人狼物語 三日月国


227 【身内RP】une jeune sorcière【R18】

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「きゃああああっ!?」

 
 
思わぬ事態に悲鳴をあげてしまいます。
咄嗟に両手で胸を隠しました。
ユスターシュ様にもお見せしたことが無いのに、ユスターシュ様…私の婚約者以外の殿方にこれ以上肌を晒す事になるなんて。
死ぬ覚悟はできていても、私にはそんな覚悟はなかったのです。
元より、淑女たれとそちらの知識は与えられずに育ってきましたから。
彼はユスターシュであって、ユスターシュ様ではないと分かった今。
彼に肌を晒して良い理由なんて何一つないのです。
 
 
「な、な、何をなさるのですか…?」
 
 
胸を腕で隠せばより胸が寄せられ谷間を深くしてしまうものの、隠すためにはそれは仕方ありません。
あまりの事に肩を震わせながら、少しでもその視線から逃れようと体を捻りその身を横向きにしようとしつつ、彼を睨みつけました。**
 

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

 「……貴女、可愛いからね。
 自分で自分の魅力は
 わかってるんじゃないの?」

あの男子生徒との時も、実は彼女がこうして誘ったのだろうか?

いや、違う。あれは本気で嫌がっていた。

嫌いな相手だから?
知らない相手だから?

それともーー男だから?

 「ええ。悪い子にはお仕置きして
 あげるわ。

 でも、私はがさつな男みたいな真似はしないから、
 安心して?」

華夜はーーベアトリスは、男たちに弟を連れ去れた。
あの時からすべての男を憎んでいる。

男は乱暴で、強引で身勝手だ。
宮廷魔術師となってからも言い寄ってくる男はいたが、みんな下心しかなかった。

男なんてーー。
(61) 2023/10/21(Sat) 9:38:31

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

彼女の白い首筋を唇で捉える。
滑らかな美しい肌だ。
両腕に迎え入れられたら互いの顔は見えないだろう。

だから、その声だけが耳に届く。表情は見えない。
きっと平気な顔をしているのだろうが、どこかその言葉の響きには寂しさが漂っていた。

  ーーこの子は何処か私と似ている。
  誰かといても、肌を重ねても、 
  寂しいんじゃないかしら。

 「ーーだったら、手放したらいいわ。
 貴女の思考を全て、私が奪ってあげる。

 快楽に沈みなさい。身を委ねなさい。
 よがり声だけあげたらいいわ。」

首筋から耳朶へ。かぷ、と優しく噛んだら囁きを落とす。
(62) 2023/10/21(Sat) 14:23:11

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

右手で胸の膨らみをまさぐり、衣服の乱れを大きくしていった。
前をはだけさせ、下着を露出させる。

そうしながら華夜は、変身を遂げる。
ベアトリスの姿に。

彼女は驚くだろうか。
構わない。プレイは実行する。

このまま堕としてやろう。

 「おいで、サラマンダー。

 ……さあ、この焔を見つめなさい。
 身も心も溶かして、身体を開いて
 私のものになりなさい。

 ーー気持ちいいお仕置きをあげるから。」*
(63) 2023/10/21(Sat) 14:23:44

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
  ──大切な人が居た。
 
  その子はボクと同じ女の子。
  キスして、ハグして、肌を重ねて。
  初めての恋人。
  あの頃は楽しかったなあ。
 
  でもね、任務に失敗するとそこで終わり。
  ボクたちの命は酷く儚くて軽い。
  殺して。そう希う彼女の命を絶ったのはボク。
 
  残るのはただの切なさと思い出。
  君を失って抜け殻になったボクだけ。

  
(64) 2023/10/21(Sat) 15:22:47

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
ボク自身はボクのこと、男も女もいけるやつだと思ってる。
だけど男に体を開く機会は無かったし──さっきみたいな、損にしかならない行動は避けたかったし──男の方が無理なのかもしれないね。実感はあんまりないけどさ。
男とキスした事はあるよ。触らせたことも、口で奉仕した事もある。
でも、最後の一線を越えさせないのは心を許してないからと妊娠することが怖いからだ。
 
ボクが介錯したあの子。
お腹が異常な程に膨らんでさ、オークかゴブリンかそれ以外の何かか分からないけど孕まされていた。
なんで相手がわからないかって?
諜報の仕事で失敗して、魔物の巣に放り込まれたんだよ。
散々人間の男たちにも嬲られた後にね。
命があった事はむしろ不幸だった。
あの子を何度も慰めたけれど効果はなかった。
体の傷が癒えても心の傷が癒えるのは難しく、ましてや何某かを孕んでしまっていては。
 
