7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】
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やっ、ちがっ―――
[ 好い声、などと言われれば
忘れていた羞恥を僅かに思い出し、いやいやと首を振る。
それすら煽る燃料でしかないと主観では気づくこともできない。
実際、何の反応もしないマグロなるものと比べれば
己の在り方は恋人としては合格点だろう。
好きな者の痴態を好むは万国共通
しかして、己が所謂"びっち"なるものなのかと
余計な知識をつけてつい零す日が来るのなら
烏さん絶滅からの朝までお話コースかもしれない。
――それにしても、貴方がオレを想う余り
命投げ捨ててしまうことを如何せんと思っていたが。
まさか、こんな形で解決の糸口が見つかるなんて ]
[ どうか、貴方も愛に溺れてほしい
互いに馬鹿で良いなら――別に構わないだろう? ]
[ それについては別にシロさんだったら
練習などしなくてもオレの痴態をどんどん晒してしまうだろう。
でも、男のプライドについては理解できるので
それを止めることは、ない
――まさかオレとの性事情まで
今川さんに言ったりしないよね?ね? ]
[ 普通の口づけすら、より己を高める興奮剤なり得るのに
その先の、もっと深く長いものまでされた日には
一体どうなってしまうのか。少なくとも、己はまだ知らない
でも、今はこのくらいで良い
この理性崩されながら壊れる一線までは行かないような
丁度良い塩梅こそが"初夜"として良いのだろう
だから、虜になったまま
もっともっと、幾夜を共にさせてくれ。愛しき人
オレがオレ自身ですら愛せるようになる、そんな日が来るように
そして、貴方が自分の魂を愛の一つとして大切にできるように
]
はぁ、あっ……
[ 大きく息整え、絶頂の余韻に酔いしれる
これは劇毒だ。癖になってしまいそうなほど
オレを魅了させる甘やかな海だった。
……と、その時だったか
己の中からずるずると杭引き抜かれる感覚がする
それを認めた瞬間、反射的に失いたくないと
後ろが吸い付くように力籠った ]
しろさん、なんで……?
[ 彼には気持ちよくなってほしい
でも、彼が言うには中に出してしまうと
腹をくだしてしまう?とのことで
――しかし、己はどうも実感が持てない
己はサーヴァントの類だし身体も丈夫な方だ
それなら腹を下す前に掻き出せば良いではないか。
だから、シロさんが出したいなら出してくれても良いのに、と。]
[ ……己は知らない。
仮に中に出して掻き出すとして、その際に頼る先は
シロさんなんだぞと。羞恥プレイまっしぐらだぞ、と。
本当にシロさんの配慮には頭が上がらない。
オレは巨体だから小説によくある事後気絶した恋人を運んで…みたいなことは
どうやってもかなり難しいから
(しかし、そうなるとますます身長を縮ぢませたくなるあれそれ)]
[ いずれにせよ、彼が根気強く説得してくれれば
しぶしぶといった形で緩めるかもしれぬ、が ]
――次は、ちゃんとシロさんも一緒にイってくれる、か?
[ 諦め悪く、そう不安げに問うたのは許してほしい *]
[無意識に、定期的に君の羞恥を煽ってしまう私は
首振る際に、シーツに広がる赤に見惚れる
戦いになれば勇猛になる姿と
今の、白の海に溺れながら恥じらう姿
どちらも君で、どちらも私の心を捉え離さない
尚、びっち―――日本語的に言えば婀娜のような
心配を抱くのであるならば
それを聞いた日には鳥さんも絶滅、
お昼過ぎまで滾々とお話しするこぉすになることは
想像だに難くないわけで
今迄何度言われても治らなかった悪癖ともいえる
自己犠牲の献身が、揺らぎそうな事態
まさかのことに実は混乱しかけているのは
君に知られることがなければよい
何時かほろりと寝物語に漏らすかもしれないが
その時の君は一体どんな顔するのだろう]
(嗚、もうとっくの昔に。君への情で
溺れた私はすでに阿呆だよ、きっとな)
[自分が相手に与える影響というのは
実は全く分からない私だ
だからこそ命すてがまれるわけなのだが
……ん?
包み隠さずいうつもりだが
どうしたのだ、当たり前だろうクガネ(まがお)
]
[初めて同士だ。幾夜もこれから重ねていく中でなら
これくらいが丁度よいのだろう、互いに
理性も何もかもはぎ取って
獣のように交わる日だって
海に抱かれるように
穏やかに互い溶け合う時だって
きっといつかやってくる
そんな予感とともに、君と褥を共にする
何時か君が、君自身を愛する時が来たのなら
その時私は、傍にいたいのだ
]
(いわゆる絶景という、やつか)
[君が絶頂する様を、弛緩する姿を
目に収めれば多幸感に胸が満たされる
少なくとも苦しんだ様子はない
と、いうことにほっとしつつ
引き抜こうとしたとき
――事件は、発生した
油断したところに急なそれは、耐久力を大いに削るぞ
つまりとても気持ちいい。思わず暴発しそうになるほどに]
馬鹿、クガネ、今締めては……っ
[唇をかんでなんとか耐える。
”ごむ”とやらを買ってこなかったのは失策だ。
それがあれば幾らでも君の中を満たせたのに
アンネあたりからエチケットよ先生!とか
お説教を食らいそうである
ということで、何とか彼の中から引き抜こうとするが――
何故、そのような切ない声で言うかなお前は……
後の君の、苦しさとか羞恥とか度外視で
ぶちまけたくなるではないか。雄を煽るでないよ]
よいか、クガネ。
君の中から。掻き出すのは、私だぞ。
今の君はその場から、動けるのか?
