人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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【人】 中堅看守 アンタレス

>>94 ナフ

真っ当すぎるほどの思考は、これを楽しむことには向かない。

それを知っている貴方であれば、きっと楽しんでいないことはいずれ気づくのだろう。

左腕は使い物にならないというように重力のままに落とされる。急激な腫れと強い痛みに思考を失いそうになるが、自身で作った口内の痛みが幾分か引き戻すような気がした。

「...なぁ、『ナフ』。」

強く踏み込む。足元の氷が勢いよく割れる。

「君は、...楽しいか。」

手を離し、唱えた。割れた氷の礫達が、鋭く尖った針のように変化し、貴方へと向かう。頭へと降り注ぐ蹴りを避けるために、後ろへと跳躍しながらの動作だ。

作ることも消すことも可能なら、形を変えることも叶う。
人体を凍らせるならば、先のように触れることが必要だが。
(101) 2021/10/12(Tue) 1:59:30

【人】 中堅看守 アンタレス

>>102 ナフ

貴方が礫と躍る間に、男は折れた腕を確認する。
処置を施す暇もないから、ただ見るだけに留まるが。

すぐに視線を貴方へ戻し、溜息を零す暇もないなと思考して。

...問いへの答えに言葉は返さなかった。
何故なら、男は貴方の行動を避けはしなかったから。

そして、攻撃をすることもなかった。

勢いよく氷が張り巡らされた床へと押し倒される。
割れる音。そしてそれは牙を剥くように男へといくつか突き刺さる。

動かない。...貴方の瞳を、その柘榴色を見つめている。
遊びではないと知りながら、抵抗をすることも無く。
(107) 2021/10/12(Tue) 2:27:49

【人】 中堅看守 アンタレス

>>109 >>112 >>113 ナフ/イクリール

無邪気な瞳に目を細め、その輝きがどうにも眩しくて目を閉じる。撫でるように差し入れられたそれも、その後の行動も受け入れるつもりでいた。

...けれど、それを許さないと言うように観客イクリールの声が聞こえた。

閉じた目を開きそちらに視線を向ければ、投げられたナイフがナフを上より退かせていて。

「......ようやく休めるかと、思ったんだが。」

転がったままそんなことを呟いて、溜息をひとつ。

仕方がないからと身体を起こし、立ち上がる。
突き刺さる氷を全て溶かし、今度は傷を覆うように力を使う。

「...礼は言わない、助けたつもりもないだろう。
......はぁ...分かった、やればいいんだろう。...嗚呼、面倒だ。」

給料よりも何よりも休暇が長く欲しい。

舌打ちとともに何かを唱えれば、この部屋の温度は更に下がるだろう。
鉤爪を砕き、再度床に氷を張り直した。今度はもう少し頑強に。
(117) 2021/10/12(Tue) 3:24:40
「――――――……」

言葉にできない遠吠えを発する。
戦闘の中で、対話の果てに、己の在り方を見失い。
独りはぐれた狼が、声なき声で鳴く。

ここにいるのだと。私を見つけてほしいと。
離れていてもそばに在ると知っていて、それでも求めてしまいたくなるほどの痛みに狼は鳴いた。

ああ、けれど。
こんな自分を見ないでほしいから。
どうか君は、君の役目を。

【人】 中堅看守 アンタレス

>>118 イクリール
「...蹴り起こすことは問題がありすぎるだろう。」

男の状態としては、折れた左腕は使えそうもないということ。
そして、背面側のいくつかの挫創は氷で覆われ血が零れることを防いでいる。
尚コントロールにより体内の血はきちんと流れる。ただ。

