185 【半突発R-18】La Costa in inverno【飛び入り募集】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
肌色の布地に浮きあがるクレバスとその上の秘豆を、振動する指でとらえてなぞられ、どちらもさらにくっきりと、深く彫り上がった姿を浮き上がらせていく。蒸気で湿った生地に、内側からにじむ蜜が浸透して、さらに張り付いて。
「くう、ふうんっ……ええ、しっかり描いて、ね…」
何をとは言わず、脚を擦り合わせるのはこらえて、見えやすいように脚をそのまま、与えられる快感に耐える。
布地の上からの絶え間ない振動に、達してしまうでもない、もどかしい焦れる思いが積まれていく。
ぐつぐつと煮立つような情動を覚えながら、ようやく男の手がパンツの中に伸びると、待ち焦がれたような、期待と焦りの混じったような目で、内に伸びる手を見つめた。
「あはっ。見えちゃってる…」
指がパンツをそのまま引き下ろすと、隠れていたクレバスが新緑の光にさらされる。オイルに濡れてつやつや光る全身の中でも特にその場所が、オイルと蜜に塗れてサーモンピンクの肉色を輝かせている。
男の指で割れ目をくっきり開かれれば、素直にすべてをさらけ出す。あえて隠すこともなく、モデルのようにその身を横たえたまま、赤らむ頬で傍らの二人に視線を向けた。
「もちろん、感じてるわ。いつもよりずっと…
でも、もっと。いつものように。いえ、もっと気持ちよく、してほしいっ…」
スカリオーネとリュディガー、二人の前に惜しげもなく敏感になり性的魅力を否応なく増した姿をさらけ出す。
普段は、影街にひっそり暮らす自分の美は自分だけのもの。若さも自分のために追求しているだけ。誰かに見せびらかすわけでもない。
ただ、今はフェス。自分なりの美を誰かに見せびらかしてもいいだろう。こんなふうに。
「はぁんっ…吸われるの気持ちいい、感じるっ……」
リュディガーからスカリオーネへの申し出を隣で聞きつつ、最初よりひと周り以上大きさと柔らかさを増した房に唇が触れるとそこを優しく包み込む。舌が這い、ぷっくり膨らんで勃起しきった乳輪と乳首を吸い上げられて、敏感になった体の内側がひくんと震える。
「は、ああんっ…いい、これいい、もっと、もっとぉっ…」
片方を吸い上げられ、たまらず空いた片方の乳首をぎゅっと思わず指でつまみ上げ悶える。
割れ目の内側に指が入り込み、折り曲げられるとひくひく蠢くその穴が物欲しげに絡みつく。折り曲げて触れる場所は何度も探られ知られた快感の源で、腰をもたげ押し付けるようにしながら、さらなる高みをねだった。
ギャラリーがいる中で、後の客もいる中で、「いつもの」をどこまで施してくれるか、それは彼に任せよう**
[己の胎に、奥へと再び命の源は注がれる。
女は知っている。その熱さも、叩きつけられるような快楽も。
その奔流に甘く、されどしなやかに吐き出す剛直を内壁は包み。
律動に合わせて卑猥な水音はより粘性を増すのだろう
二度も精を放てど硬さを保つ其れは、
女の中を再び蹂躙し始める
体勢がかわり、褥へと景色が変われば
手はシーツを握りしめ、肘を其処へ沈めながら
撓らせた背を、腰を、全体を打ち付けるかのような
貴方の抽挿に、肌同士のぶつかる音に合わせたかのような女の嬌声が
部屋の中で奏でられることになろう。]
ぁ、あぁ、ん、っ
[深く。教え込むような剛直の齎す官能は
先と違う進路で己の良い場所を、満ちながらも貪欲に疼く中を
刺激し、快楽を与えていく。まるで溺れろというかのように。
尻が揺れる。腰が、揺れる。
貴方に揺さぶられ、突かれ、女は獣のように自身を乱れさせ
同時に、貴方を誘う。貴方を、引きずり込む。
自身と同じ快楽を与えんとしてか。
或いは、誘い、昂らせようとしてか
共に飢えを満たさんと、してか。]
ふぁ、ぁ。ください、まし。
貴方の、熱を。
私の中に。 溢れるほど。
[欲しい。と揺さぶられながら。激しい動きの中で
女は確かに望みを口にする。
それもまた婀娜めきながら男を誘う
女の中へ目覚めた、官能。
貴方に育てられ、艶めく雌性。
貴方に食われながらも精を放つ雄を締め付け、包み込む。
吐精に肉まで染め上げられる感覚に、
熱を帯びた吐息を零しながら、貴方が背に
己が体を預けるを感じていた。*]
[ズズっと剛直が引き抜かれ、入り口で再び突き入れられる。
剣王とまで呼ばれた男は老いたりとはいえ、未だ体力の底は尽きない。
情欲は萎えるどころか、さらなる飢えを呼び起こす。
……まだだ、まだ足りない。
もとより満ち足りぬを知らぬ男。
それはこの女も同じとことと男は知っている。
だからこそ今二人はこうして交わっているのだから。
目醒めた女の官能を、艶めく雌性を、男は飽くことなく喰らう。
喰らいそしてまた男は己が官能を高め、獣性を強めていく。
どこまでも喰らいあう獣同士。
荒らい吐息と甘い嬌声が重なってまるで昨夜の演奏のよう。]
[男は女の体を引き起こす。
胡座を描いた自身の上に座らせて女を下から貫き突き上げる。
女の背中と己の胸を触れ合わせ、激しく女の体を揺さぶる。
何度も吐き出した精と、止めどなく溢れる女の蜜が接合部から漏れ出て男の下半身とベッドを濡らす。
激しい交わりにベッドが軋む。
乱れ舞う美しい女の髪。
覗く、白い首筋に男はまるで唇を押し付ける。
強く吸い付き、あるいは、歯を当てて噛みついたか。
白き肌に赤く、痕がのこる。
その痕を舌で舐り上げ、耳の裏まで舐め上げた。*]
ひぁ、 あ!
