人狼物語 三日月国


82 【身内】裏切りと駆け引きのカッサンドラ【R18G】

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バーナード! 今日がお前の命日だ!

「……あーあ」

「──馬鹿だね。賭けは君の負けだよ、ダビー」

──ああ、やはり。

他者を奈落へ突き落とす事に、
腹の底から湧き上がるような達成感など無かった。
自身も共犯者のように、誰かをその毒牙に掛ければ
打ち震えるような歓びを得る事となるのだろうか?
その疑問の答えは、否だった。

わからない。
自身も共犯者らと同じように入念に、且つ最善を尽くし
そして演目が完璧に遂行されるように動いたはずだ。

それでも『エンヴィー』のように愉悦に震え、
けれど決して満たされない餓えに襲われる事も無く
『グラトニー』のように、享楽を味わうような感慨も無い。
彼等と自分は、いったい何が違ったのだろう。

わからない。

怠惰の名を関する、職務に忠実な内通者は
ただ黙して鑑賞室に佇んでいた。

『グラトニー』は笑った。かの観賞室に、『グラトニー』は戻っていた。
透けたドレスを翻し、豪奢なレッドベリルを飾ったほとんど裸と言っていいような衣装。
女である身体に、あってはならない陽芯を宿し。白い肌は派手に彩られている。
それぞれの顔を見て、いったいだれが寄越されたのかを知ると、たいそう声を上げて笑った。

「やあ、皆さん。ようこそ、最下層へ。
 私は『グラトニー』、あちらは『エンヴィー』。あちらは、『スロウス』と呼んでおくれ。
 なにせ仮面に呼ばせる名前は惜しいからね、よぅく頭に刻んでくれ……。
 ……もっとも、名乗りを挙げるのは遅かったかな?」

三者、仮面をつけられた新しい従業員たちを見遣り、女はほうとため息をつく。
コロンビーナマスクの下に隠された笑顔は、うっとりと頬を上気させていた。

かつんかつんと靴音響かせ、ペストマスクと燕尾服を纏った女がやってくる。

「──ご紹介に預かりました、エンヴィーです。
……なんてね。ごきげんよう新人さん」

新しい従業員たちに一礼をした後、共犯者の方へ視線を投げる。

「スロウス、お疲れ様。君の仕事ぶりはやはり信頼できるね」

そこまで話し終えてから、一拍置いて。

「…………その。何か感じるものはあった?」

期待を込めて投げかける。
答えなんて予想できてしまうのに。

「どうしてくれようかな。VIP達はやはり君たちが快楽の内に落ちるのが好きだろうか?
 私はもっとエキサイティングに血を見たいのだけど、彼らの意向には逆らえないからな……。
 おっと、先輩にちゃんとご挨拶するんだよ。君たちより一歩先に落花した、ムルイジだ」

過剰なまでに扇情的な衣装に身を包んだ『グラトニー』は、興奮冷めないように歩き回った。
彼女のものだろうトレイの上には様々な器具が置かれている。
異常な形の性玩具から、消毒された針、おぞましい程痛々しげな拷問具に至るまで。
それらは全て『グラトニー』があなた方に向けるために、ここにあるものだ。

「ああ、そうだ! 『スロウス』にも誉れを与えないとね、『エンヴィー』にだって。
 どうだろう、満たされたかな。それとももっと物質的な褒美がほしい?
 これまでここに立っていられるということは、成果を認められてるということさ。
 それなら、いろいろなものを望むことが出来る。法外な報奨でも、私のようにね」

「何も。」

共犯者からの問い掛けに、
これまでと変わりなく、簡潔な返答だけを返す。
自身の情動が怠惰に凍て付いて動かぬその事実に、
どうしようもなく、失望さえも感じる事は無かった。

「やはり僕は、あなた達のようにはなれないようです」



「……そう」

仮面の女はそれだけを返した。
興味を持ってくれたから、もしかしたらと思ったけれど。

「…………そうなのかもね」

ぽつり。寂しさが、ひとしずく。



すぐに顔をあげて共犯者の話に耳を傾ける。

「……報奨?ああ、そんなものあるんだ。
法外ってグラトニーは何をお願いしているのかな。
正直、恵まれている君が何を望んでいるのか私には想像もつかないけれど」

その言葉は嘘ではない。表の顔を見ても、此処の姿を見ても。まるきり自分と違う"暴食'が何を望んでいるかなんてまるで考えられないのだ。

「とりあえず、私が望むものは……」


「──気に食わない奴らが地の底に落ちる姿を見ること。ただそれだけ。


ずるいよね、私はこんなにも醜い感情を抱き続けないと生きていけないのに。
皆等しく落ちればいいんだ。私はその為に生きている。そのためだけに動いている」

仮面の下で"嫉妬"は嗤う。まだ足りない。もっと寄越せと心が飢えている。
それは麻薬にも似ていた。刹那的な快楽の後に訪れる飢餓感。それからずっと苛み続ける嫉妬の毒。