姫抱きはスキルを使っても流石に無理なので、
風呂まで背負って、行くことになるが。
その振動に耐えられるか?
その後、しゃわぁの湯で、君の尻の穴の中を
洗浄するのは、私だが
それが難しいなら、君が自分の手で中を掻き出すことになる
更に処理を終えた君を、褥まで私が運ぶことになるが
耐えられるか?
[恥ずかしがり屋の君に]
—― それでもよければ、
私としては染め上げたいがな。
[不安げに問われるからこそ、
その悲しそうな顔を。諦め悪く告げる言葉を聞いて
本当にそれでも良いのなら。
このまま果てても良いのだがと、ゆだねる選択肢
ああ、知ってる。私はいつも君には甘い
どちらがいいかと、最終確認
――しつつ、正直かなり限界が近いので
早めに決めてほしいものである。と思う、私だった*]
[ 彼が所謂"ギャップ萌え"なるものに心乱されてるとは
まさか夢にも思うまい。
本当に、此処まで乱した責任を取ってほしいものだ
――何時か、その本心を聞けることがあるのなら
その時こそ己は、悲願成就を一つ達成したと
破顔し、或いは少し、嬉し泣きもするかもしれない ]
[ ……尚、機密漏洩されたと知った日には
おうち(座)に帰らせて頂くコースもあり得るのだが、
果たして彼は分かっているのだろうか?? ]
[ 頂き至った己は、全身を脱力し
その顔は汗やら涙に塗れ、さぞや扇情的だったのだろう。
客観的に見ることがあれば、それこそ生きていけない。
だから、やっぱり貴方以外には見られたくはないな。と
――それはそれとして
いきなり締めてしまったのは許してほしい
事故だ事故。大事故にならなくて幸いではあるが
その締めたことで感じた熱い杭の感触に
「んっ」と感じ入ってしまったのも、ついでに事故として欲しく。]
[ 世の中では"せーふてぃせっくす"が声高に叫ばれている
己らの身体がサーヴァントであっても、それは同じだろう。
さりとて快楽に弱い巨人さんは、諦め悪い表情もしていた。
――していたが
流石に懇切丁寧に中出しの危険性を説かれれば
顔が赤くなったり青くなったりしながらも
納得せざるを得ないのだ]
……むりです
[ シロさんの羞恥を煽る攻撃!こうかはばつぐんだ!]
う、わかったよ。今回は、それで良い
……なら、せめてオレに何かできないか?
[ それでも、彼だけ自慰で果てるようなことは
やっぱり恋人として認められない。
中出しはシロさんに迷惑をかけるからあきらめるとして、
ならば己が何かできることはあるだろうか。
――彼のお願いなら、何でも叶えたいと
未だ起き上がれぬまま、そう健気に思うのだ *]
[君が体を乱れさせているのなら
常に私の心を乱す責任を取ってもらいたいものだ
……などと反論するかもしれないが
今は君に触れて、1つになって
それに満足している私は、小さく熱籠る吐息をこぼす
何時かの日が、きたのなら
その時は気まずげに君の頭を撫でるのだろう
それは何時か起こりえる未来の、1つかもしれない]
[大丈夫、痴態まではいわないから!いわないから!!
おうち直行コースの場合、どうしようね
私も座に還ろうかな……ってなりそうだね]
[客観的に見ても、けだるげな君は
何とも色っぽいと思う。思わず再び抱きたいと思うくらいには
だが、初夜なのだ。大事なことだから二回言う。初夜なのだ
序に、彼は今の今迄男を受け入れたことはなかったわけだ
そんな彼に第二回戦、など
いう男がいれば鬼畜以外の何物でもない
まだ足りないと思うくらいが丁度良い
―――が、事故は兎も角。
その小さく喘ぐ声は心臓と下半身に悪い
だがそれがいい、という奴だけれど。閑話休題]
[せえふてぃせっくす。大事です
英霊だから大丈夫かもしれないが
万が一で彼が腹を下せば、この残り6日間
でぇとのさ中でも君が気まずい思いをしてしまう
それは、いけないことだ。
君には思いっきり羽を伸ばしてほしいし
私と一緒にいて、つらい思いをさせたくないという
恋人としての私の、我儘だ
なので諦め悪い君に、懇切丁寧に
事後の、後処理の仕方を教えたことで
漸く、君は諦めてくれた模様
まぁ、惜しいと言えば惜しいし
無知を逆手に取り、君の中を染め上げることだってできた
――が、それは私が。大事に思う君を傷つけることになる
それだけは、決してできなかった
と、ひと段落したと思っていたら]
なにか、とは。
む、そ、れは……。
[では果てるのを手伝って。など
そんなことを言ったら
恥ずかしがって座に還ってしまいそうだ
というか自分が達するところを見られて
幻滅されたらそれこそ私がおうち(座)に帰る状態だ
と、ここでぴんとひらめく。やはり知識は大事だ。
自分の羞恥が煽られず
更に互いが傷つかぬ方法で
彼にとっても、願いをかなえるという達成感を
齎す、ものを]
では、そうだな。股を貸してくれ。
ついでに。手伝うから、
俯せになってくれれば尚良い、のだが。
[みられるのは恥ずかしい。所謂素股である
尚、体面でもできるといえば、できる
私が羞恥で赤面するだけではあるが
何をするのか聞かれたら正直に話すだろう
体面でもできる、ということもついうっかり漏らすかもしれない
その場合は、事後の色っぽい気味が悪い
と、責任転嫁しておこう
正直、疲れているのだろうから
私としてはゆっくり休んでいて欲しいと思うのだが
……健気な彼の提案を断るすべは私には、なかった*]
[ そんなことなったら仲良く座に帰ることになるのか…?
