人狼物語 三日月国


23 【完全身内】Días preciosos【R18RP村】

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視点:


ラトゥール! いざや恩讐の碧落に絶えよ!

[ 街について間もなく抉られるほどの怪我での失血と
 能力開花の過負荷で僕は気を失った。


 クラレンスも、酒場までは持たなかったらしい。



 目が覚めた時には街の病院で1日経っていた
 もう少し入院をした方がいいと言われたのを断った ]

【人】 半吸血鬼 クラレンス


 [ 動き回っていれば脳内麻薬が出るのは本当らしく
   街に辿り着き、酒場に辿り着く前には
   帰ってきた安心感からか、気を失った

   ラトゥールがなんとかしてくれたのだろうか
   目が覚めれば地下の研究室
   ベッドに身体を預ければ痛みがより酷く感じた


   時折意識が戻っても
   ボヤけた視界ではよく見えず
   目を閉じれば悪夢も見ない程に
   意識を刺激する痛み

   傷もないのに、何故なのか
   戦っている間は気にもしていなかったことが
   今更になってまた湧き上がる
   考える脳の余裕もなくまた意識は落ちる ]
 
(2) 2020/03/10(Tue) 11:36:58
[さてさて!街は復興のために大忙しです!
実はこの街はよく吸血鬼に狙われるので
大騒ぎにはなりますけど

聖都近くで結界外なのでよく狙われます!
のでみんな結構慣れてはいるとこもあるんだよね

今回は…死傷者とか操られてる人出たから
普段より街の空気が陰鬱なので]


  はい、これ!
  今度うちに来たら1オーダーだけタダにするから

  また気が向いたら来てね!

[復興作業を手伝いながらも
楽しいことも渡しておきましょー!]

[それはそれとして!
まあ、軽い事件といいますか?

教会の半吸血鬼さん
たまに会ったことある人がいまして?]


  お兄ちゃーん
  あのね、俺と付き合ってくださいって
  言われたけど

  私お兄ちゃんより強い人じゃなきゃ嫌
  って言ったら模擬戦したいってー


[ごめんね!お兄ちゃん!
でもこれ本音だから!つい出ちゃった!]*




『 守りたいひとに会えるのなら
  ……迷わないことです。 』



 [ ────日の浅い言葉が甦る ]


 [ 洗脳されていた仲間達を連れ戻し
   そしてその様子見の片手間で復興手伝い

   誰もかしこも忙しい街中
   火で色々なものが燃えてしまったし
   死傷者でたらわちゃわちゃ騒ぎも仕方ないね!

   と、そんな中の大事件 ]


   模擬戦?
   いいよいいよ。受けて立つよ

   というか妹さ、それ条件でいいの?


 [ 妹が幸せになるなら
   誰かと付き合う事だって良いと思う!
   ただし兄の審査はあるとする
   危ないやつに妹はやらない!

   たしかに自分より強ければ
   妹を安心して任せられる
   だが基準がそこなのかー…と
   兄は妹のことが心配になった!

   恋する半吸血鬼くんの未来はどっちだ! ]*
 


 [ 過去を知っている人が
   過去に一切触れずに過ごせるだろうか

   もしも安定させるのを失敗して
   彼が暴走して死に至ったら


   どちらの選択も美点だけではない

   世の中の二択問題に
   利点のみしかない選択など存在しえない ]
 


[ ────この選択は
”クラレンス”
との別れも意味するのだとわかって躊躇していた ] 


[じゃ、じゃーん!
ケアに重点を置いていたので忙しい忙しい!

それで優しい言葉とか掛けてたら
まあ、そんなこともたまにあるもので?

断り続けていたのに何だかなあ、なのです

なおお兄ちゃんは秒殺してくれました!
お兄ちゃんかっこいい!]


  ごめんね!お兄ちゃん忙しいのに!
  あの人前から断ってたけどしつこかったから


[目の前で両手を合わせてごめんなさいポーズ!
今夜はお兄ちゃんの好物にします!]



嘘は言ってないよ?

