204 【RP】Queen's endless Tea Party!【R18G】
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| 元気に過ごしておるだけでも 良しとするかのう…… (0) 2023/03/19(Sun) 23:00:00 |
[料理人や給仕は大忙し。
厨房の床で寝たり過労で倒れる者は
少なくありません。
だけど回復すれば元の持ち場へ戻り
仕事をやめるものはおりませんでした。
本職を休んで彼らを手伝うものもおります。
それは、女王が時間を止める本当の理由に
不思議の国の国民達は薄々と気づいているからです。
多くの愛と優しさによって
この国は支えられていました。*]
(心の叫び)
わぁ、すごい、すごいわなにこれ!
花が踊ってる、木が笑ってる、なんて面白くて素敵なの!
これが不思議の国なのね!
あぁ、こんな国のお茶会ってどんなものなのかしら?
そもそも、お茶会って初めてだわ
どこに行けばいいかしら、あぁ、本当に楽しみだわ!
[魔王…魔王とは、あの魔王なのか。
多くの物語に登場する者。そしてもしこの世界に存在したとしても、それは悠久の彼方に消えた存在だと思うもの。
本当に…と思うのは、数多見かけた『魔王』と呼ばれるモノと。
夢の世界の、数多の人が作り上げた偶像。
おどろおどろしい、いかにも悪と言うものや、人とは思えない美しさを持つが、あからさまに人とは違う、角や翼があったりと
そのどれでもないから。
と言っても、実際魔王と言うものがどんなものか、きっと誰も知らない。
それは全て想像上の登場人物。
だから、目の前の人物が、本当に魔王か違うかもわからない]
[不思議の国の君主は女王が務めるのが伝統です。
王家の女は代々魔力が強いためです。
不思議の国を不思議の国たらしめるのは
女王の魔力であり肉体であり精神であり
女王は不思議の国そのものでした。
男が君主になることは非常に稀で
あったとしてもあくまで表面上のもの。
不思議の国を維持するのは
いつの時代も王家の女でした。]
[一度即位すれば国とひとつになり
国を離れることは出来なくなります。
そうして生涯を女王として過ごしたのち
その命が尽きる直前に
新たな女王に位を譲ることで国は続いてきました。
先代の女王——ジュディス、アンの母親は
それはそれは素晴らしい君主でした。
これまでのどの女王よりも
資質に優れていると言われていました。
彼女がいる限り不思議の国は安泰である。
国民の誰もがそう思っていました。**]
「王女様、また城を抜け出して
村の子どもたちと遊んでたんですね
将来良き君主になれませんよ」
だいじょうぶですよ
おかあさまがいらっしゃればあんたいなのですよね?
わたしがじょおうになるのはなんじゅうねんもさきです
おうぞくのべんきょうはそのころでいいとおもいます
「またそんな事を仰って……
それに私どもに敬語を使わないで下さい
身分が違うんですから」
だってみんながわたしにつかんですもの……
わたしだけうくのは、いやなんです
[お母様は誰より強く、厳しく、恐ろしいおひと。
この世界が物語なら魔王役は彼女だったでしょう。
そして人の心を惹きつけて止まないおひとでした。
母が赤い薔薇を好きだと言えば
国中の白薔薇が真っ赤なペンキで塗られました。
母がクロッケーをしたいと言えば
フラミンゴとハリネズミが自らを道具にと志願しました。
母が首を刎ねると言えば
揃って最期に口にするのは女王陛下万歳でした。
わたくしもそんなふうに
恐れられながら愛されるお母様を慕っていました。
鷹が産んだ鳶がわたくしです。
要領が悪くて、甘くて、弱気で……、
薔薇は白いのも好きだし球技は下手くそだし
母と似ているのは髪の色くらい。
誰からも期待されていないのは
子供ながらわかっていましたから
毎日怠けて遊んでばかり……。]
[完全無欠だった筈のお母様は
ある日突然お倒れになりました。
とてもお苦しげで
活動できる時間は日に日に減っていく。
一体どうして……。
暫く経って謎の病の仕組みが明かされます。
原因は……、わたくしでした。]
[お母様の魔力とわたくしの魔力は
性質が真逆だそうでした。
まるで磁石のように反発しあい
ぶつかりあった魔力は毒となり逆流し
母の肉体を蝕んでいました。
わたくしの方はなんともないのに……。]
[成長するにつれわたくしの魔力は増し
国内の術者や学者たちは匙を投げました。
ジュディス女王は余命幾ばくもないと。
救う手立てはないと。
国中が嘆き悲しみました。
母は天命として受け入れていました。
私、は……]
[……狂った茶会の始まり。
新たな女王を迎えた、国民たちは。
覚悟していた先代女王の訃報が
いつまでも流れることのないままであることと
止められた時間とか
完全に無関係であるとは思わなかったでしょう。
表立って触れるものこそいませんでしたが。]
[わたくしは……、
お母様のかわりにはなれない。
お母様のようになれない。
首は刎ねるけれど決して殺さない。
誰にも死んでほしくないのです。
たとえそれが過去どんな罪を犯した人であっても。
みんなが求めているのは母のような君主なんだわ。
母のようにならなくちゃと日々思ってはいるけど……]
わたしなんて
うまれてこないほうがよかったんだわ…… **
(心の叫び)
おいしーい!
