125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
「怖くなってきたんだけど」
今日はどうしようかな。
<<山田 花子>>who 干渉対象
「やっぱダメージ少なそうで良かったねえ。一葉くん聞いてる〜? ごめんね〜?」
手なんか振ってる。
「狐に神様、かあ。
神様って、本当にいるんだね?
あとでお供え物しにいこーっと」
「残った子は…ふんふん……」
「…………」
「ん〜…、ぼく、きになるきになる。
咲花ちゃんの秘密、気になるよう。
でも暴いたら皆にもばれちゃう……」
「そしてどの子も気になる、なあ…
……折角だしあみだくじしちゃおっと。
女の子のうちから誰か、みたいな……」
かりかり、あみだくじを作って、
開始!辿り着いたのは…戸森だ!
「鷗助くん、鷗助くん。
僕は今日夢彩くんの秘密を暴きたいけど
鷗助くんが特に秘密を知りたい先、ある?
あったらぼく、そっちにかえるよ〜」
「お、おれもちょっと気になってたんだよね。接点ないからどうしよっかなと思っていたんだけど。いいんじゃない?」
ねぼけているらしい。目元をこすりこすり。
「おっけー。今日はこの子できまり!
僕、あとで探りに行ってくるぜ。
……ところで眠いの?無理しないでね」
「あ!子守唄とかしたげよっか?」
「子守唄とか出来るんだ? じゃあお願いしようかなぁ……」
あふあふとあくびを噛み殺して、毛布を借りてきて丸くなる。
「ん〜。いくよ〜!」
丸くなった子をぺふぺふと叩き撫でて、
それに合わせてちょっと横揺れ。
「なんまいだぶ〜なんまいだぶ〜
ぼうやよい子だねんねしな〜
ねないとめだまをほじくるぞ〜」
「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん時代」
でも一応寝た。
「んあ〜〜〜…」
「鷗助くん、寝てても眠い時の脳の領域に刻んどいてね?
ぼく、今日の襲撃、凛乃くんにする、かも。
ま、それぐらい…ゆっくり寝てね〜。
ねんねんころりよおほろびよ〜」
「ん〜……」
「なあなあ、時に義兄よ。
義妹はとりとめのない事に思いを馳せているのだけれども。
残りの人々で面白そうな秘密を抱えていそうなのは誰だろうな。
全員と言えばそうなんだけど。僕も君も客観的に見れば面白い。
誰かの秘密ってそういうものなんだけど、なんだろな〜」
「ちょっと気になっただけ。うん。」
「面白そうな秘密かあ。なんとも難しいこというよね。どういう秘密なら面白いかな? 魔法少女みたいなやつ?
センパイたちとか、気になるけどねえ。面白くはなさそうだけど。暴いちゃったらおれの心象サイアクかもね。まあそれも仕方なしかなあ」
「そうそう、魔法少女みたいなやつとか、
今日みたいな…神様とかのファンタジー?みたいなやつとか。
確かに三年生の人達も気にはなるんだけど、迷うなあ…」
「今のところ気になるのは義兄氏なんだけどね。
ん〜、いやね、今日の先はどうしようかなとかそういう…
相談未満なこと、ついでに世間話みたいなノリだったんだ。
ちなみに僕は花子くんを推しまーす。だって可愛いし。」
「おれも君のことは気になるねえ。相思相愛。……これ他の誰かにも言ったねぇ。
て言うか気づいちゃったけど、かさねこくんがゲームから退場したからイマココきょうだいしかいないじゃん。家族の空間になっちゃったねえ」
「気になるのはみんな気になるって前提で、山田さんは確かに気になる。想像つかないし」
「ふふ、僕達が恋人同士だったらよかったのに、ざあんねん。
そうなんだよね。かさねこくんがいなくなっちゃったから…
ペット不在の家族二人ってかんじです。
何だか不思議。もう家ってこと?」
「お。奇遇だな義兄よ。気が合いますなあ。
縫い包みといい他といいさ、謎めいてるよな」
「恋人同士になるには色々とめんどくさそうだねえ。あまりお互いの親に手間かけさせたくないから今はいいかな。それはまあ良いとして。
なんだろうねえ彼女は。実はぬいぐるみが本体で人の体は偽物、とかでも驚かないよね。なんとなく、そうではない感じがするけれど。
他にはなーんとなく察しがつく子もいるんだよね。偉智センパイは体弱そうなことが関係してそうだし、蛇神センパイは体の外見に出るようなものなんじゃないだろうか。水銀さんはたぶん……アレだと思うし。
察しがつくだけで、具体性は何ともだけど」
「そうだね。っていうか兄と妹で兄弟だと余計こんがらがる…
あ!この話って他の人にも聞こえてるんだっけ?
