【人】 調香師見習 ノア私で良ければ… 実はお祭りに来たのはいいのだけど、 どこに行ったらいいのか、わからなくて [困ったような笑みを浮かべながらも 近く香る美味しそうな匂いに目を細めた。*] (211) 2020/05/17(Sun) 21:41:03 |
【人】 調香師見習 ノア…う、うん。 [スタンレーさんはおこのみやきの説明の匙を投げたよう。 とりあえず食べるということになって、木陰のベンチへと 案内される。>>215 こんな場所があるなんて知らなかったし、 気付けなかっただろうから、スタンレーさんに声を掛けて 貰えてよかったと思った。 スタンレーさんは隣で、おこのみやきを食べやすいように してくれてから、私に渡してくれた。 差し出された皿替わりの端から、フォークを取り、先端に 刺さったおこのみやきの一片を口に運ぶ。] ぁ、美味しい…… [咀嚼しながら、空いているほうの手で口を押える。 絶妙なバランスのソースとマヨネーズに絡められた表面は カリっとしていて中はふわふわ、けれど、キャベツがふんだんに 使われているせいか後味はさっぱりしていた。*] (219) 2020/05/17(Sun) 22:35:43 |
【人】 調香師見習 ノアオオサカ…… 東の国のことは少しだけ聞いたことはあります。 確か、とても小さな島国なのだとか。 [嬉しそうなスタンレーさんに私も表情を和らげて、 彼の話に耳を傾けた。>>222 東の国は香りの面でも、独特なものを使用していて、 先日ハニエルさんが薄らと纏っていた伽羅もそのひとつ。 おこのみやきを食べ終えれば、ごちそうさまでした、と 感謝して、スタンレーさんと一緒にフォークやパック、 割り箸を袋に入れて片付けた。] 私ですか……? 友人から、タコヤキを勧められてるので 覗いてみたいと思ってるのですが……あと、 [ふっと顔を遠くに向ける。] あちらのほうから、オルゴールの音が聞こえてて 気になってます… [派手で賑やかな音達に紛れて、 流れている曲は何だろう。] (242) 2020/05/18(Mon) 0:03:02 |
【人】 調香師見習 ノアマチさんの舞台、とても素敵なのでしょうね。 [仕立屋で声をかけてくれた優しい声を思い出す。 スタンレーさんが懸念するように 見ることは私には叶わない。 けれど確かに、音楽や雰囲気は感じることは 出来るだろう。] …舞台は中央のほうでされるのですよね。 私は、音のするほうを覗いてから、向かいます。 スタンレーさんもせっかくのお祭り、 デートしたいひと居るのでしょう? [最初に問われたことを返して。 舞台前にマチさんとお話したいのじゃないかなって 余計なお世話かもしれないけれど。*] (243) 2020/05/18(Mon) 0:03:04 |
【人】 調香師見習 ノア─ 広場 オルゴール屋さん ─ [スタンレーさんと別れて>>250、 音を頼りに歩みを進めて探していたお店は、 立ち並ぶ露店の外れにあった。 近くに光る剣やブレスレット、カチューシャを扱う 玩具屋さんの露店があったので、普通のひとは どうしてもそちらに目が引かれてしまっただろう。 私は掌サイズのオルゴールが並ぶお店の前に屈んで それぞれから奏でられる小さな音に耳を傾けた。] ……これを頂けますか? [その中からひとつを選び、店主に代金を払う。 スタンレーさんはタコヤキさんの場所も 教えてくれたけど寄っている暇はなさそう。 ミニオルゴールを受け取れば、日傘を差して 舞台が行われる広場の中央を目指した。] (253) 2020/05/18(Mon) 0:48:10 |
【人】 調香師見習 ノア─ 広場 特設会場 ─ ───… [ステージを囲む観客から少し離れた場所で、 中心から流れてくる音と空気に耳を傾ける。 煌々と輝いている、あの場所で、 踊っているマチさんを思い浮かべながら。 お祭りが終わろうとしていることを 感じながら。*] (254) 2020/05/18(Mon) 0:49:31 |
【人】 調香師見習 ノア─ 広場 特設会場 ─[スタンレーさんは前のほうで見てるのかな。 マチさんと話せたかな。] 上手くいくといいな…… [遠くのステージを眺めながら、小さく呟く。 あからさまにあたふたしていたスタンレーさんは なんだか可愛らしかった。 遅いけど、また、あの丘に行こうかな。 花火の音もいい感じに聞こえるし。 お祭りの締めくくりはあの場所が 私には、合っている気がする。] (271) 2020/05/18(Mon) 1:54:39 |
【人】 調香師見習 ノア−回想・調香店『ディアス』− 『 ───…おそらくですが、こちら、 ノアさんの為に用意したものだと思いますよ。』 [ハニエルさんが置いて行ったチョコレートを 覗き込みながら、師匠が言う。 私は彼が道すがら、偶々見つけたというのを そのまま受け取り、アトリエから顔を出した 師匠と一緒に食べようと珈琲を淹れていた。] …え。 [テーブルに二人分の珈琲を運ぶと 師匠がチョコレートを私の掌に乗せ、 空いた方の手をとり、その表面を指で なぞらせる。] (285) 2020/05/18(Mon) 12:12:39 |
【人】 調香師見習 ノア−広場− [師匠に言われて、ずっと考えていた。 そういえば、ハニエルさんは緊張した仕草で チョコレートをテーブルに置いていた。>>173 サシェに込めた想いが分かると、 買っていったハニエルさん。>>113 『このお菓子、ここに来る途中で見つけたんです。 太陽系の惑星を象ったチョコレートなんですけど… 良かったら、貰ってくれますか?』 小さな嘘に隠された真意は、 ただ私に気を遣わせないようにするためかもしれない。 そう思っても、なぜか居ても立っても居られなくて。 確かめたい訳じゃないのに、逢いたくなって。 広場に来てからもずっと。] (287) 2020/05/18(Mon) 12:13:00 |
【人】 調香師見習 ノア−レインツリーの丘− [辺りはすっかり夜の帳が下りて、街の喧噪は遥か彼方。 頭上に広がる光景は頭の中、指差し 教えて貰った欠片達。>>1:291 明かりが灯り始めた街並みはきっと、 星空を映した海のようで。] ──…不思議、ですね… つい先日、ここでハニエルさんに出逢って、 今は、一緒にここを来てる。 [大樹の空気も香りも、見える景色も、 あの時と今で何も、変わってはいない筈なのに。 幹に手をあてて、星々を瞳に写し込むように 空を仰いでから、私はそっと ハニエルさんに向き直った。] これ……、広場で渡しそびれてしまったのだけど、 チョコレートのお返し。 [道中、ずっと持っていた木箱を差し出す。 それは星空を見上げる黒猫が描かれた 掌サイズのオルゴール。] (345) 2020/05/18(Mon) 22:44:47 |
【人】 調香師見習 ノア…花火、始まったみたいですね。 [渇いた音に顔を向ければ、背後で遠く、 大輪の花が咲き誇る。 幻のように鮮やかな花火は残滓を煌めかせながら 時間をかけて消えていく。*] (346) 2020/05/18(Mon) 22:44:49 |
調香師見習 ノアは、メモを貼った。 (a99) 2020/05/18(Mon) 22:55:08 |
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