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【人】 元管制官 スピカ[ダビーに差し出されたパンフレットに目を通す] わ、ここってよくテレビで行ってるところ! [先日も星団横断旅の番組でコメディアンが訪れていた場所だ。 別の美術番組では、最近亡くなった建築家が一部の施設のデザインに関わっていた、ともやっていた。 まあ……つまりスピカにとってこのリゾート地は 行ったことはないが何故か詳しい場所 なのだ] (4) 2023/01/14(Sat) 10:03:41 |
【人】 元管制官 スピカでも私はこう見えても忙しい身だからね、スケジュールの確認だけさせて。 [家族相手に見栄を張る必要もないのだが、ここは一応大人としての振る舞いをしておこうと、スケジュールの書きこまれたカレンダーを見る。 細かい字でみっちりと予定が書きこまれたカレンダーは一見するとスケジュールが詰まっているように見えるが、なんのことはない、見たい番組やら本の発売日やら、そんな私的なことしか書かれていない。 なによりも、 「しばらく旅行に行くからお店閉めるわね!」 とスピカの事情に理解のある雇い主による、予期せぬ気まぐれ休暇を言い渡され、「仕事しばらくないなった」と終わった語彙でダビーに伝えたばかりだった。 だからこそ、このタイミングでの提案なのだろう] 予定、なーんもなかったわ。 [予定は無だった] (5) 2023/01/14(Sat) 10:15:59 |
【人】 元管制官 スピカ……旅行って初めてかも! [昔は仕事柄多くの星には立ち寄ったが、最低限の機能しかない宿泊施設の周りを散策する程度の事しかしていない。 リフレッシュ目的の宿泊は初めての経験だ、それも家族と行くのだ、断る理由などあるわけがない] 行こう行こう、こういう旅行、初めてだ。 [そこからのスピカの行動は早かった。 何故か可愛い服を買ったり、埃をかぶった管制官時代のスーツケースを引っ張り出したり、可愛い服を買ったり、荷物が多すぎてどうしようとダビーに泣きついたり、出発前日は興奮で寝られなかったり……。 色々ありすぎたが、何とか無事に目的地に到着したのだった。**] (6) 2023/01/14(Sat) 10:24:45 |
【人】 元管制官 スピカ[結局、持って行ったのは昔使っていたスーツケースとサブバック一つ分で、昔はよくあんなに少ない荷物で済んだなと思いながら、空港周辺を見回す。 来たことはないが見慣れた景色だ] あそこのお店、アイスクリームが有名だけど……夏限定だからね、残念。 [「夏に食べに来ようか」 タクシーを待ちながらそんなことを言う。 混雑というほどではないが、それなりに人はいる。 アルスレート以外にもウィンタースポーツに特化した施設があるためか、そっち目的の荷物の一団が送迎バスを待っている] (10) 2023/01/14(Sat) 16:25:15 |
【人】 元管制官 スピカ雪……雪はいい思い出があんまりないよねぇ……。 [雪景色は嫌いではない。が、思い出されるのは昔のやりきれない思い出ばかり。 大雪による通信障害で給油港に寄れず、かつかつのエコドライブで最寄りの給油港まで飛んだり 吹雪で輸送路が通行止めになり、補給物資待ちで現地待機になったり そもそも積雪の影響で空港自体が閉鎖されたり……] アンテナ号ってさ、なんか雪にまつわるトラブル。多くない? [あくまでも個人の体感である] (11) 2023/01/14(Sat) 16:33:54 |
【人】 元管制官 スピカ[とは言いながらも、ホテルに向かう道中、ロープウェーで魚を干しているゴンドラとすれ違い、ドヤ顔で] あれね、ホテルの施設のアルクトス牧場の餌の干し魚作ってるの。 [などとダビーに説明したり] これ、落ちたら死ぬ高さだね。 [とか言ったり、道中すらも楽しんだのである。 そうして着いたホテルを目の当たりにした一言が] でっかい。 [であり、一歩足を踏み入れての一言が] なんかきらきらしてる。 [なのであった。**] (12) 2023/01/14(Sat) 16:41:09 |
