29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】
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段々と、目が慣れてくる。
色とりどりのガラスでできた、
ペンギン…?の、ようなものが飛んでいるような、
そんな絵がそこにはあった。
ガラスで絵を描くなんて、僕は聞いたこともない。
今まで、どこかで見たことだって、なかった。
誰かに聞こうと思って辺りを見渡したけど
そこには誰も居ない。……そうだ、これは夢だった。
近くにある、細長い机や椅子が、
風化して崩れてしまっている様子も、
ガラスの真下にある、軍の講義にでも使いそうな
机のあたりで、誰かが倒れているのも、
全部、僕の妄想が生み出した、意味のない物だ。
[日記の終わりに、間を空けて。
数行、付け加えてある。]
僕にメッセージを残してくれた誰かへ。
これがあなたの父親の遺品であるならば
僕は、あなたにこのタブレットを譲りたいと思います。
本当は、僕が、誰かに話したくても話しにくいことを
書き連ねるために始めた日記ですが、
それは、それです。
もし、譲らせて貰えるのなら
どうぞ。このタブレットをお持ちください。
でも……もし。
もし、いらない、というのであれば。
できればこのまま、たまに僕の日記を見てくれませんか。
日々の娯楽の一つとしてで、構いません。
僕も、今思いついたことで、
本当に、何故そう思ったのかはわからないのですが。
僕はただ……誰かに、
僕のことを知ってほしいんだと思います。
誰に話す勇気もない、僕の抱えているものを。
前のお返事は、全部読みました。
謝罪と素敵な曲をくれたあなたになら
色々、お話しする勇気が出そうだと、思っています。
追伸。輝く草花を星に見立てて繋いでみましたが
僕にはセンスが無いようです。
[日記の横に、写真のデータが増えていた。
それを開くと、『夜』の外の風景の写真が映し出される。
ところどころに輝く草花をどう繋いでみたかが
黄色い線で、描かれていた。
それは何か、物を形どろうとしたというよりは
自由に繋いでみただけというようではあったが。
星と星をつないでみる、ということを
十分に楽しんだということは、よくわかっただろう。]**
[ 問うたこと。
ほんとうに"そう"だったとしても、
なんと声をあげるべきかも知らない。
……だれにたいする はなし なのやら。 ]
いま、このタブレットを使ってくれている、あなたへ
メッセージを読んでくれて、ありがとうございます。
そして、タブレットを譲ると言ってくれて。
けれど、どうかこれは、あなたが持っていてください。
父は、そうだなあ、
生前はそれはとても困ったひとでした。
興味の赴くままに世界中を飛び回り、遺失技術を調査して、
母に苦労を掛けてばかりで。
わたしが星のはなしを知っていたのは、父が発掘した本を
母が読み聞かせてくれたからです。
けれど、きっともし父なら、
迷いなく、あなたに使ってもらいたいと笑ったと思います。
勝手に日記を読んでしまったのに、
あなたは、わたしのことを気遣ってくれました。
そして、大事な話を聞かせてくれると。
わたしは、あなたが誰かはわからないけれど、
きっと、とても大事な話なのだと思います。
あなたが何処から来た誰だったとしても、
きっと、優しいひとなのだと。
夢は記憶を整理するものだと、聞いたことがあります。
実際に見た光景かもしれないし、
誰かから聞いた話や、伝えられたもの、
あるいは本で読んだ情報が、
再構成されたものかもしれない。
けれど、きっとそれは、
夢を見た誰かの心を、映し出すもの。
妄想が生み出した、意味がないものじゃないのだと、
わたしは、そう思います。
硝子で描かれた絵も、風化した建物の構造も、
差し込む光も、倒れている誰かのはなしも。
“ほし”の話のように、
何か思い当たることがないかと思い出そうとしても、
わたしには、わからなかったのだけれど。
そういう光景の中に一人でいることを想像するのは、
不思議で、とても寂しい。
夢の中の話に、このようなことを言うのは
少しおかしいかもしれないけれど、
わたしもせめて、そこで話す相手にでもなれたらと、
そう思ったから。
だから、せめて、こうして話を聞かせてもらえるなら。
わたしは、嬉しいと感じるのだと思います。
ありがとう。
追伸:
今回の夢でひとつだけ思い当たること。
総司令の色眼鏡は、度の入った偏向のミラーグラスですが、
遺失技術の応用。
硝子を加工する技術や絵を描くという発想は、
わたしたちにはなくても、もしかしたら。
もうひとつ、追伸:
写真をありがとうございます、
楽しんでもらえたみたいで、よかった。
わたしもやってみます、でもきっと、
センスの点では負けていないことになってしまいそう。
[ 増えていたファイルの写真には、
『夜』の中に輝く草花を繋いだ線が、描かれていて。
そのひとが、星を繋ぐことを楽しんでいてくれたのだと、
伝わり来るようだった。
もうじき見張りが帰ってきてしまう、
あまりたくさんのことを書いてはいられない。
だから、急いで外の、明るくなりかけた空を撮って。
目を凝らせば見える、草花の明かりの名残を、線で結んだ。
そうして写真を隣に一枚増やしておいた。
浮かび上がってくる線は、実に不器用で
絵心がないのがよくわかるものだったろうけれど、
形はなんとか伝わるだろう。
一羽の、ぺんぎん。
タブレットを戻し、
ぺんぎんと共に見張り台を去りながら思う。
あの記録の主の夢が、父から聞かされた話と
何処か呼応するものがあるというなら、
何か役に立てる話は、出来ないだろうか。
今日は時間がなかったけれど、わたしの知っていること、
もしかしたら、聞くだけでも良いのかもしれないけれど。]
はじめまして名無しさん