 お兄ちゃんみたいに
 強い人がいい!っていうのはホント

 理想は理想だけどーって
 それを越える人じゃないと

 付き合うとか無理!

[恋する吸血鬼くんは無残にも散ってしまいました!
ごめんね!今は恋とか付き合うとか考えられない!

なんだか心配されてるようなので?
継ぎ足し継ぎ足し

補足は大事! ]



  私ちっちゃい頃は
   お兄ちゃんのお嫁さんになる〜って

   困らせてたもんね
   懐かしいこと思い出しちゃった!


[昔から、血の繋がりのないお兄ちゃんが大好きで
ちまちまと付いて行って懐いていたのは私のほう!

今でも私のお兄ちゃんは誰より優しくて痛みを知ってる素敵なお兄ちゃんです!

あ、でもお嫁さんになる〜は今はない]


[仮に私が恋人出来たとしても
お兄ちゃんに恋人が出来たとしても


────私はお兄ちゃんの妹だから


 それでもって私のお兄ちゃんはお兄ちゃんだけ!
 えいっ!て久しぶりに腕に抱きついちゃおう!

  みんなのことで奔走してるから
  たまには妹として甘えていいよね?なんて!  ]**


 [ テキトーな武器を片手に
   恋する吸血鬼をぱちこん!秒殺した ]


   妹の恋人になりたければ
   恋に浮かれてないで鍛錬を積みなさい?


 [ しかしまあ
   人間である子の兄で人間を想定したら
   半吸血鬼が出てきたのは
   向こうにとっても誤算だったかもしれないね! ]


   いいよ妹。気にしないで
   しつこい男の人は嫌だよねぇ


 [ こちらも妹の将来がかかっている
   やりたいからやったのだ

   謝罪はいらないけど好物はいただきます! ]
 



   どうして強い人がいいんだい?

   私を超える人って
   中々厳しいと思うけれど…


 [ 自分が強い!と自信があるわけでは無いが
   半吸血鬼なのだから少なくとも
   世界の多数を占める人間よりは上になる
  
   妹の未来を狭める事になっていないか
   お兄ちゃんは心配になってきたぞ! ]
 



   ああ、そんなこともあったあった
   なんだか懐かしいねぇ

   困ってはなかったけれど


 [ 妹とは結構な年の差がある

   妹がちびちゃんだった頃でも私は
   小さな子が親や兄弟にお嫁さんになると
   そういう事を良く言う事を理解できる年齢だったから

   吸血鬼に親を殺された彼女が
   吸血鬼の血を引いている私を
   好いてくれた嬉しさはあったけど
   困ることはなかったんだよ ]
 


 [ 急に腕に抱きつかれて
   驚きの声が思わず出た

   久しぶりも久しぶり。何年ぶりだろう? ]


   ああ…言い忘れてた

   ただいま ロゼ
   今回もまた、酒場を守ってくれて
   無事で待っていてくれてありがとう


 [ 幼かった頃の様に妹の頭をなでなで
   言葉だけじゃ伝えきれない感謝を、伝えよう ]*
 

【人】 半吸血鬼 クラレンス


 [ 名前を呼ぶ声がする>>20
   そちらに目を開けて顔を向けても
   身体を圧迫するものは、正常な視界を許さなかった
   鈍くぼやけた視界の先、穏やかな緑の眼が見える ]


   …………っ。


 [ 温度の上がる左手
   した覚えのない親友を守ったらしい話

   痛みが増す。またこれだ

   態度の変わりきった相手に
   どこまでが真の言葉で、などと
   疑う悪癖を発動させる余裕もなく

   耳に入る優しい言葉
   暖かい言葉を聞きながら意識は沈む ]
 
(21) 2020/03/10(Tue) 17:39:48

【人】 半吸血鬼 クラレンス



 [ その後先生が戻ってきて

   閉じられていた記憶の蓋は開かれる ]

 
(22) 2020/03/10(Tue) 17:41:06

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


 [ 身体の痛みが消えた
   それと同時に流れ込んでくる
   色鮮やかな記憶達

  
そして色濃く爪痕を残したのは
僕が吸血鬼にされた時の記憶
 ]