どうすればこの心が晴れるのか、もはや女にさえも分からなかった。


「そう。まあ、けれど、仕方のないものだね。人の感性には向きがある。
 それにあなたのように冷静でいてくれる人がいるから、こちらも仕事がしやすいというもの。
 次は……そろそろ私が、VIPの気に入った人間を連れてこようか。
 誰があたるかというのも加味して決めなければいけない話だけれどね」

あまり強要するものでもない。聞いてみて、答えを聞いて、それで頷いた。
それが長所であるとも短所であるとも、何とも評価すべきではない。
きちんと『グラトニー』は、かれらの意向を尊重したいとは思っているのだ。

「………僕は」

この仕事は、次の夜に期日を迎えます。

それまでに『お客様』のご要望に応える事ができなければ
僕は用済みと判断され、随意に処分されるでしょう
そして、その仕事を以てこの船と取引をしているのは
僕ではなく、もっと上の人間です」

「だから、僕への報酬は必要ありません
強いて言うなら、あなた達の勝利が僕への報酬となるでしょう
僕の末路に関わらず、条件さえ満たせば取引は成るのだから」

「……ああ、そういえば
"取引"は、どうなったのでしょうね。」

怠惰なる白蛇は、飽くまでもいつも通りに滔々と語った。
何処までもただ、真実がそうであるというだけの事。
自身の境遇を、嘆く必要も、恨む必要も無い。

最後の独白のような呟きも、然して気にした様子ではなかった。

あの規律正しい兄が朝食の場に姿を見せていない。
何かあったのだろうかと、周囲の者に訊くより確実な方法で確認を試みた。

『おはようございます、ダビー兄様。
 レストランにおられないようですが、如何しましたか?』


「私が恵まれている? ふふ、そうかな。本当に恵まれているのはVIPのかれらさ。
 私であっても彼らの食指のひとすくいで、ここには立ってはいられなくなる。
 まあ、それは登城するのを望まずに色々と別のものを望んでいるからではあるのだけどね」

一介の医者が、ただそれだけの地位でここにいられるものだろうか。
奇怪なものを用意して、様々な趣向をこらして。それはただの婦人科医の領分ではない。
女は赤く塗ったルージュを指で弾いて、ひみつめいて口にした。

「食糧だよ。美食と言えばいいかな。もっともそれが何かは、見た人もいるだろうけれどね。
 私は若い雌のアミルスタン羊がたいへんに好みなのさ」

じっとりと濡れたような瞳は貴方を見ている。熱く燃える情熱を抱えた貴方。
それから、流れ落ちるように首を傾けて、相手の望むものを聞いた。

「いい心がけだよ。なにせそれこそが、この仕事のために重要な原動力のひとつなのだから。
 『スロウス』は冷静に適切に、やるべき仕事をこなしている。それこそ必要な力。
 貴方は貪欲に、さらなる苦痛を与える。それはVIP達を大変に楽しませる素質。
 私は、よりかれらに近いから何を求めているかというのが手にとるようにわかるだけさ」

その嫉妬は、そしてその怠惰は。まさしく類稀なる力であるだろう。
そうした同僚を持つことに大変満足したように、ひとりで頷いて、"従業員"たちへとむきなおった。

「……期日を迎える?処分?
スロウス。ねえスロウス。何かなそれ、私聞い──」

聞いてないのは当然だ。
自分とグラトニー、スロウスはただの共犯者。船の人間を落とす為に集っただけの関係で、それ以上もそれ以下もない。だから個人の事情だって話す必要など無い。

「…………そっか。そう」

切れるカードが無い。何かしてやれることなどない。
自分はただ、人を騙し傷つけることしかしてやれない。

簡潔に答えて、閉口した。
何も感じないでいられるスロウスも、君を好きに扱える君の組織も。
ずるいよ。

「了解だとも、『スロウス』。そういうこともあるだろう。
 貴方がそれを受け入れているのなら、私があれこれと言うべきこともないさ。
 或いは『エンヴィー』は、その手を以て貴方を手に掛けたがるかもしれないが。
 まあ……一度VIPの意向を聞いてからだ」

