人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
ウェールズが無残な姿で発見された。

伝承は真実だった。異形の刃を持つ魔物“人狼”は、確かに存在するのだ。

もはや村人たちに猶予は無い。早く人狼を見つけ出し、処刑しなければ。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ない……。

幽界の歪み
突如として空間が歪み、この世とあの世の境界が曖昧になってしまった! 今日に限り、生者も死者の声や姿をハッキリと捉える事が出来るだろう。

現在の生存者は、リッカ、カリナ、シヴァ、アンジュ、プリシラ、ダーレン、エリー、ディルク、マーサ、エミール、ファリエ、グノウ、ロキの13名

【人】 寡黙 エミール

>>1:116 ロキ

魔族ってやつはこんな感じなんだろうか?
――全く怖くない。

からかう様子に、スン……とした表情を浮かべて。

「なるほど……聖女の加護でこの場にか……。
 加護の恩恵がどんなものか気になってたが、アンタが居るとわかりやすい」

人型である時点でそれなりの強さはあるとは思うが、魔族もピンキリか。
この場の聖気に耐えられない程となると、神殿に近づくのは初めてなんだろう、きっと。

……しかし、なんだろうか。
この魔族と会うのは
初めてのはずなのに、初めての気がしない


「ふぅん、それならその痣、大事にしないといけないな。
 ――――あー……変なことを聞くが、前にどっかで会ったことは……ないよな?」
(0) 2024/01/30(Tue) 23:13:13

【人】 仕立て屋 エリー

>>1:115 プリシラ
「そうだね、それがいいかも。
 色々と食べ歩くのも楽しいもんね」

好みにも色々種類があるわけだし。
味の微細な違いで好き嫌いが大きく分かれることもある。

「うん、お祭りが始まってからでも始まる前でも……
 何かあったらすぐにおいで。格安にしておくから。
 それじゃあ……デートに誘われてるように見えたし、行ってくる?」
(1) 2024/01/31(Wed) 0:01:51
「嘘だろ、もう告白の選択肢見えてたんだけど。
 もはや最近は魔女ちゃんに操を立てて、
 このまま他の女の子には声を掛けないまであったのに。
 いや、まだ好感度が上がればチャンスはある……。
 このまま他の女の子に声を掛けずに一途で行こう……!」

硬く決意をする。滅多なことがなければ破られないだろう。
声を掛けられたら本性出ちゃうけれど。滅多です。

「あ、大丈夫だった、バラバラ死体もできなそう。
 多分この分だと魔女ちゃんのとこにもこの問題届くかも。
 遅かれ早かれ魔女ちゃん向きの話だし。
 聞き耳も立てないからゆっくりしておいで。
 こっちもこっちで楽しくやってるからさ」

飲んでも意味ない酒なんか飲みながら。


天の声(村建て)



本日の投票先は
マーサ
となりました。

日付変更までに、投票の設定をお願い致します。


(#0) 2024/01/31(Wed) 2:11:01

【人】 飄乎 シヴァ

「えーおっちゃんコレ何してン? 宝釣り?
 いいじゃんたのしそ〜〜〜〜いくらァ?
2000G????

 えっちょっち高くね? 品が品だから? あ、成程〜〜??
 その辺のがあるなら納得だワむしろ安いまである。
 へ〜〜紐引っ張ると外れて下から出てくンの」

 おニューのコートに身を包んだ男が、呼び込みの声にホイホイ寄っていった。しげしげと屋台を眺めながらぺらぺらと口を回している。

「ちな一番のハズレって何?
 
薬草一束。
おーおー攻めてんねおっちゃん。
 3回やるから5000になったりしない?
 しないか〜〜〜ケチ〜〜〜〜」

 重さ見るのアリ??とかなんとか。一通りわちゃわちゃすれば、ひとまず一回目のチャレンジで紐を引いた。
(54)1n100(大きいほど価値が高い)



#メインストリート
(2) 2024/01/31(Wed) 4:06:02

【人】 飄乎 シヴァ

>>2

「おっ、ヒートナイフじゃん。
 2000でコレは高ェけど大損ではないくらい?」

 薬草よりはアタリだけど正直微妙なラインだ。

「てか俺ちゃんはいいけど子どもがこれ出したら危なくね?
 子どもは2000Gのクジやらんか、それはそう」

 次は重いの狙ってみっかな〜〜と口にしつつ、二回目のチャレンジ。
(11)1n100(大きいほど価値が高い)


#メインストリート
(3) 2024/01/31(Wed) 4:22:46

【人】 飄乎 シヴァ

>>3

「重石つきはズルくね???????」


 彼の手には逃走用アイテム・煙石が括りつけられた薬草がある。

「くっ、やっぱ下手に考えンで直感信じるべきか〜〜〜。
 本気出すから待ってね、次は大当たり引いてやんよ」

 シュッシュッ。特に意味なく宙にこぶしを放ち、なんとなく強くなった気分で三回目のチャレンジ。
(82)1n100(大きいほど価値が高い)



#メインストリート
(4) 2024/01/31(Wed) 4:36:13

【人】 飄乎 シヴァ

>>4

「おっこれ何の瓶? 香水? へ〜、夢見草ってアレじゃん、
 この辺じゃ全然見られねェじゃんね」

 群生地付近ではもっと安価だが、この辺りでの価値を考えると勝ちの部類だ。

「てかおっちゃんアンジュ嬢とかプリシラ嬢とか
 知り合いだったりする?
 ラインナップ全体的に自然寄りじゃん、薬師?
 あ〜〜普通に道具屋か〜〜〜〜成程ね。
 土地で価値変わるの混ぜてるのうまいワ〜〜〜」

「勝ちは勝ちだけど俺ちゃん使わんのよなにおいつくの。
 え〜〜気になる人ォ? いないいない。
 まぁ人にあげるンはアリだと思ったワ」

 もういくらか店主とやりとりをすれば、彼は宝釣り屋台を後にしていたのだった。今度お店いくね、せんきゅ〜〜!!