   ……どうして、僕は
   生きているんだ、ろう

   何もかも忘れて
   のうのうと生きていたんだろう


 [ 記憶を消される直前の様に
   がりがりと爪で首を掻いていく

  
不安定な心が吸血鬼の面を刺激する
喉が渇いた。その感覚が余計に心を乱す



   少しはあの頃より精神が大人になろうとも
  
抱えた罪は簡単に消えやしない
 ]*
 
(23) 2020/03/10(Tue) 17:51:46

 ……お守りをずっと持っててくれてありがとう

 

[ あのとき、僕が銀のお守りを渡していれば
 少しは何かが違ったかな ?  ]


   ……死にたいのなら僕を殺して
   きみを起こした僕を、先に殺して


[ きみは知らない。あの後僕が受けた仕打ちを
 きみは知らない。でもそれでもいい。

  ただひとつだけ、知っていて欲しい。 ]

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


 [ 掻いた場所から血が滲む
   手首を掴まれる。振り払おうとしても強い ]


   だっ…だって

   みんな僕のせいで…僕を守って…
   自分の両親も、知らない人も

   それから君だって
   僕が戦わなかったから傷ついたのに


 [ 吐き出す様に過去の一部を告げる

   渦巻いた記憶と揺らぐ心
   掴まれた腕が知らずに震えた ]


   なのに、なのに
   生きてって…生きてて嬉しいって!

   みんなを犠牲に自分が助かるぐらいなら!
   僕が代わりに死ねばよかったのに!

 
(26) 2020/03/10(Tue) 19:00:18

【人】 目覚めた一等星 クラレンス



   嫌だ。嫌だ嫌だ
   殺したくない!痛いことしたくない!

   ……だけど、だけど
   傷付けたくて、噛みつきたくて、仕方なくて!


 [ いつかの日、吸血衝動を抑えきれずに
   噛み付いてしまった日を思い出す

   不安定な心が生み出す不整合性 ]


   半吸血鬼になっちゃったから…

   嫌だよね。ねえ吸血鬼嫌いでしょ?
   憎くて憎くて仕方ないって言ってよ!

   ごめんなさい…ごめんなさい……


 [ 地の底まで嫌われて
   半吸血鬼の方が身体が強いからと盾にされた方が
   無感動な時期の方が楽だったかもしれないと嘆くのに

   抱きしめられるのが温かい
   振り払いたくない。どうして生きてるんだろう ]
 
(27) 2020/03/10(Tue) 19:01:33

【人】 目覚めた一等星 クラレンス



   誰も恨まない…
   全部僕のせいだから……


 [ 思い出したのは辛い事だけじゃない
   優しい記憶の方が、たくさんと

  
その分だけ、彼らの死が重くのしかかる
 ]
 
(28) 2020/03/10(Tue) 19:02:20

【人】 目覚めた一等星 クラレンス




   だったら、僕はどうしたらいいの…*



 
(29) 2020/03/10(Tue) 19:03:57

  ねえ、少しだけゆっくりと僕の話を聞いて欲しい

[ 一度だけ腕を離して…両手を握り締める
 温かい…生きている。この子が生きている。

 それだけで泣きそうになる僕を、きみは知らない。 ]


 僕が憎んでいたのは吸血鬼じゃなかった。


[ だったら僕は僕の
 もっとも見せたくなかった部分をきみに見せよう

 それで嫌われるかもしれなくとも
 嘘やごまかしできみを支えられる筈などないのだから ]



  ──────彼奴を殺して僕も世界から消えたかった。


 

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


 [ 深い夜に、あの日の闇に
   沈んで出られないようなものだった

   そのまま眠っていても
   根元の部分は人は変わらなくて
   無意識のうちに苦しみ続けていただろう

   ずっと前から戦うことを拒んでいたように ]


   戦いたくはない…けど……

   何もしてないで見てるのはもう嫌だ
   それはもっと嫌だ…っ


 [ 怯えながらでも剣を握った
   その決意は間違いなく本物だった ]
 
(32) 2020/03/11(Wed) 8:38:40

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


   …血は吸いたくない
   気持ち悪いし、何より…相手は痛いし

   でも身体が、ほしいって…飲むと満足して
   そんな自分が嫌いだった!