過剰に嘆くことはなかった。それもまた、このパーティや倶楽部のあるべき姿だ。
誰もが足元を崩すのだ……それは誰に限ったことでもないのだ。
追い縋って助けようとするのは、いっそそれこそ、茶番も甚だしい。



「――さて!」

『グラトニー』は従業員たちの方を向いた。手にしたワイヤーがきらきらとエッジに光を反射する。
仮面越しに彼らを見定め、そして中継するVIP達のほうへと手を伸ばした。

「君たちがこれよりどのような"研修"を受けるのか、何を君たちに望むのか?
 それらはすこしのスパイスと、彼らの希望によって左右される。
 せいぜい、隣のものよりも多くを望まれないことを祈るといい、笑顔を向けてあげなさい!」

あなた方を値踏みして、紳士淑女は歓声を上げる。
やれ、慰みものにすべきだ。やれ、舌を切って飾ってやるべきだ。
水責めをしながら犯してみたい。太ったネズミに食わせよう。蠍を口に食わせよう。
性器を露出し互いにまぐわい合え。女のように犯されよ。
彼らは口々に、あらゆる望みをあなた方に向かって吐き散らす。

/*
……ということで、研修を決めるためにまずはVIP(プレイヤー)の意向を聞こうかと思います!
ご自分の操作するキャラクターにどんな目にあってほしいのか、ロールの形などでお聞かせください。
どのように主張するかは前日の二人を参考にするといいかもしれないですわね……。

「僕は期日以内に仕事を終えられるつもりでここに来た。
けれどそれは驕りでしかなかった。
我々が思っていたよりも、この船の人間は手に余る。
それだけの話です」

昨夜の哀れな犠牲者が語ったように、想定外が多すぎた。
ああ、やはり不確定要素のある賭けは好きではない。

「………ああ…それと、じきにここを去る僕に
あなた達がまだ、個人的な提言を許してくれるのなら。
次の"標的"を選ぶのは、少し待ってほしい」

「少し…焚き付けたい人が居る」

『兄様……?』

船内程度であればカバー出来る有効範囲の筈だ、それなのにいくら待っていても返事が来ない。
それが意図的であろうが無かろうが、返事が出来ない事情が生まれたという事。
つまり、良くない事態と捉えた。

(…………。)

そんな折に、ある従業員が接触しに来たのだった。

アミルスタン羊。
それが何を意味するのか知っていた。

──私を食おうとするならこっちが食い殺すぞ。


言外からそう食ってかかる。
深緑色の瞳で、ルビー色の視線を睨み返す。さながらそれは警戒心の強い野良犬のよう。
貴方はきっと、気にしていないのだろうけど。

「……それは大変だね」

簡潔に答えて己もまた従業員へと視線を投げた。
スロウスと色々話をした。グラトニーとも話がしたい。
……私は、この二人をもうただの赤の他人として見ることができない。

けれど、それは後回し。今はそれよりやってきた新人達をどうするか集中するべきだ。
それが"先輩"としての務めであるから。

/*
なんかこんなこと書いてますけどキャラとしてのロールなのでどうか気にせずまったり会議してほしいのですわ墓下お嬢様たち〜!!永遠に玉ねぎみじんぎり大会でもいいですわよ!わたくし唐突に地下ホールクッキングバトル開催させますわよ!!

/*ところでこちら狼仲間お嬢様達に連絡なのですけれど……

私明日から仕事が激務で遅くまで働く運命が見えていますの……恐らく動きが非常に低速になって置きレスが増えること、既にこちらでご連絡させていただきますわね……申し訳ございませんわ……



従業員たちに意識を向ける前に、共犯者の方を見た。

「焚き付けたい人?……ああうん、分かった。私は今のところ何も予定はないから、スロウスの好きにしてほしいな」

それだけ答えて、でも少しだけ首を傾げた。
それもまた仕事としての行動なのだろうか。

/*

身体と生活は大事になさってね……
スロウス個人でカバーできそうな所はしたいと存じますわ
できるかはわかりませんけども〜〜!!!!!
とはいえ健康な身体が無ければおセックスもできませんの
萎えぽよですわ


