【人】 癒し手 イクリール[もう少し様子見をするかと思ったが、催促が入るので、ゆっくり立ち上が。 ただ酒と言うのもあり、飲んだくれている人が多いのか、あちらこちらから陽気な会話。 酔っているせいか、だんだんと言い合いになっていくのか、喧嘩腰の会話。 カードゲームを始めている人たちに、飲み比べをしている人たち、腕相撲大会をしている人たち、 あちらこちらで、各々楽しんでいるなと、離れてみていて気付いていても、こうして側を通ると楽しんでいる事がよく解る。 これ…明日大丈夫かなと少し心配になるのは、きっと素面のせいかもしれない。 全員が全員、依頼があったり、ダンジョンに潜ったりするわけではないとしても、そういう人はいるはずである。 酔いが醒めればいいが、そうでなければ、手っ取り早いのは魔法で解除する事。 パーティを組んでいる人なら、自分のパーティのヒーラーに頼むだろうが、そうでなければ…。 忙しくなりませんようにと、祈りながらマスターのところへ] お疲れ様です。 [声をかけてから、箱に手をいれて、一枚紙を引き抜く。 書いてあったのはお高いお酒一瓶vil] (13) 2023/12/10(Sun) 7:35:46 |
【人】 癒し手 イクリール ………。 [紙に書かれていたものを凝視してしまう。 人によってはこれは、とても嬉しいものだろうが、飲むなと止められている自分からしたら困る物である。 良いの出たなとか言われても、良くないと言えば、お酒の瓶を受け取る。 飲んでいる人たちから、いいなとか言う声が聞こえた気がしたが、よくない。 これをどうするか…高いお酒なら取っておいて、わいろにすればいいのか。 それとも、もう飲んでしまうと言う事なのか。 頭を抱えそうになるが、お酒の事はいったんおいておこう。 見ないふりとでも言うのか、他の人がどんなのだったのか…。 まずは微妙な顔をしていた、マギサに近づき、] マギサさん、籤の結果どうでしたか? なんだか、微妙な感じでしたけど。 [声をかけるのは、他にはどんなのがあったのか知りたいがため。*] (14) 2023/12/10(Sun) 7:42:38 |
【人】 癒し手 イクリール[仲間をなくて、パーティからも逃げ出してから、このギルドに所属するまでには約2年の時が経過している。 その間は、いろんな街や村を転々とした。 癒し手であり、女の一人旅。時には、癒しは癒しでも――と言われた事が。 その時は、魔法を駆使して逃げたりという経験もある。 逃げた後は、冒険者なのに、自分は何だろうかと、自問自答したりもした。 その答えはなかなか出せない。 路銀を稼ぐために、即席のパーティで簡単な依頼を受ける時はいい。 だけど、ポーションを売って稼ぐ時は、自分は何がしたいのか解らなくなっていた。 ――私は冒険者。冒険者を辞める事なんて許されない。 仲間を殺しているのに、一人だけなんて…。 そう思って、冒険者と言う事に拘り、でも何をしたいのか――。 その答えがでずに焦燥感があるのに、足掻いていた。] (19) 2023/12/10(Sun) 17:16:05 |
【人】 癒し手 イクリール[そんな日々の中、このギルドに所属する少し前の話。 その時に立ち寄ったのは鉱山の街であった。 まだまだ鉱石が取れるからにぎわっている街。 廃坑に住み着いた、モンスター退治と言う仕事がある為、冒険者もいくつかのグループが存在していた。 その中の一つに、紛れ込むかと考えていたが、事件が起きた。 ――崩落事故。 怪我人が多く出たらしく、街に常駐している人ではたりなく、冒険者のヒーラーに依頼として挙がってきたのである。 ヒーラー単体なんて、そうそうある物ではないし、居合わせたのは何かの縁と思い、その依頼を受けることにした。] (20) 2023/12/10(Sun) 17:16:28 |