ナフのマウントによりそれなりに深く刺さったものだから。

「......意外だな、君が——」

>>120 ナフ
と話している途中に貴方はこちらへと向かっているのだろう。
叶うならばイクリールを抱き寄せ、

「『氷よ 盾となれナフ 止まれ』。」

手を挿頭す。最初よりも頑丈な壁が一瞬にして貴方ナフの前に現れ、彼女イクリールへの攻撃を許さないと言うように立ち塞がることだろう。

「......さて、どれくらい持つか。」
(127) 2021/10/12(Tue) 7:45:37
アンタレスは、同僚を思った。...すまない、君を殺してあげられなくて。
(a43) 2021/10/12(Tue) 7:51:57

アンタレスは、もうひとつの舞台がどう在るかを知らない。だからこそ、誰かが彼を救っていればいいと勝手な願いを。
(a44) 2021/10/12(Tue) 7:54:20

【人】 中堅看守 アンタレス

>>138 >>146 イクリール/ナフ

男がイクリールの言葉に答えるよりも先に彼女イクリールの視線はナフへと向かい、それに合わせて男の視線も吊られるようにそちらへ。

ナフの視線から何かを、合図を送ったような、...そんな気がしたとしても男はジャックとは無関係な彼女を、イクリールを守る動きとなる。
抱き寄せたまま腕の中にいる彼女に何かしらの攻撃が当たらぬようにと身を反転させ、同時に『氷よ 消えろ』と唱える。

消滅させたのは壁だ、床を覆うそれは未だ残る。

「...『氷よ 刃となれ』。」

軽く、緩やかな動作で氷のリンクをブーツの先で叩けば、平坦であったその場から、ナフの次の行動を阻むように氷筍がいくつか生成されナフへと向かう。

氷筍と表現したがこの場にあるそれは人を傷つけるようにできている。
...要は下から上へと出来た氷柱。

先は針のように鋭く尖り、当たり方が悪ければ軽い怪我では済まないだろう。


そして、視線はナフに向いているため、腕の中にいるイクリールが何をしようとも気付けはしないわけだが。
勿論この行動を拒否する動きがあれば速やかに離し、自分を守るために同じような力の使い方をするだろう。
(151) 2021/10/12(Tue) 19:22:42

【人】 中堅看守 アンタレス

>>153 >>154 ナフ/イクリール

ナフへの視線は腕よりすり抜けるその存在に移り、何を......と口に出す間もなく、突き飛ばされたや身は宙のナフへと傾く。

振り向こうにもバランスを崩した状態で、そんな隙をナフが見逃すわけがないだろうと思考するが、...まさにその通り。

咄嗟に背側に氷の壁を作るも、その咄嗟の行動で出来るものなど柔でしかない。せめてまだ動く右側は守ろうと身をずらした。

「......っ、ぐ...あ、あぁっ......!!」

左側、肩辺りだろうか。骨の軋む音がする。
今度は声を押し殺せなかった。

ナフの蹴りによる反動でまた元いた位置の方へと飛ばされる訳だが、右足を強く踏み込んだ後少し後方に氷の壁を作り転倒を防ぐ。

その後は直ぐにそれを解除し、ナフとイクリールを見据えた。

呼吸が荒くなる、痛みでふらつきそうになる身体を留めて息を吐く。...同僚達は、無事だろうか。
...姿の見えない囚人達は、怪我をしていないだろうか。
(156) 2021/10/12(Tue) 21:49:46
アンタレスは、...考え事をしている間に目の前で囚人vs囚人が始まって動く右手で目元を覆った。
(a54) 2021/10/12(Tue) 23:24:00

アンタレスは、溜息を吐いた。...足元でバキバキと音を立てて氷筍が生成される。無意識。
(a55) 2021/10/12(Tue) 23:25:39

アンタレスは、......ほんの少しの休息の後、覚えてろよ君達。と覆った手を外し睨むように2人を見つめた。
(a56) 2021/10/12(Tue) 23:26:56

