45 【R18】雲を泳ぐラッコ
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| [ 人にやさしくされた分だけ。 生き延びて嬉しかった分だけ。 ただ他人に受け渡してやりたいとはあまりに不遜な感情。 ただそれが真実であるという事実だけが 片付け忘れた死体のように重く転がっている。 ] いい加減、 がっかりしたか? [ どうでも良さそうな声色は何重にか重なって さっさと通り過ぎ。 ] (79) 2020/10/13(Tue) 0:07:00 |
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[ そうして、目的の為に手段を択ばなかった皺寄せは きっと長いこと留まり続けていたのだろう。 ]
(80) 2020/10/13(Tue) 0:07:03 |
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[ …………。 当然の報いだと理解していた。 男はそれだけの事をしてきたのだ。 捕虜の口を割る役目を担い、 酷なことを他人に強いてきた。
同じ宿に二人で入り、 一人だけ出るようなことだってあった。
けれど。
彼らなりの落とし前としての行動だったのだろう。 拷問にしては甘い遺体の損壊具合と ほどなくして泣きだした赤子の健康状態を見れば いっそやさしくされていた方だと気づいていた。
けれど。
それは勝者を定める戦争でなく、 雌雄を決する諍いでもなかった。
ワンターンずつ入れ替わるゲームのように、 規定も、協定も、権能も、目的も、条件も、何も。 何もない。 子供の喧嘩よりも単純な癇癪で、 蹂躙されてしまったのは、。 ]
(81) 2020/10/13(Tue) 0:07:08 |
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[ だからヒーローには相応しくなかった。 過ちと知って尚、怨恨の連鎖を断ち切るのが 取るべき道だと理解しておいて尚、 男は銃を捨てようとはしなかった。 ]
(82) 2020/10/13(Tue) 0:07:13 |
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[ 観測者の姿が目に入りなどしないかのように景色は廻る。 ふらふらと歩みながらあらゆる反撃を行い、 暴虐と呼ぶに相応しい復讐を撒き散らし。 自分のボスに潰れる程殴られても、 生まれて初めてめぶいた自分だけの殺意を 持て余しているかのように関係者を根絶やした。
最後の一駒を撃ち抜いた空虚を背負い、帰った拠点。 こちらに手を伸ばして笑う娘を見て、 漸く一粒涙が、落ちる。 ]
(83) 2020/10/13(Tue) 0:07:18 |
| Fra l’acqua del mare e la spiaggia Allora sarà il mio vero amore... [ 柔らかな髪を優しく撫でて、 喉を握り潰した慟哭は 擦れた歌声の形をしていた。 ] (84) 2020/10/13(Tue) 0:11:49 |
| Ditele di mieterlo con un falcetto di cuoio Prezzemolo, salvia, rosmarino e timo [ 明滅して、 揺り籠の赤子は少女へと成って、 ] (85) 2020/10/13(Tue) 0:14:38 |
| E di legare i covoni con rametto d'erica Allora sarà il [ 明滅して、 髪の伸びた少女は小さなまま男に手を振って、 ] (86) 2020/10/13(Tue) 0:16:35 |
| Mio vero ...amore. [ 明滅して、 行き先の知れない船に乗って消えていった。 ] (87) 2020/10/13(Tue) 0:18:58 |
[六年前に焦がれていた姿とは違う、
今のリフルが屋敷に迎えに来てくれた
。
……使用人のシャツとパンツに
髪をまとめたリボンがワンポイントの
動きやすくまとめた身軽な姿から
ローブに義手の大部分を隠しているのに、
落ち着いた黒とそこだけ光る片メガネの
色々あって落ち着いたような姿……]
あ、こっちのがかっこいいかも……
[呆気なく次の恋に燃料をくべそうになって、
私の中で私が喧嘩する]
「もうしんどいから諦めるんじゃなかったの!?」
なにを聞き分けいい子してるんです?
諦められないからやり直したんですぅ〜。
一緒にいて嬉しいんでしょう?
「ぶりっ子に死を!」
[皆さん頭の中で天使と悪魔の声がすると仰いますが、
私は阿呆と莫迦の声が聞こえます。
この恋もだめかもしれないというのに、
なにを楽しんでいるんだか。
……まあいいや放っておこう。
ルミさまに移さないように深く深くに埋めておこう]
うん。うん……
あら、リフルはチョコが少ない方がいいの。
ルミさまがチョコ多いの食べられるわね?