#メインストリート
(5) 2024/01/31(Wed) 5:10:57
シヴァは、教会で見た顔でもいないかと思いながら道を歩いている。#メインストリート
(a0) 2024/01/31(Wed) 5:11:13

マーサは、#メインストリート で大勢のひとたちにもみくちゃにされた後、ふらふらと備えてある長椅子に倒れ込んだ。
(a1) 2024/01/31(Wed) 5:31:20

【人】 温室 マーサ

「ひ、ひぃ……つかれたぁ……」

間違えて開けることのないように、外套の襟を強く掻き抱きながらベンチを占領し身を丸める。

不意の風に外套が捲られ、肩にある痣をひけらかしてしまったのが運の尽きだった。
聖女様の御利益を受ける身は、この街の人にとって相当魅力的な御霊媒に見えるらしい。あやかろうと祈りを捧げられり、もっと直接的に触れようとしてきたり、はたまたマーサの治癒術士としての側面を知る人はより強くなった(と一方的に思われている)治癒術の恩恵に与ろうとしてきたり。
何なら、それらを見て何も知らずに寄ってきたのだっていた。

耳目を集めることに不慣れな女は、それらを上手に乗りこなすこともできず、そこらの見世物にも負けず劣らずの集客っぷりを発揮してしまったのだった。

「…………お菓子でも食べて気を、」

外套のポケットに突っ込み、人込みに揉まれる前に買ったクッキーの袋を取り出す。いや、クッキーだったもの、か。
今やそれらは跡形もなく、焼いた小麦粉の粉(バター風味)となっていた。

「…………、」
(6) 2024/01/31(Wed) 5:39:17
マーサは、粉になったクッキーを悲しそうに見つめた後、飲むように傾ける。咽た。 >>6 #メインストリート
(a2) 2024/01/31(Wed) 5:52:02

「別にいいのに。あなたが一途なところで、
 あたしの心は結構移ろ気よ?
 これだけ話しただけでも、面白いなあとは思ったけど」

つまり、ちょっとは気に入ってるということ。
何だかんだチャンスは生まれつつあるのかもしれない。

「ああよかった。あたしにお鉢が回ってくるのはいいわ。
 向いてるなら猶更……でも、ま、
 埋め合わせはいつか要求すると思うから考えといてね」

魔女の小さな契約。冗談めかして言ってから、
誰かに声を掛けられたのか一度念話が途切れるだろう。

【人】 薄荷 アンジュ

「……賑わっていますね」

聖女様より祝福を受けた立場とは言え、商人であるなら仕事はきっちりしなければならない。
然程目立つ店構えでもなく、有名な店舗や店というわけでもない木端の小さな店主は薬草や薬の店を開いていた。
何かに選ばれた大層なお方という風にも見えない少女は、ともあればただの売り子とすら認識されそうな程こじんまりとしている。
煎じて飲む薬草から焚いて使うもの。流通に出回りにくいものから一般的なものまで取り揃えているものの。
如何せん大衆的には『祭りに来てまで買うものか?』と問われれば難しいのかもしれない。
つまるところ、あんまり売れていないようだった。

#メインストリート
(7) 2024/01/31(Wed) 13:06:50

【人】 栄枯 プリシラ

>>1 エリー

「やだな、揶揄わないでくださいよ!
 でも待たせるのも悪いし、そうね、そろそろ行くわ」

重ね重ねありがとうございます!なんて頭を下げながら、
その場は離れて、装い新たにデートへと洒落込みに行きます。
(8) 2024/01/31(Wed) 16:04:23

祭り初日の、朝。

「 ファリエ 」

どこからかあなたを呼ぶ声。
遅れて、雪のような白銀の髪が空気に揺れた。

「 お祭り やくそくよ 。
 …… ねえ、いつからいけるかしら? 」

跳ねるような声。姿を見せた聖女の口許は笑んでいる。
待ち望んでいたと、楽しそうにくるりと回った。


「……人聞きが悪いなあ。
 まるでボクが血も涙もない酷いヤツみたいに言っちゃって。
 みんなが消えないように聖女様のお願いを聞いてるだけさ」

建前の上では何もやましいことはない。
自分たちのすることは世界から消えてしまう者を救うこと。

何度も祭りに参加していれば真実を知らないはずもないが、
それでも悪魔は、後ろめたさなど感じないかのように嘯く。

「この世界も悪いことばかりじゃない。
 今ではすっかりこの世界に骨を埋めるつもりのやつもいる。
 キミだってたくさんの人に助けられたりしてきたでしょ?」

隙の多いあなたが今まで生きてこれたのは、そうした良い縁に恵まれたからのもあるだろうと決めつけるように尋ねながら。

「寂しがる人とかもいるんじゃないかな、キミがいなくなって。
 それもキミの心を引き留めるには至らなかったみたいだけど」

「リッカ?早起きだね」

朝早く孤児院の外に出て、冷たい空気で目を覚まそうと深呼吸をしていた時だ。
聞きなれた声の主は、優しい月光ではなく眩しい陽射しを反射する。
朝露のような煌めきに思わず目を細めながら、どこか違う雰囲気のあなたへと流れる髪を辿って。