【人】 中堅看守 アンタレス

>>157 >>158 ナフ/イクリール

ナフによるナイフの攻撃は先に作られた氷筍を少し成長させ、それを壁にするようにして防いだ。
その後、リンク以外は不要だと取り払うようにして氷筍を消し去る。

突き刺さったナイフは軽く音を立て氷の上に落ちる。
それを拾い上げ——......。

「......『氷よ 槍となれ』。」

右手を上に向ける。室温は更に下がり、男の頭上には氷の槍が少しずつ生成されていく。

「...足止めは、何も殺すだけが全てではない。
が、......止まれないならば、終わりまで踊るしかないだろう。」

完全な形になる頃、強く足を踏み込み、2人に向かって......いや、ナフの身体に向ける形で勢いよく投げつけた。

これは2人が何を行おうとも、止めない行為だ。

(161) 2021/10/13(Wed) 0:24:12

【人】 中堅看守 アンタレス

氷の槍が2人へと向かう途中。
2人にそう遠くない距離で。


「『弾けろ』。」

言葉通りに、投げた勢いのままに礫となり、四方八方へと。
当たれば痛いだけで済むかどうかも分からない。

近距離にいる2人がどうなるかなど、今、男は考えていない。

そしてもうひとつ。

先程拾い上げたナイフは槍の中へと紛れ込ませていた。
それにすぐに気づいても構わない。


故に、ナフに向けて投げられ、途中で槍が礫と化すならば
ナイフのみ真っ直ぐに彼へと向かうだろう。


その心臓へと向けて。...勿論、避けることは可能だ。
(162) 2021/10/13(Wed) 0:26:24
アンタレスは、イクリールを視線で追いかけた後、彼女に向かう礫を解いた。
(a57) 2021/10/13(Wed) 0:51:14

【人】 中堅看守 アンタレス

>>164 ナフ
「...私の死体に価値はない。」

などと言っても、止まらないのだろう。
先の明滅もそうだが、何があってもどちらかが事切れるまでは。

今は、観客イクリールも動けやしない。

この場はまた2人の舞台に変わるのだろう。
ならば、...やはり最後まで踊るのみだ。

「......ナフ。」
ほんの一瞬、目を閉じる。

「...イクリールは、見逃してやれ。」
穏やかに言葉を吐いて、...目を開け貴方だけを視界に捉えた。

飛びかかる貴方へ向かうように強く踏み出し、小さく何かを唱えたあとその唱えたもの......氷の破片を右手の中へと作り出し、顔を向かい投げつける。

と、瞬時に鉤爪を生成。下から上へ深く深く、近づいた貴方の身体を抉るように、力強く振るう。
届かなくてもいい、それでも今は看守と囚人ではなく貴方と向き合いたい。
(167) 2021/10/13(Wed) 1:33:18

【人】 中堅看守 アンタレス

>>168 ナフ
「...そうか。」

貴方に爪が届いた時、男は何かを堪えるように眉を寄せた。...とはいえそんなことでは何も変わらないし変えられない。

男にとって肉を割く感触と、
を浴びることになんの楽しさもない。
痛みを得ることに、与えることに今は苦痛しかない。
嗚呼、やはり今日の票に自分を選んでよかった。


「ナフ、私は——」

続きの言葉は音にならない。

貴方の用いた刃は、確かに首に当てられる。叩きつけるように振るわれたそれでは、上手く首を切る事は叶わないだろう。

左の首、そこから右の胸か。なんであれ骨を断つ勢いであり、また綺麗な切り口とはいえない......男の身体は半端に繋がった状態になるのではないだろうか。

そして勢いよく貴方へ、男の
が雨のように降り注ぐ。

びくりと四肢を震わせ、呻く間もなく......ただ、男の瞳が濁るまでの間に、一瞬 貴方へと視線を向け、

それでも君に、感謝している。


音にはならない小さく紡がれた言葉。
どこまで言えたかは男にさえも分からない。

貴方が見えたかさえも。

音を立てて崩れ落ちたそれは、今はもう......ただの肉だ。
男の死と共に、全ての氷が跡形もなく『解けた』。
(170) 2021/10/13(Wed) 2:27:16