(65) 2023/10/21(Sat) 15:23:13

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ


──殺した事、悔やんでないよ。
あの子が救われるにはあれしか無かった。
でも、任務を失敗したらあんな風になるんだなんて、そんな諦観を抱くようになった。

そんなの何もかも忘れて。
助けてあげられなかったボクを罰して。
ただ、心地よい痛みに支配されてしまいたい。
 
 
「あ…っ。」
 
 
艶やかな唇が首筋を捉えて、ボクは小さく甘い声を漏らした。
胸を弄られると控えめな膨らみの中、もうすでにツンと尖る感覚がある。そこを擦られると喉が小さく鳴った。
ブラウスを開かれずれた下着を露わにされる。
彼女も衣服を脱ぎ始めたのだろうか、そんな矢先に姿が移り変わり目を見開いた。
まさかそのタイミングて正体を露見させるとは思ってなかったから。
 
(66) 2023/10/21(Sat) 15:23:34

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
そんな風に動揺していたから?
召喚されたサラマンダーの焔を、ボクは言われた通り見つめてしまう。
身も心も許してはいけない。
この焔を見つめてはいけない、捕らわれてしまう。
そう本能的にわかっていたのに。
そう本能的にわかっていたから?
揺れる焔に目を奪われる。
理性がぼんやりとゆらめき溶けて、体の奥底に火種が産まれる。
うず、と膝を擦り合わせるとその火種は少しずつ熱を高めていった。
お腹の奥も、胸の先も、肌も、全身、全部、触ってほしい。
そんな欲が頭をもたげてきて。
 
(67) 2023/10/21(Sat) 15:23:55

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
ボクの姿も変化する。
乱れた制服のまま、本来の姿へと。
 
 
「センセ…。」
 
 
でもそれに気づかないふりをする。
ブラウスを脱いで、下着を外して。
スカートと靴下、ネクタイだけの姿になる。
そして眉を下げて、泣きそうな顔で。
 
(68) 2023/10/21(Sat) 15:24:32

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 




 
「ボクのこと、奪い尽くして。」
**

 
(69) 2023/10/21(Sat) 15:25:19

【人】 水の魔騎士 ユスターシュ

強力な精霊使いの素養を持つ子供がドローイグの貧民街にいる。

密偵からの知らせを受けた、当時の近衛騎士団隊長ゲオルグは直ぐ様作戦を実行した。

近衛騎士団といえば、王宮に仕える勇ましく立派な騎士達、というイメージであろう。

しかしそれは表向きの顔に過ぎなかった。
国を、王族を護って行くには裏の活動も必要である。

煌やかな世界はそうした闇に支えられているのだ。何処の世界でも。
(70) 2023/10/21(Sat) 18:52:38

【人】 水の魔騎士 ユスターシュ

ユスターシュを拐ったのには二つの利点がある。

1つ。そのまま放置すれば彼はドローイグの戦力となるであろうこと。

実際、ユスターシュの双子の姉であるベアトリスはその後に焔の精霊使いとして開花し、ドローイグの宮廷魔術師、つまりミュジークの脅威的存在と化した。

もう1つは、ミュジークにはない精霊の力を研究し、あわよくば戦力に加えることが出来る、というものだ。

こうした理由により、ユスターシュの誘拐という非道は王族には秘密裏に敢行されたのである。

チアキローズが知らなかったのは当たり前だ。

裏の世界、裏稼業。
人を殺める事すらある。
国の維持に必要な裏を、表の人間が知る必要はないから。
(71) 2023/10/21(Sat) 18:53:14

【人】 水の魔騎士 ユスターシュ

余りにも突然に甦った過去はユスターシュを狂気に走らせるに十分なものだった。

姉が亡くなったと勘違いしたなら尚更。
ユスターシュはまだ、姉の名を思い出してはいない。
今脳裏にあるのは幼き日の面影だけ。

怒りに任せ、屋上の硬い床に彼女を押し倒す。

瞳には憎悪の焔が燃えている。

ユスターシュが思い出した記憶は彼女が望むものではなかった。
それに絶望してもおかしくなかったし、または部下のしたことなど知らないと言っても不自然ではなかった。

しかしーーユスターシュが組み敷いた彼女は、王族であった。

それはただ地位だけで決まるものではない。
生まれながらに彼女は、その品位を持ち生きていた。

彼女の謝罪はまるで聖女のようであった。覚悟に満ちた人間のもの。

もしユスターシュが正常な状態であれば心打たれ、その場から立ち去ったかもしれなかった。

だが、怒りの焔がユスターシュの身を焦がす。
恋い焦がれるように身体を舐め尽くすーー。
(72) 2023/10/21(Sat) 18:53:46
力任せに露にした肌は白く、染み1つなく。穢れを知らぬ乙女のものなのはすぐにわかった。