共に居たいと思った次の瞬間にはあわや破局の危機など
中々に混沌としている。オレらクオリティ
勿論、別れる気など微塵も無いが。]
[ 確かに、今宵は一度だけでいっぱいいっぱいだった
始まりもなし崩しのような形だったので
次はちゃんと心の準備をしてから挑みたい。
――その方が、貴方も心の欲を押さえつけずに済むだろうし
しかしまァ、初めてでこれだけ心地よかったとなると
案外次は遠くないかも……と、だけ
]
[ そう、セーフティセックスを守らずに苦しむのは己だし
せっかくの休暇を初日以外全滅させてしまうのは
最悪手でしかない。何よりシロさんを傷つけたくない
チョロくて無知なオレを謀れば貴方は本懐遂げれただろう。
勿論、それを一等嫌う心もわかるから ]
なんだよ。はっきり言えって
[ 一度達し、賢者もぉどなるものに入れば
いつもの調子が戻ってくる。
ここで今までの行為を思い出せば悶えるコースなのだが
今はシロさんの怒張を鎮める手伝いをすることで
頭が一杯故。
そうして、彼が羞恥無きまま目的成し遂げる
方法を悶々と考え――思いつく]
股を?
――わ、わかった。うつ伏せで良いんだよ、な?
[ 己に素股の知識は当然無い
故に、言われたことをそのまま素直に受け取って
律儀にうつ伏せになるだろう。
――対面もあると言われた日には…
やっぱり、普段の調子取戻しかけた今となっては
顔を真っ赤にして「うつ伏せが良いです!」と
叫んだかもしれない *]
[ 引導を渡せと強請る癖、
彼に人並みの幸福をと願う矛盾を自覚する。
化物ならば殺めても罪悪感など抱かないと
男は頭の先から足の爪先まで思っていた ]
責めたりなどしない。
残念には、思うけれどね。
[ 彼が結果としてその首を撥ねたり
心臓を打つ事が出来なくとも
男はきっとこれまで通り日々を殺す ]
君にとっての初めてか。
セレン。
君は君や世界が思うよりおかしくないのにね。
[ 人とは異なる感覚を持つのは化物らしさ故か。
彼の境遇にますます不憫に思えて ]
セレン。
そんな時は無理に笑わなくていいんだよ。
君にだって泣きたい夜くらいあるだろう?
[ 気休めにも似た台詞を口にした ]
人間と同じだろうか。
人の血を糧に生きるしかない俺なんて。
世界に憎まれているとしか。
だが、どうして君が悲しいんだろう。
[ 生贄としての価値
それが男にとってどれ程のものか判らず
また霞み行き消える問いかけに対しても
男は疑問にすら思えなかった ]
[ 正解なんて分からなかった
相変わらず笑ってばかりの男の背に手が伸ばされた。
男の眸は見開かれ、彼の言葉に時が止まる。
一瞬だけ。ほんの一瞬だけ。
男は薔薇の棘に刺されたような痛みを得て
血色の双眸を揺らめかせた ]
……ありがとう。
それなら、安心だ。
君なら……任せられる。
でも、あまり優しくしないで。
……そんな価値なんてないんだ。
[ 男がたった一言返せた台詞だ。
我慢出来る時など考えたくもない。
だが、その時こそが決別の日なのだと考えた ]
[ 知りたいこと
彼に問われて初めて男は彼について
知らなさすぎていることに気付いた。
初めて出会った時、彼は様々な芸当を磨いていたという。
しかしこれまでの話から不当な扱いを
受けていたように思えた ]
君に尋ねたいこと、は色々ある。
思えば俺は君がいくつかも知らないし、
好きな食べ物や、嫌いな食べ物も耳にしていない。
俺の事を知れと言うくせに
君の事を知らないのは不平等だし
俺自身も君の事を知りたいとは思う。
[ 言葉を区切ってそれから視線を戻した ]
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