「心配しないで。待ちきれないで今日来ると思ったから空けてあるよ。
 あんまり待たせてたら子供の世話をしているときに出てきそうなんだもん」

こうして見ると完全に子供の引率と変わらない。
似たような対応を昨夜、興奮で眠れない子供達にしたばかり。
もう少し落ち着いてから出ようかと思っていたけれど、既に身支度は済ませている。
孤児院で完結する生活を送っているため、普段から洒落っ気など皆無に等しい。
何より道具を揃えるほどの貯えも無い。精々簡単に髪を整える程度。

「……それで?
 どうして一緒にお祭りに行こうなんて言い出したか教えてくれる?」

歩き始める前にひとまず気になっていたことを聞いた。

ファリエは、お祭り初日、孤児の世話をしないで自由に回ることになっていた。
(a3) 2024/01/31(Wed) 22:51:12

ディルクは、広場をフラフラと歩いている。
(a4) 2024/01/31(Wed) 22:51:47

【人】 飄乎 シヴァ

>>7 アンジュ

「おっ、アンジュ嬢じゃん。御機嫌よ〜〜う?」

 あなたを見つければ、手を振りつつひょこひょこ軽い足取りで彼が寄ってくる。

「教会じゃ挨拶しんかったけど元気ー…ぼんやりしてんね、
 言っちゃアレだけど暇してた感じ?」

 何か足りてないのあったかな〜と所持品の脳内検索をかけつつ、顎に手をやり品物を見やった。
 数日内に仕立てられたことが見受けられるピカピカの真新しいコートは、教会で集まった時には見えていた左腕の腕輪を隠している。


#メインストリート
(9) 2024/01/31(Wed) 23:59:51
ダーレンは、掲示板を見て回っている。
(a5) 2024/02/01(Thu) 0:23:34

消えないように、聞いてるだけ。
何を白々しい、と敵意は刹那、苛烈さを増し、しかしその後のロキの言葉に何を焼くこともなく直ぐに淡く冷えていく。

「……それは、きっと、いてくれるけど」

まるでこちらの無情を咎めるかのような言葉に、黙して視線を俯かせる。
ロキの言うところに誤りはない。仮にも二十余年、この世界の人間として過ごしてきたのだ。少なからぬ縁というものは生じているし、マーサが惜しむ人間も、マーサを惜しんでくれる人間だっているだろう。
少なくとも、この世界に産み落としてくれた、現在も壮健な両親は自身の喪失を嘆くのには違いない。

しかし。
それでも、前の世界に帰るべき責任というものは、確かにマーサの内にはあった。

「……、そっちはどうなの、ロキ。
何回も何回も参加してるみたいだけど、いったいいつからここに居るの。……戻ることなんて、考えたこともないの?」

伏した眼差しを持ち上げて、そちらの眼をじっと伺う。

【人】 薄荷 アンジュ

>>9 シヴァ
「おぉ、シヴァ殿。ごきげんようです。
 あの時は人数もいたので話しかける機会がありませんでしたね。ご無沙汰しております。
 ……良いコートを身に着けておりますね。冒険者としては盛況化か一発ヤマを当てたか、羽振りも良いのでしょうか」

声をかけられた矢先に肩を震わせたが、すぐにシヴァに向き直って背筋を伸ばした。
数日前には見えていた装備を隠すような形で着込まれたそれを、じっと眺めた。

「じつは、とても暇していました。
 普段であれば相応の種類の薬が売れるところですが……。
 祭りが絡むとこうした『有事の際のモノ』は売れにくいのが困りものです」

一般的な物から珍しいものまで。
各種薬草の他に、眠気を引き起こす薬草から、食べると非常に辛味を感じる植物まで。
薬以外にも素材となるものの他に聖女祭を祝って作った花冠といった植物由来のアクセも売り物として並べられている。