――― んんっ。
[ぐちゅり、水音。
再び熱く滾る切っ先を突き立てられた女は啜り啼く。
抱かれながら、満たされながらも爪先から飢えていく。
まだ足りない。
――まだ、もっと。欲しい。
その思いは、今。女を喰らい、喰らわれる男もまた
同じように抱いているのだと知っている。
互いにどこまでも求め、乱れ、喰らい、
絶え間ないかのような水音が、支配する空間は
高まりあう己らが性はあれども、退廃的なものは一切ない。
堕落ではなく、昇華を。
依存ではなく、共鳴を。
昨夜のように互いの音を混じらせて
どこまでも、貴方と喰らいあう。]
[抵抗もなく引き起こされた体は、男の胸に己の背を
預ける形になる。
重力から解放されたかのように胸は揺れ
揺さぶられた体は尻椨を男の股座へ打ち付ける形となり
己が背に感じる胸筋の脈動に、
益々穿たれる胎を熱くさせてしまう。
結合部からは最早、留めきれぬ程満たされた交わりの証が
女の肌と男の肌。そして褥の色を変え
スプリングの音とともに、肉と声が奏でる音が
今、この空間を支配していた。
首筋に感じるものに、
女は喉を反らして啼く。
刻まれた痕を舐める舌。快感をなぞるように
耳裏まで嬲られながら。零す吐息はただ、熱く。*]
[後ろから腕を回して女の胎を抱く。
そして、もう片方の手は揺れる乳房へと触れる。
激しかった律動はやや緩やかに変化して、再び互いの熱を混ぜ合わせ、互いの情欲を味わい味合わせる。
既に張っているであろう胸の頂きを摘み上げる。
まるで突き上げる律動は弦を弾くように、そして頂きを摘み上げる指はフレットの様に。男は女のお株を奪うように淫猥な音を奏でる。
美しき音色。
互いの音を共鳴させながら、男は女の音をさらに昇華させていく。
これは、その為の情交。
女神に捧げるための『美』を磨き上げる為の交わり。]
[胸の頂を弄んでいた手が女の白い喉元へ伸びる。
締めることなく緩やかにの押さえるように。
同時に、胎を抱く腕に力が籠り、突き上げる腰使いは激しく強く。
それは男が再び官能の限界にあることを示していた。
息は熱く乱れ、腰が快感に打ち震える。
回した腕が、逃さぬと戒めるように女の胎を強く締め付けて、それと同時に熱い奔流が女をまた満たしていく。
激しく放たれるそれは、剛直が届かぬ奥の奥まで熱を届けようとするかように。*]
[ 聞こえてしまっていたか。
「いつもの」調子で言葉を投げつつも「施術」を止めない彼を見て、仕事中に邪魔をしてしまい申し訳ないと思いつつ(まあ今更だが)]
……「おれの番」になったら言うから、続けてて。
[仕事モードに戻った口調に安堵とやるせなさを、珍しい微笑みに内心動揺しながらも、回答する。
そもそも「どのようにされたいか」なんて、経験が無いので分からないし。次の番はあくまでもブランシュを愉しませるためのものだから、自分から求める事は無い。]
……仰せのままに。
[ さらに「美しく」なっていく魔女にも応える。本来なら余程の酔狂か相対しない無い限りは見られないであろう姿も、しっかりと描画する。
祖父がかつて話してくれた、『ストリップショーの描画』のことを思い出しながら。当時は「助平ジジイ……」としか思わなかったのに、実際に「性」を魅せられる場所に居合わせて、実感していた。これは、描きごたえがあると。
ヌードデッサンとは違う、もっと躍動を感じ取れる女体の「美しさ」にひたすら感心してしまうし、それを極限まで引き出している男の技量も、相当なものなのだろう。
おれは大分満足して「施術」を見ているけれど。この後2人から魅せてもらった『美』へのお返しは、到底できそうに無いから。せめて絵だけは、真摯に向き合おうと心に決めた。]
[それにきっと、彼に「どのように」されてもおかしくなってしまう事だけは、確かだろうから。]
*
[胎を抱かれながら。胸を弄ばれながら
私自身が貴方の楽器となってしまったかように。
上気させた肌が、株のような汗を散らす。
奏でられた音は、蜜壺だけではなく私の鼓膜まで犯していく。]
ぁん、ぁあ、ぁ。
[揺さぶられながらの断続的なビブラート
貴方の指に奏でられた箇所は赤く色づき、
芯をもちながらふっくらとして
より高らかな音を貴方の耳に届けるのでしょう
2つが混じりあい紡がれる音はより深く、より甘く。
貴方とのユニゾン以外では、叶えられぬものを
磨き上げて、高めてゆくのでしょう]
[揺れる白丘へと触れていた指がたどり着いた先
掴まれれば命を手中に収められたかのような態勢に。
私の音を、貴方は今誰よりも
何よりも近くで触れている
抱いた腕へと身を任せ、
官能の限界に達するのは男が先か、女が先か。
――それとも。同時か。
乱れた息とともに、締め付けられる腕に嫋やかでありながら
しなやかな躰が撓り、長い髪が散る
また、満たされる。
――また、己は命を喰らってゆく。
奥の奥まで男の熱で染め上げられながら、女は。*]
[男は官能の絶頂その余韻に浸る。
女のその姿、その声、その熱、その美しさに浸る。
腕の中にその肢体を納め、汗に濡れる肌を重ね合わせる。
満たされる飢えと渇き。
獣は暫しの眠りにつく。
それもまた一時のことだが
満たし潤したのはこの女だ。
そして再び飢えと渇きを齎すのもまた……。
ただ、今暫くはこの余韻の中で揺蕩うのも悪くない。
───腕の戒めは緩く。]
[暫しの時を経て男はガウンに身を包んでいた。
もちろん、それは女のものも用意されてある。
これほどまでに激しく交われば、流石の男も疲労の色が見えていて、否応なしに衰えを自覚しないではいられない。]
湯を使おう。
汗を洗い流したい。
[男の屋敷には大きな浴場がある。
はるか昔、男の一族が生まれた地のものを再現したものが。
男は当然のように女へと手を差し出す。
笑みを浮かべながら、来るだろう?と視線だけで告げて。*]
……そうか。
[男は表情を変えることはなくリュディガーの要望を受諾する。
恐らくは情熱のままにブランシュと不利な契約をしてしまっただろうに少しばかりの意趣返しもしないのはそれが当人にも返るからなのか真意に自分だけにして欲しいことがあるからなのかは不明ではある。
ただ、男は思うままに突っ走ってしまった辺り憎めないものだと思っている。
自分もまた同じことをしてしまう可能性があるものだから、本当は特に要望がなかったとしても色をつけてやろうと、リュディガーに頷いて見せた]
[男の悪癖は自身の手で磨き上げた『美』を。
彼ら・彼女らがそれぞれ目指す『美』に至る前に淫蕩の『美』に堕落させてしまい一つの『美』の形に落とし込んでしまうこと。
多様性と言えばまだ言葉は良いが本来目指している路とは異なるものを歩まされた者は苦悩しながらも男の魔手から逃れることは難しい。
はずなのだ、本来は。
ことブランシュに至っては彼女の『美』が淫『美』なのだろう。
魅せつけてくれる姿態には思わず魅入ってしまいそうになる魅力があり、そもそも終わりのない『美』学でもある]
腰の動きがいやらしゅうございますね。
中の潤いも締め付けも素晴らしいのに――。
[男は押し付けてくる快楽の源に指を押し当てかえし円を描くように擦り捏ねながらブランシュだけが感じ取れてしまう振動を強めていく。
ある程度強めたところで一度その指を伸ばすが現在の体勢からではとてもではないが奥まで届くものではなく道半ばで限界を迎える。
指先はその場にも快楽を残すが道半ばで感じられるものなど胎の奥を焦らす以外の効果はなかろう]
残念ながら指では届きませんね。
[心底残念であるかのように全く残念に思っていない口調で男は宣うと指を折り曲げ直し、快楽の源により深い快楽を齎しにかかる。
秘孔の快楽の源と、秘裂に潜む蕾という快楽の源。
外側の蕾にも親指で触れると別種の波長の振動を与えながら捏ねまわしてしまえば両者の振動が体内で共鳴し増幅される]
……ほら、お嬢様、イけますか?
[もっとと強請るブランシュに極上の、然しながら浅い位置での頂へと背を押していくが先に道半ばに残した振動の名残は覚えたままであろう。
その上でイかしにかかりながら優しい声色で問う]
お嬢様は、どのようにされたいでしょうか?
