人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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[ その日から 王女は毎夜 
  悪夢に魘されるようになった

  魘されても大丈夫だという彼女を
  見ていられなかった。


  私は王に全てを話した。
  年若い少女が 身体を犠牲にすることを止められなかった
  自分の力ではどう足掻いても 誰かが死んでいた

  それでも
  命を持っても償いきれないことをしたのだ、と。

  王は言った。 ]
 


  「 ──…忘れさせなさい。

    増える罪は 私も共に背負おう 」



[ 人の記憶を操る禁術。

  王女を蝕む破瓜の記憶を奪った。
  彼女の数年の記憶までも、犠牲にして。

  …それより現在に至るまで
  僕は 奪った記憶による悪夢を 見続けている。 ]

 


[ 吐くような痛み 胸を突き刺す下卑た視線


  許して  


      ゆるして


    赦して



           
ころして。
 


  声が頭の中を木霊する

  返してしまえば きっとこの
痛み
は消える
  返せるはずがない 
  それが
で 彼女の幸せになるのなら ]

 


         [ 自由になりたい

  
         
幸せでいて欲しい


  なら もう
  抱えて死ぬしか、ないじゃないか ]


 [  開かない扉に縋り着いた昼
    誰にも話すことの出来ない記憶

    相反する悩みの答えは
    未だ 見つかっていない。  ]**

 

【人】 少年水夫 カイル

 
[お客さん全員のお酒が揃ったタイミングだったと思う。
 褐色肌のお姉さんが、乾杯の音頭をとったから、>>168
 僕もにこにこ、その様子を見守り。]


旅の出会いに、乾杯!



[勿論、店員の僕にお酒は無いから、代わりに手を叩いて。
 少しは賑やかしになったかな?
 どのお客さんも、楽しんでくれていたらいい。
           
夜は長いけれど、必ず明けるから。]

 
(173) 2022/05/26(Thu) 18:58:31

【人】 少年水夫 カイル

 
[お姉さんは日輪の国の出身だった。>>172
 僕も行ったことがあるし、上陸もした。]


  日輪の国なんですね!
  行ったこともありますし、上陸もしましたよ。
  と言っても、下船するお客さんを見送ったり、
  乗船するお客さんを迎えたり、
  物資の補給や修理が済めばまた海に出ますから、
  そんなに長くは滞在できませんでしたけど。


  日輪の国は結構文化が独特ですよね。
  同じ海でも背景となる景色が違うと、
  随分違って見えるから、
  日輪の国の海は……ちょっと硬派な感じがしました!


[物珍しくきょろきょろと、
 興味が尽きなかったことを覚えている。]
 
(174) 2022/05/26(Thu) 18:59:15

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  
"こんにちは"


         
"ありがとう"



      [日輪の国の言葉で言ってみる。
       と言っても、知っているのはこの二つだけだし、
       ネイティブの人が聞いたら、
       発音もたどたどしかったと思うけど。]

 
(175) 2022/05/26(Thu) 18:59:59

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  そうですね。僕が行った頃は治安は良かったですよ。
  日輪の国の人は、礼儀正しい人が多かったと思います。
  あれから10年は経ってないと思いますけど、
  
僕も当時幼かったから、はっきりとは……。



[上陸はせず、
 何度か通りかかっただけだったこともあるので余計、
 しっかりとは思い出せなかった。**]
 
(176) 2022/05/26(Thu) 19:01:16


  命と天秤にかけても避けられない外出。

   
そう、セシリーだってわかっていたはずだ。

   
予想なんて、いくらでもつけられたはずだ。


          
覚悟の上だった、というの?
    

  


  続く彼の身の上話を、私は聞いていた。
  確かに、事前に船が沈むと伝えられていたら
  そもそも乗らないって選択だってあったかもしれない。
  

  でも、同時に思ってしまう。
  それは先延ばしに過ぎないかもしれない。とか。

  運命を覆した結果
  更に大きな災厄が待っているのかもしれない、とか。

  知らない方が幸せだった可能性とか。
  どこまでも考えすぎてしまう。

  変えた結果もたらされるものと
  変えない結果を天秤にかけようとしてしまう。
 

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  やっぱりお刺身を盛るには、
  和船が良いですよね!


