人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

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【人】 悪の科学者 清平 一華

― >>363 Ifかもしれない話 ―

[組織は壊滅したものの、手掛けた怪人の性能とDr.ブルーメの名は業界内で知れ渡ったらしく、再就職にはさほど時間がかからなかった。
 師が遺したラボを引き継いでではなく、これからは自分の力で築き上げていくことになる。
 かつての経験と、研究の実績と――彼からの天啓を胸に。]


 来週から、副指揮官兼任、だと…?


[幹部会議にて。
 もちろん怪人製作も行うが、これまでは送り出した後はモニター越しにデータを拾うだけだったが――これからは前線でより濃いメンテナンスと指揮の補助をもと命じられた。
 怪人とは何かしらモチーフにしたものがあるため、長所短所が表れやすい。
 脳筋の指揮官に任せるよりかは、自分が見たほうが性能を発揮しやすいのは確かだが――もちろん仕事も増える。]
(434) 2020/08/03(Mon) 22:42:14

【人】 悪の科学者 清平 一華


 中継!?
 地上波っ!?


[秘密結社は存在こそ秘密なのだが、世界征服を目指す以上は何かしらのメディア戦略は必要なのである。
 世間により名前を広め、組織を大きく育てていくことは必須で――総帥のマネジメント力が特に問われる部分だ。
 戦闘員や幹部が奇抜な格好をしているのも、見た目のインパクトが要るからである。

 その究極とも言えるのが、TVによる中継だ。
 結社による悪事、正義の味方との戦闘――本来なら明るみに出ないものを放映すれば国中に広くアピールできる。
 もちろん多額の放映権料も魅力で、地上波が噛むか噛まないかで結社の活動資金力はとても大きな差がつく――世界征服のためには最短の近道と言ってもいい。

 この国に秘密結社は数多くあるが、地上波で中継されるのはほんの一部だ。
 ただどこの組織もすぐ壊滅するので枠の独占が無く、来年こそはとどこも息巻いて活動している――そしてついにうちが勝ち取ったのだ。

 一方で、悪の秘密結社と言えどもスポンサー様の頼みは無碍に出来ない。
 (もちろん秘密厳守で)秘密基地を開放して幹部会議などを撮影されるし、ドクターとしても毎週ごと怪人を生み出す際にカメラが入るのは面倒なのだが……ぎりぎり了承できるレベルだったのだが。]
(435) 2020/08/03(Mon) 22:42:42

【人】 悪の科学者 清平 一華



 ………………そういう事情なら、仕方が無いわね

 やればいいんでしょ、やれば

 

[スポンサーからの意向で、『女幹部』を出せと。
 適任者が他にいないので自動的に決定になった。]
(436) 2020/08/03(Mon) 22:42:58

【人】 悪の科学者 清平 一華


― 第○話、「敵との邂逅〜麺と向かって〜」 ―

[そしてどういうわけか撮影は生中継スタイルになった。
 徹夜して作業するのに慣れた身としては午前8時頃に合わせて動くのは大変だ……夜食にラーメン食べている余裕もなかった。
 そんなわけでラーメン食わせろと注文をつけた結果、番組中なら可ということになった――適役の幹部のプロモーションを兼ねて、正義の味方側と面通しさせたいらしい。
 そんなわけで行きつけの店にて白衣姿で博多ラーメンを食べていたら――隣にひとりの客が座ることになった。]


 …――っ!


[『驚いたフリをする』なんてカンペに従ったわけではなく、本当に驚いた。
 その横顔は、知っている人物で――自分にとっても、大事な人にとっても教え子にあたって。]


 頼むなら豚骨ラーメンにしなさい
 キレイにおっきくなりたいんでしょ?