[明確に意識できるよう、男はその股間をブランシュの柔らかな姿態に触れさせた**]
「ふうん…」
性的に挑発しつつ、リュディガーの、あくまでプロ意識に徹する様子を面白そうに見つめる。
施術師に思うところあるのではないかと思っていたが、絵師としての性だろうか。
どちらにせよ、たとえやせ我慢だとしても、その意を自ら汲み取ってあげるほど親切ではなかった。
それに、自分だって本音を言えばそんな余裕はない。
美には様々な形があり、誰も触れられぬがゆえの冷厳な美というものも確かにあるだろう。姉のように。
誰にでも愛され愛でられるゆえの美もあるはずだ。妹のように。
けれど自分の本性は「淫蕩」で、その美しさを理解する者の前でなら、どこまでも凄絶な美しさを遠慮なくさらけ出せるというものだ。
「それはあなたの指のせいでしょう?
ふう、ん、はあっ………ああ、んっ…」
円弧を描いて内側をほぐし快楽の源を導いていく指は、伸ばしても最奥までは届かない。もっと感じられる場所は更に奥にあるのに直に届かず、振動に焦らされるばかり。もどかしく自分から腰をもぞりと動かす。
再び内で曲げられほぐす指と、外の蕾を震わす指。二本が共鳴し、増幅し、胎内をさらに強く揺すぶる。
「ふあ、あっ!ああっ…あんっ、あっ、あっあっ…ああんんっ!!」
我慢できずに喘ぎつつ、蜜をぐちゅぐちゅに溢れさせながら、感じるのは浅い場所の快感にとどまり、求める至高の悦楽には届かない。
開花しきった体を火照らせながら、施術師の誘う声が聞こえる。触れているのは股間だろうか。
リュディガーに異存がないなら、遠慮することはどこもない。
もっとも、異存があってもこの期に及んでは同じことだったろうが。
「い、イかせてちょうだいっ……
マッサージ…これマッサージなんだからっ……
ちゃんと、奥まで届くようにちゃんと気持ちよくして、
イかせてっ……!」
普段の様子を見るものからは想像もつかないような、切迫した、けれど蕩けきった表情で施術の仕上げを懇願した**
[ 女は、かつての悲劇をなにも知らない。
この街で名を馳せた演者の名前だけを識っていても、
彼らがどんな存在であったか、
──どのように人生を終わらせたか、なんてこと。
人の手で幕を閉じるか、
或いは自分の手で幕引きを迎えるかの二つに一つ。 ]
……ねえ、ひとつだけ聞いてもいい?
[ 彼は自由≠女に説いた。
それはつまり、彼自身がなによりも
自由を尊んでいる証左。
いつかの噺は知る由もないけれど
ひとつだけ、気になっていたことがあって。 ]
[ 囁くように問いかけて、笑みを作る。
どんな答えでも構わなかった。
……返って来なくても良いと思って、それでも尋ねた。
どうしてそんなことが気になったんだろう。
幾度か噂に聞いた、この街に現れる怪人のことを
不意に思い出してしまったせいかもしれない。
直接問い確かめたわけではないけれど、
彼は確かに、己をファントムと名乗ったから。
リボンを首へ結び直し、衣装を整えて振り返る。 ]
[眼前で繰り広げられる淫蕩の『美』に感嘆しながら、
無知であった己を恥じている。
挿入行為まで「いつもの」というならば、描き切るだけ。]
[男の指の所為と言われれば男としてはその通りでございますと唱えよう。
指がブランシュの胎の内を磨けば磨くほどに愛蜜を溢れさえてくれるのだから磨き甲斐がある。
最も淫らに咲き乱れる花は更なる快楽を求めてくれる。
指では届かぬ奥底までも所望されれば男は目蓋を伏せ肯首しよう。
高みにあるブランシュとは異なり男は仕事人そのものであるように、澱みなく手指を操ってきた。
表情を伺っても余裕が見て取れていただろう。
その股間が盛り上がり、ズボン越しにであれブランシュの尻肉を押しているのは――そういうことである]
ではお嬢様には更に淫らな姿をしていただきましょうか。
[男はブランシュの秘孔から指を引き抜くと支えていた背から離れ、彼女の身体をベッドへと横たえさせた。
正面向かせるのはリュディガーの方へ、横向きに寝かせると片脚を担ぎ挙げ男の肩に担いでしまう。
その姿は男に犯される女のものでしかなく。
男はズボンを降ろすと自身の魔羅を取り出した。
大きさも硬さもブランシュは良く知っているであろうが、今日は一段とカリが高く張っている。
指先で秘裂を開きピンクサーモン色の花弁を広げると奥底へと通ずる孔へと魔羅の先端を押し当てた。
奥がすっかりと濡れていることは知っているがそれでも入れる瞬間は丁寧に。
魔羅の先端は入り口を押し広げては抜くを繰り返したっぷりと愛蜜を纏っていく]
力を抜いて、息をゆっくりと吐いて――。
[男は口でそう言いながらも次に先端が秘孔へと埋まれば一息に魔羅を突き入れた。
その先端は比較的解れ切った蜜道を押し広げ圧迫感と共に、最も求めている奥に触れる。
その瞬間訪れるのは快楽の源を揺るがせていたものと同じ振動だ。
道具では味わえない生物の熱と硬さと合わさったその刺激は男が知る限りブランシュが溺れてしまいやすい波長で胎の奥を揺さぶった。
男は吐息を漏らす。
柔らかだが緩すぎるわけではない。
温かで濡れたブランシュの蜜道は男の魔羅を悦ばせてくれる]
マッサージをしますよ。
[ブランシュが落ち着く間を与えずに男は魔羅を振っていく。
高いカリでブランシュの蜜道の媚肉を悦ばせては奥の口に鈴口でキスをし、揺さぶる度に豊満な乳房を揺らさせていく**]
どうやら、意は汲まれたらしい。
ベッドに体を横たえられ、横向きに、リュディガーを正面から見つめ、見られる体勢になる。
そのまま片脚を持ち上げ肩にかけられれば、ヌードデッサンでも決してしない、男女の生々しい交合そのものの絵図が眼前に。
取り出された男のものはいつもの…というには随分反りを増した凶悪な様子。
「まあ。そっちの薬はあげてないはずだけど…」
見た目通りの若々しい年頃の娘がするには随分凄絶な、にまりとした色を浮かべ、蜜穴が指で開かれ、押し当てられ、広げられていき、またも焦らすように馴染むまで出入りするのを待ち遠しく見つめる。
ようやく力を込めて先が挿入されていくと、息を詰めて男女の交接する場所で待ちわびたものを手に入れた。
「く、ふぅっ、うんっ……あは、きたっ…
これ、待ってたの、きたあっ……!!」
一気に奥まで付きこまれて、先程まで振動で焦らされるばかりであった場所に硬くて太い、剛直が突き立ち内襞を振動とともに抉られる。こちらの体を完全に理解した、もっとも体に共鳴する波長。
「あは、あっ……いい、これ、このおっきいの、
すっごい、きてるわっ…」
満面の喜色を浮かべながら、体の内側から与えられる甘美すぎる法悦に身を捩らせる。
慣れていないからではない…むしろ開花しきっているからこそ。
決して街の表には出ない形で、自らの美を存分に振りまく。
もっとも、表で振りまいていいのなら、別にそうしたっていいのだけれど。それが目的ではない。自分のためだけの美。
記録するならいかようにでも。
落ち着く間もなく、腰をぶつけられ、たまらず髪を振り乱し、声を上げる。最奥が触れ合うと嬉しげに、離れれば名残惜しそうに。水音が立ち、媚肉がさざめき、豊満な双弓がぶるんと揺れる。
「してっ…マッサージだから、これえっ…
