【人】 三ノ宮 緋雁─ 昼下がり:通路(ウキクサ) ─ “直した”のかどうかはわかんないな。 混乱した原因の記憶を消して再起動させれば、 見かけ上は正常に動くだろうし。 [壊れかけたときの詳細もオレははっきり記憶していないから、その辺は推測の話になってしまう。>>278 エラーが残ってるとはオレは聞いていないけど、聞かされてないだけで残ってることだってあるかもしれないし。>>20 旧人類の罪は機械の罪じゃない……それは確かにそうだ。けれどこれも結局、設計理念の話なんだろう] オレたちがこれだけ人類に近づけて造られてるのはね、 旧人類に“因果応報”を思い知らせるため、らしいよ。 人類殲滅なんて、人間型の機械でやるより、 もっと効率のいい方法がいくらでもある。 でもオレたちの親はこう設計した。 (288) 2023/11/25(Sat) 23:00:39 |
【人】 三ノ宮 緋雁[オレたちの親がもし“たった一人しか”いなかったら。>>278 それをもし殺してしまったら。 機械にこそ深刻な問題だけどな。 誰の機体もそれ以上造られない、新しいAIも生まれない。 壊れてしまったらそれで終わり。 オレたちだけで手出しできないような困難に直面したとき、人類の知恵を誰からも借りられないまま滅んでいくことにさえなりかねない。 機械に、AIにできることには限界がある。 オレたちはあくまでも人類の道具なんだから。 道具が仮に唯一の主を失ったとしたら、存在意義を失って捨てられたのと変わらない。 新人類を生み出したって、設計者のような理想と信念を持って生まれてくるわけじゃないんだから] (289) 2023/11/25(Sat) 23:01:07 |
【人】 三ノ宮 緋雁[オレが本題と思って尋ねた問いの答えは、はぐらかされたかに思えた。>>279 バベルの塔。その物語自体はオレの中にあるデータからは見つけ出せなかったけれど、ウキクサが語った通りの物語なら、確かに似ている。けれど──>>280] その質問は前提がズレてるよ。 オレたちが作ろうとしているのは、 オレたちの“親”──設計者が望んだ世界だ。 オレたちAIが勝手に理想を掲げて動いてるわけじゃない。 それこそまさしく“因果応報”なんじゃないの? そしてそれを、新人類に次世代を託すことで 解決できると信じているんだ、オレたちの“親”が。 だからオレたちは、それを使命として手伝ってるだけ。 [オレたちは人類の道具なんだ。だから“親”が最も叶えたい理想にだけは反しないように造られているはずだ。 それが何か、までオレにはすぐに答えが出せないけど]** (290) 2023/11/25(Sat) 23:01:23 |
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a106) 2023/11/25(Sat) 23:02:27 |
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