[部屋を出るだけなら、こんなにしなくていいだろう。
極端な話、俺が自分で扱いてちょっと挿入れさせてもらうだけでも目的は達成された、かもしれない。
でも、王子が望んだから……
否、望んだのは王子だけじゃないし、こんなに激しく責めるのは、明らかに俺の慾望と願いで
]
い、いですよ、
おかしくなって、見せて 下さい。
[本当に彼女は、俺が悦ぶ言葉を遣う。
俺に貫かれて俺の色に染められているからか、なんて自惚れる。
もう俺の言葉が届かないくらい
快楽に溺れているかもしれないと思ったけど、
口端から唾液が零れているのに気付かないなんて。
「おかしく」なった姿を見れた事に、
ふふ、と低く笑みを漏らした]