敵意の視線を受けた、それだけでぶるりと身震いした。けれどそれは恐れではなく興奮に。
いつぞやに体を合わせたときよりもより高揚したようにとろけた瞳が貴方を見た。
喉をかするような吐息にふるえる唇は、いまにも吸い付いてしまいそうだった。
それを指でそうっと押し留めて、女は一歩下がる。仕事の話だって、重要だ。

「焚き付けたい人、ふむ。私はいいと思う。
 色々と此度のことで話を聞いてきたんだろう? それに任せたほうが面白いものも見れそうだ。
 よければ聞かせてほしい……ああ、勿論話がはっきりとしてからでも大丈夫さ。」

/*
平日ですものね……オリンピお盆控えてこの時期はどこも大変そうです、大丈夫ですわよ。
墓下と連携してちょっとずつ表にエッチをお届けしていきたいところですわね。

真実に迫ろうと奈落を覗き込んだ者
が、
この底なしの底へと転げ落ちる。
それもまた、お客様の愛してやまない演目なのではないかと」

こつりこつりと静かに靴底が床を叩く。
──音が遠ざかって行く。
刻限の迫る共犯者は踵を返し、最後の仕事へと向かう。

「僕は最後にそう愚考した
それだけの話ですよ、『エンヴィー』、『グラトニー』」

そうして最後に一度振り返って、
それから、振り向く事無くその場を後にした。

/*

ご連絡遅くなりましてマジ謝罪«Sorry»ですわ!!!
僭越ながら今夜の襲撃先の提案をさせて頂きますわよ!!

探り入れようとしてる人が墓落ちしたら愉悦じゃない?というのと
個人的に潜入を手引きしてあげたい、という事もあり
スロウスとしてはテンガンを噛んであげたいなと…思います!

被襲撃側としましても、
他の殺害能力役職によるお命頂戴宣言は来ているそうなのですけど
処刑でそれが不発した事での墓下回避は極力避けたい、との事で
できたら保険として噛んであげたいな〜〜〜!!!!
と考えていましてよ!

ただ、餓狼的に襲撃不発は怖い!とかがあったら
わたくし全然遠慮せず仰って頂きたいと存じますのよ!!!!!

/*いいですわよ!(即答)

ふふ、調べて嗅ぎ回る者を落とすのって楽しいですわよね……わたくしは賛成ですわ!

保険についても把握です。
襲撃不発が怖いのであれば、三人のうち二人をテンガンに襲撃セット、一人が別の方をセット(これはその被襲撃者に要相談)してリスクを少しでも軽減すればよさげになるんじゃないかな〜と思いますの。

(まあこのリスクケアの仕方も完璧ではないので、暗殺失敗して狼の襲撃で落ちることになった場合三人のセットしている対象からランダムで選ばれるので……三分の一引いてテンガンではない別の相手を噛むことになる場合も……あるっちゃありますわ)

ひとまずわたくし狼お嬢様Aことエンヴィーは全力で賛成ですわ!乗っかりますわよ!ゴーゴー!

/*まああと餓狼は二日連続で襲撃してないと落ちる仕様なので、一回お食事抜きにしても死にはしない……と思いますわ なのでやっぱり襲撃はテンガンへ三人セットしてもよろしいかと思いますの

/*

あ、襲撃先の選択って三人全員選ばないとなんだ
わたくし自分が担当じゃない時普通にパスにしてましたわ
ホホホホホ……

あとはまあ、単純に狼と他で襲撃先を被らせると
どうしても人の減るペースが遅くなる(決着が遅れる)、
というのが問題点と言えば問題点ですわね…

/*いいえ、全員選ぶ必要ないですわよ!ロール的な理由とか役職的な理由があるならパス選んでも全く問題ないと思いますの!実際、ロール的な理由のためにパスを使った村とかもありますのよ!
不慮の事故で担当者が死ぬと襲撃失敗になるというだけなので……

そうなんですわよね……死体が減るとどうしても決着遅れるので……そこが大変なのですわ……
一応、このエンヴィーというキャラは悪役として通す為に出しているので、スロウス落ちた後グラトニー噛み殺し発狂悪役ムーブを表でやって吊ってくれ〜と意思表示してなんとか終わらせる、というのも考えてはいますけれど……