 [ 抑制薬で抑えられない時の苦しみ
   どうして衝動が急に出るのかの理屈も
   まだ、うまく理解していなくて

  
足りないものを埋めるように求めるのだとは

   許しを得ては喉の渇きが少し治まった
   置き去りになった僕に手を差し伸べられるようで ]
 
(33) 2020/03/11(Wed) 8:39:22

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


 [ 知らなかった事実を新しく聞いた

   君は昔から優しかったから
   僕の前で偽ってくれてただけかもしれないって

   それでも話される過去のことは嘘には思えなくて ]


   それは…
   君は何にも悪くないでしょ

   グールは殺してあげなきゃダメだよ
   ……だって、その
   本人達も好き好んでグールしてないだろう、し

   弱い相手に八つ当たりしちゃうのは
   心理的に普通だろうけど悪いことだし

   悪いこと…なんにもないよ……


 [ 守られ続けたくせに死にたがる
   自分勝手なのは僕だと思い知る。辛い。

   僕なんかじゃなくて
   世界が君を守れば良かったのにね

   グールと化した親の事を思い返して
   ぽた、と一粒だけ涙が落ちた ]
(34) 2020/03/11(Wed) 8:39:55

【人】 目覚めた一等星 クラレンス



   だから世界を憎んでも…
   自分だけは憎んだらダメだよ……

   その火で
   たくさんの人が救われたんだから…
   君は…僕とは違うよ。いい子だよ


 [ 手が震える

   首に爪を立てようと無意識に向かうのは
   抱きしめられていては不可能だ

   こくん。乾いている喉が鳴る
   手で口を抑えて、自分を噛んだ。まずい ]
 
(35) 2020/03/11(Wed) 8:40:18

【人】 目覚めた一等星 クラレンス



   嫌だ……
   僕を守ったら君がきっと死んじゃう
   置いていかないで…

   無力で無価値な僕の為に
   誰かが死んじゃうぐらいなら
   守らなくていいんだよ

   僕は…いくらでも怪我するから
   そうしないとダメだ。僕が悪いことしたから


 [ 自分に関わったから死んだんだ、と
   叫ぶ。次はどうなるか分からないのに
   決めつけて、右手で首に傷を入れる

   痛いけれど、この程度大したことない
   僕を庇ってグールの爪を受けた君に比べれば ]
 
(36) 2020/03/11(Wed) 8:40:56

  ……きみのいない世界なら

       僕なんて、いらない

[ やさしいものはすべて
 きみと共に消えてしまったから

 僕にとって優しさとか温かいものはきみが象徴だった ]

【人】 目覚めた一等星 クラレンス



   待つのは嫌…
   信じていない、訳じゃないけれど

   だったら、だったら…
   どうしても戦わなきゃいけない時は
   今まで辛い思いをした
   君の分まで代わりに戦う……


 [ だって生きてしまったんだから
   それぐらいしないと僕は
   生きる意味がないんじゃないかって

   戦いたくないと逃げたくせに
   自分の心に再び枷をかける
   愚かな事だとわかっているのに ]
  
(41) 2020/03/11(Wed) 11:43:45

【人】 目覚めた一等星 クラレンス



   そうだけ、ど
   分かってる。わかってたさ!


 [ どれほど自分の中の人間が
   別のものに書き換えられたのか
   他の人には言えなくても理解はしている

   普通の半吸血鬼の生まれのように
   綺麗な半分でないことも ]


   血を飲んだり暴れたり
   それは人間じゃないって認めるのは

   簡単にいかない…よ


 [ 拒絶の由来は単なる優しさだけではない

   心と身体の不一致を受け入れるのは
   ましてや世界が悪と定める鬼と化したことを
   飲み込むには時間がかかる

   殆ど人のように生きられる世の中であっても
   いかに吸血鬼が嫌われて居るか知っていて
   そして僕自身もかつては信心深かった身で
   幼い自分は相手を何も知らなかったのだな、と ]
(42) 2020/03/11(Wed) 11:45:20