[そういう話をされたか、気にする仕草を見てしまったか――何にしても、そういうことならと語り始めた。]
(439) 2020/08/03(Mon) 22:43:30

【人】 悪の科学者 清平 一華


 豚骨には美容と潤いをもたらすコラーゲンがたっぷり入っている
 
 ラーメンは体に悪いとか、体に毒だとか言われてるけど……
 だからいいのよ、悪いからいいの

 『薬も過ぎれば毒になる』って言葉の通り、「毒」は薬がとても多く含まれている状態だし、逆に「薬」は毒にもなれない程度しか入っていない
 コラーゲンはサプリとかでも摂れるけれど、結局は薬の範囲から出られない――善いものじゃ効果は出ないのよ
 睡眠薬で死のうと思ったら致死量まで何千錠と飲まないといけない……薬は善いものかもしれないけど、人を変えることはできないの

 でもラーメンは違う
 だって毒だからリミッターかけずにこってりとしたもの作ることができる……薬よりはるかに多く摂ることができる
 だから毎日ラーメン食べていれば胸もばいんばいんよ
 それに豚骨から滲み出すのはコラーゲンでなく、アミノ酸、ミネラル、グルコサミンやコンドロイチンも含んでいる
 女にとって必要な栄養が多く詰まっていて、美味しく食べられて、お腹いっぱいになって、しかも数百円で済む

 …――こんな素敵なもの、他にある?
(442) 2020/08/03(Mon) 22:44:10

【人】 悪の科学者 清平 一華

 ……え?時間?巻き?
 次のシーン行け?
 知らないわよそんなもんっ

[カンペ無視、暴走中。]
(443) 2020/08/03(Mon) 22:45:05

【人】 悪の科学者 清平 一華


 …どこまで喋ったっけ
 あぁそうそう

 ラーメンは毒よ
 でも、悪いものでなければ、人体を改造することはできない

 悪を排除すれば人間にとって正しい?
 なれない、だって毒には甘美な誘惑がある、恍惚がある、至福がある……リピート欲(※中毒)もある

 …――「悪」がなければ人間は幸せになれない

 だからラーメンは国民食になれたのよ
 悪こそが正しい、その証明


[ずず、と丼を両手にスープを全部飲み干す。
 毒、多すぎる薬を一滴残らず取り込んで。]
(444) 2020/08/03(Mon) 22:45:29

【人】 悪の科学者 清平 一華


 …………なんてね

 偉そうなこと言っちゃったけど、そんな大層なことでもないわ
 もっとラーメン好きになってほしいだけ

 善とか悪とか言ったけど、結局はこの世に人間は2つでしか分けられない

 ラーメンを美味しいと思う人と、まだラーメンを知らない人――それだけよ


 聞いてくれてありがとう
 ずっと誰かに語りたくてね――こんな格好してる通りね
 あなたが来てくれて嬉しかったわ

 お礼にあなたのは奢らせて、それじゃバァイ


[そうして店を出て――怪人と戦闘員を動かして悪事を働くことにする。
 それからすぐに邪魔が入ることになるだろう――きっと、いつもより毒を孕んだ生気溢れるヒーロー(ヒロイン?)が。**]
(445) 2020/08/03(Mon) 22:46:02

【人】 悪の科学者 清平 一華

ー プールサイド  ー

[連絡先の交換というのは他の人はたぶん当たり前のようにやっていることだ。
 そして目の前の彼にとってはかなり勇気のいることだろう。

 彼は弱気が無い人ではない、 むしろとてもある人だ。
 彼の教鞭を通じて勇気を受け継いだ教え子は数多くいることだろう……もしかしたらいつかその中の誰かが正義の味方として立ちはだかってくることさえ考えられる。
 けれど、彼本人は……勇気はあるが、 勇気の消費量について少し違うようで……連絡先交換についてはとびきり多く必要とした…そういうことだろう。]


 …………。


[それが分かっていて我儘を言った。
 彼がそういう人だって理解しているのに……ほんの少しの不安だって、不確定要素がどちらかぐらい予想はつけられたはず。
 なのに彼の意図を汲み上げないで、全部を言ってもらった。

 彼から伝えてほしかったから。
 ーーしかも、「好き」という言葉まで出るとは予想しなかった。]
(490) 2020/08/04(Tue) 16:08:45

【人】 悪の科学者 清平 一華


 …ーー私も、完壁な人よりも、大事なものを守り通す堅さのある人の方が好き
 
 正確には…完壁よりも堅いあなたの方が、 私は好き


[ただ、彼を気遣って、彼に気遣われても、 変われるものは無く。
 進めるためには、我儘を言うのは有効だ…彼なら応えてくれるから。
 でも彼に応えさせることに平静でいられるわけではない一一悪事ならば気兼ねなくできるのに。