[ちらりと「ちち」を確認する。
リフルうそつき。
お姫様に譲ってるんでしょう。
……知らないところで父親してるんだ。
嬉しそうにちちとクッキーの話をしてくれる彼女は、
これから行くクッキー屋にも興味をもってくれたようで、
2人でリフルを挟んで歩く道でもおいしい話に花が咲く。
ねえ、ってリフルに話を振れば、たまたま視線が重なって]
そう、ね。
ガラスだから光が入るときれいよ。
きっと気に入ってもらえると思うの。
[距離感に戸惑いながら、
久しぶりに萌黄の目を見つめた。
リフルの瞳みたいなイエローグリーンのガラス玉が欲しくて、
こっそり屋敷を抜け出したのは5年前だったかしら。
庭のパラソルに付けて、萌黄越しに見る庭もいいものですよ。
……と言いかけて、ちょっと口ごもった。
なんだかベタ惚れエピソードっぽいから黙っておこう。
先の恋はなかったことにしたんだ。
なにより、今日のリフルは父親の顔をしているんだから、
困らせることはやめておきましょう。]
[おいしいクッキーを堪能して、
どこかで習ったように食べ歩きをしようと思ったけれど、
試食の口が甘いままだし、と、
可愛いものを沢山そろえたお店にお姫様をお連れした。
クッキーのおまけは、後で親子で分けてもらえればいい。]
[くるくる回るルミさまのダンスに
まあすてき、ってハミングを乗せる。
作りかけの3拍子のメロディーを、
彼女の動きにあわせてリズムを変える。
つまづきそうになったらテンポを落として手を支え、
ステップが戻ればテンポも戻す。
なにやら抗議が飛んできたから
可愛いでしょう?って歌を止めた。
お姫様なら]
きっと『ドレスも』似合うのに
[一部ハモったルミさまと顔を見合わせて、ねーって言った]
リフルで遊ぶのも程々にしましょうね。
気に入ってもらえて良かった。
是非その衣装で収穫祭も楽しんでください。
[親子が秋のお祭りに出かける時間はあるのかしら。
リフルの方を伺ってみれば、ありがとう、と聞こえた。
慈愛がこもっていればルミさまのことだなって解ったから、
頷きだけを返した]
[オレンジ色の空の下で彼の冷たい温度に触れている。
これ以上踏み込めないのは、まだ怖いから。
前は手を繋ぐくらい思い切れたのにね。
思い切ったから、歩幅が合わなかったのだろうか]
「ちちー、メグさぁん、お空見てー」
[可愛く空の上を見ているお姫様が、
もうだれも呼ばなくなったあだ名を呼んだ。
まず心を読まれたかと思って彼女を見た。
そして、視線が私を避けているリフルを見た。
リフルなら私がメグなのを知っているけど、
どうしてルミさまに教えたんだろう。
答え合わせは困ったものを見つけられたような顔した
リフルがしてくれた。]
……っ
[メグ、と口にだされて足がすくむ。
騒いでいた阿呆と莫迦の私も縮こまった。
違う気持ちなんて、期待ばかり膨らんで断れない。
シャーリエじゃない私は、まだ居ていいんだろうか]
[メグって呼ばれて出てきた小さな頃の私だけが、
背の高かったお姉さまを見上げる気持ちのまま空を見た]
[ほら見て、って彼の方を向いて緩んだ心の隙間に、
もう長く聴いていない名前
が刺さる。
さんづけで呼ばれることなんてなかった。
ぎこちなく手を握られることなんてなかった。
この人は他の人とは違うんだって、うなずいてしまった。
はふ、と力が抜けたようにその場に座り込む。
離れてしまってもまだ冷たい右手で、
ルミさまを手招きする。]
リフルの好きなこと、教えて?