もっとして、突いて、体の奥まで気持ちよく、イかせてえっ…!」
魔女としての叡智も、威厳も、今眼の前にはなく、ただひたすら色に溺れる淫蕩な一人として、あらん限り女としての性を謳歌し続ける**
お嬢様の仰せのままに。
[男の口はブランシュの意志に従うかのように宣うが現在の体位はどちらかと言えば男主体のものである。
脚を持ち上げ自由を抑制し、男の為すがままに身体を揺さぶられ双丘を揺らすしかない。
男の望むままに身を味わわれ快楽を貪られ、貪られた分女の身にもまた快楽が押し寄せ流されていく。
本来であればそうなのだがブランシュにとってはそれもまた『美』の極地なのだろう。
男は己が手で『美』しく咲く花の頬に手を差し伸べ、一度優しく撫でると腰の動きを早めていった。
魔羅の熱と硬さが動きに応じてカリがブランシュの蜜道を抉り擦りゆく。
最奥を突きあげることで生じた快楽を引き広げていくかのような動きは、男が股がぶつかり合う程に魔羅を突き入れては腰を円を描くように動かして先端を押し付けてから奥を捏ねて動かして起る。
その快楽を助長させるのは唾液をたっぷりと吸わせたブランシュの乳首であり、頬を撫でた手指でそこを摘まんでやりながら乳房が揺れるに任せて引っ張るように捏ねていく]
ふっ、はっ――ほら、わかりますか。
中が全部感じるようになっていきますよ。
[魔羅の先端から滲み出る先走り液がブランシュの蜜道に滲み渡れば感度は顕著に挙がってしまうだろう。
奥から入り口まで何処を擦り抉っても極上の快楽を得てしまうように変えて。
男は腰を振る速度をブランシュが好むものへと変えその速度を保ったままに奥をゴツゴツと小突いていく。
男の息が荒々しいものになっていき額に汗が滲んでいくがそれよりも、目の前の『美』肌が紅潮し汗ばむ光景が尚美しい。
惜しむらくはその速度は男が達するには少々物足りないものではあるが男はブランシュが達してしまうことを優先し、脚を押さえていた手で秘芽をおもむろに摘まむと強めに摘まんで震わせてやった**]
[緩い戒めから逃れることもせず。
絶頂の余韻と、充足感に身と心を浸していた。
一時のものだと、本能は理解している。
最上を知れば、再び、或いはそれ以上を求める飢餓を。
貴方も、私も。
されど今は。その逞しい腕と胸の中に。]
[用意されたガウンは上質で。
己の肌を隠すように余韻を閉じ込める
乱れ髪を手櫛で数度、撫で付けて
貴方の言葉にひとつ、頷く。
差し出された手に己の手を重ね。
立とうとすればふらつき。羞恥で頬を染めて。
それでも往きますと、視線は真っ直ぐに。貴方に向けて*]
男に組み敷かれるような体勢で、律動に任せて男の欲望そのままに実ったような豊満な身体を味わいつくされる。
あられもなく喘ぎ悶えながら交わる光景は、そんな風にも見えるかもしれない。
相手が、最近の男が主に顧客としているという、美を磨く途上の並の娘なら…だが。
「あん、んんっ、ああ、はあっん…
奥、ずんずんくるのいいっ……
胸も、すごい、感じちゃうっ……」
こちらのオーダーをすっかり覚えているように、的確な腰の動きに、抜き差しのたびに感じる場所を次々えぐられ、擦られ、抜き差しごとに交接部が水音を奏で、飛沫を散らせる。艶々と光り膨らみきった乳首をこね回されるたびに、自分の誇る肉体を思うままにされている…させているという悦びが胸を支配する。
「ええ、わかるっ…中、感じてるわ…
胸、揉みくちゃにされるのもいいわ…
逞しいのでかき回されるのもいいっ…
どこも全部いいの、全部気持ちいい、イイのっ……!!」
口元はだらしなく開き、舌を突き出して喘ぎ、鼻腔も広がってしまっている。
普段の取り澄ました美しさとは似ても似つかない姿だろう。
けれど…他人がどう思うかなど関係はない。
腰の速さが少し落ちて、ちょうどいいと思える速さになる。
体の高揚と調和して、共鳴して、高められていく速さ。
「これ、そうっ…ん、あ、んっ!ああ、わっ……
イけるの、これっ…い、くうっっ…………」
最奥へ突き込み、秘芽を摘まれる頃には身体と精神は限界まで高められていて、そのまま導かれるまま、何の遠慮もなく気持ちよく……頭の中が白く弾けるような感覚さえ覚えながら、至極の法悦の元に、汗と愛液とを散らせ、果てた*
[ブランシュが高みに達していく様を見下ろす男の視線はある種満足気なものである。
己が腕前で思うがままに極上の女に雌の顔をさせている。
その表情を男は『美』くしいと感じるのだから悪癖が生まれたのだろう。
果ててしまったブランシュの姿態は酷く艶めかしいもので、男は担ぎあげていた脚を降ろしてやると一度奥に魔羅の先端を押し付けてからゆっくりと腰を引き魔羅を秘孔から引き抜いた。
蜜にぬらりと光る魔羅はその形容をリュディガーに魅せつけるように高々とカリを天に向けている。
男は手を伸ばし、ブランシュの頬を撫で、頭を撫でると弛緩した姿態の体位を上向きにし楽な体勢にした。
リュディガーが帳に留めるならばしばらくはそのままであったが冷える前に柔らかな毛布をかけてやる]
(…………終わった。)
[絡み合っていた二人が解けたところで、ひとつ大きく息を吐いた。ただ夢中で描き続けて、少々消耗はしたけれど。
いい「絵」達が描けた。
『画術師』としては、これ以上無いくらいに最高のスケッチができたと思う。
下腹部に違和を覚えるものの、
何もないと言う顔のまま声をかける。]
[
声をかけられて、心臓が跳ねる。そう、まだ終わりでは無かったのだった。
先ほどまであれほど激しい行為をしていたというのに、疲弊した様子のない男をじっと見つめて、告げる。]
あのさ、始める前に二つくらいお願い。
一つめ、その口調やめて。めっちゃ似合わないから。いつも通りに呼んでほしい。
二つめ、
**
だが、その前に……
[湯が大きく揺れてパシャリと音を立てる。
それは男が女の元へと移動した空に他ならない。]
もう少し
調律
をしておこうか。
[女の『美』を想像するだけで、情動が疼き、女を欲して見る見る間に男の剛直は屹立していった。
欲に終わりなどないと、老いを自覚しようとも、男の飢餓が満たされることなどないのだと女に見せつけるように。]
[二匹の獣が再び交わり合おうとする。
男は女の元まで行くと剛直を女の目の前に晒す。]
……触れてみるか?
[男は口元に笑みを浮かべる。
そして「やってみろ」と、女に奉仕を求めた。*]
[夜の演奏迄には幾ばくか時もある。
満ちながらも、爪先から餓えていく心地もまた、
女も。きっと。今眼前へと近づいた、男も
飢えた獣性は、満ちたりを知れども欲に限りなく。
それを知るが故に、証を見た女は艶めき、
口元に三日月を穿くのだ。]
[男はその要望に大きくため息を溢した]
はぁ……お前なぁ……。
せめて仕事と客にしとけば。
明日からもまだギクシャクはしないだろうに。
普段通りだと私事でやるぞ、俺は。
良いのか?
あと優しくしてとか乙女か。
把握したからガウンを脱いでうつ伏せになれ。
[男は肩を竦めるとリュディガーに指示する。
その間に魔手で自身の肌を撫でていきオイルやブランシュと自身の体液を落として手指を清めていた**]
[調律をとばかりに、女もまた誘いに手を伸ばす。]
……奏でて、よいのですか?