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


 [ 開けた傷口から血が落ちる
   痛くない。もっと、もっとやらなきゃ
   そうして自分を罰しても何もならないけれど
   黙って生きる方が、もっと辛い ]


   ………


 [ 幼馴染みたる君の為に生きる
   とても良いことだと思うけれど

   それが自分でいいのか
   あれだけ言われようと自信がない
   無価値と言うなと咎められても ]
 
(43) 2020/03/11(Wed) 11:46:11

【人】 目覚めた一等星 クラレンス



   僕が巻き込まれるのは、いいよ
   僕が危険な目に遭うのは、いいよ

   愛されて守られるだけなんて
   それは嫌だ……

   だったら贅沢かもしれないけど
   愛されなければ良かったって…
   思っちゃったんだよ!


   みんな僕の、せいなのに…
   1人で背負えれば良かったのに!


 [ 耐えていた涙が溢れた
   子供のように泣きついて、抱きついて

   感情的なものを一気に吐露する ]
 
(44) 2020/03/11(Wed) 11:46:55


   ミゲル……
   僕は、僕は……

   きっとずっとこんな調子だろうけど
   たくさん君を傷つけそう、だけど

   それでいいの…?本当に?


 [ 自傷の手を止めて濡れた赤い目で、見つめた ]*
 

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


 [ こくり。一緒に戦って欲しいの言葉に頷く

   1人で戦うよりも確かに
   人がいる方が強くなれる、気がした

   今は脆い部分があるのも、自覚して ]


   あんな思いは…しなくていい

   共有される必要もないよ
   理解されなくたっていいから…


 [ 同じ苦しみを味わえなど
   願えるはずもないじゃないか

   一生と消えない変えられた魂
   もう自分が救われる事はないから
   ただ他の人はそうならぬようにと願うだけ ]
 
(48) 2020/03/11(Wed) 16:42:04

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


 [ 泣く事も、泣き声を言うことも
   許された事じゃないと思っているのに

   勝手に溢れ出した感情は止まらない

   ごめんなさいと、小さな声で呟き続けて ]


   ……他の奴が悪いよ
   ちゃんと人を見ない奴が悪いよ

   僕の10年間もそうだけど…


 [ 全てを忘れていた
   クラレンスだったあの時は

   君に何度ひどい事を言っただろうか
   近付かない。何も見ていなかった、彼は

   恥じても悔いても、時は戻らない
   あらゆる事を言い訳にもしない
   謝罪一つで許されるとも思っていないけれど ]
 
(49) 2020/03/11(Wed) 16:42:25

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


 [ すぐに笑う事はできない
   泣き顔を収める方が精一杯で
   抱え込んだ罪悪感も大きくて

   ゆっくり消化させていくしかない

   でも親友の君がいたら
   一緒に戦ってくれる相棒の君がいたら
   僕は僕を許して、認められる日が
   僕が許されて、罪の意識から解放される日が
   いつか来るかもしれないと思ったんだ

   小さな火、優しい光
   君の火は、ながいながい夜に希望を灯した ]*

 
(50) 2020/03/11(Wed) 16:44:16

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


 [ 何時間経ったかはわからない
   自傷癖も涙も一旦引いたところで
   紅茶と焼き菓子を用意して貰った
   ついでに抑制薬も貰って口に放り込んだ

   久々の対話の後でもまだ
   沈み気味な心は身体を縮こませ震えさせたが
   ミルクを混ぜた紅茶とお菓子を少しずつ
   口の中に運んで行った ]


   教皇様の存在が
   架空だと思っていた訳ではないけど

   実在してるってのも初めて聞いたかも


 [ 洗脳されていた間
   影が伸びてグールを飲み込んだところは見た
   ついでに結界で弾かれたところも
   ちゃんと覚えてましたとも

   乗り移って話したというのは
   少々信じられない話だがー…
   あの強大な力が教会トップの持つ力のもの
   …というのは、納得かもしれない? ]*
 
(53) 2020/03/11(Wed) 19:26:03
[ 告げるかどうか悩んでいることがある
 先生のことは信用している。

 でも自他ともに認める狂人であるのも、確かだ
 ……今までの話聞いてて気づいてはいるだろう

 乾いた喉を潤すように紅茶を一口含んだ ]