[これからの作戦会議は素早く内密に。
リフルに起こされるよりも前に秘密を二言交わして、
急いで立ち上がった。
年頃の女子には急に立ちくらみがあるのよ、って顔で、
何でもないって笑うけど、
優しい笑顔で見つめられてしまっては、
顔が火照るのをどうしようもないんだ。
――私、またこの人のこと忘れられなくなるんだ。
奇跡の流れ星はまだ降っていたけれど、
視線は空を向かないまま、奇跡の日は暮れていった]
[それからずっと後の日。
2人をピアノの部屋に招いた。
譜面台には一枚の手書き譜が乗っている。
あまりにも恥ずかしい歌詞を書き作曲したのは
エリックという男性。
ということにした私なのは、気が付かれても認めない方針]
[外国語で書かれた詩は私にも歌いづらいが、
ルミさまにもわからない。と思っている。
外国を旅したリフルは聴いて理解してしまうんだろうか]
[修正のあとがおびただしい譜を開けば、
Je te veux《あなたがほしい》のタイトルが現れる。
息を吸い込んでペダルを踏み込み、
3拍子の甘い和音をピアノに歌わせて、歌をうたった]
| [ 自業自得だ、と、 男は土に立って吐き捨てる。 傘もささず濡れるに任せた雨の中、 質のいい服を着ろと教えた人のいる 6フィート下の箱へ。 後方の建物では誰も喪服など纏わず、 次のトップを誰にするかばかりを議論している。 有力候補であった男が女一人殺された程度で 使い物にならなくなったのは、彼らにとって 想定外で好都合だったようだ。 所詮温い故郷の出身、 ボスに囲われてただけのガキ、 血を絶やさないよう、 かまびすしい有象無象共を、男に世話になった 十数人の仲間たちと元金色毛虫の青年が その拳を以って黙らせている。 彼が気にかけた男の方にはその喧騒は届いていない。 最初から墓と男しかいないかのように その空間はしとしとと静まり返っていた。 (94) 2020/10/13(Tue) 1:58:36 |
|
……非道いタイミングで死んだね。
[ 顳顬を伝った雫が顎に溜まりを作る。 揺れた景色に混じった言葉がほつんと落ちた。
無法地帯だった街を暴力で支配し、 肥大した権力で公的機関に圧力をかけて お飾りだった秩序に意味を持たせ終えて直ぐに その人は心臓に鉄の口づけを受けた。
娘を妻の親族に引き渡し、 ボスの為に生き直そうと男が決めて間もない頃だ。 ]
あんたはいつもそうだ。 僕の気持ちなんかお構いなしに土足で入り込んで…… あんな話、
[ 彼女の人生は父親の自殺から壊れていったという。 他愛ない肴だった話は、自棄になった男から 残酷に選択肢を奪っていった。
繋いだ恋人の手は冷え、我が子の手は離れていった その手に最早何を握ればいいのかわからないというのに 首に繋がっていた筈の輪さえ消え失せて。 ]
(95) 2020/10/13(Tue) 1:58:43 |
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[ 観測者の存在には気付いていない。 けれどそれがどう振舞おうが気に留めず、 後ろだか、土の下だか、あるいはどちらでもなく 静かに言葉を紡いでいた。
雨脚が強くなる。 ]
……。 僕は、組織を抜ける。 母と妹ももう僕の助けなんていらなくなったみたいだし、 Giustinoも、……強い子だから、大丈夫だ。
ごめんな。あんたの仇は取らない。 苦しいのに生きる理由なんてもうないけど、 ……苦しんで生きる以外に、 ……幸せにならないでいることしか、もう。 …………あんたや、妻や、娘を、 あいしている証明の仕方がわかんねえや。
[ どんな因果がどこに繋がり、誰を傷つけるだろうか。 自分の力では守れないと気付いた今は恐ろしく。
ずぶ濡れになった目元から温い水が伝い、 臆病な言葉と一緒に土に染みた。 ]
(96) 2020/10/13(Tue) 1:58:50 |
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……、ああ、いや───、 でも、
(97) 2020/10/13(Tue) 1:59:05 |
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[ 徐に膝をついた。 既に濡れきった膝に土が纏わりつくのも構わず、 墓石の前を手で掘り返す。
棺桶まで至らない小さな穴は、染み出る水に追い立てられ 徐々に底がせり上がっていった。 その穴が埋まってしまう前に顔を近づけると 水鏡に映った、あまりにも情けない顔の人物は しずかに口を動かした。 ]
……、あ、 ……………───。 ──っ、
(98) 2020/10/13(Tue) 1:59:23 |
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[ 一言落とした穴に土をかけて、 恩人と共に埋葬したならば、 人のいる方へ……光る扉の方へと踵を返した。 ]
(99) 2020/10/13(Tue) 1:59:44 |
| [ 人を害したことを後ろめたく思う程度には 青年にだって人権意識が存在する。 倫理よりも手段を選んだこと全てを理解されようとは 元から思ってはいなかった。 然し口から飛び出したのは意図せずして防御のそれ。 否定されたことに僅か安堵したこと、 眼を瞠るほどに驚いたのは青年自身だった。 >>90 虚勢を張って面子を保つ日々に ……心から弱みを晒すだけの余白はなく、 肩を並べて後ろを守り続けた組織では 随分空っぽの意識だけが育っていたようだ。 ……ひとときの肯定や心休まる場所。 剥き身の自分と向き合える時間が 適切に取れていれば違っただろうか。 ───。 青年が振舞った優しさは、 男がただ二人にしか向けられなかった愛情は 次は絶対守り抜くと決意できない程に、深く。 >>91 娘の方へと向けられた。 ] (104) 2020/10/13(Tue) 6:51:30 |
|
[ 弱音と信仰を埋葬した墓を背に、 悲しみでも逃避でもない眼をしながら 光の扉を潜り抜け─── ]
(105) 2020/10/13(Tue) 6:52:03 |
手入れ、ねえ。
[ 既に無くなった記憶を世話する必要があるのだろうか。 ……いや、彼は記憶を消す、と言うよりかは「封じる」と言っていたような気もする。それならばこれらは鍵の開けられない箱に閉じられているだけなのだろう。
そしてこの小さいのはこれらの管理人。あるいは記憶を大切に守っている存在なのだろう。本当の事ばかりを口にする深層意識とは違うようだし。
……つまり、どういうことなのだろうか。理解の及ばない悉くに口を引き結び、天を仰ぐように息を吐いた。SFじみた概念は触れこそしても得意ではないのだ。
正しい真実は取り上げたこれらに映る──……記憶、のみか。再び脳裏に浮かんだビジョンに小さく眉を顰める。
自分は叱咤した記憶の改竄行為に助けられたものも少なからずあったのだ。]
出来ちまうって言うのは、
何もできないよりかずっとよからぬものなのかね……?