他の人が聞いててきまずくなってたらおもしろいね。
……あ〜、なんかそれありそう。可愛い感じ。」
実際どうなのかは分からないけれども、想像するのはタダ。
話をしながらお菓子とか食べとこ。
「要くんはそんな感じ。阿門くんは…うん。
何だかおおよそ同じかも。想像。莉桜くんはわかんないけど。」
「あーあ。一日にいっぱいの人の秘密を暴けたらいいのにね。
ゲームとは言えども何だか効率わるくない?
ぼく、もっと色々しりたいよ〜」
「めんどくさいからきょうだいって言っちゃうけど、兄妹が正しいね。
ああ、そうなんだよな。一葉くんとか聞こえてたみたいだし? 他にもいるのかな」
同じくお菓子をつまみ。
「おれもねえ、みんなの秘密が見れたら良いんだけどね。ゲーム終わったら全員公開されたりしないかな?」
「実は君の義妹は寝ぼけていて、
恋人と言いたかったところを兄弟と言ってしまったらしいな。
まあそれはさて置き、そう、…聞こえてる人いるんだろうなあ。
他の人、きこえてますか〜?って聞いても答えてくれなさそ。」
何だか普通の団欒シーンになりつつある…。
もっとあくどい会話とかしとくべきかな。
悩みはしたものの浮かばず、結局お菓子を齧るだけ。
「え゛。全員公開されたらボクは困るよぅ。
僕が可愛い人魚であり魔女でありその他諸々だということが
全員にばれてしまうなんて!考えただけで鳥肌立っちゃう!」
「えっ、というか鷗助くん鷗助くん。
全員のが公開されるってことは君も公開されるってことじゃん?
……鷗助くんはいいの?秘密大公開されるの、嫌じゃないの?」
「あら、おれのほうが意識したみたいになっちゃったよ。忘れてね」
ひょっとしたらちゃぶ台囲んでミカンでも剥いているのかも。
「そういうってことはきみはそれらじゃないんだろうなあ。
……あ、おれ? なんか他の秘密見てたらおれの秘密って大したことない気がしてきてねぇ。バレてもどうとでもなる気がしてきたしねぇ。
あんま嫌じゃないかなぁ」
お蜜柑を積み上げておくね。
もう、こたつがありそうだからこたつがあるということでいいんじゃないかな。
「いやあ分からないぞ。実はこのうちのどれかかも。
義兄氏は気楽だな〜、……でもまあ、バレても、うん。
確かにどうにかなるような気はしてきてるんだよね。実際。
でも仲良くなった子からの視線が少し変わったりするのは、
少しこわいものだとも思うからむずかしいね。みかんおいし」
みかんを剝いて口に運んでた。次第にどうでもよくなる。
じゃあこたつとなりました。寒いからね最近。暖かくしましょう。ぷちぷちとスジをとりましょう。
「……おれは義妹が極悪非道の大悪魔じゃない限り対応変えるつもりはないけど。ま、気にするんなら内緒が良いのかもね。
おれ以外に仲良しさんができてるかもしれないし。友達と楽しく暮らしてるみたいで義理の兄も嬉しいです」
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