#メインストリート
(10) 2024/02/01(Thu) 2:56:02

【人】 飄乎 シヴァ

>>10 アンジュ

「ハイハイおひさ〜! っとそうだワ、お互い聖女様の祝福
 たまわったんおめでとさ〜ん!!ってね」

 わーぱちぱちぱち、ひゅ〜〜!!と一通り賑やかにして。

「んー? 特にヤマ当てたわけじゃないけど〜、
 自分祝いついでにエリーのとこで仕立ててもらったのサ」

 曰く、前のこの規模の聖女祭りの折に出会い、その仕事ぶりを気に入っていたらしい。元々何か新しく仕立ててもらうつもりで代金を用意していたとのこと。


 暇をしていたとの言葉にはうんうん頷いて聞いて。

「あーね、こういうとこじゃ
 道具屋の旦那みたいに遊び心出さんと中々な〜。
 宝釣りっつってあっちでくじみたいなコトしてンよ」

 ヨスの旦那って言われて分かるゥ?なんて軽く投げつつ、視線は花冠たちの方へ。


#メインストリート
(11) 2024/02/01(Thu) 4:59:27

【人】 飄乎 シヴァ

>>10>>11 アンジュ

「あ、いいじゃんこういうの。
 コレもっちょい目立つように置いといたら?」

 薬草類奥めにやってー、前通った時に視線来るとこにアクセ類飾ってー、と口にしつつ物を動かすジェスチャー。許可が出れば配置換えは手伝う心算だ。

「あと香りあるといいンじゃね? 香焚いたりしてて
 全然いいと思うワ。なかったらこれ使って?
 さっき当てたンけど俺ちゃん香りつくモン使わん方でサ」

 ハイ、とガラスの小瓶をあなたに渡す。薄紫の透き通った液体は、夢見草の香水だ。

#メインストリート

/*
・道具屋のヨスの旦那
 白茶に出ている情報がすべて。
 追加の設定を生やしたり、全く知らなかったりは任意に可。

・夢見草
 主な産地はここよりもかなり南の熱帯地域の森。そのまま口にすると幻覚作用があるが、成分を抽出すればリラックス効果のあるよい香料になる。
 今回彼が当てた香水は、この辺りでは5000G程度で取引される質と量。
(12) 2024/02/01(Thu) 5:01:21

【人】 小悪魔 ロキ

>>0 エミール

その澄まし顔を崩してやろうとからかう姿はまるで子供だ。
これでも昔は悪名高い悪魔だったと言うのだが、見る影もない。

「そうでしょ〜?
 聖女様の慈悲深さを示すにもうってつけってわけ。
 ボクみたいな悪魔でも祝福を授けて貰えるってね」

そういう意図で選ばれたのかは定かではないのだが。
それらしい理屈を捏ねて、あなたに聞かせてみたり。

しかし、どこかで会ったことないかと尋ねられれば。

「まさか、ボクのこと忘れちゃったのかい……?
 あんなに楽しい時間を一緒に過ごしたのに……?」

ひどいや、とショックを受けたように背を向けて。
(13) 2024/02/01(Thu) 8:24:22

【人】 薄荷 アンジュ

>>11>>12 シヴァ
「あはは、おめでとうございます。良き縁と機会をお互い賜れましたね。
 シヴァ殿……に限りませんが、冒険者とは再会できることそのものが珍しいですから」

 もともと表情が出にくいので表面的には物静かだ。囃し立ててくれる彼のテンションが羨ましくもあり、助かっている面もある。
 店構えは遠目から見れば茶葉を売る店とも間違えられそうなくらいには彩りもないからだ。

「なるほどなるほど。よくお似合いですよ。とても格好良いです」

うんうん、とあなたの衣装の着こなし具合にうんうんと頷いてから。

「ヨスおじさんのお店ですか。こういうお祭りの時はよくくじ引き形式で販売しているんですよ。
 レートが高めでお財布を持っている大人向けですけど、子供にねだられてやる方もいるので繁盛しているようで」

祭りの雰囲気や熱にあてられて紐が緩むというのはどこでもある話だけど、最大限利用できる商売がうまい人という印象だった。


#メインストリート
(14) 2024/02/01(Thu) 18:41:08

【人】 薄荷 アンジュ

>>11>>12 シヴァ
「手慰みに作ったものですけど……良いでしょうか」

薬や薬草を主軸としているものの、売れないというのも概ね理解している。
だからこそ工夫が必要と考えて拵えたものだけど……想定以上に良い声色が返ってきて目を白黒させていた。

「お、おぉ……香り付け……化粧品やパン屋、カフェのような雰囲気作り……。なるほど、とても大事なことでした」
 
小瓶を受け取り、軽く嗅いでみる。

「この色と香りは……夢見草の香水ですか。……それなりのお値段のものなのに、その、ありがとうございます」

香り付けや化粧に興味はあっても、自分が使う分は安物が精々だったから。
アドバイスを受けるとその通りにしてみます、と配置換えを手伝ってもらいながらレイアウトを変えてみた。
薬草臭の強い印象と質感のあった店構えは、アクセを主軸にした配置からちょっとお洒落な店構えへと変貌した

#メインストリート
(15) 2024/02/01(Thu) 18:41:45

【人】 寡黙 エミール

>>13 ロキ

「確かに……普通魔族と聖女は対立しているし。
 そんな相手にすら加護を与えるとなれば、慈悲深さを強調することはできるだろうな」

聖女は確かに存在しているし、その力を疑うことはない。
……が、そこまで信心深くもない男なので、あまり敬うような物言いはしないようだ。
なるほど、と小さく頷いて理屈に納得すれば、再び様子のおかしい態度をみて目をしかめてしまった。

「…………それは本気でいってるのか、俺をからかってるのかどっちかわからん」

言ってること全てが嘘だと言われてもおかしくはないくらい、その真意がつかめない。
今までからかって来ていたのだから、後者だろうか。
しかし、どこかで見た顔だと思った自分の感覚が嘘ではないと信じたい。
(16) 2024/02/01(Thu) 19:50:22