さくっとしてて甘くて、今まで食べたことがない感じだわ!
だって海辺じゃすぐに湿気てしまうし、塩味がついてしまうんだもの
せっかくだし、ここにいる間にいろんなお菓子を食べようかしら?
わぁ、お茶もいい香り!
聞いた話ではお茶にもいろんな種類があるっていうけど、これは何なのかしら
あぁ、さっき聞いておけばよかった!
おかわりをすれば聞けるかしら? でも恥ずかしい子って思われないかしら?
いいわ、だって、すぐに帰るんだもの、ちょっとくらい羽目を外してもいいわよね!?
(注:それを「旅の恥は掻き捨て」って言うんだぞ?)
[聞けば聞くほど、描いてしまうのは、残酷な『女王様』ではなく、
無垢であどけない『お姫様』。
無垢で無邪気に踏みにじると言う人もいる。
だけど、そうは聞こえない。聞こえないだけと思いたい。
思いたいけど…周りの声は、それを許してくれないような気がしてしまう。]
(心の叫び)
あ、そうだわ!
まだ気になるものはたくさんあるんだもの
前に一度、入江に来た人がくれた貝の形の「マドレーヌ」とか
リヴァイさんが話してた「シフォンケーキ」とか
シュークリームとかタルトとか、それからそれから
全部は無理でも、できるだけ食べておきたいわ!
だって、もうこんなことはないかもしれないじゃない!
― 閑話 ―
[私は、獣人と言うものが苦手である。
それは、昔の…旅に出てすぐのころの話――。]
獣人って、本当に、動物の耳なのね。
触って…ダメか…そうよね。私も耳に触っていいと言われたら嫌っていうわ。
[動物は好き。可愛いものも好き。
可愛いとは離れているけど、話に聞いた獣人と言うものに会った私は、とにかく浮かれていた。
姿が、聞いたように動物の耳、尻尾がある。
それが不思議で、とにかく話を聞きたいと、その日は長く話していた。
だからだろう…その夜、私は紛れ込んでしまった……悪夢の中に。]
[夢を渡るときの姿は、その時によって違う。
蝶だったり、鳥だったり、4足の獣だったり…。
その日は、ひらひら舞いたいと言う気分だったから、蝶の姿で、夢を渡っていた。
そこで、一つの夢にたどり着いた。
真っ赤な、真っ赤な夢の中。
そこにいるのは、昼間話していた獣人…話したことにより、繋がりが出来ていたのかもしれない。
だから、その日の夜に夢を訪れたのだろう。
が、そこにいた獣人は昼間の穏やかな装いとは違い、とても凶暴で、人を――私を襲っていた。
夢の中の私と、訪れた私。
それがリンクしてしまったのだろう…気づいたら私は獣人に襲われているところだった。
身体に走る痛みと恐怖。急いで逃げて、隠れて…。
すぐにこの夢から出ないといけないのに、痛みと恐怖で、逃げ出し方を忘れてしまった。
痛い。どうしよう。痛い。どうしよう…。
そう繰り返していたら、ふと、痛みがなくなる。
なぜと思うと、いつの間にか獣人がまた目の前に。
なぜと、思う間に、また私は襲われる。
痛みが走り、怖くて逃げだす。
そんな同じ事が、何度も何度も…終わらない。終わりが見えない。
獣人が目が覚めれば抜け出せるかもしれない。
なのに、何度も繰り返すから、瞬きの時間が、永遠のような時間に思えるほど。
痛くて、怖くて――ここで自分はと思うほどに…。]
[悪夢は終わる。終わった…。
イルレーラとウルリア…旅の仲間の二人が助けてくれたから。
終わった事に安堵し、助けてくれた二人に、素直にお礼を言えた。
この時、自分の中にあったプライドが粉々に壊れていたから。
内包魔力が多い、アルの称号を持っているからと、どこか驕っていたと実感したからと。
そして、忘れるなというように、実際の身体に痣が残ってしまった。
何度も切り裂かれた場所に――。
それ以後は、心を入れ替えたように励むことにした。]
[ただね…翌日に会った獣人に、どうしても怯えてしまった。
終わらないと思う恐怖を味わったせい。
それが本人の無意識か、それとも自覚ある願望化が解らないから。
怯える自分に、訝しげられたけど、夢見が悪くてなんて誤魔化すしかなかった。
別に彼が悪いわけではない。
そして獣人が悪いわけでもない。
人だって、そういう夢を見る人はいる。
――ただ、あの体験がどうしても蘇ってしまうから、獣人は苦手になってしまっただけである**]
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