両手で隠そうが、ユスターシュが上にいる以上逃れることは叶わないだろう。

 ーー俺は何をしている?
 さっさと刺し殺せばいいのに。

 ーーいけない。彼女にそんな事をしてはいけない。

 「煩い……黙れッ!」

それは脳内への言葉だったのだが、チアキローズにはそう聞こえはしないだろう。

彼女の両手首を掴むと無理やりに引っ張る。形良いたわわを見るために。

 「……美しい。」

真っ白な雪のよう。そこに咲くピンクは雪解けを待てぬ花の蕾か。
両手を拘束したまま、ユスターシュはその胸に顔を埋める。

 「欲しいーー…お前が欲しい。」

頬ずりした後、乳飲み子がするように乳頭を口に含んだ。揺れる膨らみを堪能しつつ。

恐らく処女である彼女はどんな反応を示すか。
婚約者ではない男に蹂躙される事を。

  ーーいずれ貴方様は、姫様との夜を迎えられます。
  これはその為のレッスンです。

誰の声だ?女が息遣いを荒げながらそんな事を言った。
しかしその記憶はまだ不鮮明だ。

肌を吸う度、もし彼女が癒しの魔力を自動的にも発動するならば。
断片的な記憶が甦える可能性はある。

それは今しようとしている凌辱行為とはかけ離れたものかも、しれない。*
 

【人】 純真アンサンブル リッコ


私本当はこんなに食べないんだから。
昨日ラーメンを美味しそうに食べてくれてたから、つい、たくさん作っちゃっただけ。
それだけなんだからね!
だから、大きめの包みを抱えてたけど知らんぷりする。
基本的には私のお弁当はほうれん草のキッシュにチキンのトマト煮、ブロッコリーにそれとデザートにうさぎりんご。
うさぎりんごのやり方を知った時は衝撃だった。かわいすぎて!
こっちの世界の料理はミュジークと似たものもあるけど全く違うものもあって面白い。
 
そそくさと、大きめの包みから自分の分だけ出して食べ始める。
 
 
「昨日はその仲間が連絡取れなくなってたから
 探してたのよ。
 諜報役だからどうしても危険な目にあいがちだし
 …まあ無事合流できたのだけどね、あの後。」
 
 
あの時は無様な様子を見せたな、と眉を寄せたけど。
男の攻撃でというのには頷いた。
 
(73) 2023/10/21(Sat) 19:40:47

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
「ドローイグ帝国の…ユスターシュと名乗ってた。
 私たちミュジークの民は音に魔力を乗せて
 魔法を扱うけど、彼らは精霊を操るの。
 でも、ユスターシュは姿も名前も
 姫様の婚約者だった方と同じで…。
 けれど記憶がないらしくて。
 
 …姫様の心が折れないか、
 無理をなさらないかは心配ね。」
 
 
何が起きているのか、私にもよくわからない。
ドローイグの策略か。別の第三者の力か。
まさかミュジークの闇の部分が関わっているなんて今は想像もしてなかった。
それに、サアヤが危険な目に遭ってることも。
姫様が別の決意を固めつつある事も。
 
小さくため息をついてしまう。
 
 
「あの男の真実を暴かなくてはならないわね。
 サアヤが何か掴んでくれていたら良いのだけど。」*
 
(74) 2023/10/21(Sat) 19:41:06

彼が自分の中の声に抗ったゆえなのだとしても、その怒声は私に向けられた気がしてびくりと身をすくめてしまいます。
 
 
「あっ!!」
 
 
両腕は簡単に引き剥がされ、ふるんと人より大きめの果実が揺れました。肌をさらされて涙が滲みます。絶望より羞恥が優って、私は顔から火が出そうな気持ちになっていました。
胸に顔を埋められ、肌や吐息、髪の毛の感覚に背筋が震えます。
 

 
「い、いや…っ、やめて、
 これ以上触らないでくださいませ!
 私は、私のこの身は、ユスターシュ様…
 私の婚約者のユスターシュ様のものです!
 い…っ、やあ…っ!!!」
 
 
王族として命を賭する覚悟はありました。
けれど、彼の方を裏切る覚悟は持ち合わせていませんでした。
今さっき装備を外していたのだって彼がその人だと思ったからです。
胸の先を吸われていやいやと首を横に振りました。
その時にも、私は知らぬ事でしたが癒しの魔力は発揮されるのです。
けれど、それが記憶に働きかけるとも限りません。
私に都合の良い記憶のかけらが蘇るとも限らないのです。
胸の先がツンと硬くなり、彼の唾液で濡れそぼります。
こんな事は許されません。許したくありません。
 