【人】 癒し手 イクリール[血の匂いと呻き声が支配する空間。 手分けをして、対応する事になる。 一人一人、回復魔法を施し、総てが終わったのはどれだけ経った後の事か――。 ただ目の前の怪我にだけ向き合い、無心に回復していったのは初めての事だった。 助かってよかったと、やり切ったと、充実感があればよかったが、私にあったのは……ぽっかりとした何かであった。 助けた。誰も死なせなかった。それは良い事なのに。 助けた人のお礼の言葉を聞きながらも、喜べなかったのは。 同じ冒険者として、ここに参加したヒーラーが仲間からお疲れとねぎらわれているのを見たからかもしれない。 羨ましかった。まぶしかった。 ――壊れてしまったものがそこにあったと同時に思い出す。 一番初めの願いを――。 仲間を助けるために使った回復魔法の事を……。] (21) 2023/12/10(Sun) 17:16:49 |
【人】 癒し手 イクリール[――それから、この街にやってきて、このギルド所属になった。 新たに一歩と言う事で、即席のパーティに入ったが、怖かった。 即席なんて、何度もあるのに、改めてギルドに、そしてもしかしたらこれからもと思ったら。 何事もなく終わったけど、自分の問題が浮き彫りになった。 拭いきれない贖罪の気持ちがそうさせているのかもしれないが、これでは冒険者失格である。 でも、"仲間"と言う物を守りたくて、癒したくて――。 縋りつくように、ギルドに在中して、怪我した人を癒す事をメインにした。 自分の"仲間"と言う人はいなくても、ギルドの"仲間"と言うのはと。 魔法を使うのは、大怪我をおって運びこまれる人にだけであったが、 そんな大怪我をなんて、そう何度もあるわけではない。 魔法を使ったなんて数えるほど。 使える魔法を駆使して、傷を癒した。 助ける事が出来たら、ほっとする。 "仲間"を助けた。助けれる事が出来たと。 そして元気に活動する姿を見て、改めてよかったと。 いつかまた、自分もあのように活動したい。 活動できない。二度と護りたいと思う仲間に出会える気がしないから。] (22) 2023/12/10(Sun) 17:17:36 |
【人】 癒し手 イクリールそう無くしたモノへの贖罪の気持ち。 自分の護りたいパーティの"仲間"、ではなく、大きくみたギルドの"仲間"を助ける事だけしていくのだと思っていたが、 少しの変化はあったと思いたい。 絶対、護りたいと思う仲間を見つけるんだという思い。 でもやっぱり無理だという思い……。 楽しげな喧騒を見つめながら、想いと諦めを繰り返すのは、"仲間"の中に入れなかったからだろう。 そんな、籤を引く前の一時の揺れであった。*] (23) 2023/12/10(Sun) 17:17:53 |
【人】 癒し手 イクリール[マギサに声をかけた少し後だろう。 突然、大きな音が響く>>10 何事と思うが、あちらは腕相撲で盛り上がっている人たちの方。 酔って、力が入ったと言う事だろうか。 誰がそうしたか、はっきりとはわからなかったが、なんだか見たことあるような。 そしてそちらに視線を向けたから、何か言い合っているようなのが目に入る。 誰がと見たら…もう関わらないと言ったからには目を逸らそうとするが、何か様子がおかしい。 外に出ていくようだが、何かありそうで、だけど、関わり合わないと言ったのもあるから。 誰かに声をかけれべきだが、誰に? ふと、喜んでいた人がいた、それを思い出すと下手な人には声をかけられない。 どうするべきか。気になるのに、動けずにいた。*] (28) 2023/12/10(Sun) 21:06:45 |
癒し手 イクリールは、メモを貼った。 (a4) 2023/12/10(Sun) 21:09:08 |
【人】 癒し手 イクリール[どちらも同じギルドの"仲間"である。 仲間同士のいざこざと思えばいいのだが、ギルドとくくるなら、いろんな思惑が存在する。 みんな仲良しなんて事はありえない。 すると、目を逸らすと言う事は……。 思えば、動けなかったのが嘘のように、追いかける。 立ち止まってしまったのもあり、どこに行ったのか探すのもあり、見つけた時は、 男たちが何かを囲んでいる後ろ姿。>>27 さすがにあれはいけないだろうと、思っても、自分が顔を出しても意味がないだろ。 どうするのが一番か考え、小さく呪文を唱えた後] 『誰か、マスターを呼んで来い』 [響いたのは誰とも言えない男の声。 唱えたのは、声音を変える呪文である。 ――誰かが偶然見て、声を上げたを装う。 はたして、争っている人たちは、どうなるのか。これでダメなら、本当に呼びに行かないといけない。*] (34) 2023/12/11(Mon) 8:35:44 |