[ 好転した案件を見る。彼はその友人が幸福になったことを喜んだんだろうか? ]
[ 音もない世界の中、自分の背を見ている彼に声なく問う。
その真相がどうあれ、自分には彼が身を削って人に捧げているように見えていた。
無口で不愛想とはいえ理不尽でも傲慢でもない彼のことだ。心を許す人物がこれから増えないとも限らない。出会う人物が彼の力を望まないとも限らないのに。
球体に額を押し付けるようにして瞬きした。 ]
もっと自分の事も大切にしてやんなさいよ。
[ 言ったところで届かないのは知っている。同じことを言ってやるべき人がとうにいなくなったのを
……聞いていた。]
[ 彼もまた忘れていることは悲しいことだけであってほしかった。
苦しさを忘れれば真っすぐ歩けるわけではないが、理不尽に適応する素直さや、自分を守るために使われた理解力の高さなど、必要のないモノを捨てて欲しいと願うのは庇護欲や老婆心に近いのかもしれない。
彼だからこそ、か。それとも誰に対してもそう思うのか、判断しようとは考えたこともなかった。
けれど少なくとも、少なくとも……自分は彼に幸せになってほしいのだ。自分が間違えた分だけ、傷ついた分だけ。
……好意を寄せてくれた分だけでも。
だって、あれほど怒鳴りあって牙を剥きだしにして。お前は間違っていると示してくれたことが、
それほど嫌ではなかったのだから。]
自分を潰して得た強さとか、
そんなの寂しいもんなんだぜ。
[ ほら、お前にだって幸せになる権利はあった。
自分にだってあったはずだ。今はもう必要ないが。
誰かが笑ってくれれば、この痛みや苦しみにも意味があるような気がするから、だから……。 ]
あ。
[ ふと、瞬いた。瞬いて、呆れたように噴き出して、笑った。
そうか、そういうことか。]
僕は、あれか。そうだ。
僕の代わりにめいっぱい幸せになってほしかったんだぜ、シグマ。
……アキラ。
[ きっと彼の幸せな姿を見れば自分も幸せになれるのだろう。自分が直接幸せになることは許し難い。けれど他人が、よく知った他人が幸せそうに笑ってくれるならきっと。それが一番望ましいことなんだろう。
なんて傲慢だ、なんてエゴだ。悍ましくて馬鹿らしい。
救い難いEnablerが本質であるならばこれほど醜いものはないが。これを尤もらしく解説して納得してくれれば御の字だ。
……それが「お前の幸せが僕の幸せだ」なんて安っぽくて胡散臭いにも程がある言葉になることに、今は気づけない。
───。 ]
いや馬鹿じゃねえの?
[ ついでに次のやつには気づきたくなかった。
見たい幸せと願いはこっちのだけでよかったんだけど!! ]
| ── 寝覚めの悪い朝に ── ……大袈裟だな。 [ 珈琲の湯気が線になって燻る朝。何を思ったのか唐突な言葉にひくりと口の端を引き攣らせた。 >>92 ……自分が見てきたあらゆるもののように、彼もまた何かを夢に見たのだろうか。問い詰めるのは恐ろしく、机に手をついたままカップで口を隠す。 ] 行くことは構わないけど、 紹介されるかどうかはちょっと考えさせてよ 僕は何もしたつもりないし。 [ それになんて紹介されるか分かったもんじゃない、と冗談交じりに揶揄って。 ] (108) 2020/10/13(Tue) 6:58:10 |
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