 
「…っ、たとえ私の身体を穢しても
 私の魂までは奪わせません。
 貴方が私の肉体を貪ったとしても
 私の心は、私のユスターシュ様のものです。
 
 貴方の物にはなりません、ユスターシュ!」
 
 
キッ、と瞳に意思の光を宿して叫びます。
同じ名前。姿形も同じと言って良い相手に混乱しそうになりますが、彼が彼でないのなら、それは私の愛したユスターシュ様ではないのです。
涙を瞳に溢れさせながらも心だけは奪わせません。
それを私のユスターシュ様が望んでおらず、煩わしさすら感じていたのだとしても。
私の想いは、初恋は、彼の方に捧げてきたのですから。
 
カタカタと体が震えます。
──イーリスによって恋心を別人へと向けさせられたその人は、魂が壊れたと聞いています。
ええ。
 
この思いを無理に他へと向けるだなんて。
無理です。
 

 
「私は…婚約者のユスターシュ様を
 愛しているのですから。
 あの方が婚約者となってくださる前からずっと、
 あの方に恋していたのですもの…。」
 
 
だから無理やり体を暴かれようと。
貴方の物にならないと。**
 

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

焔は揺らめく。
まるで人の心のように
ゆらゆらと踊る。

移ろい、虚ろ。
儚く燃え尽きるまで。

せいぜい散らす火の粉。
ならば最後までーー

燃えかすすら遺さずに。
(75) 2023/10/21(Sat) 20:25:14

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

世の理は全て、裏の働きに
支えられている。

国が正常に機能するため、その頂点足る者達が君臨するために、小さな犠牲は何処でも払われる。

幼くして拐われ人生を狂わされた子供がいたり、任務を失敗し魔物の巣に放り込まれた少女がいたり。

何も珍しい話でもない。

それに関わる者達がどんなに心を傷めても、ただ歴史の片隅に埋もれる塵程度だ。

華夜はベアトリスに、本来の姿に戻る。

彼女とまぐわうのならそうしたいと思ったから。

本当に欲しいものを語った彼女の前で、ありのままの自分で居たかったから。

腰のきゅッと締まった、胸の強調されたドレスである。
彼女の控えめて可愛らしい感じの胸とは対照的に、ベアトリスの胸元は豊満だ。

背中のジッパーを外して、はらりと脱ぐ。ボリュームある二つの果実は揺れながらたぷんと形を現した。

ロングスカートもするり、と脚から抜く。
下着は上下ともつけていない。
よって、ベアトリスは産まれたままの姿を晒した事になる。
(76) 2023/10/21(Sat) 20:25:44

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

彼女が変身した時には一瞬驚き目を見張る。
まさか彼女が昨日のーー

もしこの時にベアトリスが任務を考えていたのなら行動は変わったかもしれない。

だが、お互い姿を晒した意味はなんなのか。
闘うためではなかった。

言葉を交わさなくともわかる。

 「……ええ。奪ってあげる。
 貴女はもう、平気なふりをしなくていい。
 私の事だけ考えて。

 ーーベアトリス・カヤック。
 それが私の真名よ。」

ベアトリスと同じように衣服を落とし、ほぼ裸となった彼女に覆い被さった。ソファーが軋み音を立てる。
(77) 2023/10/21(Sat) 20:26:06

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

曲線で構成される2つの女体がシルエットとして交わる。

熱い息を吐き、まず肌と肌を夢中に触れあわせた。
たっぷりとした胸を彼女の頬や首筋にあてがったり、お腹を擦り合わせたり。

脚を絡めてむちっとした太もも同士を密着。何処もが柔らかだ。

 「ん、ふッ…」

妖しく身体を重ねる二人をサラマンダーの焔が照らし出す。
その魔力には催淫効果もあり、ベアトリスはうっとりした心持ちになった。

下肢の谷間に潤いを感じる。

 「気持ち良くなりましょ…」

彼女の片足を持ち上げ陰部同士を重ねることは叶うか。
所謂貝合わせを試みようと。

彼女もしどど濡れているか。*
(78) 2023/10/21(Sat) 20:26:27

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ


それでも。ボクの気持ちを救ってくれたのは姫様だった。
王族でありながらも地位の低い姫様。
母が正妃ではなく側妃でありその地位も低かったことからも後ろ盾の少なかったチアキローズ様はとても優しくて、ボクたちの気持ちに寄り添ってくれていた。
ただ守られるだけじゃなく共に戦ってくださる事も嬉しかった。
けれど、やっぱり姫様じゃダメなんだ。
姫様とボクたちとは命の重みが違う。
リッコーリスともそう。
リッコーリスとも肌を重ねたけどそれは姫様へ想いを寄せるのを防ぐため。自分が気持ちよくなるためじゃないし、リッコーリスは自分が大切にされたかった子だろ?
ボクはね、いつだってバランスを考えてた。
任務を失敗しないように。
失敗した時は自害できるように。
生き地獄に落ちないように。だけど──。
 
