Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a49) 2022/12/15(Thu) 13:00:47 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a54) 2022/12/15(Thu) 15:44:44 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 現在:洋館/自室 ── [ 自室の机は、彼/彼女の夜から、 彼/彼女らへ贈られたものでささやかに彩られている。 いつも下げているネックレスだけは、 彼の手作りリベンジが成功した証。>>0:682 造花の花束はそのまま水のないガラス花瓶に。 虫の彫刻は文鎮みたいにちょんと鎮座して。 最初のアクセサリーは真鍮の小さなトレイに。 付けていたネックレスは、同じトレイの中に返した。 そして、クリスとベルにと最初にくれたプレゼントは いつもの場所に。>>0:500 ] (414) 2022/12/15(Thu) 23:08:35 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ そんな心のこもったプレゼントに、 家の援助や洋館でのお金で 高価なものを贈って返すのは違う気がして。 だから手ずから用意したものを、と頑張ってみたものの どれも上手な出来ではなかったかも知れないけれど。 何を用意しようどう贈ろうかと考える時間は楽しかった。 マドレーヌの他にも焼き菓子に挑戦してみたり、 夜色のマフラーを編んでみたり、 洋館から花を少し分けてもらってサシェを作ったり、 黒猫の刺繍を入れたお揃いのハンカチにしてみたり。 引きこもりなのに無理して虫捕りなんてみた時は 大変だったっけ。 あの時は結局フォルスのお店で贈る物を見繕ったかな。 ──…実は彼らが存外仲良しだと知っている。 そんな風に彼が居場所を作ることを嬉しく思っていた ] (421) 2022/12/15(Thu) 23:15:38 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 彼の境遇は知っている。 知っているだけで、 たった独りで幾度の夜を過ごしてきた、 その凍えるような思い出を拭えるわけではなくて。 それでもあんなに温かな愛を与えられる人だから、 幸せに、なって欲しかった。 出来れば私が幸せにしてあげたかった、けれど。 今だって、本当は 「生まれた時から一人だったから」 「二人でひとつが羨ましい」>>0:350 そう言った彼がもしこのまま一人を選ぶのなら、 また孤独の海に沈むというのなら。 嫌われても憎まれてでも傍にいたい。 独善かもしれない。 それでも抱き締めてあげたかった。 夜の帰る場所になりたかった。 生まれてきてよかったと思わせてあげたかった。 なのに、どうして私は完璧じゃないんだろう ] (423) 2022/12/15(Thu) 23:16:14 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 仕舞った栞を取り出す。 あの日、彼が手折って差し出してくれた花。 花が好きだと言ったからプレゼントしてくれた。 ベルに、とくれた花。>>0:357 泣きたくなるくらい嬉しい贈り物。 あなたにそんなつもりはなかったとしても。 これだけは、 これだけは私だけのものだと思っていいよね? *] (425) 2022/12/15(Thu) 23:17:14 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a67) 2022/12/15(Thu) 23:18:53 |
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