【人】 癒し手 イクリール[アーさんの鳴き声が聞こえる。>>37>>38 だったら、もう大丈夫かと踵を返そうとするが、出来なかった。 聞こえてしまったそれ。>>39 わざわざ声音を変えたのは、関わり合わないと言ったから。 が、やはりそういう職業の人には、解ってしまったのだろう。 が、待っていたとは――。 もう一度、そちらを見るとさっきとは別の惨状。 あーあと思うのは、心配をして損をしたという気持ちと、 そこまでは…するなと、見誤った気持ち。 そして――、こちらを見る視線を受ける。 問いかけるような、挑発しているような、そんな強い視線。 そこに何が込められているかなんて、嫌でも解ってしまう。] ……はぁぁぁ。 [大きなため息を一つついて、改めて、彼に対峙する。 ざっと周りの惨状と、本人の状態。 アーさんは平気だから良いとしても、一人一人やっていくのは……。 だったら選ぶは――] (43) 2023/12/11(Mon) 12:07:51 |
【人】 癒し手 イクリール[回復魔法と言っても、いろんな種類がある。 個人を治すのでも、少し、中くらい、大きくと言うように。 一瞬ですべての傷を治すものもあれば、じわじわと継続して回復するのもある。 それだけではなく、範囲を指定するのも種類がある。 指定した範囲内にいる人や、自分を中心に範囲内にいる人 でも今回使うのは、指定した人物を中心にした範囲の魔法である。 範囲…そしてどこまで回復するか…普段なら、軽く治すぐらいだろうが、今は、 魔力を込める。込める分だけ、詠唱が長くなる。] (44) 2023/12/11(Mon) 12:08:50 |
【人】 癒し手 イクリールtutto ristoro [と唱えれば、ムルイジを中心に光が弾けたように降り注ぐ。 総ての怪我がなかったように治る、完璧な回復ではない。 それでも、何事もなかったように大きく回復する魔法を使用したのである。 その分、こちらはかなりの魔力を引き換えにしているが、それくらいは安いもの。 しいて心配があるとしたら、傷を負ってないアーさんがそこに含まれていることぐらいだろう。 アーさんは怪我を負っていないから、過剰回復になってしまうだろうから。 何事もないと思うが…もしかしたら、元気が溢れるなんて、副作用があるかもしれない。 それは後で、確認するとして、今はこれで、どおと言いたげな、視線を返すだけであった。*] (45) 2023/12/11(Mon) 12:10:42 |
癒し手 イクリールは、メモを貼った。 (a6) 2023/12/11(Mon) 12:11:46 |
【人】 癒し手 イクリール……どーも。 [短い返事になってしまう。 怖くて逃げているのは、ダンジョンでの選択を間違えたらという恐怖があるから。 あの頃より、使える魔法も増えていたとしても。 でも今は、確実に癒せばいいという、選択肢のないものだから。 これくらいはできる。出来る実力はあるのは自分ではわかっている事。 隠しておいた手の内だから。 その手の内を晒すつもりなどなかった。 あのどうするだけでなく、おまえにできるのかと言われているうだったから。 やってしまったという気持ちはあるがそれよりも、気になる事がある。] (53) 2023/12/12(Tue) 7:16:52 |