(79) 2023/10/21(Sat) 21:07:59

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
「サアヤ・ペッツォ。
 ──ミュジークの諜報員だよ。」
 
 
本当はこんなことを言ってしまってはいけないんだけどね。
ぼんやりとした眼差しを向けながら、綺麗な肢体に押し倒される。
柔らかな胸が押しつけられるとその肌に唇を滑らせた。
痕を付けないくらいに吸ったり、舌先を尖らせて甘さを感じたりして。
どこも柔らかで滑らかで、極上のシルクを撫でてるような感覚。
あの事も違う。リッコーリスとも違う。魅力的な大人の女性。
 
 
「ぁ、あっ…。」
 
 
甘い香りが鼻腔をくすぐる。
しっとりした肌にボクは昂っていたけれど、もしかしたらサラマンダーの魔力も影響していたのかもね。
片脚を挙げられるとすっかり濡れた花弁が、焔の煌めきを受けててらりと光を返した。
ひく、とそこが浅ましくもひくついて、脚を開かれた分開いた花の奥まで外気が届いてひんやりとしてしまう。
それでも花弁が綻び切っていないのは、そこに女性の指くらいしか受け入れたことがなかったから。
 
(80) 2023/10/21(Sat) 21:08:32

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
「ふあっ! ん、んんうっ、
 これ、きもちい…あっ、ああっ!!」
 
 
くちゅ…と、濡れた花弁が重なると濃厚な口付けのような音が響いた。
押し付けるように腰を揺らせば、花弁全体やその上の真珠までが濡れて擦れて、甘い声が漏れてしまう。
下側だとうまく動けない分、リードは彼女に譲りながらも、カクカクっと無意識に腰が跳ねて。
 
 
「ん、んんっ、キスしてよぉ…。
 下の口だけじゃ、寂しいよ、ベアトリスぅ…♡」
 
 
両手を伸ばして抱き寄せられるなら、そうして彼女にキスをねだるんだ。
昨日からおあずけくらってたみたいな感じだから、催淫効果も相待って直ぐにとろとろに蕩けて。
キスしてくれたなら直ぐに舌先を委ねて甘えてしまうんだ。
してくれなかったら拗ねちゃうかもね。
でも、ボクは喉奥でも胸だけでもイけちゃうエッチな子だからさ。
直ぐに高まって、早くってせがんじゃう悪い子なんだよ。*
 
(81) 2023/10/21(Sat) 21:08:56

【見】 不良少年 滝沢啓介

里津子のお弁当は彩り鮮やか、しかも見たことない美味しそうな料理が。沢山あるのは食べていい、ということ?

 「すんげ、うまそ!
 頂きます…!
 わ、これパイ?中身はほうれん草?
 バターが香ってめちゃくちゃうめー。
 鶏も柔らかいな!」

キッシュなんて初めて食べるからビックリしながら口に運んだ。
唇の周りにパイ生地のかすを沢山つけながらがっつく。

 「ドロ…ユス…?
 難しい名前だな。よく覚えられるな。
 
 よくわからんけどあの男が敵なんだな?」

馬鹿な啓介の理解はそこまでしか及ばなかった。

ウサギりんごを手で掴み、くるくる回して。

 「これ可愛いなあ。ウサギじゃん!
 俺、飼育係なんだ。
 校庭にウサギ小屋あるだろ。
 あそこのウサギ、世話してるの
 俺なんだぜ〜。」

ぱくり。甘酸っぱいリンゴはジューシーだ。勿論自分の弁当も平らげる。二人分でも余裕余裕。
(@11) 2023/10/21(Sat) 21:49:59

【見】 不良少年 滝沢啓介

 「うまかった。あんがとな。
 ……お前が大変なのはわかったよ。
 だけどさ、闘ってばかりて
 訳じゃないんだろ?
 息抜きも必要だよ。

 今日の放課後さ、デートしない?」

真面目な彼女は姫の護衛や宝石の捜索を優先させ、断るかもしれないが。*
(@12) 2023/10/21(Sat) 21:50:18