/*

襲撃失敗、よく考えたらそうですわね(ガバガバお嬢様)
お前の命日だ!はどうせなら担当者に言ってほしい、
そんな気持ちもあり難しいところですわ

共食い内ゲバ、見たいかで言ったらメチャメチャ見たくてよ…
とはいえそのあたりの調整は様子見しつつ…ですわね
もしかしたらわたくし離脱の後に
連日ランダム処刑で狼が吊られるかもですし…(レアケース)

/*
すごく話し合いが進んでる
レアメタルスライムお嬢様になっててごめんなさいね……
現状の振り切りとしては予備候補被襲撃者に事情を説明しつつ2:1でセットする形になるかしら?
バッティング先のCOは出ているし説明はしやすそうに思いますの。
共食いに関しては日程加味する形になるかもしれませんわね、また夜運営側にご意見伺いするのがいいかもしれませんわ。

新たに従業員となったカウス、ダビー、バーナード。彼らは観賞室に集められている。
仮面をつけられているものの、それぞれが誰かというのは全く気づかぬということないだろう。
その前に立つ人物らの様子から、自分たちが何故連れてこられこれから何をされるかというのもまた、想像に難くはない。
あなた達は船の最下層(ボトム)へと落とされたのだ。

/*各位〜!!!無理してはいけませんわよ!!わたくしも仕事と体調不良で鈍行列車なので平べったくなりつつ休みながら走りますので!!みんなご自分のペースで楽しみましょうね!!仕事クソですわ!

ちなみにこの赤窓見た運営ルヴァから先程連絡をいただいたのですけれど、曰く「終了予定日きても続いていたら全員コミットするなりなんなりで強制終了して畳むので死体とかの人数は気にしなくていいよ」とのことでしたわ!

なので三人でテンガンセットして不慮の事故に備えるという方向でも問題ないと思いますわ!

以下連絡コピペ

「死体の数はきにしなくていいよって。
ま〜あの。システム的に狼を吊るか誰かを消すんで。」

以上ですわよ!

/*

正気にお戻りになってお嬢様、曲がりなりにも
平日昼にレスポンスがある時点でかなりの企業努力ですわ…
本当に心身の健康を大事になさってね
健全な不健全は健全な心身から繰り出されるものですわ。

ともあれ連絡は了解しましてよ。
今夜の襲撃はテンガンに10割ベットでいきましょうか。

「────勤務態度の問題ですよ、バーナードさん」

靴底が静かに床を叩く──或いは絶望の足音。
白蛇は次の"仕事"への布石を打ち、一度観賞室へと戻ってきた。
自身が手引きをした者の、その顛末を確かめに。

「そのような従業員を『お客様』の前には出せません
それとも、いつまでも飽きもせず『研修』を受けるつもりですか?
お望みとあらば、僕は止めませんが」

「……。ふうん?」

商人の乱れた着衣の隙間から覗く何かの残滓。
一度、減らず口を叩く男二人を交互に見やり……記憶の中にある光景を手繰り寄せる。

薬を用意したシアター。たしかあの時、この二人は──。

「……ねえスロウス、グラトニー。"研修"さ、たまには私たちではなく新人自身にやらせるっていうのはどう?
ほら、仕事もゲームも口で説明するより実際にやってみた方が覚えるじゃない?」

ペストマスクの下から発せられる声は、どこか弾んでいて。

「多くをあなた達に望むのは僕等ではない。
僕が望む事と言えば、あなた達が賢明である事くらいのものです。
…ほら、どうぞご自身の耳で要望を聞いて
応えるべき『お客様』から目を背けないでください」

冷たく無感動な虹彩が見下すようにも見下ろして、
責任を転嫁しようとする姑息な問いを突き放す。

「より適任者が居るのであれば、この席を譲る事も
『スロウス』としては吝かではありませんが。
けれど、僕はこの役を求められてここに居る。
あなたに求められているのは"そちら"側のようですよ。」

