人狼物語 三日月国


58 【R18】しんこんりょこう

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[このまま寝る訳にはいかないのは同意する。
お風呂に入ったのにもう一度お風呂に、とは、
宿直室のあの一夜と同じコースだ……

ふつうにレースのベビードールを肩紐から脱ぎかけたけど、
ホウスケに止められて、
ホウスケが脱がしたがったから、「え?うん……」とちょっと首を傾げつつも頷いた。
腰の紐を解いてほしがったくせに、
改めて脱がされるとなると照れた。
でも何だか、妙に心地のよいくすぐったさがあった。

しかし問い掛けを耳にすると固まった。

「………聞くな」とそっぽ向いて先に浴場へ向かったが、
湯に浸かるとさっさと忘れて機嫌を直した。
さっきはあのベビードールの事で頭がいっぱいでゆっくりできなかった分、やわらかい明かりや落ち着く景色や気持ちの休まる湯を堪能した。

湯の中でホウスケが胸を揉んで来て、
最初は「んっ」と反応してしまったけれど、なんかめちゃくちゃ揉んでくるから、いや別にいいんだけど、自分だけ揉まれている不公平感に手を伸ばして、もぎゅ、とホウスケの分身を揉んだ。
にぎにぎ……
それが原因でなくとも、
梟の行水のホウスケはさっさと上がってしまった]

[のぼせた様子でソファに転がるホウスケに、
湯に浸かるのは疲労回復に効果があるんだぞとかぺらぺら語る。
しかし浴室にソファがあるのはすごい。
ハンモックも。何の為にあるんだ?
ハンモックはふくろう用だろうと勝手に解釈したが。

湯船から上がると、その不思議なソファに誘われた。
そのへんにあったタオルを巻いて横に座って、
ホウスケの注いでくれた水と他愛ない話で涼んでいたら、
色付いた瞳でホウスケが見上げて来た。]


  ……ホウスケ、


[そうだよな、最後、ホウスケ射精してなかったもんな。
思わずホウスケの喉へ、柔らかくなんてなさそうな胸へ、細くも締まったお腹へ視線を下ろし、そうして不自然に持ち上がったタオルを見てしまう。
肩に手を置かれて乗っかられても座った姿勢のまま、
目線はホウスケの顔へと持ち上がった。

降って来た口付けに、数瞬、目を閉じたけど、
お腹に当てられる熱に瞳を覗き返した。
うん、と頷こうとしたけど、
リクエストを聞いて、ぽかんと口が開いた]

[なんで。そんな。また。
きもちいいって言ったけど、それはきっと前後の両方を責められたからで。
そもそも指でもギリギリだったと思う、あれより太いものなんて入ると思わない。
……しかし、口で説明するには憚られる事も多くて、
結局はまたこんな時だけ上手に喋るふくろうに根負けしたか。
というか何でそんなに情熱を燃やす。
また若干引きつつも、
ホウスケの望む場所で、望む体勢を取る。
タオルの結び目が解けかけたので、ちょっと迷ったけど、取り払って横に置いておく事にした。

それは、ラッコの交尾で一般的な体勢ではない。
いやまあ、ラッコとして交尾した事ないし、
同種族の交尾もまともに見た事がないけど。
経験があったならより抵抗が強かったかもしれないけれど……

ホウスケの顔が見られないどころか、
何をされるか確認しづらいこの体勢は、純粋に少し不安になる]


  うん……っ

  ……はやく、ホウスケ……


[脂肪の薄いところにホウスケの硬い皮膚や筋を感じながら、
ホウスケのふたつの誓約に頷く。
外を向いてガラスに手を当て、肩越しにホウスケを振り返りながら急かした。……奇妙に恥ずかしいから、はやく、そんなの気にならないところまで連れていってほしい]