[と。甘やかに言の葉を溢したならば、
剛直に触れるたおやかな指は
リュートを爪弾くよりも緩やかに。されど絡みつくように
裏筋を掌と指で擦るだろう。
奏でるのに集中すれば
自然、自分の双丘を剛直に押し付ける形になるのだが
恥ずかしがることはなく
その欲の、ままに。*]
[触れた白い指が緩やかで、されど絡みつくような触れ方は初めてそうしているとは思えない手つき。
それから押し付けられる柔らかな感触。
女の中を犯していたときと比べれば、物足りなさは有るものの、それがまた違った心地よさを剛直に与えてくる。
美しい女の指が、豊かな双丘が己に奉仕している。
その事自体が男の情欲を煽り、熱が昂っていく。]
そうだ、いいぞ。
[びくりと震える剛直。
それは女の熱が、欲が、男に確かに伝わった証。]
次は口を使ってみろ。
咥えて、舌を使い私を昂らせるのだ。
上手くやれたなら、私の熱をお前にくれてやる。
[女に悦びを与えた男が、次は女が悦びを与える方法を教え込む。*]
[
苦々しげに言われてしまい、こんな状況なのに少し笑ってしまいそうになる。]
…………いーよ。いいよ、それで。
そっちの方が、ずっとお前らしいし。
それにもう、今更だ。
[ブランシュにはやや申し訳ないが、あの「いつもの」コースを丸ごと受けるのは流石に抵抗があった。そこまで濃厚に触れられてしまったら、いよいよもって正気を保てる自信がない。ただでさえ、普通に触れられるだけでもきっと、
それに肉付きが全く違うので、ブランシュに施したようなスタイルアップの手法が殆ど効果が無さそうだな、と思っていたのもある。
ガウンを脱いで、下半身にしか衣服を身に纏っていない状態になり促されたようにベッドの上でうつ伏せになって待つ。
流石に気づかれているだろうか、本来の「性別」に。]*
[手を洗い戻ってきたリュディガーがガウンを脱ぐ。
脱いだことで露わになった肢体を見て男は一度目を見開いてから常からの表情に戻るまでの間少しばかり時間を有した。
うつ伏せになったとしても男の線と女の線は異なるのだから例え肉付きがブランシュとは違っていたとしても見間違うことはない]
……お前、女だったのか。
[今更なことを口にしながら男は小さく肩を竦める。
ブランシュはシャワーを浴びてくるらしかったが先程からの悩み具合といいリュディガーを待たせる方が彼女の覚悟に罅を入れることになりそうであった。
男は唇をリュディガーの耳元に近づけ囁く]
[客には開始の時点で言葉を投げかけるのだが常とは異なる言い回しを行い距離を離す。
男は琥珀色の液体が入った瓶からオイルを掌にたっぷりと乗せ人肌で温めてからリュディガーの背筋や太腿の裏、男物の肌色のパンツに包まれた尻肉に垂らしていった。
パンツに既に滲みができていたかは見れば把握できたろうか]
ほら、まずは腰から背筋だ。
[どこに触れるのか。
ブランシュには口にしなかったことを触れる前に伝えてから掌で触れる。
触れることで初めて分かる男の肌理細やかでしっとりとし吸い付いて離れない密着感を生み出す掌はオイルを全身に伸ばすためにリュディガーの背面全てに隙間なく触れていく。
背面から身体を伝い落ちていくオイルで側面と少しながらの前面も準備を整えると男は吐息を一つ、二つ。
意識を集中する]
ずっと描いてたんだ。
肩は凝ってそうだな。
[術を施す順番もまたブランシュとは違え、掌にぼんやりと青白い光を浮かべると肩に触れる。
柔らかな触れ方で労わるように。
その上で魔法により生じさせる振動がリュディガーの身に振動を与え揺らぎ揺らす。
肩から背筋、背筋からお尻を飛ばして脚を指先まで。
また肩に戻れば次は手を――]
俺はこの手は嫌いじゃないんだ。
悪いがここは残しておくからな。
[鉛筆の粉や絵具の色が爪の間に入り長年経過すれば落ちにくいものになっている。
男の技術ならば落とすことも容易いが、男の『美』に対する意識がNo.と言うのだから既に『美』くしいリュディガーの掌には術は遣わず、男の本来の指先の技術だけで手の疲れを取ってやる**]
[其れの味は。
湯に浸かっていたとはいえ
――雄、を感じさせるものであった]
[良いという言葉と、
手の中の熱が硬く、震える様子を見
女は緩やかに触れる指で優しく扱いて、いたのだが]
……舌と、口、と。
[こうだろうか。剛直に手を添えれば、
切っ先の形を確かめるように、鈴口や亀頭を舌先で触れ
ぐるりと円を描くように舐めた後
其れを口に咥えて頬張って。
竿の半ばまで飲み込むようにして、喉や頬肉を使い
吸って圧をかけてみる
誰が教えたわけでもない、昂らせ方。
唯、咥えて、味わって。
私の手で貴方の欲を育てたくなったから。
悦びを与える方法を、貴方が教えるのなら
女は貪欲に吸収し、それを身に着けてゆく
そして1つ、花が開くのだ。]
[剛直が滑る口内に入り込む。
快感だけならば女の中の方がずっといいだろう。
だが、咥えられ、舌を使い、自在に男のモノを扱いていくその動きは、快感以上に熱を欲を昂らせる。]
そうだ、いいぞ。
もっと口を窄めて締め付けるように。
強弱をつけ、舌を巧く使え。
[男は女に教え込んでいくが、すでに昨日まで乙女であったとは思えない舌使い。そうであったなどと誰も信じないだろう。]
それだけではない。
視線や仕草でも情欲を煽るのだ。
性感を与えるだけでなく、目も、耳も犯せ。
[何か一つばかりではなく、持ち得るもの全てを使って熱を高めていくのだと。]
[それはまるで砂に水を落とすかの如く。
女は教えられたことを見る間に吸収していく。
その舌使いは熟練の娼婦のようで。
それでいて何も知らぬ無垢な娘にさえ見える。
器用なのだとかそういうことではないだろう。
貪欲なのだ、ただ只管に、女はただただ貪欲だった。
男の教えも、男の熱も、女は貪り喰らうのだろう。]
いいぞ……
[男はその快感に抗わない。
女によって高められるまま熱を帯びて、膨らんだ欲…この女を犯したいと思うがままに、前触れはただ一度体を震わせると、女を抱いたときと同じように、口の中に勢いよく精を放った。*]
……知らなかったっけ?そうだよ。
[そこそこの付き合いになるのに勘違いされていたのか。まあよくある事、で一旦流す事にした。
耳元で囁かれて体を震わせてしまう。]
…………んっ…………
[ お願い通りに接してくれる彼のプロ意識に感謝しながら、垂らされる液体と手の感触に早くも思考を溶かされていく。
元より先程まで行われていた「施術」の空気にじわじわとあてられていたのもあり、直ぐに熱は全身を巡っていく。密かに感じ入っていた事は下着を見ても明らかだろうけれど。]
(……気持ちい……)
[この段階では単なる健全なマッサージでしかないのだが。男の技量か、それとも別種の感情か。優しく解されているだけだというのに、官能に捕らわれそうになる。
指先に染み付いた絵具後を落とさず丁寧な処置をしていく様子を見て、気のせいかいつもより優しい彼の言葉を聞いて、また、思う。]
…………きれい。
*
[性別を誤認していたリュディガーに対し男が述べたのは耳元で囁いた言葉通りのことだ。