【人】 中堅看守 アンタレス

男は蘇生後すぐに誰の声があろうとも気にせずに廊下を歩く。
果たしてこれが今すぐか、先かは分からないが。


腕を通さずに肩に上着を羽織り、壁伝いにふらふらと覚束無い足取りで進み、何処かへ。
というか単に今回の宴参加者の顔を見に行っている、つまり徘徊。......誰がどこまで無事なんだ。


正直普段と違う様子なのでレアだ、それはそれとして休むすべきでは?という意見も出そうなほどだが......。

時折休むように壁に身体を預けながら、一瞬視界に入ればそれでいいといった形で目的を果たすまであっちへ行ったり。こっちへ行ったり。
(198) 2021/10/13(Wed) 13:23:08
アンタレスは、イクリールが蘇生装置の中にいることを風の噂で聞いた。...................そうか。
(a80) 2021/10/13(Wed) 17:13:40

【人】 中堅看守 アンタレス

>>212 イクリール
貴方を訪ねてやってきたわけだが......。

入って直ぐに聞こえた内容が最悪すぎる。
流れ弾で殺さなかったことを本当に後悔しそうだ。
死んだからここにいるというのは置いといて。


「......君は本当に最悪だな。」

言った。

肩に上着を羽織ったまま、扉に身体を預けたまま。
割と弱った状態だが、はっきりと告げた。
(214) 2021/10/13(Wed) 20:34:43

【人】 中堅看守 アンタレス

イクリールとの話の後、すごく疲れた顔をしている。
そしてその疲れだが、もはや隠す気を失っていたわけだ。

上着を羽織ったまま、壁伝いに歩きながら処刑室へと向かい。

中へと入ればすぐさま壁にもたれ掛かる。
...票は自身に入れたものだから、あまり動く気がない。

それでも、後輩の様子を見にこの場へ。
最後まで見届けるだろう。
(223) 2021/10/13(Wed) 21:57:03
アンタレスは、トラヴィスに視線を向けた。...何かを言うわけでもないが。
(a103) 2021/10/13(Wed) 22:18:45

【人】 中堅看守 アンタレス

>>254 イクリール

名を呼ばれる。

処刑が終わるまで、...いや、処刑が終わってからもその場より動かずにいた男は、その声に視線を向けて。

「......嗚呼、」

間はあるものの、簡潔な答えを告げた。
意地の悪いやつだと、思いながら。
(256) 2021/10/14(Thu) 2:29:51

【人】 中堅看守 アンタレス

>>257 イクリール
嗚呼、本当に意地が悪い。

「等価、という言葉を知っているか。」

目を伏せて、暫し考えるように沈黙を。
そうして再度あなたに視線を向ければ、

「反対に問う。...何度あれば満足するんだ。」

問いかける。
我慢の先、どれほど望むのか。
(258) 2021/10/14(Thu) 3:14:20

【人】 中堅看守 アンタレス

>>259 イクリール
貴方が答えを待つと言うなら、

「...20もいけば流石に頭がおかしくなりそうだ。」
つまりはそれ以下。

と答えたところで予想よりも遥かに少ない数にそれでいいのかとほんの少し目を細め。
とはいえ、等価以上だとは思うが。


「...それで構わない。」

それ以上の余計な言葉は告げずに、ふらつきの残る身体で壁際から貴方の近くへと向かう。
(260) 2021/10/14(Thu) 8:41:50

【人】 中堅看守 アンタレス

>>261 イクリール
死体後輩へと投げかけられた声掛けに、眉を寄せて不快感を表す。
別に、代わりのつもりは無い。


「『イクリール』。」

手を伸ばせば触れることの可能な距離に近づいたところで、貴方の名を呼び、耳元に顔を寄せる。
叶うならその髪に優しく触れ、よく聞こえるようにと少し上げて。

「...—————」

囁いた、周りの者に聞こえぬように。
貴方だけに、聞こえるように。
(263) 2021/10/14(Thu) 11:55:13
アンタレスは、周りに視線を向けた。...帰りたいものは帰れ、見ていく必要は無い。
(a109) 2021/10/14(Thu) 12:02:40