       [詫び寂なんて流石に分からないけれど、
        日輪の国の料理を、日輪の国の船に盛る。
        しっくりくるとは思っていた。
        上手く伝えられなくて、
        "硬派"なんて言葉になったけど。>>174

 
(239) 2022/05/26(Thu) 22:56:40

【人】 少年水夫 カイル

 
[ペンを求める声に、>>179
 伝票に書き込むのに使っていたのを渡す。
 紙も近くにあったのを取ってくる。
 さらさらと、文字が書き込まれるのを眺めた。]


  
"こんぺき"
と、
"marine blue"
……。
  
"こんぺき"
というのは、
  日本語で海の青を指す言葉でしょうか?

  有難う御座います。
  三つも日輪の言葉を覚えられました!


[忘れないように、
 何度も
"こんぺき"
を言う言葉を繰り返し呟いては、
 日輪の国で見た海の色を思い出した。]

 
(240) 2022/05/26(Thu) 22:57:36

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  お客様は、故郷から離れて大分経つのでしょうか?
  今日こういった形で出会う事が出来て、
  僕も嬉しいですよ。
  本場の日輪の味を知っている人も、
  言葉を教えてくれる人も、多くはありませんでしたから。

  酒場ではこういった出会いも楽しいですよね。
  
お客様も、夜が明けるまで是非楽しんでいってください。



[唇は弧を描いて、話に花を咲かせるのを暫し眺めた。*]
 
(241) 2022/05/26(Thu) 22:58:08

【人】 少年水夫 カイル

 
[好きなものの話は、いくらしたって楽しい。
 ペガサスナイトのお兄さんとの話は、
 弾みっぱなしだ。>>185


  お客様とは気が合いそうで、嬉しいですよ。
  美しい景色が宝石だというのも分かります。

  そうですね……僕だったら、人魚の海域とか、
  シードラゴンとか、後は北の空に靡くオーロラ。

  
夜に天を駆ければ、

  
町の明かりが
のように見えたりするんでしょうか。

 
 
(242) 2022/05/26(Thu) 22:58:39

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  良かったらまた、ペガサスさんと一緒に来てください。
  僕は閉店時でも、割とこの店にいることが多いので。
  勿論、お時間にゆとりがあって気が向いたらでいいので。


[もう一度、あの美しい姿を見たい。
 触れることは叶わなくても、
 声を掛けてみたら気付いてくれたりするかもしれない。

          「どうぞごゆっくり」と頭を下げて、
                 注文を取りに行った。*]

 
(243) 2022/05/26(Thu) 22:59:04

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  そんなことないよ。
  そうしたいと思わせる、相手が良い人だってこと。


[ユスターシュの"優しい"と言う賛辞に、
 緩く首を振る。>>180
 自分が良い人なのか否か、
 ここで働く店員たちは自信のなさそうな人が多い。
 僕は自信が無いのではなく、否と確信している。
 でも流石に、誰彼構わず意地悪するほど、
 嫌なやつではないと思うけど。


    僕の迷いが晴れたその先には、
      暗雲が立ち込めているのかも。
         一寸先は闇……なんて言うでしょう?]

 
(244) 2022/05/26(Thu) 22:59:48

【人】 少年水夫 カイル

 
[すり抜けず触れた手は、>>181
 自分でも目的の分からないものだったから、
 
所在なさげに一瞬止まって、すぐに離れた。]



  僕はもう子供じゃないよ。


[13年で成長の止まった体に、18年在り続けた心。
 プロテアの成人年齢は20歳だけれど、
 僕はよく大人びていると評価されるからね。
 2歳くらい上に鯖読んでも、問題ないでしょう。

 流石に店長までいなくなるとは考えにくいけれど、
 何人ここから巣立って行っても、僕は笑顔で見送ろう。
 
少なくとも今夜、僕の未練が晴れることはない。]

 
(245) 2022/05/26(Thu) 23:00:58

【人】 少年水夫 カイル

 
 
 
 
 
               行ってらっしゃい。

  [お客さんに呼ばれるユスターシュを見送った。>>187*]

 
(246) 2022/05/26(Thu) 23:01:25

【人】 少年水夫 カイル

 
[その後、ターバンのお兄さんに所在地を聞いたところ、
 紙に地図を描いてくれた。>>184

 「なんで?」と問われるのは当然のこと。
 僕のやろうとしていることは、
 児戯と思われても仕方の無いようなものなので、
 一瞬言葉に詰まるが、正直に話すほかない。]

 
(247) 2022/05/26(Thu) 23:01:54

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  僕はこれから、星に願いをかけます。
  "このお酒を飲む人達"に、
  美味しいと思って貰えるようにって。