[それでも、いきなり挿入されたい訳ではなかったから、
ホウスケの丁寧な進め方に文句を言う事はなかっただろう。
じれったくはあったけど。

ずっと後ろを向いている訳にもいかないし、どうせよく見えないから基本的には前を向いていた。緊張と、もしかしたら期待や興奮で落ち着かなくなってきた吐息がガラスを曇らせる。
段々とお湯ではないもので濡れる感触に肩を震わせ、
ホウスケの腕に抱かれて、乳房を震わせた。
触れられていなくてもあっという間に胸の先が勃ち上がって、火照った頬が更に赤くなる]


  ひ、ゃ……ぁ、 ああ……


[後ろの孔ばかり気にしていたから、
潤った蜜壺に指を挿し込まれて甘い声が上がった。
紅い粒と一緒に弄られて、蜜は彼の手に好きなだけ与えられた。
後ろの孔から下生えまでぐちょぐちょに濡らされて、まだ強い刺激を与えられた訳じゃないのにこんなになってしまう事に
頭が茹だった。

ご褒美の様な赤をうなじに刻まれて、
聞き分けの良い子の様に肌が柔らかくなってゆく。

前の孔と違って簡単に開かないけれど、
ずっと擦り当てられていると、ぴくぴくとくすぐったくなってくる。息を吸った様なすぼまりは、奥へと誘う様な動きになった]

[ひぅ、と喉の奥が鳴る。
ホウスケの身じろぎを感じた後、
急に増えた水分を後ろの孔で吸い込んだ。

それで全部ではなかったらしくて、
じわじわと新たに濡らされていく感触に、
あ、はいる、とぼんやり思う。
頑張らなくても自然と力が抜けて、入り口が拡がっていく。
初めてホウスケに抱かれた時、
身体を開かれる感覚に驚いた。
けれど、ここは元々こんな風に拡がる様にできていないから、違和感も苦痛も別格だった。前の孔はホウスケのものが嵌る感覚があったのに、こっちは無理にホウスケのかたちに変えられる感覚だ。

ホウスケも平静ではいられないのか、
胸の下を支えていた手を俺の手に重ねて、挿入が進んだ分か、身を寄せて来た。
抗うほどの元気がなくて、ガラスへ寄り掛かってしまう。
乳房が押し付けられて、苦しくはないけれど、
暗くてよく見えないけれど、誰か居る様な気がして、そしてこんな痴態を見られてしまっている様な気がして、

恥ずかしい、と思うのに振り払う事もできずに、
ぎゅうと目を閉じて震えた]



  っう、う……


[挿入ったと言われたけど、
耳を食まれて簡単にときめいたけど、
え、まだ少しだよな?と疑問がちらつく。
手を握られながら腰をぐぷ、と近付けられて、
そうか、先端が挿入ればあとは簡単なのか、と息を吐いた]


  ぁ、あッぁ 、


[簡単……とは考えが甘かった。
よく考えればそこから根元の方が太いんだ。
裂けちゃう、と思ったけど、入り口とホウスケ自身がぬるぬるなおかげでそうはならなかった。
奥へと迫りくる圧迫感に荒く、時に細い息を吐きながら、
ホウスケの長さ分、身体のなかのかたちを変えられる悦びにも似た感情に顔を蕩けさせた。

曇った鏡みたいなガラス越しにホウスケがそれを見ている事や、笑い声を漏らした事にも気付かないまま]

[やがて腰が当たる感覚があって、心底驚いた。
ホウスケの指先と口付けに宥められながら、ゆっくりと振り向くと、上気した頬に、髪からは汗を滴らせるホウスケが感嘆の声を上げた。

本当だすごい、って返そうとしたけど、
小さく揺すられるだけで、喋る事すら億劫になってしまった。

どう動いたらいいか、俺はどう動きたいのかと迷っている間に、
敏感な、快楽を得る為の処を擦られてびくんと揺れる。
いきなり二本挿入れられても簡単に呑み込んで、
ゆっくりとした動きでも、指から滴るほどに蜜を生み出した。

さっきと前後で挿入れてるものが逆だけど、
両方にホウスケを咥えているのは一緒だ。

色んな事に、顔も胸もおなかも熱くなるばかりだった]


  ふぁ……ッ あっ、んっ


[段々と大きく揺すられる様になって、
呼吸は苦し気に、
けれど上がる声はひどく甘ったるく、
ガラスに映る瞳は色に狂っていった]