堕ちた者らの反抗を淡々と受け流して、
『共犯者』の言葉に仮面越しに目を細めた。

「……"研修"の内容に関しては、あなた達に一任します
あなた達が良いと判断した事ならば、僕に異存はありません」

怠惰な白蛇は唆すばかりだ。
あなた達がより強く反抗すれば、その限りではないが。
この場所に、あなた達を救い上げるものは一つとして無い。

「金と狂気と血と肉に狂った獣をもてなすのが、
それが今のあなた達の役目ですよ。


白蛇が崩れ落ちた白髪の男に歩み寄る。
硬い革靴の爪先がその腹を蹴って転がし、
潔癖な白の手袋に覆われた手が顔を上げさせた。
もう一人の男がようく見えるように。

「それでも言葉が聞けないというのなら仕方ありません。
今、この場限りはこの『スロウス』が教えて差し上げましょう」

──あの諜報員をあなたの思い付く限りの手段で甚振りなさい。

それが『お客様』の望む余興です。
そして、演目を滞りなく進める為
あなたには彼に関する資料を差し上げます。
あなたはそれに沿っても、異なるアプローチを試しても構わない
もちろん、それらは効果的なものでなければなりませんが。」

"怠惰"が徐に片手を上げ、
やって来た仮面の従業員から何かを受け取る。
そのままそれを男の方へ差し出して、手を放した。

従業員バーナード・フェデラー
に関する
全ての事が詳らかに記された資料が、
無造作に武器商人の眼前へと散らばった。

ペストマスクの仮面の下で唇が弧の形に歪んでいく。
共犯者は職務に忠実な"怠惰"が淡々と進行を始めるのを仄かに嗤いながら見守っていた。

「……いいね。スロウス、グラトニーと一緒に"研修"の進行をお願いするね。
私はもしかしたらちょっと別の仕事で抜けるかもしれないから」

今日の立ち位置は観客だ。引き摺り出された哀れな演者を、しかとこの目に焼き付けてやろうじゃないか。

「わからぬならわからぬもの。無理に理解しなくていいさ、そう――何もわからなくたっていいの。
 貴方達と来たら、我々の領域に入ったにも関わらず無作法にしているじゃあない?
 反抗的であればあるほど賓客達は盛り上げるけど、でも、ごめんなさいね。
 そればっかりじゃ、見世物はつまらないのよ」

もうそろそろ、口調を取り繕わなくたっていいだろう。『グラトニー』は普段どおりに話し始める。
それは、この船の情勢が傾き始めていることの顕れだ。全く以て、事はうまくいっている。
『グラトニー』は『エンヴィー』と『スロウス』の言葉を拾いながら補足する。

「カウス、あの子の"研修"についてはまたじっくりと考えましょう。
 もう二人に関しては、貴方をよく知るものから大変に熱い要望が届いているのでね……。

 バーナード、貴方の"研修"はダビーがいたします。けれどそれだけでは意味がない。
 心より屈服し、自らの意志で"従業員"としての勤めを果たすための研修でなければ。
 ダビー、『スロウス』からの資料に目を通すように。貴方には過去の追体験を手伝ってもらうわ。
 簡単に壊してはいけません。けれど温い時間稼ぎなど必要ありません。

 もしも貴方が手を抜いていることがわかったなら、バーナードには肉体的苦痛を与えましょうか。
 どのようにしようかしら。一回ごとに爪を剥いだって私は構わないわ。
 やわらかな指さえ残っていれば、いくらでも奉仕はできるものね、ねえ、ダビー?」

はだかの王は長い笞の先で双方を突いた。声音は明るく、心から楽しんでいるようだった。
その笑みには少女のような無邪気さに加えて、魔女のような残忍な興奮を乗せている。
互いの運命は互いに握られている。
ショウが成功しなければ、どんな末路になろうと構わない、そう思っていることが伝わるだろう。

言葉で言ってわからぬ獣
ではないようで、何よりです」

『共犯者』の言葉に一つ頷いて、
怠惰なる白蛇は靴を鳴らし、男の傍から一歩下がった。
もしあなた達が妙な気を起こしたり、手緩い真似をすれば
いつでも更なる責苦を与える事のできる距離を保つ。

由縁のある人間同士に、心身への乱暴狼藉を行わせる。
単純且つ、効果的な心的外傷を与える行為。
ただ、それだけ。この船で行われる余興にしては無味乾燥。
ただし、
普通であれば、という前提が付く。


「『グラトニー』の言うように、これは飽くまでも研修です
あなたが手緩い真似をすれば、後々苦しむのは彼の方。
どうか、あなたが賢明である事を祈ります」

さあ、あなた達はどうだろう。
あなたの為なら、と気丈に振る舞うだろうか?
あなたの為なら、と非情に徹する事ができるだろうか。

その意に反する崩壊が訪れた時、
あなた達は、どうなるのだろう。
飽くまでも、この演目の主演はあなた達だ。
業の名を冠する者達は、それを飾り立てる助演に過ぎない。
あなた達の手で、この鮮烈なる悲劇を描くのだ。