 それでも一一と、彼の胸元に自分の頭を預けて。
 初めて、しっかりと彼に触れて。]
(491) 2020/08/04(Tue) 16:09:12

【人】 悪の科学者 清平 一華

― プールサイド ―

[察する汲み取る、という理性的な行為がおそらく他人の仕草なのだ。
 そういう単語抜きに、自然と相手に伝わる間柄……そういうのが善いのだろう。
 甘え合うのも弱まり合うのも、きっと想うあまり勝手にそうなっただけのもので。
 
 仕事着を脱いで、(ラーメン食べて)、自分を顕にする――あのときから、自分たちはそうなろうとし続けて、やっと辿り着いた。
 最初から、求めあっていたのかもしれない。]


  そう言われようと思ったのは初めてよ……、ヴェレ

 
[応えて彼の名前を呼ぶ…が、それはファーストネームではなくて。
 ファミリーネームの先頭だけ呼んだのは、きっと何かの意図と、"ジャン"以上に親愛を込められる根拠があるのだろう。
 あとで訊かれれば答えるし、今はそれよりも大事なことがある――とは、預けた頭の上に傾けて見上げる瞳が語ること。]
(539) 2020/08/05(Wed) 2:33:25

【人】 悪の科学者 清平 一華

[その後、プールから上がれば――更衣室で詩桜とまた顔を合わせたろうか。
 結果報告はするつもりは無かったのだが……上々の成果だったのは言わずとも気付かれたろう。

 そしてまた彼と再会する。
 連絡先交換の名目で――会いたいという理由で。]


 いちおう説明すると……veleはイタリア語とかスペイン語とかで帆とかキャンバスとかいう意味がある
 これからの人生を進むにしろ彩るにしろ……なくてはならないとても大事なものだから、私はそう呼びたい


[彼の名前を呼びたいではなくて、彼がいかに自分にとって意味あるものかを告げたい――という感性は独特なものかもしれない。]
(540) 2020/08/05(Wed) 2:37:07


「 知り合ったのは、アムシェル・モーゼスかな。
  夏に詩桜ちゃんと会ったところ。

  こ、告白は………… ! 」

 



『美しい景色を見ると、
 あなたにも、この景色を見せたいと思います。』


[今の私の感じている。
心からの愛の言葉を綴ったら、羽井さんの住所を書いて、フロントにあるポストに投函した。*]

[それが届くのはいつだろう。
貴女の元に絵葉書が、差出人の名前はないけれど。


『星が降りてきたみたいだな。』


と、だけ。

同じ葉書、同じ言葉、字の形だけ違う二つの絵葉書。
まさか、そんなことになるなんて思っていなかったけれど、そんな偶然も貴女は笑ってくれるだろうか。]

― トークルーム:ユエ ―
[ 時は遡り、ワインナリーから変えてきた直後のこと。
 部屋に戻って、携帯開き、さきほど増えたアプリを見て
 嬉しそうに笑っていた。

 ポンとタップしてアプリを開けば、
 もう一度、今度はユエの名前をタップする。]

 『こんばんは、薄氷です。
  さきほどは、ありがとうございました。

  ユエさんのおかげで念願のSNSデビューができました。
  少し恥ずかしい所をお見せしてしまった気がするんですが
  どうか、忘れ下さいね……それから、
  
  これからも、宜しくお願いします。』

[ 堅苦しめな言葉の後に、
 先ほど、一緒に買って貰ったスタンプを二つ。

 『ありがとうございました』
 『また遊びましょうね』

 と、可愛らしい敬語なくまさんを添えて*]

【人】 悪の科学者 清平 一華

― Ifかもしれない話 >>566 ―


 ハァーイ、約束通り跡継ぎ見に来たわよー


 どーれ、5.5代目はどんな……

   ………5てん…5・6・7・8代目?