[引き抜かれると縋る様に腰を突き出し、
奥まで埋められるとびくんびくんと震える様は、
快感を覚えたと言っていいだろう。

くるしい、きもちいい、ホウスケのかたちだ、と声にはならなかった言葉が頭の中でぐるぐるしている。
前の孔からは何度も小さく潮を噴いて、けれどぐったりと崩れる事もできずに長い快感に晒されている]


  ぉ、……おかしく、なっちゃう……

  ホウスケ……っ


  ほうすけ……… ほうすけ……


[もう何も考えられなくなった快楽の海の中で、
名前を呼んでくれる愛おしい人を呼ぶ事だけが道標になっていた。

できるだけ、なんとか後ろを振り返ってみようとしながら、
彼が果てるまでは、彼を受け入れられる体勢で待ち続けた。**]

[くったりと脱力した瑠璃人は、
 おれの頬に手を当てながらも
 くじらじゃないと否定した。
「だよね……」とうなずいたものの
 じゃあこれはなんなんだろうと不思議がる。]


 おしっこじゃなさそうだけど……


[人間の体って奥深い……

 とにかく、べしょべちょに濡れてしまったから
(それはそれで興奮したのだけど)
 風邪をひく前にと風呂へと向かった。
 瑠璃人のベビードールをしゅるりとほどくと
 食い込んだ紐の痕が目にまぶしい。
 とってもかわいかったし
 もしやおれが喜ぶようなのを買ってくれた!? 内緒で!?
 などと明後日の方向に幸せな勘違いをしていたのだけれど。
 真実は知らされなかったから
 都合のいいように解釈してウキウキした。

 お湯の中で瑠璃人のおっぱいをむにむにしてたら
 瑠璃人が負けじとおれのおれを握ってきて、
ギャッ
」触り倒したくせに触られると動転した。
 いつもより早くのぼせたのもあって早々に退散する。
 お湯の中で出すと固まるわ排水溝詰まるわで大変だって
 あだ名が「白龍」のやつから聞いたことあるし……]

[瑠璃人はお湯が苦痛じゃないみたいで、
 なんなら気持ちよさそうで
「疲労……回復……?」ぐったりしたまま反芻する。
 だけど、瑠璃人がお湯から上がるころには
 おれもちょっと元気になっていた。
 いろんな場所が。

 果ての無い願望を伝えると
 瑠璃人はじろじろとおれの体を見つめてきて
 ちょっとソワっとした。
 いや本当おれはさんざん見ておいて
 何言ってんだって話だけど……
 それでも、瑠璃人を欲しがる心が、羞恥に勝った。

 完全に予想外だったらしく、ぽかんと口が開いて
 さっきは気づけなかったドン引き顔も色濃くなった。
 まぁわかる。おれだって人間の交尾を聞いた時は
 こすり合わせるだけじゃないことにドン引きしたし……
 だけど男には時として引けない勝負どころッてもんがある、
 今がまさにそうだ。
 なんだかんだ押しには弱い瑠璃人は
 警戒しながらも、しなやかな背中をおれに向けた。

 ぺたぺたと瑠璃人の張りのあるお尻に
 猛った場所を擦り付けると、
 瑠璃人が、ふくろうと違って回らない首で
 必死におれを振り返りながらねだってきた。
 ……負担を和らげるようにゆっくり、と思っていたのに
 切羽詰まったような声でねだられると
 我慢が一層苦しくなる……]

[瑠璃人の言葉にもだらだらと涎を垂らしながら
 なかなか挿入らない孔にくぷ、くぷ、と押し付ける。
 さっきまではおれを振り返っていた瑠璃人は
 首が疲れたのか、ガラスに頬を添えていた。

