【人】 憐憫聖贖 ナフ――リィン!! 高く金属のぶつかり合う音が鳴る。 「あはッ!流石シトゥラ!」 そのまま滑り込むように鍔迫り合い。 元々押し合えば負ける相手、ダメージの残る体幹で踏ん張ることもできず、再び体勢を崩せばその頭突きを食らわせるのは容易ですらあったろう。 「――――ッ……!」 脳が揺らされ、音が遠のき、視界が回る。 強烈な嘔吐感。 崩れ落ちるように膝を 抜いて 地に片手をつけ、奪われた平衡感覚を補う。低い姿勢のまま、地面と平行にお前の膝を狙った薙ぎ。 揺れる世界で正確な位置を認識することは出来ないから、勘任せだ。 止まれば 終わってしまう という執念だけで一手を打つ。【12+20】 (145) 2022/02/20(Sun) 16:34:30 |
【人】 憐憫聖贖 ナフ>>146 シトゥラ 留まらない。動き続ける。 脳はぐらぐらと揺れたままだし、胴は動く度に軋み神経が叫んでいる。 だが意思だけは冷えて、凪いで、君が何処へ跳んだかを捉えようとしている。 「………………。」 当たる筈もない薙ぎだ。 空振ったなら、即座刃を切り返し引き寄せ、刹那待つ。 お前は食らい付きにくるだろう? 逆手に持ち変えた剣先を自身に隠すようにして、振り向き様にお前の中心を貫こうとする。 背に存在を感じてからの動きになったから、間に合ったかどうか。 首元を狙った刃に自ら斬られることになるかもしれないが、動きは止まらないだろう。 【60+20】 (147) 2022/02/20(Sun) 20:08:28 |
ナフは、治療室で銃声を聞く。 (a125) 2022/02/21(Mon) 1:27:45 |
【人】 憐憫聖贖 ナフ>> 銃声 急所の打撲と脳震盪を起こしかけた身体の検査に捕まっていたから、シトゥラよりは随分遅れて解放されるところだったろう。 「……まだだるいんだけどなぁ。」 常なら喜んで飛び込むだろうなこの看守は、億劫そうにぼやく。 端末から監視情報へアクセス。 コトが大規模な暴動でなく、一人を狙った少数によるものであると見て取れば慌てることもなく。 のんびりとそちらへ向かおうか。 どう動いたら楽しいかと考えながら。 (169) 2022/02/21(Mon) 1:44:12 |
【人】 憐憫聖贖 ナフのんびり歩きながら通信を入れる。 『レヴァティ、君からの指示がないということは、 アレは お祭り騒ぎ ってことでいいのかな?』 (177) 2022/02/21(Mon) 2:35:39 |
【人】 憐憫聖贖 ナフ『襲撃側に加担、かぁ。それも楽しそうだね。』 君がそう判断するならば、緊急性は無いのだろうと。 ただの無礼講らしい遊びのひとつ。 『"見えない方"だけ気になるけどね。 あれも君が把握してる存在なら、気にかかることは無いかな。 ……あ、正体は言わなくていいよ。』 囚人が申請を潜り抜けてステルス系の能力や装備を持っているのだけはマズい。 そうでないならば、言うことは何もない。 (180) 2022/02/21(Mon) 2:49:23 |
ナフは、レヴァティに、「ねぇ、そう思わない?」と戯れに問いかけた。 (a126) 2022/02/21(Mon) 4:15:15 |
【人】 憐憫聖贖 ナフコレがいたのは、挟撃のうち大楯を置いていた方。 球体の発する光と音に乗じて逃れた襲撃者を追うことはない。 腰に下げていた鎖を二本に分け、その両方を シトゥラの方へ とばす。 (190) 2022/02/21(Mon) 13:23:22 |
【人】 憐憫聖贖 ナフ――シトゥラを 通りすぎた 鎖の片方は落ち、彼を護る薄い防壁へ。――もう片方はそのまま先へ翔んでいき……砕けて白銀の砂を広範囲に撒き散らす。それだけだ。 舞い落ちぬ箇所が襲撃者の位置を浮かび上がらせるだろう。 踏めば鳴り、足跡を残すだろう。 ただの金属の粉だ。 吹き飛ばす ことは容易だろうが。 (191) 2022/02/21(Mon) 13:24:05 |
ナフは、「誘ってくれなかった方と、さっき遊んでくれた方。どっちの味方するかは決まりきってるよね。」 (a130) 2022/02/21(Mon) 13:25:01 |
【人】 憐憫聖贖 ナフ『レヴァティ、あとよろしくー』 事態終了と判断したなら一報だけ入れて、返事があってもなくても気にしない。 後は集まってきた誰かが何とかするだろうっと、金属だけ回収して引き上げていく。 (199) 2022/02/21(Mon) 14:31:05 |
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