  僕も生前は知らなかったことなのですが、
  流星に願いをかける時は、願いを三回言って、
  願いを叶える場所も言わないといけないらしくて。
  ちゃんとお願いが届くように、
  所在地も言っておきたいんです。



[こんな時くらい、
 "子供らしい"と流して貰えたりしないだろうか。
 自分の都合に合わせて、子供と思われたがったり、
 大人と思われたがったり、図々しい事この上ないけれど。

 そもそも今夜はこんなに霧が深い。
           星なんて見える筈がないのに、
           それでも僕は星に願うつもりだ。**]

 
(248) 2022/05/26(Thu) 23:02:42
少年水夫 カイルは、メモを貼った。
(a27) 2022/05/26(Thu) 23:07:12

 
── 続・あの日の話   ──


[崖から足を滑らせ落ちた行商人一行の一人を
 救助しようと現場に向かった俺は、
 無事に目当ての人物を見つけた。
 それは女性のように見えた。

 長いブロンドの髪。
 遠くから見てもわかりそうな濃い目のメイク。
 大き目のネックレス、腕輪に指輪などの装飾品。

 酒場の女性が着るような深紅のドレス。
 
胸元が大胆に開いたそれからは

 
逞しい胸板が見える。

 
肩を出したそのスタイルは、

 
よく見ると結構な幅があるように思う。

 
首元に目を移す。

 
なかなかの太さに喉仏が見えるような。


 
いや、これは────…… 

 

 
(…………男性か?)

 

 
「ああ騎士様っ!助けにきてくれたのね!
 あたし、すっごく怖かったの……。」



[口を開く。低音が響く。
あ、これ男性だな。

 アリアから降り立ち、近くに駆け寄る。]


  もう大丈夫ですよ。
  怪我は無いですか?
  ……いえ、足を負傷しているようですね。
  痛みはどうでしょうか。とりあえずは応急処置を。

  仲間の皆さんは無事なので安心して下さい。
  さぁ、ここから上がりましょう。
  天馬に乗って一緒に───……
 

 
[少し、考えた。
 目の前の人物は男性だと思われるが、
 服装や口調はどちらかというと女性寄りである。

 ならば女性対応をするべきなのか?
 そして相手は足を怪我している。
 踏み台化ではなく担ぎ上げるべきだろう。
 触って、持ち上げ良いものかと伺いを立てる。]


 
「えっえっ……それじゃあ、あたし……
 
お姫様抱っこして貰うのが夢だったの!

 

 
[俺は夢を叶えた。
 重くない?との問いかけに
 
羽のように軽いですよ
、と答えながら
 岩のような重さを体験した。
 寒くはないですか、と外套をかけて渡した。
 落ちてしまわないように、彼女(?)を俺の体に
 しっかりと紐で縛り付けた。
 対応は何も間違えていなかった筈だ。

 
間違えては、いなかったのだが。



  念のため、後ろからもしっかりと
  私に掴まっていて下さい。

  …………っ!?
  いえ、あの、そこまで強く抱きつかれると
  鎧が割れてしまうので、もう少しソフトに……。
 

 
「あたしの名前はロザリンド。
 ねぇ白馬の騎士様、貴方の名前を教えてくれる?」

 

 
[ロザリンドは情報通だった。
 次の日には家に御礼の手紙が届いた。
 それに返事をして、そこで終わる縁の筈だったのに。]


「エアハート様って、
 お父様が騎士でお母様が商人なんですって?
 まるであたし達の関係みたいですね♡
 馴れ初めってどうだったんですか?
 もしかしてあたし達みたいな運命的な出会いだったかも。」


(何故、親の事を知っている)



「エアハート様がアリアちゃんと一緒に食べられるように
 人参のスコーンを作りました♡
 あたしの事をもっと好きになってくれるようにって
 おまじないをかけたので是非食べて下さいね。」



      
("もっと"とは??食べ物は粗末にしませんが

             
呪文の効果は無かったようです)

 

 
[じわじわと、攻め込んでくる。
 ついに家にまでやってくるようになった。
 "俺は恩人なだけ"そう言い聞かせて対応していたが、
 同時に何か身の危険を感じていた。

 ────そしてついに来た。]


「エアハート様、あたし……
 そろそろちゃんとした関係を持ちたいんです。
 本当はエアハート様の方から
 切り出して欲しかったのだけど
 
どうか、あたしとお付き合いして下さい。