 不浄の孔を弄られている瑠璃人は、
 抵抗らしい抵抗もせずに
 本来は見えない吐息の軌跡さえガラスに残しては
 肩や乳房を震わせる。
 ガラス面に触れそうなほどに勃ち上がった先端も弄りたくて
 なんで人間は手が二本しかないんだろうと呆然と思う。
 貴重な一本は大切な場所に触れると
 甘ったるい声が上がって、徐々に緊張がほぐれ始めて、
 瑠璃人の体はこんな場所さえもおれを受け入れる準備をしてくれて
 誘われるままに、成す術もなく瑠璃人の肌を求めた。]

[押し当てた場所と同じように、
 瑠璃人ののどが窄まって音を出す。
 押し当てた場所は、酷く狭くて、
 破裂しそうな熱と、ぎゅうぎゅうと締め付けてくる圧に
 痛みさえ感じるぐらいだ。
 それでも、当然のことながら負担は瑠璃人の方が大きくて
 抗いもせずにガラスへと体を押し付ける。
 瑠璃人が目を閉じて、いっそ苦し気な表情で堪えていると
 長いまつげがふるふると震えて、そこからも目が離せなくなる。

 ……なんでもそうだけど、最初が一番大変で
 返しみたいになっている部分さえ挿入ってしまえば
 あとは抵抗は少ないだろうと、ねぎらいの言葉をかけたのだけど……

 さらに奥に押し進めれば、瑠璃人の息遣いは一層苦し気になって、
 ……適当なこと言って悪かったなとも思うのに、妙に興奮してしまう。
 瑠璃人の表情も、後ろからでは見えないとあきらめていたのに
 予想外にガラスにうっすらと映り込んでいて
 苦しそうなのに、上気した頬や、悩まし気に寄った眉は
 悦びも感じているように見えて……
 負担を強いていると分かっていながらも
 どんどん理性が失われていった。]

[初めて触れた時は指の一本さえ入っていかなかった場所は
 今ではすっかり濡れそぼって
 急に触れても二本の指を迎えてくれた。
 ざらざらとした肉の甘さを知っている。
 ここに触れて、かき混ぜて、味わって、
 それでもなお瑠璃人が足りない。
 いくら触れても暴き足りなくて
 不浄の孔の肉までも味わっていれば
 彼女はますます色づいていく。

 かつて、女扱いしないでほしいと頼んできた瑠璃人は、
 今では女の子の部分を、すっかりおれに任せてくれる。
 あんなに性に疎いくせに、体の方はすっかり馴染んで
 甘い声で、香りで、蜜で、体の全てを使っておれを誘う。

 うれしいけれど、おれの理性は引き剝がされて
 苦しそうな顔や声よりも、甘さばかりを信じてしまって
 オスを受け入れるようにはできていない器を
 夢中になって貪った。]

[瑠璃人の体からは、お風呂と、彼女自身の熱で
 湯気が出ているのか。
 瑠璃人を押し付けたところだけ、曇ったガラスが晴れている。
 さっきも聞いた潮の音を、何度も耳が拾い上げて
 指がふやけるほどに、潮と蜜のたまりで膝が滑るほどに
 瑠璃人を責めてしまいながら、
 それでもやめることができなかった。]

[おかしくなっちゃうなんて言われても
 うわごとのようにおれの名を呼んで
 振り返って求めようとしてくれるから
 嬉しいとしか思えない。]


 瑠璃人、 ぅ、 …… ぅ、
 かわい、ぃ、 瑠璃人、
 もっと、おかしくなっ て 、
 変になるところも、 おれに 見せ、て、


[おれがおかしくなっているように
 瑠璃人も狂ってしまえばいい。
 何度も震えては、芯を失ったように崩れようとする体を
 無理にガラスに押し付けては、苦し気な孔を突き上げて
 苦しそうな姿勢で振り返る彼女に口づけて、
 肺の中の息さえも奪った。]



 ── ん、 ……ッ!