見誤っていたことは詫びのしようもないが初めてと告白した乙女なのだから丁寧さと優しさを以て接していく。
男の線であれば筋肉に薄く堕肉が乗った状態が好ましいが女の線はまた異なる。
柔らかでいて繊細な、それでいて強弱明暗のついた線を作り出す。
足首は細く、太腿に至れば柔らかく頬擦りしたくなるように。
腰は括れを作り、背筋は伸ばせば美しい弧を描くように。
肩はなで肩になりすぎず、いきりすぎもしないように。
後頭部から項は服を普段纏わぬところであるし髪にも隠れるが最も線を意識する場所である。
最後にお尻だ。
女神の笑窪と呼ばれる膨らみを意識しつつ堕肉は柔らかな線を出す最低限を残し削いでいく。
男の掌がパンツの中に潜り込めば尻肉もまた心地好さに包まれるだろう]
[尻肉は男の掌で容易く弄ばれているかのように。
左右に開かれれば密やかに滴っていた愛蜜が零れパンツの滲みを広げよう。
自覚できるかはさておきそうして広げることで秘裂に続く谷間にもまた指を這わせ、それでも秘孔に近づきすぎることはなく振動と余韻だけを残していく]
……ふ、それでは、上を向け。
[尻肉を整え終われば男は上向きにと指示を出す。
何も隠すものがない胸元を曝け出せと言うのだからあくどいことこの上がない。
リュディガーが体位を変える間に男は琥珀色が蜂蜜色を強くしたオイルを取り出し準備を整える。
美しい肌と線はそれだけで動きを楽に滑らかにしてくれるものだ。
体位を変えるために身体を動かすだけでもそれは感じ取れよう。
男の視線はリュディガーから離れることはなく。
肢体を見つめては脳裏に極上の状態に近づる術を浮かべて口元に笑みを浮かべてすらいた**]
んぁ、ふ、っ
[くちゅり、と音が鳴る。
己の喉、頬へ招き入れた剛直が肉を擦り上げる音。
教え込む声に導かれるように。
女は貪欲に、舌の使い方を覚えてゆく。
舌だけではない。視線、仕草、指先1つとっても
洗練することで齎す美しさというものを。
貴方は、教え。私は知り。そして色濃く反映していく。
睫毛の影に隠れていた眼差しを男に添え
喉や頬を摺り寄せ、溢れそうな唾液を塗り込めながら頬張り
鳴らす水音をより淫らにしよう。
流れる髪、一房。湯気に匂い立つ色香を隠さず。
竿に添えてあった手は男の逞しい脚へと添えられ
その筋肉を撫でるように、して。
己の飢餓が、男に与えられるものを吸収し、より求め。
婀娜めくかと思えば、初心な娘のように。
貪り喰らう姿は二律背反するものを清濁併せ呑むかのように
確りとその身に宿していた。]
―― 、 っ、ぁ。
[喉奥を染め上げるように叩きつけられる熱がある。
奔流を受け止める口は、それを離しはせず。
頬を膨らませながらも、少しずつ嚥下してゆく。
時折洩れる声は、苦しげにも、悩ましげにも聞こえるか。
時間をかけて飲み込めば、達した雄より口を離し
ちろり、と白濁を絡めた舌で舐める下唇。
精の残る鈴口にそれを押しつけ、舐めとるのは
貴方に教えられたわけでもない。
―― 貴方によって目覚めた女の本能の、まま。*]
[女は従順で、強欲で、貪欲だ
何よりも純粋だった。
教えたものは何もかも飲み込んだ。
それだけではなく、教えたもの以上を見せる。
仕草の一つ、表情、それも眉の毛一本に至るまでが情欲を煽り、触れる手の感触も、揺れる湯の音でさえも官能的だった。]
ああ、いいぞ
どこでそんなことを覚えてきた
[舌と唇で残滓を舐め取るなんて教えてもいないというのに。
薬などとうに効き目が切れているはずだというのに、いいだね煽られた情動は男の剛直をすぐに回復させた。]
[そうだ、まだ足りないのだ。
まだ全てを出し切ってなどいない。
満たされることのない飢えは、果てることのない欲望となる。]
おいで、私の上に乗って……
[男は浴槽の縁にある段差に腰を下ろす。
お腹の辺りまで湯に浸かった状態で、女にそう告げた。]
自分で挿入れるんだ。
[茶色の湯の中で、男の剛直は上を向いて女がやってくるのを今か今かと待ち構えている。*]
どこで?
……いけずなことを、仰るのね。
[丁寧に奉仕をしながら、女は上目で貴方を見て微笑む。
貴方が花開かせたというのに、と無言で告げて。
湯の音と、舐めとる音をユニゾンさせて
再び硬さを取り戻した男根へ
いっそ愛し気にすら思える程に優しく舌を這わしながらも
互いに理解している。
一時満たそうともその飢えは限りない。
直ぐにまた果てなき欲が顔を出す。
眼差しが捉えた男のかんばせも、その眼光も
己の舌が触れる熱もそう、言っているのだから。]
[招く声に、女は導かれ。
伸ばした手は片方は筋肉が隆起する、鍛えられた美しい肩へ。
もう片方の手は硬くなったモノへ添えられる。
貴方へとまたがるような体勢になれば自然、
己の柔らかな双丘を、厚い胸板に押し付ける形になるか。
上を向いたものを己の秘所へ宛がえば水中花を散らすが如く
そのまま、自重をかけて。ゆっくりと腰を下ろしていく。]
くぅ、 ん。 ……ぁ、 ふぁ。
[雁首が押し広げる入り口。
膣肉はその味を。熱さを、穿たれる悦びを知っている。
湯と共に己を犯す侵入者を待ち焦がれたように
艶肉が絡みつき、締め付ける。
自分で行うからこそゆっくりと。
肉が割り拓かれる感覚と、歓喜する雌性が女に与える官能が
愛液となって雄を濡らし、よりスムーズに奥へと導く助けになる。
胸板に押し付けた胸の先端が、
雄を中へ深く招く程に擦られ、赤味と甘い痺れを齎し
上気していた肌はその快楽により一層の薄紅に染まる。]
[肩へ頬を寄せ、女は熱い息を吐く。
内を満たす雄を咥え込んでいても
まだ足りぬと叫ぶ衝動が全身を巡るのはきっと。
私も、貴方も。*]
ん……ぐ……
[ 男の手が触れる場所全てが、どうしようもなく気持ちいい。変な声が出そうになって反射的に手で口を抑えた。
見ているだけでも相当な手練れである事は理解できたが。実際に受けてみて想像以上の技術力に感心する……以上に、
頭が快楽でおかしくなってくる。]
……ぅ……あっ……
[ 最も際どい所に近づいた時は流石に噛み殺しきれなくなって、声が漏れてしまう。昂ってきた心体は自然と涙腺を緩ませていた。
上を向く様に言われたので、素直に従う。
……そろそろ、ただの「マッサージ」では済まされなくなる領域になる頃だ。未知への好奇心と恐怖心とその他の感情が混じり合ってゆく。
相手の表情すら確認できなくなる程、既に追い詰められている。]**
[向かい合い肌を合わせ、体を重ねる。
背中と腰に腕を回して支えるとより体が密着して、押し付けられた女の双丘を押し潰す。
飲み込まれた先はお湯よりもずっと熱く、
絡みつき締め付ける肉は、言葉よりもずっと待ち侘びたと伝えてくる。
赤く上気して肌も、決してお湯のせいだけではないだろう。
それは男も同じ。
口の中で精を放ってなお保たれた剛直は、男が微動だにせずとも女からの締め付けに細かな律動を伴いながら押し返そうとする。]
[先ほどまで処女であったなど思えぬほどの色香。
その声、その表情、仕草も触れる肌も。
何もかも官能へと繋がっている。
それでも……足りないのだろう?