【人】 元管制官 スピカ[スピカに生まれた星の記憶はないが、育った星の記憶はある。 スピカの育った星はどちらかといえば冷涼で、雨のあまり降らない星だった。 雪は降っても地面がほんのり白くなる程度だったから、ウインタースポーツと言えばもっぱらスケートだったのだが、スピカは苦手だった。体幹が終わっていたからだ。そもそも氷の上に立つこと自体狂気の沙汰だと思ってるレベルだ、転ぶからだ] ううん、雪が降らない星だったし、どちらかと言うと運動するより細かい作業したいタイプだし。 [筋肉とは縁遠い こころなしかもっちりしている 体を見れば、それは一目瞭然だった] (16) 2023/01/14(Sat) 21:14:10 |
【人】 元管制官 スピカ[生まれて初めてのリゾートホテルだ、ホテルと言えばビジネスホテルやブティックホテルくらいしか行ったことがないスピカからしたら、何もかもが目新しい] すごい、このホテル、プールとかショッピングモールとかある。 バーもあるって!すごいね! [エレベーターの案内板には、到底ホテルにあるとは思えない施設の名前があちこちにある。 エレベーターを降りてからも、豪華な装飾に彩られた廊下を落ち着きなく歩く] 足元がフカフカ……すごい絨毯だ……。 [自分から見てもひどく落ち着きがないと思いながら、他に歩いている人がいないのは幸運だったとスピカは内心安心した。 と、ダビーが立ち止まったのを見て、ここが自分たちの部屋だと知る] 部屋はここ? [ドアに書いてある番号を読み上げ、記憶する] (17) 2023/01/14(Sat) 21:36:22 |
【人】 元管制官 スピカ[ドアを開けられ、促されるように部屋に入る] ここは靴を脱ぐスタイルなんだ。 [ビジネスホテルと違うんだなと思いながら靴を脱ぎ、上がる。 玄関と部屋を仕切る襖を開けると、そこに広がっていたのは畳の間だ] これってアレだ!草のラグの豪華なやつ! タタミって初めてだなぁ……。 [スーツケースとバッグを端に寄せると、そのまま畳の上に寝そべった。**] (18) 2023/01/14(Sat) 21:42:03 |
【人】 元管制官 スピカ部屋の中なのに草の匂いするの、なんか不思議。 [なにせ畳に寝そべるのは初めてだ。青畳の香りはとても新鮮なものに感じる。 菓子を食べるかと聞かれれば] 食べる。 [と、どこにあったのか脅威の腹筋力で体を起こした。 そして湯気が上がる湯呑を見ながら] あー、こう言うのテレビで見たやつ。 お茶とお菓子が置いてある……リョカンだっけ?そういうホテルっぽいね、ここ。 [パンフレットにはたしかベッドの部屋もあると書いてあった。しかし、こういう機会だからと畳の部屋を選んでくれたのだろう。そういうところがダビーらしいなと思うと、何故か目頭が熱くなってきた。 それを誤魔化そうと] そうだ、着替えなきゃ。 [立ち上がり、コートをハンガーにかけ、バッグを開けた] (21) 2023/01/14(Sat) 23:59:28 |
【人】 元管制官 スピカ[多少外を歩くからと厚着をしてきたのだが、空調の利いた館内では暑いくらいだった。 バッグから新しく買った(ファストブランドの)ワンピースを取り出し、厚手の上着を脱ぐ。 そこでふと思う] 浴衣って……、いつ着るものなんだろう? [寝間着も持ってきているのだ、一度は着てみたいと思ってはいるが、いつ着るものなのだろう? そんな視線をダビーに向けた。 上着を脱いだまま。**] (22) 2023/01/15(Sun) 0:04:13 |
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