【人】 癒し手 イクリール ねぇ……… [すれ違いざま、声をかける。>>52 関わり合う気はなかったから、私が来ない事だってあるはずなのに、 来るのと確信をしているような事を言った。>>39 アーさんが入らなくても、それこそあそこまで殴られる事もなく、やり返せたのに。 さっさとやり返していれば、変わるとすればそれは、ムルイジ本人の怪我の有無だけだろ。 惨状は変わりなく、そしてそれを見れば、同じようにしていたから。 だから、どうしてそこまで殴られたのか。 どうしてそんな背中を押すような事を口にするのか。] あんたは、何がしたかったの? [その理由が解らずに、声をかける。 殴られたのも、わざとなのか、それとも…。 こういう事になるという、かけ的な事だったのか、それともただ偶然の結果論なのか。 なんとなくだが、不器用なものを感じたから。 と言っても、それについて返事がもらえる気がしないから、手を伸ばす。 ムルイジの手を掴もうと…ただその動きはとても遅いため、掴めるかどうか。 掴めなくても、] (54) 2023/12/12(Tue) 7:17:56 |
【人】 癒し手 イクリール……あなたの事を疎ましく思っている人たちが居るかもしれない。 [そこの人たちのようにと、囲っていた人たちをちらっと見る。] だけど、心配する人もいるから。 アーさんとか……。 [私もだし……は、どうしても小さな声になってしまう。] あなたが良ければ、怪我ぐらいはいつでも治すわ。 [関わるつもりは無かった。 でもこうして関わってしまったから、少しは胸の内を伝える事にしたのであった。*] (55) 2023/12/12(Tue) 7:18:14 |
【人】 癒し手 イクリール[元から、手をれるなんて思っていなかったから、空を切ったのは想定内。>>57 拒絶されるのも、だろうなと思っていたから、別にいいが……] いないわけないでしょ。 少なくとも、私はあんたの事を心配するよ。 [お人よしだ。偽善だと思われるだろう。あんなことまでされたのに、心配するなんというから。 そう思われても別に構わない。 もう一度、その手を掴もうとする。また拒絶されようともと言いたげに。] 苦しそうなのに……ううん、苦しそうだと知ったからなおの事、心配しないなんてできないの。 [仲間をなくした事。いろんな噂を耳にしていても、その点だけは初めから心配の気持ちはあった。 本人の事をよく知らなくても…。 今は、よりその気持ちがある。] (59) 2023/12/12(Tue) 20:36:23 |
【人】 癒し手 イクリールそれに……何かしでかすという心配もあるしね。 [ちらっと先ほどの場所を見つめる。 怪我は治っても、飛び散った赤がなくなるわけではないから。 これで、こんな事なくなるかもしれないが…別の理由で似たような事が起きそうな気がするから。] だから…いないってわけではない。 一人はいるって事……覚えておいてね。 [と言いつつも、忘れても良いけどと言いたげな自嘲めいた笑みを浮かべてしまう。*] (60) 2023/12/12(Tue) 20:36:43 |
【人】 癒し手 イクリール忘れることができるのなら、忘れたらいいわ。 それに、あんたが忘れようと、私が心配しているというのは、変わらない事だから。 [何もない関係だった。 名前は聞いたことある。噂を知っている。ただそれだけの。 だけど、少なくとも今はそうではないし、これから先、どうなるかなんて解らない。 それでも、今ここに心配している人がいると、教えるように。 小さな声で、一つ呪文を唱える。 filicita 運がよくなる呪文であるが、日常で使っても、あまり意味を感じられないものを施し、掴んでいた手を離す。*] (67) 2023/12/12(Tue) 22:18:42 |
【人】 癒し手 イクリール― マギサさんと ― どんなのが出るのかなーと観察していましたから。 ん……え、あー… [見せられた護符に初めは、必要ないと言う事に驚くが、すぐにマギサの二つ名を思い出せば、 確かに、意味がないモノだと納得してしまう。] 誰かにプレゼントするとか? もう自分のモノだから、好きにしていいと思いますよ。 かくいう私も、貰ったお酒は、いつか賄賂に使おうと考えていますし。 [自分が貰ったものも、自分に必要ないものである。 だから、こんな使い方をするつもりと、こっそり教えるのであった。*] (69) 2023/12/12(Tue) 22:25:11 |
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