 ……僕は先生に異能力者にされる前から異能力があった


 シルビア機関長には
 周りに黙ってなさいって言われてたけど




[ 村の人をグールで焼き殺した
 それは先生と会う前のことだ────。

他のハンターは先生の実験で異能を付与されている
 僕はずっとそれが不思議だった。

 シルビアが隠し立てしようとするほどに
 僕の異能は異質なものなのではないか…と。 ]*



   僕はほぼ全ての異能付与実験と
   そのテストに関わっていますから
   当然その事は知っています


 [ 狂気的たる人体実験
   被験者が力を発現させる事なく死んでしまう事も多い
   正常な精神を持つ人はやりたがらない

   異能力の付与。それを開発したのも、過去の自分
   故に遍く異能力については知識を持つ ]


   先天的に能力を発現させるのは
   とても希少な存在ですが

   ……ふむ
   先程の、教皇に言われた力が
   関係あるのかもしれません


 [ 異能力自体に興味は向いていても
   今までその使い手には興味がなかった

   だが、もしも
   教皇や強力な吸血鬼が目をつける程の
   異質な力があるのならば ]
 

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


 [ 呼ばれるのはどちらでも良かった
   人間である名のグラディオの方が好んではいたが
   どちらの名も、自分であると認識はできる

   ただし自分から名乗る時
   どうしてだか、クラレンスとしか名乗れない
  
真祖が付けたその名に
吸血鬼とされた者が、逆らうのは難しい
そんな事実はまだ知らない
 ]


   ……………?


 [ ところでこの人たちなんの話してるの?

   異能の話とか半吸血鬼だから詳しくないし
   僕ちょっとその場にいなかったので
   1ミリたりともわからないですね!言葉ムズカシイ

   焼き菓子おいしい! ]*
 
(58) 2020/03/12(Thu) 8:31:33
[ 東洋も西洋も失われた魔術すらも浮かぶ場所
 教会の創立以来人間が確実に安全に暮らせる聖都を守りし多重の魔術

 内外からの防壁は教会の歴史と共に重ねていく
 教皇の代と魂を吸う度に重ねていく度に重ねていく


 聖都の絶対性は人間の選民意識を増させたが。
 教会の信仰と絶対性も増していった。 ]



  ……あら、コルド
  何処かへ出かけていたのかしら?

  教皇猊下が崩御なさりそうなのよね。

[ 魔術の施された部屋の中で
 女は研究員を待ちわびていたように椅子に座る


 ────カツン
 一歩研究員に近づく ]


  貴方の兄君は
  歴代の教皇の中でも素晴らしい力を持っている

  これ以上の魔術に耐えうる人間が次に現れるか
  死んでしまうのは私としても惜しいのよ。



  延命の方法は、あるのよ。


[ さて今にも風前の灯火の教皇を前ににして
 この狂気の研究者はどうするのか? ]*

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


 [ ちまちま食べている焼き菓子がおいしい
   そんなゆるゆるトークを相棒と交わす
   会話が平和過ぎる。記憶取り戻してよかった!

   軽い説明を聞いてふんふん、と頷くが
   残念1割も理解できなかった! ]


   えーっとー?
   なにか教皇様から直接言われるような
   世界単位レベルの
   すごい力の一つがミゲルにはあって

   それが炎の力の元?
   で、貴重だし強いから
   悪い人が狙ってる気をつけろ!的な…


 [ そんな強い力があるって大変
   …とか呑気なこと言ってる場合ではなさそうだ! ]
 
(67) 2020/03/12(Thu) 11:58:14

【人】 目覚めた一等星 クラレンス



   ああ、ちゃんと話した方がいいのかな
   じゃあ…行った方がいいね


 [ この場所の主であるその人は
   他の半吸血鬼の人の怪我の手当てやら
   している最中なのだろうか?