[甘ったるい吐息を吸えば、頭が真っ白に塗りつぶされた。
 思わず、重ねた手をぎゅうと握って、
 少しも逃げられないようにさらに強くガラスに固定すると
 尻の丸みも胸の丸みも押しつぶして、
 誰も触れたことのない最奥を目指して
 指も、腰も、ぐぅっと押し付ける。
 全部が心臓になってしまったみたいに、全身を震わせて
 せりあがる思いを、鼓動とともに愛しい瑠璃人へと受け渡す。
 どく、どく、と熱く脈打つ魂は
 果てはあるのかと思うほどに長くて──
 自分でも持て余すほどのそれを、全て瑠璃人に搾り取られながら、
 徐々におれの体からも、力が抜けていった。]*

[ホウスケとは友達の関係から随分変わってしまって、
スキンシップもちょっと性的なものも増えたとはいえ
男女の関係なく話せる空気が残っている事が嬉しい。
ホウスケと話したり話を聞いてもらったり、
一緒にいられるのが楽しい。

そしてそんな相手であるホウスケだからこそ、
ふとした時に女として求められる事を、
嫌悪なく受け入れられた。

今回はちょっと引いてしまったけれど。

他の奴相手ならイセエビやホタテやカニやウニやらを手土産に土下座されたってこんな願い聞き入れない。
ホウスケの前でだって沸騰しそうなくらい恥ずかしい、全裸でお尻を向けるなんて格好を晒しながら、早く欲しいとおねだりする様な言葉を口にしてしまう。

同じくはやる気持ちを抑えた様な表情のホウスケが、
熱い肌で、呼吸で、指で俺の身体を支配していく。
湯上りに勝るほど身体が火照るのも、息を何度も吐くのも、ホウスケの指や、床さえぐしゃぐしゃに濡らすのも何ひとつ堪えられなかった。

乱暴とは程遠くも暴力的な異物感を受け入れ、
芽吹いた快楽に徐々に自我が保てなくなっていった]

[崩れそうになる膝と背をギリギリで奮わせているおかげで何とか人間の様に見えるだろうけれど、言葉は惚けているし涙や汗や愛液や潮を溢れさせてどろどろだし、もはや情欲の塊の様で……このままふたりで溶けて、
ひとつの生き物になれそうな気すらした]


  ホウ、スケ……  あ、ッん


[それでもホウスケに突かれると、
嬌声を上げてきもちいいと伝えた。
おかしくなっていいと言ってくれるから。
変なところも見せてと言ってくれるから。

ガラスとホウスケに挟まれながら無茶苦茶にされている事に、確かに悦を感じてしまった。苦しい体勢で口を塞がれたって、きもちいい。余裕なんて一切ないけれど、キスをしたまま、ふふっと笑った。
ホウスケが、こっちの孔でも欲望を擦って、俺の内臓を抉りながら気持ちよくなってくれる事が嬉しかった。

溢れる「すき」を伝える間もなくホウスケが呻いて、
握る手に力が込められた。
「ぁ、」と声に出す間にガラスにしっかり押し付けられ、その分、肌も、繋がった身体の中もぴったりとくっつく。
心臓の酷い音をガラスに聞かせながら、
孕む事のない器官さえ愛しい人の子種を欲しがったのか、
熱い欲望を、搾り取る様に受け入れた。

ただでさえキツい腸内が、
ホウスケに注がれる白い圧で更に身体を責め立てる。
満たされ過ぎるくらいに満たされたおなかと、その溢れる快感は女の孔を逃げ場所にしてぷしゅ、ぴゅく、とまた透明な液体を零れさせた。

さっき伝えられなかった分、ホウスケが精で俺のなかを更に拡げている間、「すき。すき、」と湧いた頭の中で繰り返していた。
繰り返していた時間は長く、
お尻に出されたというのに、やけに幸福な気持ちだった]



  ふ……ぅ、……はぁっ、はぁ、


[びくびくとホウスケと一緒に震えていたけれど、
直腸のなかの震えがおさまってくると、
荒い呼吸を抑える事もままならないで、すっかり温もってしまったガラスにくたりと身体を預ける。
そこは髪から滴った汗や股から噴いたもので濡れていて、ベッドと同じく卑猥な現場が出来上がってしまっていた。