聞かずともわかる。
誰よりも強欲で貪欲な女
男は約束は違えない、己が全てを与よう。
ゆさりと体を揺さぶる。
突き上げるような強い動きではないが、その揺れに合わせて二人の間で押し潰された双丘は形を歪ませ、滾る剛直と女の柔肉が擦り合う。]
[何度抱いても飽きることがない。
飽きるはずもない,抱くたびに、犯すたびに、女は美しく淫らに新たな花を咲かせるのだから。*]
[貴方を、見つめる。
抑えきれぬ熱を孕む吐息を吐いて。
漏れだす情欲を、眼差しに込めて。
先のように後ろからではなく、今度は向かい合わせで体を重ねる
躰をより密着させれば、押しつぶされた胸は形を変えて男の肌に寄り添う。
熱く渦巻く情欲で肌を、声を、染めて。
押し返そうとするものを包み込む柔肉は
それが欲しいと期待を孕みながら全てを飲み込んだ。]
[足りない。
――満たされる端から足りなくなるの。
貴方に揺さぶられる体は、貴方によって花開き
より艶やかに咲き誇る。
言わずとも理解しているのだと
貴方の動きが教えてくれる。
擦りあった2つの肉は、より甘い疼きを齎しては
官能を刺激し、溢れんばかりの熱を高めてゆく
激しくはなく、強すぎるということもない。
されど、より密着したそれが伝える官能は
丁寧であり細やかでありながら深いモノ。
何度抱かれても、より求めて。
貴方の美を喰らいたいと、いつも。
肩に置いた手を滑らせ、背に回し
貴方に揺さぶられるたびに長い髪が肌に張り付き、
或いは水気を吸いながらもはらりと落ちる。
咲かせた花を見せつけるが如くに
揺さぶられる脚に咲く赤が、湯の中で揺れている*]
[口で手を抑えるだけで今の状態が見て取れる。
声が漏れ出ぬように堪えなければならぬほどに心地好さを感じてしまっているのだろう。
初めてであれば猶更に男の魔手が生み出す心地好さ、引いては快楽から逃れる術を持ち合わせてはいるまい。
素直に上向きになればその瞳は潤んでおり正しく女のものであった。
常日頃から小憎らしいリュディガーが魅せる表情の変化は中々に良いものである。
男はオイルを身体の前面に垂らしていき全体に満遍なく広げる。
その際には胸の先や股にはあまり触れることはなく、先ずは顔へと手を伸ばし頬を両手で包み込む]
ふぅ……目は閉じるか俺だけを見ていろ。
俺だけに集中しろ。わかったな。
[瞳を覗き込み伝えた男は小顔効果のある術を施し、頭皮を優しく解してから首筋に指を這わせていく。
首筋から胸元まで触れると鎖骨を辿り肩を撫で、腋下から横腹を伝い掌で触れ回る。
脇腹から下腹を撫でるとそのまま脚を撫で、爪先まで終われば一度手を引いた。
未だ触れられていない場所はリュディガー自身でも理解できているだろう。
男の掌は外側から上向きになり重力に従い広がる胸を寄せていく。
ある程度寄せれば軽くゆったりと震わせながら人差し指で乳輪に向けて指で触れていき、色の境目に来ると柔らかく羽根が触れたように触れては指を離していく。
色づきがぷっくりとしはじめれば先端にもそうして触れていった]
痛くは、ないか?
[返答を待つ間も男の指は止まらずに、とつ、とつと次第に触れる時間を増やしていき最後にはぴたりと先端に触れ軽く上下に掻くように振動を与えながら術を施していった**]
[満たされる端から足りなくなるのなら
──幾らでも注いでやろう。
美しい女の肢体を抱きしめながら、
ときな小さな律動で、ときに大きく体を揺さぶり、
女の中では剛直が細かく当たる場所を変えながら、快楽を刻み熱を溜め込んでいく。
花を育て、
咲かせた花の蜜を啜りる。
乱れた髪から覗く白い肌、首筋に口付ける。
もっと感じるんだ。
私を、私の刻む熱を、もっともっとくれてやる。
お前が望むまま、満ちることがないとしても、何度でも何度でも。]
[バシャリ、バシャリと水面が揺れて飛沫をあげる。
律動は細やかに、体を揺さぶるは大きく、そして突き上げる力はもっともっと強くなっていく。
男自身を女の奥に刻むように、女の奥まで熱を届けるように、剛直を深く突き刺していく。
もっと咥え込め。
もっと喰らい、飲み込んでしまえ。
届かぬはずの奥のさらに奥にある小部屋へと熱は入り込んでいく。
肉の質量と実体をそなえながら、まるで昨夜のように熱気と実感が女の胎の中すべてを犯しつくす。*]
[貴方は最初の約を叶えてくれる。
すべてを、きっと注いでくれるのだろう。
抱きしめられ、揺さぶられる躰は
漣のように、或いは荒波の様に翻弄されつつ
刻まれる快楽が全身を巡って。
手づから育て開いた花の蜜を啜る男に
女は体を預け、感じ入る。
己のすべてで、何度も望み。刻んでほしいとばかりに
触れる肌の熱さと、繋がった部分の溶け合う感覚と
水面が跳ね上げる飛沫の音と混ざる、女の嬌声と
それらが趣のある浴室を支配する。]
―― 、 ぁ。あ
[その責めが深く、強くなればなるほど、
女が奏でる音はより蕩けてゆく。
鼓膜を犯す蠱惑的な声を貴方の耳に届け、
深く突きさされたそれを咥え込み味わう中は
とろかされながらもそれを我欲のまま喰らってゆく。
もっと。
あなたを、もっと。
欲のまま求めれば、命を育む場所も貴方の熱に染められる。
胎のすべてを貴方に染められ、犯されて
啼きながら全身で得ている快楽を貴方に伝えるだろう。
伝えながら、男の熱を搾り取るように膣肉はうねる。
昨夜のような欲を。より濃密なものを受け止めながら乱れる。
――ああ、今貴方に喰らわれ、そして喰らっている。*]
[
頬を包まれ、投げかけられた言葉に鼓動が速くなっていくのを感じる。]
……ぅ、頑張る……
[閉じるか見るか、なら見ていたいと思うのだけど。悦の波が強くなるたびに思わず目をつぶってしまう。
彼が手を滑らせる都度、性的な感覚を呼び起こされる場所へ近づいていくものだからタチが悪いったらありゃしない。性感帯じゃなくても感じ入ってしまっていたというのに。
もはや、触れられる場所全てが過敏になってしまっている。]
い、たくはな……っ……!