【人】 掃除屋 ダーレン

「……腕相撲大会、ねえ…」

ようやっと見つけた、告知の掲示を見て。
少しの間、くっだらねえ〜と呆れたような目を向けてはいたものの。

どうせすることもないし、約束もしてしまったことだし。
その日は開けておくことになるのだろう。
(17) 2024/02/01(Thu) 19:51:40

「 ふふっ 本当? うれしいわ 」

くるり、くるり。
文字通り地に足もつけないで、嬉しそうに衣服を翻して。
またおんなじように、白銀の髪がきらきらと朝の冷たい空気に揺れていた。

邪気ひとつなく彩やかな、それでいてどこか澄み渡った聖女のこえ。
それはこの冬の寒空にどこか似ていた。
そんな快晴を背に、聖女はくすりと喉を鳴らす。


「 ――― 聞きたい? 」


勿体つけるみたいに、蒼の瞳を細めて。
浮かび上がったその身体が、あなたの正面でぴたりと止まった。
じいと、あなたの化粧けもない顔をその蒼に映す。


「 だって、今年これ
  最後になっちゃうかもしれないでしょう? 」

―――当たり前のことみたいに、聖女はいった。
転生と、聖女祭りと、痣と。……あなたの記憶と。
そういうことが全部、その一言には内包されている。

聖女の知る限り、痣が出た人間で記憶を取り戻していないものはいない。
だから、あなたも当然。と。
あなたがそれをこれまで口にしなくとも断定するのは易く、故にこうして、あっさりと口にすることもできる。


そうして、何でもなさそうに、聖女は微笑んでいる。


「 わたし、
  ファリエと お祭りが見たかったのよ 」


それだけよ、って。
そう空気に溶かして、微笑っている。

ダーレンは、それからは暫く目的もなく、浮かれた街の中を歩いて回っている。
(a6) 2024/02/01(Thu) 20:51:38

【人】 飄乎 シヴァ

>>15 アンジュ

 格好良いと褒められれば調子に乗ってピシッとポーズを決める、がすぐに崩していた。この男はそういうテンションで長く気を張っていられない。


「あー、確かにあの形態で2000っていいとこかもしれん。
 3000いくともっちょい紐硬くなりそ、あ〜いいよいいよ、
 俺ちゃん何が出るかな♪の運試しがしたかっただけだし」

 いいモンくじに入れてた旦那にもお礼言っといて〜!と、軽く流す。
 配置換えを手伝い終えれば、その出来に指をさして満足げにしていただろう。ヨシッ、いい感じ〜!!

「や〜、改めて見てもお世辞でなくいい品だと思うぜ?
 俺ちゃんにはかわい過ぎるけどサ。
 …いや言うてお祭りだし冠くらいは全然アリくね?」

 ン〜じゃコレとコレとォ〜〜、なんてテンションを跳ねさせて。青系統の花冠と、眠り薬や痺れ粉の類をお買い上げ。
 眠りに関するものは、対敵用に常備していると以前に彼から聞いていたよりも、量と種類を揃えようとしている気がしたかもしれない。


#メインストリート
(18) 2024/02/01(Thu) 23:13:36
「それ、聞いちゃう?
 今回もこの祭りにいることが一番の答えでしょ?」

いまさら多くを語るまでもないことだろう。
何度も祭りに参加し、聖女からの祝福を賜っている。

それはすなわち、この世界から抜け出したいと考え続けている証左に他ならないのだから。

「いつからここに居るかなんてもう忘れちゃったよ。
 うんと長生きしてると物覚えも悪くなって困るね」

こちらを伺う眼差しに返るのは、軽薄でおどけたような態度と言葉。
いつからここにいるのか、忘れたと語る口もどれほど信用できるか。
悪魔として生きてきた今生で得たものは、このようなものばかりだ。

「いっそ、何もかも全部忘れてくれれば気楽なのにね」

諦念と哀愁を帯びたこの言葉も、どれほど信じるに値するだろうか。

/*
お疲れ様です!
次回の更新が近づいてきているので襲撃についてのことを決めなければと思っております!

無慈悲な聖女様がさっそくマーサさんの証を光らせることを決めてしまったので、襲撃ロールをやるとなった場合はマーサさんの担当であったほうが良いかなと思っているのですが、いかがでしょうか?

襲撃対象も含めましてそちらにおまかせするつもりでいますが、何か相談事がありましたら何でもおっしゃっていただければと!

【人】 薄荷 アンジュ

>>18 シヴァ
「ちょっと奮発してお金を出せば良いものが手に入るかも……を百人の人に思って貰えれば良いって聞いたことがあります。
 1000Gだと安っぽいけど、2000Gだと丁度いいと思う金額だって。そういうところは見習いたいです」

分かりました、と答えながら、配置換えを終えると一息ついた。
花が目立ち、良い香りがする上で、店の奥に薬草をまとめれば、場末の量り売り屋みたいな様相からちょっとお洒落っぽい薬屋さんのレイアウトへ切り替わった。

「なんだかちょっと浮かれた感じになりそう……でもシヴァさんならお似合いになると思います。とても明るいですから」

友人へプレゼントするでも、あなたが着飾るでも、どちらにせよそれっぽい。
あなたに示された花冠と、所定の薬を手に取る。
麻痺性のある粉末は一般の薬同様に市販のように販売……というわけにもいかないので、重要な配合はこちらで行った上であなたに渡すことになる。
眠り薬に関しても、以前聞いたことがある使い方や種類があればその通りに用意しただろう。