僕も同じ学年です
僕でよければ。
お話聞かせてください
むかしむかし、とってもえらい男がおりました。
男は世界一うつくしいと言われる薔薇園と、
世界一うつくしい妻と、
世界一うつくしい娘を持っていました。
彼はとても幸せでした。
世界一うつくしい日々を送っていたのです。
────……
ある日、彼の妻が重い病気にかかってしまいました。
お医者様を3人呼びましたが、3人とも、
彼の妻を助けることはできませんでした。
彼は悲嘆に暮れました。
毎日、薔薇園の真ん中で泣いてばかりです。
流れる涙はやがてちぃさな池になりました。
ちぃさな池には蝶々が集まって、
彼の悲しみを聞いておりました。
「ひとつだけ、おくさまを助ける方法があります。」
そう話しかけたのは、
ぼろぼろの羽をした、
今にも堕ちてしまいそうな蝶々でした。
────……
「 私の羽を どうぞ使ってくださいな。 」
「 月明かりに三日三晩照らし、薔薇の花弁と混ぜ、
おくさまの亡骸に飲ませてあげてください。 」
蝶々は ひとと語れたものですから、
きっと お伽噺に聞く妖精でもあったのでしょうか。
羽を喪い、堕ちた蝶々はもう語れませんから、
今となっては、知るすべもありませんが。
彼は、妻がいっとう大切でしたから、
蝶々の言うとおりにしました。
祈るように、縋るように、
妻の亡骸の前で待っていました。
[ "どっち"に対してかも無い、
雑な こどもじみた落書き。 ]
**
──────────────────────────
今日の自己紹介では 色々とありがとうございました。
すごく緊張して テンパってしまっていたので
とても助かりました。
去年、キーホルダーを落として
困っていた時のことも思い出して
渡辺先生はいつも頼りになるなぁと思っています。
そんな先生のクラスになれて嬉しいです。
1年間、どうかよろしくお願いする、ます…!
──────────────────────────
[ おんならしく整えた茶髪に、
歩きづらいヒールを纏って、
腰を締め上げるよなドレスで身を守る、
危ない銀は、遊ばないように、隠されて。
貧民街も知らず、薔薇以外の赤色も知らず、
餓鬼を分別するためにつけられたような名ですら無い、
そういう わたし であるならば、 ]
[ 羨望じゃあ ない。もしかしての話だ。
地位だけならまだしもその生活はやめてほしい。
それに、そこまで考えて、思うのは、
" だったら此処には居ないのだろう "だけ。
今だって"運悪く"転がり落ちていなければ、
ひとつのパンをずぅっと
食いつないでいたような生き様だったのだし。 ]
( ……何で此処にいるんだっけ、 )
[ 己の価値も 好き嫌いも 言うまでも無い。
月のまあるい 夜、己の赤に塗れた姿から
そんなこと どうせ、察せよう。 ]
[またノートには、五ページ目が追加されていた。
律儀に、日付から始まるあたりで。
今回も、タブレットの所有者の日記から
記述は始まるのだと予想できただろう。
兎は、自分がこの日記を書いているとばれないよう
細心の注意を払っていたつもりではあった。
でも、確定的ではないにせよ―――少しずつ。
書き手に迫る手掛かりが、零れている。
]
〇月□日
誰かが後で見るのだと思うと
少し気恥ずかしい気もするが、
僕の残した記録を誰かが見てくれるのなら
僕は、とても嬉しい。
また、昨日、不思議な夢を見た。
そこは、真っ白な大地だった。
白い何かが天から降ってくる。
伸ばした右手の上に落ちたそれに目を近づける。
粒は小さく、一見わかりにくいが
よく見たら、それは六角形の精巧な結晶だった。
左手で触ったら、熱に弱いのか消えてしまった。
僕は、どこかへ向かって歩いていた。
真っ白に見える大地は、白い物が積もっているようで
ふかぶかと足跡をつけながら、進んでいるようだった。
やがて、前に何かが見えてくる。
白いものに半分以上埋もれていたもの。
見たこともない材質の、不思議な、建築物だった。
窓だったらしい個所は割れ、
中まで、白い物で満たされていた。
覗いてみれば、夢特有の靄が晴れて、
中が良く見えるようになっていく。
中にある家具らしいものは、
見たこともない物も多かったけれど
本や、机など。僕の知る物も多かった。
見たこともないものの、ほとんどは
僕が想像もしたことのない、
遺失技術ぐらい精巧な、機械類だった。
僕は、建築物の中にある白い物から
人の腕らしきものが突き出たまま
動かなくなっているのを確認した後。
腰に下げていた機械に映る数値を見て、
持っていた"何か"を口元に当て。
「地点B243、―――汚染は僅か。
以前の記録よりも極寒。生物の生存不可能。」
誰かへ、報告をしたみたいだった。
[日記の後に、間を空けて。
前と同じように、日記に比べ丁寧な文章が綴られている。]
僕の日記を読んでくれている誰かへ。
お返事、ありがとうございます。
ご両親の話も、色々想像しながら読みました。
お母上に苦労を掛けてばかりだったそうですが
あなたがこのタブレットを開いてくれて
僕の話を読んでもらうことができたのは、
あなたのお父上のおかげです。
僕が本当に優しい人かは、僕にはわかりません。
僕は、僕に、遺失技術のことやこの端末のことなど
色々と教えてくれて、これからも使っていいと
言ってくれるあなたの方が、優しいと思います。
こんな場所を保管場所にしておいて
何か言える立場ではないかもしれませんが
せめて大事に、使っていきたいです。
ずっと、変な夢を見続けているもので。
今回も変な日記になってしまい、すみません。
誰かから聞いた話、伝えられた話、と言われても
お恥ずかしながら、僕は自分から
遺失技術を学ぼうと思ったことはなく
夢の心当たりは、どこにもないのです。
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