   余裕がある隙を見て2人で話しかけよう ]*
 
(68) 2020/03/12(Thu) 11:58:27


   ……

   もう少し心を込めて言えませんかね
   例えお飾りであろうとも
   自らを犠牲にこの聖都を守る要
   そして、長く魔術に耐える逸材

   そして
   人の生死が関わっているはずですが


 [ 自分と同じで
   犠牲など気にしない者なのは分かっている

   だが…あれは兄だ
   大事な人を蔑ろにされて誰が黙っていられようか? ]
 



   延命の方法とやらがあるなら
   最初からやっていただきたかったものです


   ただし
  
僕の命を捧げる、以外の方法ならば



 [ 自分の命自体は気にしない

   だが、僕には
   自分にしかできぬことがある
   それが完遂するまでは
   ………死ぬ訳にはいかないのだ ]*
 


あら、貴方がそれを言うの?
  幾人もの犠牲の屍に立って
  顔色ひとつ変えない貴方の言葉とは思えないわね

[  無論、女はわかっている
  幼い頃から教会に囚われることを選んだ兄と
  弟を逃そうとして背いた弟

 ────…大人となっても細く強く
     魂を繋げるのは根幹が同質であるからだろう ]
 


  ……成る程、自分は犠牲にはならないと。

  延命の方法はあるけれど
  それに対応する者は少ないのよ。

  例えばそう、魂を同じくする貴方か。


[  自らの命を捧げないであろうことは
  成否の鍵を握る部分でもある。

  くすりと小さく笑む
  ────椅子の近くには眠るように息を止めた教皇
  今もまだ生命維持がなされているのは医療技術ではなく

  魔術による作用で今回こそは死に絶えるかもしれない ]


  或いは天性の異能力者
  その資質に叶うもの

  付与された異能では拒絶反応が起きてしまう
  では意味はないの


 ────わかるでしょう?
    教皇猊下の延命をしたいのなら


   
ミゲルをここに連れてきてくれればいいだけよ。

   あの子はきちんと覚醒したのだから


[ その力の資質は教皇に到底及ばずとも
 延命の糧とは成り得るのだ。

 異能の力は闇に近いが
 天性の力を聖に寄らせれば利用価値が高いのだ。 ]*

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


 [ 熟してるって言ってたよね?
   ツッコミするのはやめた

   なお、かわいいとか思われていることは
   微塵も気付いてないのである!

   というわけで(?)歓談室へ
   ロゼも呼んできて4人。椅子に座り ]


   ……うん

   教会のやり方よりは
   こっちのやり方の方が、性に合うから


 [ 一緒に戦うとは言ったものの
   好んで戦いたい訳ではない

   それに、教会でひっそりと
   受けていた仕打ちのことも、あった ]*
 
(70) 2020/03/12(Thu) 12:34:32


   貴重なら貴重なりに
   もう少し勿体なさそうに言えばと
   そう言っているだけではありませんか


 [ そこらのハンターとは違うのだ

   代わりが幾らでも居る存在と
   唯一たる存在では扱いも違うだろう ]


   なるほど。そうでしょうね

   教皇たる強い力を持つ存在
   素質なき者が異能を発現出来ぬように
   選ばれた者でなければ延命もできない


 [ まるで死んでいるようだ
   そんな姿はあまり見たくなくとも
   これが自分の命の代償でも、ある ]
 



   はぁ…なるほど彼ですか

   すみませんね
   彼…とその相棒だった半吸血鬼はもういませんよ

   印つけられていたでしょう?
   街を襲ってきたあの吸血鬼と交戦中に
   亡くなってしまったんですよね


 [ 2人揃っての教会からの失踪だ
   その様な話で周りには通してはいるが
   その言い訳が彼女にまで完全に通用するとは思っていない

   だが、そう
   彼の秘めたる力は自分の目的を
   大きく進めるかもしれないから、こそ
   今ここで差し出すわけにいかないのだ

  
ここで退いたら手がかりを一つ失う
そして失えば不安定なあの半吸血鬼も
同時に失うのと同義である
 ]
 