「誰を殺そうか」

結局のところ続いてしまうのだ。殺すのが嫌になろうとも。殺されるのが嫌になろうとも。

「……もうチャンドラを殺す理由はない。トムに殺したい者がいるなら聞き届けたい、とセファーは思う。セファー自身を殺せはしないところだけ、惜しく思うが……」

狼は、特に希望がないようであれば18時頃に一人選出するつもりでいる。

「チャンドラ殿殺したくないなら、か……
 私欲でいいならイクリールかなあ。
 
同族を食らった血は美味しいのか
という興味はある。個人的にはルヴァもいいけど、さすがに懲りずに立ち向かったら永遠に有給なくなりそう」

ぷー、と煙草の煙を吐いた。
有給は欲しい。

「チャンドラは既に一度ゲームから除外されているし、
 
オリオンから凄まじい圧を感じるからな


じ……と見るしぐさ。大丈夫だから安心してほしい。

「これまでのほとんどをセファーの私欲に付き合わせたからな、セファーはトムの私欲を肯定したい。襲撃もトムに任せよう。
 ……さて、そうなると処刑がイクリールに行くのはあまり都合が良くない気もするが。どこに入れるかな……」

「……確かにね。じゃあ誘導しておこうか……」

「……煙草、吸うのか。初めて見た」

あと有給はマジであったほうがいい。ので立ち向かう分には止めないけど無理はしないでほしい。休みは大事。

「助かる。ありがとう、トム」

「吸うよ。ハーブだけど」

いわゆる植物としてのタバコではない。

「タールトカナシ、ノンハイガンとかそのへん。
 昔は色々吸ってた。昔を思い出したから、久しぶりに」

「なるほど、……セファーはトムの昔をまだ聞いたことがなかったな」

囚人同士は囚人同士の傷のなめ合いに近いそれで、結果として過去に触れることも多かったが。あなたとはそういう言葉を交わしたことはなかったな、とこの狼は思う。

「トム、……ここで聞くのは野暮か、」

「……イクリール噛みで問題なさそうだな。セファーは今回手出しをしない、好きなようにするといい」

この狼は襲撃先を設定しない。全てはあなたに任せようという心持ちだ。

「端的に言えば、影武者みたいなものだね。
 外から有能な人物を当主に迎えるために、『最初から血族でしたよ』ってアリバイを作るための直系の長男が私。私の価値は姿で、顔。だからルヴァを受け入れた。私の顔を用いた天才、という存在を作るための私だから」

10秒足らずの過去だ。
遂げてしまえば、どうでもいい話。自分の拘りも何も。

「天才を迎えたからね、当然反撃されて生家は滅んで、私の役目は宙に浮いた。だからまあ、今回は、心残りを遂げることができて。久々にすっきりしてるかな」

貴族にはそれなりに良くある秘密。
口止めは他の貴族に口酸っぱく言われていたけれど、位を返上した今となっては矜持を守る必要性は自分の心理にしかなかった。

「野暮というよりは、これは舞台のパンフレットかな」

「……何もかもが物で目的じゃないか、人でさえも……ああ、私が言えたことではない、か。私のやっていたこともそうだったな」

己が色んな人と言葉を交わし知ってきた中にその要素が全くなかったわけではないことに、男は死を経て漸く思い至ったらしい。本人に自覚がない故に厄介だったそれを見て、あなたの言っていた『視界に映さない』という言葉は間違っていなかったのだと思う。

「あなたという存在の価値は他の何にも代え難いだろうに。それと……舞台のパンフレットとあなたがそう形容するこれが、私はずっと欲しかったように思う。……ありがとう、知る権利をくれて」

 




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