[予想より多かった。**]
(570) 2020/08/05(Wed) 20:42:05

【人】 悪の科学者 清平 一華

― 花火大会の日 ―

[ 花火が見たいという欲求は特に無かったのだが。
 ただ、想いを告げあった次の日ということと――、宿泊してから3日過ぎるという理由で、花火の日程が意味を持つことになった。]


 ヴェレが笑ったり悪く言ったりすることは絶対に無いと信じている

 だから、そこは安心なのだが……
 否定的感想が無いだけなのかは判別し難い反応だと困る

 なので、その…、褒めて欲しい


[理由はと言うと、着ているものである。
 浴衣を着込んだから特別こう言っているのではなく。]
(582) 2020/08/05(Wed) 21:52:06

【人】 悪の科学者 清平 一華



 昨日と一昨日のワンピース(菫色のと空色の)はさる人が選んでくれたものでな……
 あれはあれで気に入っているのだが……


 …

 そういうわけで、だ
 今日のは、自分で選んだものだ……
 ワンピースは、私に合いそうなものってざっとしたものだが……これは、ヴェレに見せたくて着たものだ

 重ね重ね言って申し訳ないが…できれば、褒めて欲しい


[……という姿を披露した。(https://image.rakuten.co.jp...) ]
(583) 2020/08/05(Wed) 21:52:21

【人】 悪の科学者 清平 一華


 ……ん?

 名目は花火大会に行くだが、目的はヴェレに会いたいのと、この格好を見せたい――だから、実際に会場に行く必要は私には無いのだが……
 ヴェレの目的が、浴衣見たいだけなら達成しているし……本当に行きたいなら、もちろん一緒に行くが


[なんてやり取りがあって。
 浴衣姿で連れ立ったか、それとも違う時間を過ごしたか――どちらにしても特別な時間を過ごしたに違いない。**]
(584) 2020/08/05(Wed) 21:52:47
─  トークルーム:市村真由美 ─

『こんにちは、真由美さん。
 お久しぶりです。

 あたし、お姉さんに急いで報告しなきゃいけないことが。
 あのあとから、三上さんとお付き合いしてます。
 多分、今度、結婚します。

 取り急ぎでごめんなさい!では、また!』

[こんなバタバタな報告にするつもり、なかったんだけどなあ…]**

── トークルーム:真珠ちゃん ──

『真珠ちゃん連絡ありがとう。
 元気そうで安心しました。

 ご結婚おめでとうございます。
 きっと幸せになるよ。
 とてもお似合いの2人だと思うから。

 どうか心からの祝福を贈らせてね。
 おめでとう♡』


[メッセージを送った後、頬が痛いくらいニコニコしてた。*]

【人】 悪の科学者 清平 一華

― さらにifかもしれない話 ―

[結局のところ、日曜朝に生中継という大博打は当たった。
 当初のタイムテーブルを完全に無視したラーメン談義のインパクトが強かったのか、如月町が隠れたラーメンの聖地ではないかと観光客が殺到し、本当に「如月ブラック」ラーメンが生み出されることになる――芸能人が食べ歩きロケやったりね。

 そしてそのきっかけとなった白衣姿の女幹部は、悪の科学者を続けていて――契約の1年が過ぎようとしていた。
 組織が意外にも頑健なのか、地上波の契約が区切りとなってもまだ持ちこたえていて――もちろん、きっちり壊滅するのが悪の華だろうとかいうつもりはないが。]


 劇場版…!?

[めっきり空席が増えた幹部会議で、そんな話が。
 組織としての最後の大勝負を、映画として撮影したいと局から打診があったらしい。
 もし実現すれば、怪人製作も爆発物使用も多大なお金をかけることができるに違いない。
 乾坤一擲の大戦に相応しいが、予算不足を敗戦理由として押し付けることはもう出来ない――ドクターとしても正念場だ。]



 ……そろそろ、再会の季節、だな



[ラボにて。
 飾ってあるハーバリウムを見やる。
 浮かぶ紫の薔薇たちはさすがにくたびれた感を見せていて。
 毎年新しいものを贈ってくれる――彼に会える。
 同時に自分の誕生日であるが――それは名目に過ぎない。]
(591) 2020/08/05(Wed) 22:55:21

【人】 悪の科学者 清平 一華

 よし…気合い入れるかっ!