まだ身体が自分のものではない様な気分で、
背後のホウスケの頭に手を伸ばす。
なでなでと撫でたけれど、
「がんばったな」?何か変だな。
「いっぱいでたな」?何だそのアニマルビデオみたいなセリフ。
「めちゃくちゃだな」?その通りなんだけど、どんな顔をしていいかわからない。
適切っぽい言葉が浮かばなくて、ホウスケが後孔の栓を抜くまでただ撫でていようとしただろう。

男根が引かれれば精液も一緒にずるりと抜けて、
ん、と身震いする。
孔は無事閉じたけど……なんかちょっと、ぴくぴくと薄っすら開いてる様な気がするし、まだ拡がっている様な腸も含め、ちがう器官になってしまった様だ……。*]

[ホウスケがまだくったりしている内に、
さり気ない手つきで、
菊孔から溢れたホウスケの子種を手で掬った。

ぬるりと前へ持って来て、
その指をくちゅ、と膣へ少し沈めた。

……こっちじゃないと、孕めないから。

はっきりと口にはするまい。
なんか、重いと思われたら嫌だし………]

[そして、]


  ……洗う。


[ホウスケのホウスケをきゅ、と握った。
先程にぎにぎして赤い悲鳴を上げさせた事などお構いなしだった。でも一応加減はしたってか、優しく持ち上げる感じで触れていた。

お尻は洗ってたけど、流石になかまでは俺には洗えてなかったので。
そのなかに突っ込んだホウスケの性器だってきれいじゃないだろう、と、「いやだ、絶対洗う」と譲らなかっただろう。**]

[瑠璃人の狭い孔を二つともこじ開けて
 粘膜同士をこすり合わせていれば
 あぁ……と感嘆の息を上げた。

 ほどけていく。おれと瑠璃人の体の境目が、
 緩んで、潤んで、ほどけていく。
 本来それは、真っ当な生活を送るのに無くてはならない境界だ。
 けれど瑠璃人は、その境界を溶かしてしまって、
 そうすると他のことなど何も考えられなくなる。

 体中の全ての孔をおれで埋めてしまいたい。
 彼女を白く塗りたくって
 絶え間なく潮を噴く彼女の海をまさぐって
 人の言葉も、ラッコの鳴き声も奪い取って、
 それでも彼女は、おれの名前だけは忘れないでくれる
 繋がった体を通して、おれが受け容れられて、赦されていく。
 
 ずり落ちる体をガラスに縫い付けて
 命をつなぐもう一つの孔もおれで塞いでしまえば
 体中が、彼女とつながれる歓喜に震えた。]

[びく、びく、と、さらなる許しを請うように、
 孕まぬ孔にさえも子種を解き放てば
 狭い孔を限界まで広げていたからか、
 杭を抜かずとも、逃げ場を無くした白濁が
 噴きこぼれて茂みを濡らす。
 同時に、何も出していないはずの前の孔からも
 音を立てて蜜があふれ出した。
 
 指といわず、腿といわず、膝といわず、
 お互いの体液ですっかりべとべとにしながら、]


 ……は、 ぁ…… 、


[きもちよかった、と言葉にならぬ声で呟いて、
 ぽす、と瑠璃人の肩に頭をのせた。]

[彼女のぬくもりを感じながら
 時間をかけて頭が回り始める。

 興奮を全て瑠璃人に明け渡してしまえば、
 胸からあふれ出るのは、狂おしいほどの愛おしさと
 大層な罪悪感だ。

 はいらなくてもがっかりしないとか
 無理そうだったらやめるとかいう条件をつけて
 しぶる瑠璃人に我儘を通したくせに
 結構無理に、思うままに動いてしまった気がする……

 それもこれも瑠璃人が可愛いすぎるからだ、
 瑠璃人がおれをおかしくしたんだ……とは
 ……事実なのだけれど、
 あまりにも強姦魔理論過ぎて言えない……

 言葉も見つからず、杭を引き抜けぬまま
 時折ぽた、と水音を響かせていると
 瑠璃人が手を挙げた。

 びく、と一瞬震えたけど、
 拳は甘んじて受けよう……と身動きせずにいたら
 予想外に頭を撫でられて「ん……」と身じろぎした。
 それは……ちょっと思いつきもしなかった……
 幼子にそうするようにふわふわと頭を撫でられれば
 妙に恥ずかしくなってしまった。]



