120 【身内RP】森奥の工房 2nd【RP】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
エストレラ:2票
ダアト:1票
リアン:1票
エガリテ:1票
ジェレミー:1票
処刑対象:エストレラ、結果:成功
| [補習を受ける必要のない学生でも 参加の希望があれば断らない。 とは言え自ら望んで来るのは一人だけだ。 >>1:-4 主席の彼には真新しい内容はないだろう。 入学後も彼の家庭教師を続けているから わからないことがあるとしても 家で教えられるのだが 通常の講義も補講も 教室の最前列の中央は いつだって彼の特等席だ。 熱心さがかわいくて気づくたび 顔に出さずにほっこりと胸を温かくしているが どの講師の講義でもそうしているのだと思っている。 鈍いので。*] (0) 2022/02/11(Fri) 9:32:40 |
[短くなった、右腕の先、
失われた肘や、その先に、激しい痛みが生じる。
神の怒りを買ったとでもいうのか
雷が落とされ続けているような。
無い血肉が掻き回され荒れ狂わされるような。
そんな、痛みが。]
[額に脂汗が浮かぶ。
眉間が寄る。]
くっ、 ……フーッ、フーッ……!
[人が近い。
独りきりのユルタや幕屋の中で潜めるよりもっと
声を押し殺して、
彼に吐く息がかからないよう顔を背けて、
苦痛が過ぎ去るのを耐える。
耐える。
────耐えるしかないのだ。
これには薬も酒も効きはしないのだから。]
[雷は軈て、存在する手脚にも落ち、暴れ出す。
最後に襲われるのは、決まって首だ。
どれもしっかりと繋がっているのに、
そこになくなってしまったかのように
身動きが取れなくなる。
無い腕に生じるのが幻肢痛なら、
これらの痛みは何と呼ぶのだろう……?]
[彼には稀に痛むと申告したが
断った腕とそれに触発されるかのように
残りの三肢と首が苛まれるのは
殆ど毎夜のことだった。
朝がやけに遠く感じられる苦しみ。
────それでも、
自らの選択を誤ったとは思わない。
最善の道を選んできて、現在という結果があるだけだ。]
[永遠にも感じられる夜の闇の中で
すやすやと聴こえる寝息が
時間を数えてくれる。
愛しいひとの寝顔を盗み見た。
────かわいさに心が安らぐ。
自分は決して独りではないのだと、教えてくれる。]
[彼を見つめながら、
普段はしなかったことをする。
動かぬ手足はそのままに
存在しない右の手を動かして
彼の輪郭を辿っていった。
背を撫で、腕に触れ、
柔らかな頬は、包むように。
不可視の手のひらに
彼の温度を感じた気がした。]