唇を重ねた。
掌越しではない、はじめての口づけ。 ]



 ―――…これが、我が返答だ。


[伝われ。]

[引き寄せられ、抱きしめてくる彼の身体には
確かに温もりがあって]


 …えへへ。ありがとう、ございます…。


[自分でも、しまらないなって思う。

でも、うれしい。
うれしくて、あたたかい。

彼に出逢う前の悲しさが、思い出せないくらいに。]*

【人】 乙守 流歌




これは、とある幸せな"魂"のおはなし。
(10) 2022/06/02(Thu) 7:45:44

【人】 乙守 流歌


[ やがてそれは新たな名を受けました。 ]


  こんにちはっ
  お隣に越してきました、甲矢と申します。
  これ おいしいので皆様でめしあがってくださいね。

  ……そうなんですっ!
  実はもうすぐ生まれる予定で。

  ……あ!かえってきた。
  こちら私の夫です。

  夫婦共々どうぞよろしくお願いいたしますね。


[ そして、時は流れます。 ]
(11) 2022/06/02(Thu) 7:47:22

【人】 乙守 流歌



[────ざあ、ざあ……]


 
(12) 2022/06/02(Thu) 7:47:44

【人】 乙守 流歌




 ねえ、しーくん
 覚えてる?

 あの子が起きないようにって、小声で
 キスしてくれたこと。

 本当にあの子は、私に似てヤキモチやきで
 困っちゃったよね。
 

[ 皺を深めた指先に光る指輪を、
  愛する人の手に重ねて、微笑み合う。

  しわくちゃだけど、とても幸せな顔。 ]

 
 
(13) 2022/06/02(Thu) 7:48:21

【人】 乙守 流歌



 私、幸せだったよ。


 潮音にあえて。
 本当に幸せな人生だった。



[ 約束したものね。
 幸せなおばあちゃんになるって。
 海の音を聴きながら、波の歌をうたう。


 流歌も上手でしょ?
 くすくす、笑うのです。


 幸せな人生でした。
 甲矢流歌となってからは、たくさんの愛につつまれて
 かこまれて


 わたしは 本当に 幸せでした。 ]

 
(14) 2022/06/02(Thu) 7:50:11

【人】 乙守 流歌




[ ――終わりの訪れることのない、
 永遠の牢獄に閉ざされたふたり。 ]



 もう、ここにはいられないね。
 ……気に入ってたんだけどな。



[ 立ち上がってまた、手を取る姿は
 潮音が好きって言ってくれるころの私かもしれない。 ]

 
 
(15) 2022/06/02(Thu) 7:58:49

【人】 乙守 流歌





 ―――いこっか。




[ ふたり手を繋ぐ。
  あいだにはあの子達もいるかもしれないね。


   愛してる、愛してる 愛してる。
   ────潮音。
   潮音さえいれば、そこが楽園にかわるから** ]
(16) 2022/06/02(Thu) 8:01:54

 んー……俺の理解している限りでは
 「治療の為に転院した」だけ、じゃなかった?

 人の道なんて外れてないし
 何も問題なくない?
 だからさ……


 俺は誠丞さんと一緒にいられるだけで割と既に幸せだけど
 それじゃ満足できなるかもしれないし
 先のことはわからないけど、努力するよ。

 同性愛なんてまだ……
 世間には受け入れられないことも多いだろうし
 俺は身体的なハンデはあるし
 なんなら無職なのに今は家事も出来ない役立たずだけど。 

 ………俺でよければ、喜んで。


[ やり直しの告白には及第点を超えた満点の笑顔を。
 我ながらなかなかの不良債権で
 彼を幸せに出来るなんてこっちだって思えない。

 けど努力を積み重ねる事は得意なんだ。知ってるでしょ?
 彼も一緒に努力してくれるのなら
 きっと大丈夫だって
 何時になく楽観的に前向きなことを考える。 ]

[ 彼の生徒だったあの日語って魅せた
 パフォーマンスの夢の話よりも
 今の方が余程夢みたいな話だとは思う。
 努力って何を如何?とか
 漠然としすぎていて具体性がゼロだし。

 けれど、ふわふわの曖昧な夢を語るのは
 誰もが納得出来る根拠に基づいた手順で固めた
 誰もが思い描く理想を謳ったあの頃よりずっと楽しかった。

 今度こそ、本当にそうなりたいと心から思える
 はじめて俺自身で描いた目標だったから。 ]

[ あざといぶりっこな所作はあっさり受け入れられて
 それはそれで計算通りだけど羞恥は加速し
 意味もなく叫びだしたい気分になる。耐えるけど。

 頭を撫でて触れてくれる手も今は嬉しいよりも
 どうしても気恥ずかしいが優って
 今までみたいに擦り寄ることもできない。 ]


 せんせぇーはさ、おれのこと、なんでもゆるしすぎだよ。


[ あの頃からそうだったから。
 ついあの頃の呼び名に戻る。

 じとりとした視線を向けるのは今度はこちらの番で
 けれど不機嫌はポーズだけで照れが滲むばかりなその視線に
 彼を責める強さはない ]

[ 別段媚びようと努力したわけでもないのに
 本心から、可愛い子ぶってるみたいな台詞が溢れた。

 遅れてふと自分で気付いて。
 恥ずかしさに襲われる。耐えた。

 ……と思ったが今度は耐え切れなかったので。
 普通に、あああああ゙!!!とか癇癪を起こしたみたいに
 かき消す為の唐突で無意味な声を上げてひとり悶えた。 ]

[ 彼が派手に暴れれば、傷口にも触れる金属が擦れ
 痛みを訴えることになっただろうけれど
 控えめな確認のおかげでその手間も省けた。

 幾らでも抵抗できる拘束に律儀に囚われる彼に
 満足気な笑みを浮かべて返した唇を
 望んだ通りに彼の唇にたべられた。

 甘ったるい口付けに、彼に移って、唾液に溶けて戻ってきた
 サンドイッチの塩味を僅かに感じて
 その色気のなさが、何故だか
 この行為が特別なものなんかじゃなく
 日常の延長のように思えてきて、嬉しくて、胸が熱くなる。 ]


 誠丞さんも、疲れたら休んでいいからね。
 だいじょうぶ、挫折しても何度だってやり直せるから。
 生きてる限りは、何度でも。

 だから、一緒に頑張ろうね。


[ とりあえず今はまだ繋いどいていいから
 手始めに冷蔵庫とか整理してきなよ。
 そんな現実的な指摘をするのは今じゃなくてもいいだろう。

 彼と一緒に、これから先を努力しながら歩む
 幸せな夢に今くらい酔いしれていたって
 今は、ふたりのことを誰に咎められることもない。 ]