「眠り薬の方は……ご自分でも使用されるんでしょうか。
 魔物用や個人用と揃える方もいらっしゃるものでして……所定の種類と配合が必要なら都度調整できるので、その際はお気軽に言ってください」

「おまたせしました。合わせて1500……いえ、1000Gです。露店の整理を手伝って頂けたので」

#メインストリート
(19) 2024/02/01(Thu) 23:53:24

【人】 飄乎 シヴァ

>>19 アンジュ

「あー、うん。…ねっ! その時はその時でふつーに頼むワ」

 配合調整の申し出に、途切れ途切れの相槌が返った。
 空気が少し張ったのが感じられただろう。直前にお似合いになると思うとの感想を受けて、「俺ちゃんいつでも浮かれてますから〜」なんておどけていたのもあって。


「おっやりぃっ!! うれしいね、よっ商売上手〜っ!!」

 己で作ってしまった空気感を壊すように、元以上のテンションで盛り上がって。硬貨一枚でピッタリお支払い。薬類はアイテムボックスにしまい、花冠は自分の頭にのせた。

 どうよ、似合う?なんて一通りのやり取りをすれば、彼は店を去ったことだろう。お店繁盛するといいね、それではまたに、御機嫌よう。

#メインストリート
(20) 2024/02/02(Fri) 0:57:38
シヴァは、その日一日、青い花の冠をして過ごしたのだった。
(a7) 2024/02/02(Fri) 0:59:08

「……、だったら、他の人が帰りたい気持ちだって分かるでしょ」

その上で、彼らの願いを踏み付け蹴り飛ばし、自らの願いだけを貴ぶ。
それがマーサには、酷く恐ろしく痛ましい。何度も繰り返すのなんて、想像するだけで怖気が走る。
彼女は、自らの悪徳に寛容に出来ていなかった。今回"こちら側"に立つことになったのも、相当以上の躊躇の末だ。

尤も、決めてしまった以上、他者を顧みることこそ浅薄で傲慢なことかもしれないのだけど、マーサはその事実に思い至らない。

ただ、彼女と自分とは分かり合えない。
論議に痛む胸を疎んでそう結論づけた女は、しかし耳元に滑り込んだ最後の言葉に目を瞬かせた。
そして、ふるりと頭を振る。

「忘れたくないから、七年ごとにここに来てるんでしょう。
……どうせ、忘れたら忘れたで、正体不明の焦燥に苦しむんだと思うよ。
私がそうだったから」

――前世の記憶が戻るまでの幼少期。
年齢に似付かわしくないまでの使命感と、その使命が何なのか把握できずに不安だけを募らせていた時期を思い出した。
無意識のうちに、肩口の痣をそっと撫でる。

/*

お疲れ様です!
一発で抜かれてしまうとは……短い赤窓でした。
墓場から健闘をお祈りしています。せっかくだから村人を全滅させてくれ……!

襲撃対象については……白状しますとほかの誰とも対話ができていないため……ランダムで運のない人を襲っちゃおうかなあと思っていた次第でした。ロールと連絡は……今からです! 動きが遅くて本当に申し訳ない……。

ただ、処理順的には処刑の方が先っぽいのでロキさん襲撃の方が順番としては自然なのかな……? とも思った次第でした。
でも正直ロールで前後しそうなのでこれはどちらでも!
何よりここで死んだら仕事をしないチュートリアル狼さんになってしまう……。

ともあれ、こちらの担当で良ければランダム選出で行こうかなと思っています、とだけ! 決まったらすごい嫌そうにしながらやりますので、覚悟を見せるときとかそんなふうにそそのかして頂ければありがたいかなあと思います!


 
──これは、あなたが見た夢だったかもしれない。
 
 
──水晶玉を通して見た景色だったかもしれない。
 
 
──白昼夢のようなまぼろしだったかもしれない。
 

あなたはこの夢の光景を、音を、どのような手段で知っていても構わない。


 
これは、誰かに焦点を当てた夢。
 
 
ずっとずっと、この世界の外を見続けた誰かを見ている夢。
 

 
彩雲の夢

/*
主に一人称視点で描写予定です。
描写外のことは、曖昧になっているものとして
お受け取りください。例えば思考している時の声だとか。

何かあればご連絡くださいませ。
この窓が見えているあなた様方の良きようにしていただければ幸いです。


彩雲の夢


「あなた達に新しい命をプレゼントします」

突然の衝撃、転がるバス。
その次に見たのは、よくある異世界転生でありそうな空間に、
これまたご都合主義に無償で良くしてくれる女神様。
ああいや、正しくは聖女様か。

どうやら自分達はあのまま死んで、本当ならそのまま終わるはずだった。
そんなところを、聖女様が自分の世界に転生させてくれるそう。
話を聞くに、一応善意であるらしいことは理解できた。

所謂チート染みた特典だとかはないようだが、
現代日本の知識を持って渡るだけでも大きなアドバンテージだ。

異世界転生ものが流行ってどれくらいだろう?
自分が転生したら、というのは勿論考えたことがある。
正直わくわくした。まさか現実になるなんて!