 ……瑠璃人…… 抜くよ、


[結局、謝るタイミングも逃した後、
 一つ声をかけてから、ずるりと杭を引き抜く。
 ぬる、と音を立てて指と杭を抜けば
 前からはとろりとした蜜の残渣が、
 ピンク色のお尻の穴からはぴゅ、とおれの精液が噴き出して
 搾り取られたものが猛烈な勢いで産生されるのを感じた。
 ちょっとめくれてしまったおしりが
 ぴくぴくと痙攣している様子なんか、
 また誘われているみたいに見える……絶対違うんだろうけど。]

[まだふわふわと夢を見ているような心地で
 瑠璃人が子種を救うのをぼうっと眺めていた。
 うわ瑠璃人えろいなぁ、とか
 思ったより出たな(ふんす)とか
 しょうもないことを考えて、阿呆な顔を晒していたら
 瑠璃人の長くて細い指が、くちゅ、と雌の孔に沈んだ。
 意図が理解できなくて、呆けたままに眺めること数舜。]

[あることに思い当って、まさか、と顔が熱くなる。

 さんざん勝手に出しておきながら、
 どこかで負い目も感じていた。
 絶滅危惧種の彼女に、孕めるかも分からないオスが番うことを。
 ラッコの種を誇りに思う彼女から
 ラッコを産む機会を奪うことを。

 ……彼女の心を疑うわけではないけれど、
 不安になってしまうものは仕方がない。
 臆病な心を胸に秘めたまま
 それでも変わらずに種を蒔き続けた。

 自らおれの子種を埋める仕草は
 はっきりと「おれの子を産みたい」と
 示してくれているようで……

 とてもうれしいはずなのに
 何を言ったらいいのかわからなくて、
 結局、言葉を見つけられないまま
 ぎゅうと再び瑠璃人を抱きしめた。

 ──あぁ、この子には敵わない。]

[だから、]


 ひゃ、あぁッ!?


[果てたばかりの場所をきゅ、と
 握られればことさらにびっくりした。
 いったいいつのまにそんな技法を!? と
 甘い声とともに投げかけた。
 いや痛くないけど、痛くないけど、
 イッたばっかで敏感なんです!]


 ……いい! 自分で洗えるから!


[第一ちょっともったいない!
 だけど、妙にその時の瑠璃人は妙に押しが強くて]


 ──ならおれも瑠璃人の洗う!


[とアリクイの威嚇ポーズで宣言した、ぶらぶら。]

[洗うたびにぐっちゃぐちゃになっていく体を今度こそ清めて
 名残惜しさに涙を流しながら(比喩)
 窓ガラスのえろい瑠璃拓や
 とんでもないことになったソファを洗い流し
 部屋に戻るともう一つの惨状を思い出した。

 寝れない……いやおれは平気だとしても瑠璃人の寝る場所がない。
 というか場所があったとしてお寄り添って寝たい……

 けれど、おれたち二人でこのベッドを片付けるのは無理そうで
 結局はスタッフに頼むことになる、どこかで聞いた話だ。

 部屋は広かったけど、
 スタッフが情事の汁でべしゃべしゃのベッドを片付けている間
 同じ空間の中でくつろぐような強い心は持っていなかったので
 結局は部屋を出て暖炉のある待合室でのんびりすることになる。
 無理させた後に外に出させてすみません……]

【人】 ふくろう ホウスケ

[その頃にはすっかり遅くなっていて
 他の客は誰もいなかった。
 暖炉のゆらゆらと赤い光を眺めて
 心地よい熱に煽られていると
 つい、ふくろうの姿に戻ってしまった。
 羽がよく乾きそうだし……

 瑠璃人はどうだっただろうか。
 ラッコに戻っていたらお互いに毛繕いをしあって
 人間の姿のままだったら
 軽い体で今度は瑠璃人に甘えて
 部屋が整うのを待っただろう。]*
(0) 2021/03/02(Tue) 22:00:55