[勝たなければ約束を守れない話だから。
 あるいは行きて帰らなければ会えない話だから。**]
(592) 2020/08/05(Wed) 22:55:58
[増えた連絡先の中から『清平 一華』を選ぶと、メッセージをおくる。]


   『あの...近くで美味しそうなカフェを見つけた
    んですが、よかったら行きませんか?

    せっかくだし、あなたと行きたいです。』


[初めてのお誘いがこんなものでいいのだろうかと送る1時間近く悩んだのは内緒だ。]**

【人】 悪の科学者 清平 一華

― 花火大会 ―

[彼が自分に対して、「さん」付けすることに他人行儀と思ったことはない。
 本当に他人行儀なら苗字で呼ぶはずだからである。
 つまり――]


 名前しか教えなかったの…きっと、そういうこなんだろうな、って


[出会ったときから、もう惹かれていたのかもしれない。
 そんなことを思いながら――お店を回ったり。
 わたあめを頼むのが恥ずかしがるのが今ひとつ理解できなかったので、ちぎって食べさせてあげたりとか。

 花火? ごめーん、眼鏡してなかったわ。]
(597) 2020/08/05(Wed) 23:25:43

【人】 悪の科学者 清平 一華

― 最終決戦 ―


[ 多額な予算を投じられたのもあって、ついに自己最高の傑作を生み出すことが出来た。
 そして基地最深部で最後に戦う相手は……あのときの、師のライダー。
 もう会えるとは思っていなかったが、さすが劇場版、過去のヒーロー大集合も容易にやってのけてくれた。]


 …――絶対、行くから



[かつての自分なら、積年の恨みと、今度こそ師匠超えをと願ってと――そういうのばかり思っていただろう。
 でも…自分はそんな無理をできるほど強くなかった。

 自分は弱いから。
 彼に会いたい――から、決着をつけるしか…勝ち抜くしか無いのだ。

 だから、あのハーバリウムに誓って。]
(598) 2020/08/05(Wed) 23:28:33
[再びラボ籠もりとなっても、休日が全く無いわけでもなく]


 『 あなたと行きたいから行く。

   せっかくだから美味しいココアも飲む。 』



[と、名目と目的をひっくり返して返信。
 きっと、今後もこういうやり取りが定番になるだろうか。]

【人】 悪の科学者 清平 一華

[激闘の末――
 自分の傑作はライダーとほぼ相討ちになり戦闘不能に。

 初めて、師の背中に追いついた――

 だが、あちらはヒーロー大集結である。
 ライダー1人と決戦をやっていれば、当然ながら基地の防衛は成り立つわけもなく――首領が倒されるのを阻止できなかった。

 結局、崩壊する基地から脱出する羽目になり――

 あのときのトランクと、あのときの白衣の姿は変わらずに。
 ただ、宛もない旅路とは違って――今度は帰るべきところ、行くべきところがある。

 この稼業から足を洗うことになるのは少し寂しいが――傑作は生み出せたし、師との決着もほぼつけられた、自分の半生に満足と言っていいだろう。
 絶対に待ってくれているだろう彼と一緒になれるのだから。]



 …………カップヌードルしか作れない女房ってまずいよねぇ
 怪人作れるなら料理もできるとは思うけど


[ぼろぼろの白衣姿で思い描くのは、輝かしくもちょっぴり不安な、そして間違いなく幸せな未来。**]
(602) 2020/08/05(Wed) 23:48:53

【人】 悪の科学者 清平 一華

― そして戻って、チェックアウト時 ―

[出立のとき、身にまとうは再び白衣姿。
 休暇は終わって――また悪の科学者としての仕事に舞い戻ることになる。
 幸いにも、「やはり最初はクモ男で」なんて粋な発注をかけてくれる組織からのオファーももらったので、再就職は問題ない。

 ただ、この滞在で、最愛の人と巡り合った。
 1年待たせる格好になったけど、できる限り暇を見つけて会いたくはある。

 だから、とりあえずここでの別離を――と思ったのだが。]


 ヴェレ…

   えっと、私からあんなこと言ったのに
   今になって急な話で申し訳ないのだが……


[そう言って、最後の最後にチャペルのほうを指差して]
(608) 2020/08/05(Wed) 23:55:17