[胸の先端部分を刺激され、一瞬飛びかける。]
ちょ……待っ……ぁうっ……
[静止されたい訳では無いのだが、思いの外早く来そうな限界点に自分でも驚いている。まだ先があるというのに、もうココを触れられただけで意識を飛ばせるほどだというなら。
「最後まで」される時には、どうなってしまっているのだろうか。]**
[女の嬌声がより艶やかに、より蠱惑的になっていく。
快楽に染まり、官能に身を攫われ、熱に蕩けているというのにまだ足りないと貪欲に求め続ける女。
膣肉が強く締め付けて熱を強請る。
もっと欲しいと、もっとあなたをと、言葉よりも雄弁に。
嗚呼、そうだ、全て喰いつくせ。
男女の一番奥を突き上げる。
もっと奥へと、もっと貫いてその奥へ届けと。
剛直がさらに硬く太くその質量を増やす。]
[──さあ、全てをお前に。
『美』への渇望も、執着も、全て女に向ける。
男にとって『美』とはもはやこの女のことなのだ。
花開いた女の『美』
今はまだまだ小さな可憐な花。
美しさに強さと艶やかさを備えてさらに美しくなる。
──この先。
いつかお前は私を超える。
私はそれを見たい、お前がどこまで行けるのか。
だから、私の全てを喰らえ。
何もかもを奪い、お前の血と肉にするんだ。
私の『美』はお前の中で新たな『美』の糧となる。]
もう一度いくぞ。
[背中に回した腕に力を込めて女を抱き寄せる。
放たれる精。
それは女の飢えを潤し、果てしない強欲を満たすもの。
──命の奔流が女の胎を染め上げていく。*]
[全て喰らいたいと魂より叫んでいる。
其れを赦す男に刻まれ、貪欲に求めて。
突き上げる熱杭を一番奥まで届かせてと
跨っていた脚は腰に絡むようにして
よりしがみ付きながら肥える熱を迎え入れる。
――すべてを、と。
望む声に応えるものを飲み干して。
花を開かせた指に魂を浸し。
灯された熱に身を焼かせ
自分の美を昇華させていく。
貴方の目に映るそれがいつか貴方を超えるときを
私の中で貴方の美をも、糧として
私は益々、音を深めてゆくのでしょう]
ふぁ、あ……きて、くださいまし。
注いで。あなたさま、の。
[抱き寄せる腕の中で、女もまた果てる。
一時でも飢えを満たすそれに浸されて。
それを飲み干して。*]
[男としては頑張るよりも力を抜いておいたほうが良いと思うのだが口で言ってもすぐには実行はできまい。
目を瞑れば目元に唇を触れ男の体液で濡らしてしまう。
性感帯ではない場所も男の手にかかり次第にそうなっていくのだから優しくはないのかもしれない。
痛くはないのであれば重畳の出来だろうが最早余裕もないようである]
リュディガー、イきそうな時は我慢するな。
俺が整え『美』しい肌となったお前の顔が。
俺の指で果てる際の表情を魅せてくれ。
[胸の先端への触れ方も激しいものではない。
先端をゆるやかに円を描くように捏ねながら振動を与えている。
男は硬くなり始めた尖りを指先で摘まみ潰すことなく優しい触れ方ではあるが伝わる振動は余程に意識を飛ばさせるよう働くか。
男の手指が片方、そこから離れるのはすぐのことだ。
その手は腹を撫で伝うと履かせた男物のパンツの中へと滑り込む。
下腹の肌を整えれば最後に残すは乙女の花園のみで、男の指先は秘裂に柔らかに触れるとそれ以上動かすことはなく。
振動と男の指先の熱のみで縦筋が開くのを待つばかり**]
「なんだ。なんやかんや、やってるんじゃない。」
シャワーを浴びていつの間にか戻り、少し前からリュディガーの受ける施術の様子を端の方から眺めている。
自分の時ほど激しくはないにせよ、上も下も直に触れるようになって、とっくに通常のマッサージの域は飛び越えている。
この分なら行き着く先も想像つこうというものだ。
「男の子のように装っていても、こうやって見ると、やっぱりかわいいものね。
本当の若さっていうか。微笑ましいというか…」
まだ性愛の喜びを知らない体が導かれ、花開いていく。
荒削りな原石特有の内からの煌き。
それもまた、二度とない美しさだ。
絵にこそ描かないけれどその一挙一動を目に焼き付けていく。
あるいはそれらも、自分の中の美を磨く材料になるだろうから*
……ひゃっ……
[目元に降らされた唇で大袈裟に体が跳ねてしまう。
手付きも声もやたら優しいのに、それがかえって芯まで熱を帯びる要因になっている。
乳首を弄っていた片手が、己が性器へと触れて、
振動が伝わった刹那。]
ーーーーーーっ!
[声にならない音をあげて、軽く果ててしまった。]
[達した体に呼吸は乱れてるし、緩みきった涙腺からはずっと涙が溢れっぱなしだし、初めてなのにココまで溺れさせられてしまって、
きっと、その理由は。]
……スカリー、「ちゅう」して……
[……気付かない方が良かったのかもしれない。]**
…………「ちゅう」て。
[ちゃんと言えと伝えたは良いが身体を震わせ達してしまった様子のリュディガーの口からは何とも形容しがたい言葉が漏れ出てきた。
その言葉は戻ってきたブランシュにも届いているであろうかは不明だが男には確かに聞こえてしまったものだ。
あまりにも可愛らしい物言いに男はまじまじとリュディガーを見つめたがそこにあるのは――]
ああ、わかったわかった……。
……噛むなよ?
[それだけを念押しすると目尻から流れ落ちる左右の雫を唇で掬い取り目元に口づける。
男の手指は未だに達したばかりの秘裂に埋まり花弁を咲かせていき、胸の先もまた弾力ある状態に変えてしまってからは僅かずつ力加減を変えて捏ねていた。
男は身を乗り出すと目尻の次には額に、その次には鼻筋に。
頬に、喉元にと唇での施しを続けていく。
唇の端への触れ合いは次を予感させるものであり、男はリュディガーが目を瞑っていようとも開いていようともその表情の変化を見落とさないように眼に焼きつけるため見つめたまま。
ふう、と唇に息を吹きかけてから他の場所と同じように柔らかく触れあうだけの「ちゅう」を施し、やや様子を伺ってから二度、三度と「ちゅう」を重ねていく]
唇も力を入れるなよ。
薄く開いていてくれ。
[柔らかな触れ合いは次第に唇の肉厚を確かめるものへと変えていき、「ちゅう」をしながら男の指先は秘裂に隠れている秘芽を探りあてそこに軽く触れて快楽を齎していく**]
「悪いが、今回は『触るだけ』なんて言わないよ。
君も、上手く私を使うといい。」
彼女の肩に手をかけて、そっとベッドへと押し倒す。
彼女に覆いかぶさるよう、組み敷いて。
衣装の結び目を一息に解いて、上半身をはだけさせてしまう。
彼女の胸を覆うのは、あの薄い下着のみ。
「君の身も心も、私だけのものにする。
口も、胸も、ここも。
――望むなら、もっと深いところでも、後孔でというのもある。
君が、私から奪える場所なら、どこでも。」
片手で、彼女の身体をなぞる。
まずは頬を、それからまだ下着に覆われた胸元を、衣装の下にある下腹を。
彼女が自分から奪いたいなら、どこででも。
おもむろ、彼女の唇に自らの唇を重ねた。
深く絡ませあう、荒々しいもの。
言葉通り、彼女を自らの色で染め上げようとする。
両手で胸部を覆う下着を押し上げて、遠慮なく揉み込み、先端を指で転がす。
彼女が自分を貪るしかない状況へと、追い立てていく。**
…………うん。
[ゆっくりと目を閉じる。
落とされる言葉も、唇も。ひどく優しいのに何故だか胎の奥が切なくなるような気がする。秘所の入り口と芯の部分をゆっくりと掻き回していく指に、また達しそうになって。
訳も分からなくなってしまう前に、どうにか言葉を絞り出す。]
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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