とは言えその現実は、まずひとつの大問題にぶち当たったわけだが 


彩雲の夢


『幾星霜のメモワール』

自分の出生が判明してすぐ、
この世界がいくメモの世界であることが分かった。
設定が補完されていそうな部分もあるから、
正しくは似た世界なのかもしれないが、細かいことはいいだろう。

どうしてすぐに分かったかと言えば、家名に覚えがあったから。


──ミューツバイ家。

何作品目だっけな、サブイベントで黒幕だった中流貴族。
密輸+密売が名前の由来だ。ヘンキョー国ドイナーカ村だとか、
見てそのままの名称はいくメモでは度々出てくるが、
これはイベントを進めていて「おっ」となったから、結構印象に残ってる。

大問題というのは、将来的に滅びることが予想されるということ。
世代が違う可能性も考えたが、父親や兄達の名前は覚えがあるものだった。

ゲーム内では当主、妻、長男次男に末娘以外の子どもには
触れられなかったから、自分の行く末は分からない。

 罪を犯した没落貴族の第n子が幸福になれるとは、到底思えなかった。


彩雲の夢


先ずは最低限、この世界で生き延びられる力を
つけることを第一に、勉強や鍛錬を重ねた。
時期当主にだなんてまつり上げられないように、実力は極力隠して。
何だか、ますます転生もののやれやれ系主人公っぽいな。

手を出してもバレないと思える程度に実力をつけた頃、
書庫の隠し棚を漁った際に、古代文明関連の書籍を見つけた。
そう言えば追い詰めての隠し球でロストテクノロジーを使っていたな。

書籍は古代文明の研究者の著のようで、
最初は何か使える技術や情報があればと読み進めていた。

が、途中で目的が変わった。

直接的には書いていなかったが…
…この本の著者は自分と同じく転生者らしい。
元の世界…つまり現代日本へ帰るため、研究を続けていたとのことだ。

──彼はそれを、宇宙へ行くと表現していた 


彩雲の夢


家を出て現代日本とゲームの知識で無双する。
無双なんてせず程々に楽しく一生を過ごす。
──そこに加わった、第三の選択肢。

たぶん、現代日本に戻るよりも、
人生を成功させられるのはこの世界の方だろう。
人生二周目、かつ外から知識を持ち込んでいるのだから、
当然と言えば当然だ。

それでも。

それでも、選択肢を並べて考えた時に思ったのは、
『帰りたい』ってことだった。

漫画の続きが見たい。友達とバカ騒ぎをしたい。家族に会いたい。
大それたことなんてない些細な望みだが、
俺にとっては大切だと思えることだった。

 

宇宙へ行く元の世界に帰ること──それが俺の夢になった。
 

彩雲の夢

【人】 宝石集め カリナ

聖女祭初日。
装飾屋の露店スペースの看板は【準備中】のままだった。

カリナはその日、陽も暮れる頃になって漸く生産ギルドの前で大きなため息を吐く姿で見受けられた。
目の下には化粧で隠れないほどの目立つ隈、腕の中にはいくつもの羊皮紙を抱えて、まるでくたびれた会社員のよう。

「疲れた……それにお腹もすいたわ……。
 せっかくの祭りの日にお金周りで時間を取られるなんて」

「今日は肉」

そんな彼女は愚痴を吐きつつもその分自分へのご褒美と娯楽を宣言しつつ。
次の瞬間には顔を上げ前を向き、かつかつ音を立てながら人気のある広場の方へと歩いていった。
(21) 2024/02/02(Fri) 16:02:11

彼との出会いは、7年前のこの祭りの頃だった。
彼はどうやら見習いらしい様子だったが、
俺は店主の品よりも彼の品に目を引かれた。

オーダーメイドの品を頼まれて嬉しげにしていたのと同じツラを、
まさか暗殺依頼の現場で見るとは思わなかった。

──古代文明の研究者の暗殺依頼。

ゲームでは主人公の目の及ばないところで
暗殺の知らせだけを聞かされて、
それでしばらく後に実は生きていたと出てきたNPC。
どうやって助かったんだよ、ってネットで一生言われてたっけな。

放っておいても死なないかもしれない。
けど、死ぬかもしれない。

盗賊ギルドで見つけた依頼を、俺は受けた 


彩雲の夢


暗殺の偽装は初めてのことじゃない。失敗しない自信はある。
──と思って行ったらまさか他の暗殺者が、
それもついこの間知り合いになった奴がそこにいるなんて。

ふと気付くことがあって、もしかして…と名を呟いたら
どうやら合っていたらしく、爪の形で判断したと言ったら唖然とされた。

俺も正直自分でもどうかと思う。素直に気持ち悪いだろ。
なんで覚えていた? パッシブスキルのおかげだちくしょうめ。
いつもお世話になっています。

最終的に、俺の方がその場で彼に暗殺の偽装依頼をする、
というところで手を打った。
金はまた稼げる。神経は多少擦り減るが。

彩雲の夢


彼の偽装工作は、
俺がやるよりも非の打ちどころのない、完璧な工作だった。
暗殺を依頼する人間がどういうところを見るかを心得ている。

実際に見たわけではないが、
暗殺技術そのものも高いだろうことが窺えた。
後で聞いたが、これは暗殺の才能があると言って過言ではない。

とは言えあまりやりたくなさそうでもあったから、
そんなことをしないでも生きていけるようにの
助けにはなってやりたいと思った。

したくないのなら、しないでいられた方がいい。

この世界の人の基準で言えば甘い考えかもしれないが、
俺は平和ボケした現代日本の人間なので。

俺自身、殺しは絶対にしない。
この世界の裏側で許容されていることだとしても。

誰かの命を奪った上で、自分はきっと
平和に暮らせないのを知っているから。
俺はそういう人間だ。

彩雲の夢


閑話休題。

兎角彼に俺ができることと言えば、
金を払ってやること程度だった。次にこの町に来るまでにと、
結構な難しい依頼を押し付けて行くことにした。
彼に作ってもらった外套は、今でも冒険でよく使っている。
高い所に軽い労力で行けるのって強いだろ?