どこかの時間帯。なんか、すごく平和的な時間帯。
もっと言うと今行われている淫靡で背徳的な研修とはまったく関係ないどこか。

「薬の中身……もっとまともなの持ってこいって指示するんだった……!!!!!」

エンヴィーは、スロウスに「なんとかならない?」の顔をしました。

これは、「どうにもなりません。」の顔です。

エンヴィーは、「ああああ」の顔になりました。

エンヴィーは、ブラック企業は好まないので労働者にきちんと休みとご飯を与える派です。空き時間にご飯あげますけどなんでみんなボル族チャレンジしてるんですか?と言いたげです。

/*
吊り時間が迫っているにも関わらず思いっきり様々を詰められていませんわ……
こんなにバタバタしたの初めてだから ごひ どうすればいい? ゼロは俺に何も教えてくれない

/*色々ドタバタしてるんですけどとりあえず何やるべきでしたっけ!?やりたい事が多すぎて わたくし 数多を 見失っている

/*
ひとまず襲撃先はよいとして、誰が迎えにいくかですわね……。
一応『スロウス』がやった手筈になっているのかしら。
それとも改めてどちらかがお迎えしたほうがいいのかしら。
わたくしが万一の保険でセットしてるのがよくないのかもしれん 外すか

/*

おはよう、うたた寝してたうっかりさんですわ!

襲撃先についてなのですけど、
日付が変わるくらいに連れて行ってくれ、との事で
まあ多分"取引"が済んだ後のどっかの時間軸で
スロウスがサッと身柄抑えて拉致してると思いますわ。
思うのですけども。

処理順的に襲撃より処刑が先に来る…?と思うので
わたくし噛むより先に死ぬ予感がしていてよ!
ので、お二人か或いはどちらかかどちらでもいいのですけど
襲撃はわたくし以外にセットしておいてほしいと存じますわ!

/*
有能〜〜〜〜〜ッ!
把握いたしました。それならば雰囲気より実行力優先でセットしたほうがよろしいですわね。
有難うさようなら、研修のことも考え……なんとかします。
墓下に行っても元気でね……。

/*
なんか取引をなさってるぽいので、このままテンガンはラサルハグに連れて行かれた……という流れの方が綺麗な気がするし、スロウスさえよければスロウスが拉致してきた形にお願いしたいですわ……!

で、襲撃は処理順その他の都合によりテンガンになっておりますの。リスクケアばっちりでしてよ。猟兵さんにズドンされない限り。

/*
さよならしたくないですわよ〜〜〜えーーーんスロウスーーーーーーーーグラトニーーーーーえーーーーーーーーん(限界)

/*

取引とは名ばかりも名ばかりですけどもねこれ。
ともあれ楽しい赤窓での数日間でしたわ、いや本当に
元より時間切れ大前提で動いていたわたくし衰狼お嬢様
悔いは一つもありませんことよ!!
墓下行っても立場変わるだけで今生の別れじゃないですしね。

匿名で言った通り、ラサルハグの研修はスサーッと飛ばしますので
お二人は他の方の研修やお出迎えに集中なさってよくってよ。
したいと言うのであれば止めはしませんが。
ともあれ後の事はお二人にお任せ致しますわね!!kiss…

/*

なんか全然当初想像してたお別れムードとは違くて
不謹慎ながら面白くなってしまいますわね。
このまま送別会でもしそうな勢いですわ

/*
送別会しますわよ!!!!ねっグラトニー!!
やだやだやだスロウスあああああああ
(おしまいの顔)

/*

研修の用意をなさって♥

/*
はい………………………………

/*

そうですわよ!狼お嬢様の饗宴はまだまだ終わりませんのよ!

 




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4回 残 たくさん

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ダビー(4d)
13回 残 たくさん

壊しましたわ

バーナード(4d)
5回 残 たくさん

壊れましたわ

テンガン(5d)
5回 残 たくさん

いますわ

ナフ(5d)
5回 残 たくさん

いますよぉ

ラサルハグ(5d)
6回 残 たくさん

起きてる

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カウス(4d)
0回 残 たくさん

やや置き

サダル(6d)
20回 残 たくさん

生き返りました

アルレシャ(7d)
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コミット○

突然死者 (0)

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0回 残 たくさん

コミットOK

ルヴァ
0回 残 たくさん

 

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