  貴重ではあるけど代替は利く
  
  現教皇猊下の力ならば
  死後も数十年は保つでしょうから

  私としては今すぐに急ぐことではないもの。



[ どんな風に仕組みか。
 聖遺物は周期的に生み出しているのか。

 定期的に現れる教皇と成り得る資質を持つ者
 既に現れているのだ。

 そうすぐに焦らずとも
 幾年月と待っていたのだ。 ]


────教皇に対しての思い入れを知っている


  故にこそ最終的にはその命を自ら捧げるのが一番良いが。
  この狂人はそう容易な思考でもなかった。


  あら、そう”出る”のね?
  それならそれで、構わないわ。

  唯一の肉親の臨終の時にでも
  立ち会ってあげて頂戴?


[ 彼の計画の詳細は知らない。
 だがその為にあれもこれもと選んでいて

 一番大事なものを喪ったとき
 果たしてどうするのかも見物だ。


  死んだように眠る
  教皇に触れようとして────

  
のようなもので弾かれた。  ]


目覚めるとは…意外ね


 ……教皇猊下がまだご健在なら話は変わるわね。
 それではね、コルド研究員?


  大切なものの取捨選択を間違えないようにね?


[ 明確な拒絶を受けた女はあっさりと引き下がる

 未だに自我を保った教皇の完全なる支配領域では
 シルビアとて手出しは不可能なのだ。

 その有り余る潜在能力を糧とする日を
 指折り数えて艶麗に笑んでその場を去る────。

 残った兄弟のことは見向きもせずに
 ────カツン、靴音だけが響いた。 ]*



   良いでしょう
   まだ仮死状態でしかない

   死んだと勝手に決めつけるのは
   果たしてどれだけ愚かな事か


 [ そう一見
   あれもこれもとしているように見えるだろう

   僕の計画は確かに
   彼が生きていなければ意味がない
   だが、計画を遂行する手段を失うことも
   同様に、意味がないのだ ]
 


 [ 教皇に触れようとしたシルビアが
   不思議な力で弾かれたのを見る

   兄が目覚めてシルビアが引き下がった
   手出しができないからと退いたのか

   細かきことは今はいい


   立ち去る靴音に向けひとつ ]
 



   取捨選択?
   何を語っているのですか?
   あなたは僕の本質を見誤っている

   残念ですが
   僕の目的は教皇の延命ではない



                 
教皇の解放。ただ一つ


 

【人】 目覚めた一等星 クラレンス


 [ 自分はここに居ると
   ずっと言い続けていた、から
   親友はこれからどうするのかと
   聞き専気味になっていたところに話を振られた ]


   僕もやりたい事はないけど
   何もしないのは落ち着かないから

   何かできる事は探したいかな

   でも暫くはあんまり遠くに行かない方が
   いいんだっけ…?


 [ あの先生から多少は聞いた
   精神的に安定していないこと、その理由
   自傷した痕は当然身体についたまま

   酒場の手伝いが最善かな?
   前にやった時の感触も悪くなかった
   そんな風にちらっと親友を見て ]*
 
(80) 2020/03/12(Thu) 16:53:58
[それとそれと!
クラレンスは案外甘い物が好きみたいだから

歓迎会でもいろんなお菓子を作って用意しよう!

お兄ちゃんはドーナツ当分食べたくないって言ってたけど
それはそれとして置いておきました。


新しい場所にきて新しいことをはじめる2人に
良いことがありますように!]*

[ 目隠しをされたままではわかりようもない


 僕がいずれ知るかもわからない事実には
 先生が正気だったら仲違いをしていたかも、とか


 世界の仕組みであるだとか
 教会の陰謀に巻き込まれようとしている、だとか。


 或いはもっと大きな波乱が待ち受けているかもしれないなど
 僕には一切の予感はなかった。



  
ただ静かに暮らせるというのがひどく贅沢に感じていた。]


 
 
 嘆いて世界と自分を恨んでばかりだった
  ハンターのミゲル、さようなら



     世界中に見放されたと思っていた「俺」にさようなら 

 

 




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