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【人】 少女 コトネ吸血鬼だから“好き”すら言えないなんて。 そんなのはあんまりに、寂しいもの。 ぶに、とジェイドの頬を両手で挟んで、真正面から見つめる。 ちょっと潰れてしまって変顔になってるわ。案外似合ってるわね。 「ジェイド。私、あなたの事も結構好きよ」 会ってまだ、ほんのわずかな仲だけど。 赤の他人と言うには随分仲良くなったわね。私達。 「でも────明日は負けないわ」 だって、私がキネイの力になる為には、勝利しないといけないもの。 * (16) rein-joir 2019/12/30(Mon) 19:42:27 |
【人】 少女 コトネ>>21キネイ 「嬉しいなら、良かったわ」 なんでかしら。 キネイにそう言われるとすごくほっとするの。 でも…チーズサブレの生地を混ぜながら、私は首を傾げた。 「?そうなの? 本…図書館とかで読んだのかしら」 吸血鬼の本なんて、家に置いてあるとも思えないし。 たまたま学校とかどこかで読んだ…という線が濃厚じゃないかしら。 でも確かに、本を読まないキネイが読んだなんて、不思議ね。 頑張る、と気合を入れているキネイに微笑む。 頬へのキスは、ほんの少し切ない思いで受け入れた。 キネイを応援出来て幸せなはずなのに、息苦しいわ。 なんでかしら。 「そうね。きっと、寂しくなくなるわ。 だって、キネイは私の一番自慢のお友達だもの!」 それでも寂しいなんて言うようなら、私がジェイドを叱るわ!なんて冗談めかしながら、チーズクッキーを天板へ並べ出した。* (24) rein-joir 2019/12/30(Mon) 21:29:11 |
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