5年以上ぶりに会っても皮肉を言われる程度には
そこそこ無茶な依頼をしたとは自分でも思う。
が、店を持てたというのは、素直に喜ばしく思えた。
かなり安定していそうだったな。

技術は前よりもずっとずっとよくなっていた。
が、この何年かで、少なくとも見ただけで使える
鑑定スキルは習得していなさそうで。

それは、よかった。

死の呪いがどうのなんて、知らない方がいいと思うから。
久々に会った知人が死ぬかもしれないとか、要らないだろ?

そう言えば店名が若干気になりはしたが、結局聞きそびれてしまった。
予想通りだとしたら戒めか何かなのだろうか、と勝手に思っておく。
聞くことがあるとすれば、今回のことで俺が帰れなかった時にだろう。
…あまり考えたくないな。


彩雲の夢

【人】 仕立て屋 エリー

>>21 カリナ
「そこの疲れた様子のお嬢さん。
 新しいドレスで気分転換でも……ってカリナ」

いつも通り客引きをすれば、声をかけたのは教会に集まっていた仲間たちの一人だった。
疲労がなんとなく見て取れるのは、やはり選ばれた者の心労なのだろうか。

「どうしたの、隠せないくらいクマ作って。
 最近疲れてたり緊張で寝れてないとか?」

営業モードから一転、教会の時と変わらないラフな話し方に変わった。
(22) 2024/02/02(Fri) 18:10:18

【人】 小悪魔 ロキ

>>16 エミール

「本当に覚えてないんだね、エミール……
 小さな頃はあんなに可愛かったのに
 すっかり澄ました顔の大人になって……」

よよよ、とあなたの成長を感じながらもわざとらしく寂しそうに嘆き節。
相変わらずのおどけた態度だけでからかっているようにしか見えないが。

「もうママと一緒じゃなくても寂しくないんだ。
 動物なんかも大嫌いになっちゃってたりして。
 秘密の友達のことなんか昔のことになって……」

次々と口をついて出てくるのは、真実かはともかく凡そあなたのことを知っていなければ出てこなさそうな事ばかり。

「ああ、まるで悪い夢でも見ているみたい……!」
(23) 2024/02/02(Fri) 19:43:13
/*
すみませ〜ん!
村建てさんの指摘諸々を受けまして処理順敵に襲撃先はこちらのランダムで決めさせていただきます!
システムの理解が浅く話が二転三転させてしまい申し訳ない!

襲撃ロールはそのままマーサさんの担当ということでよろしくお願いします!
もしも既に襲撃対象が決まっていましたら共有いただけますと助かります!

/*
とりあえずささっと襲撃先を決めてしまうぜ……
<<エミール>>who

【人】 宝石集め カリナ

>>22 エリー

「あなたは、エリー? ね。
 ドレスの新調は前向きに考える、でも今日はいい」

ぴたりと足を止めて向き合えば気遣いの言葉になんとも言えないような顔でため息を吐く。

「だって言われた通り今顔酷いから……。
 ここずっといろんなことが重なって気分は散々」

「奢ってあげるから話に付き合わない?」

教会のときよりは饒舌な幾分か柔らかな態度で接する女は、大きな耳飾りを揺らして踵を返しあなたの方へと振り向いた。
(24) 2024/02/02(Fri) 20:20:08
/*
承知いたしました、確認を取っていただきありがとうございます!
襲撃についての担当、了解いたしました。エミールさんの方にその旨だけ連絡させていただきたいと思います。

ちょっと色々お任せっきりになってしまい申し訳ない……!

【人】 仕立て屋 エリー

>>24 カリナ
「名前、覚えててくれたんだ。嬉しいな。
 前向きに考えてくれることもね」

軽い調子で続けて。

「うーん、カリナみたいな綺麗な女性の話に付き合わせてもらうんだし、僕が奢るのが筋じゃない?
 それでもいいなら是非ご一緒させてよ」
(25) 2024/02/02(Fri) 20:32:06
「……ふぅん、キミ"は"そうだったんだ?」

言外に告げるのは、自分はそうではなかったというように。

前世の記憶を取り戻すまではまさしく奔放な夢魔だったのだ。
余計なことなんて忘れたままでいられるならそれでよかった。

しかし、思い出してしまったのだ。
それまでの景色が、かつてと同じに見えることは決してない。

「ボクにはわからないね。
 こんな良い世界だってのに、他の人の帰りたい気持ちなんてさ」
あなたが悪魔の気持ちを解せぬのと同じように。
悪魔があなたたちの気持ちを解せることもない。

あなたを見る眼差しには一瞬、微かな妬みが入り混じって。