87 【身内】時数えの田舎村【R18G】
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| 都会に住み慣れたあなた達は、田舎の空気、澄み渡る風鈴の音色、響く蝉の合唱にどこか懐かしい気持ちを抱くかもしれない。
ただその景色の中に、いつのまにか慈姑の姿が居なくなっていることに、誰かは気づくだろうか。だが、今の時点では、それに違和感を抱くことはきっとない。
今日もまた、田舎の平和な一日が始まる。 (0) 2021/08/09(Mon) 21:00:00 |
っていうか救護室にぽんぽこ語りいない!?俺じゃないぞ俺じゃないぞ
──皆が思い思いに談笑を終え、帰路に就いた後。
傾いた陽射しを背負って、向かう先は雑木林の中の寂れた神社。
「本当に大事なものは、ずっとずっとここにあるのにね」
とん、とん、とん
軽やかに石畳を踏んで、
「みんなで遊んでいようよ、いつまでも。そのために」
くるりとターンをして、両腕を広げて
縁起掛かった調子で高らかに謳う。
「──今度こそ、ここがアタシ達の国になるの!」
二人の秘密基地だったこの寂れた社の前で
一人ぼっちの王様は、それでも堂々と佇んでいた。
「──そうだ」
「慈姑さんも、お葬式なんて悲しい事を言わないで」
「ずうっとここに居てほしいなあ」
「だって、アタシ達が大切なのはこの村じゃない」
「
みんなが居る村
が好きなんだ」
/*
遅ればせながら黙狼殿〜〜〜〜!!!!!!!
妾〜〜〜〜!!!!!皇狼妾〜〜〜〜!!!!!!!!
見ておるかの〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
二日目以降の襲撃先は自由に選んでいいからの〜〜〜〜!!!!!!
襲撃先への襲撃予告だけ是非よろしく頼むのじゃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!
ざあっと吹いた風の向こう、戦ぐ木々の音の中
誰ぞの声を聞いたような、そんな錯覚。
「…そういえば」
「アタシ達以外にもここを知ってる人は居たのかな」
問いには誰の返事も返らない、なんて事はわかっていて
だからこそ子供じみた身儘を働ける。
「ふふ」
「どっちでもいいか。
だってここは、みんなの場所になるんだから…」
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