【人】 空回る思い メレフ昼頃、体を引きずるように歩いて サルガスの部屋の前に向かうメレフの姿があった。 服の汚れこそそのままだが、乱れていた箇所はいくらかマシになっている。 部屋の前に立つと、3度ノックをした。 (34) 2021/05/29(Sat) 13:32:01 |
空回る思い メレフは、メモを貼った。 (a37) 2021/05/29(Sat) 13:41:17 |
空回る思い メレフは、メモを貼った。 (a61) 2021/05/29(Sat) 23:23:52 |
メレフは、寮の窓から、中庭を見下ろしている。 (a63) 2021/05/30(Sun) 0:00:22 |
メレフは、自分のやるべきことを変えられない。 (a65) 2021/05/30(Sun) 0:14:12 |
メレフは、水面から目を背け、窓から離れた。 (a66) 2021/05/30(Sun) 0:18:55 |
メレフは、手袋を外した。 (a71) 2021/05/30(Sun) 0:58:37 |
メレフは、少しだけ を満たした (a72) 2021/05/30(Sun) 0:59:42 |
【人】 空回る思い メレフ>>60 サルガス 「今は大分とな…また、ダメな時は言うようにする。安心しろ。 そうか、ルヴァも団長と言うだけあって 抱え込みがちだろうからな。 なにかあった時はちゃんと見てやれよ。中等部は、お前の方が目が届くだろ」 サルガスの様子を見て、怪訝そうな顔をした後 椅子ではなくベッドの方へ向かう。 傍をちょろちょろしている様子の少年の肩をとん、と指先で押して。 ベッドに倒れこませる。ぽふん。 「…全く、人のこと心配する前に自分のことを……何だってお前達は同じことを言わせるんだか。 それ、どうしたんだ?転びでもしたのか」 消毒液の匂いと、顎で指したケープの汚れから 何となく想像をしてみて。 (67) 2021/05/30(Sun) 1:23:21 |
【人】 空回る思い メレフ>>72 サルガス 「大丈夫なものか。顔色も悪くなってきた、転んだだけじゃすまない怪我をしたんじゃないのか。 ……急がなくてもいい、今は休んでいろ」 白い包帯、青白い肌。それに、濁った声。 ―――今日の自分を見ているようで。 「……ぼくの話より、お前の話が先だ。 ベッドに倒れるだけでそれだけの痛みがあるんだ、相当のことがあったんだろう。 …………今日ばっかりは、聞くまで動かないからな」 無理をしているわけじゃない、と体を起こそうとする腕に触れて。 優しく体を横たわらせる。 ここで自分のことを話してしまえば、口を閉ざし切ってしまう気がして。 (73) 2021/05/30(Sun) 2:06:44 |
【人】 空回る思い メレフ>>75 サルガス 「家ではそうかもしれないが、ぼくたちの前じゃあどっちかっていえば弟だろ。 どんなことだって支えてやるから」 本当に、一人で抱え込む癖は自分とよく似ていて。 他人事だとはもう思えなくて。 このまま何も言わなかったら、とまで考えたが、口を開いてくれてひとまずほっとする。 「教員、棟…………そうか。ぼくの部屋の前で、言っていたな… おまえは、シェルタンやルヘナを探すために 大人に見つかるかもしれないのに、向かっていたのか」 あの時、引き留めるべきだったのか。余裕がなかった自分を悔やんで。 ベッドの端に浅く腰掛けて、話の続きを聞く。 (77) 2021/05/30(Sun) 8:26:07 |
空回る思い メレフは、メモを貼った。 (a82) 2021/05/30(Sun) 9:37:20 |
メレフは、少し体の調子が良くなってきたようだ。 (a83) 2021/05/30(Sun) 13:43:03 |
メレフは、連れられた子供のを、見ている。 (a93) 2021/05/30(Sun) 17:28:04 |
メレフは、連れられた子供を、見ている。 (a94) 2021/05/30(Sun) 17:28:23 |
【人】 空回る思い メレフ>>78 サルガス 「……忘れた事はない。ここにいるやつらはどれだけ年を取ったって子供だ。 それでも、積んできた年数は兄貴面したくもなるんだろ。…まあ、お前は見た目より随分と大人な考えを持っているとは思うけどな」 きっとそれは自分もそうで。 下の兄弟がいなかったから、姉の真似事をしているだけなのかもしれないけれど。 「…危ないだろ。それで、怪我したのか…はあ、誰かに怪我させられたわけじゃないならひとまずは安心だが……… ……痛むはずだ、今日一日はちゃんと大人しくしていろよ。ぼくが言うのもなんだが、それは無理に活動していいレベルじゃあないからな。 ………こっちの傷は?これは前からあったのか?」 胸の傷を指して。定着しきっているのなら、古い傷なのだろうとはわかるけれど。 (93) 2021/05/30(Sun) 19:23:16 |
【人】 空回る思い メレフ>>@9 ラサルハグ 「ッ、―――」 彫刻刀は、寸前でぴたりと止まった。 そうだ、ナイフとは違う。 自分の力では、これで致命傷を与えることは出来ない。 他人に危害を与えられるものを、ただ、振り回していれば。 少年は、変えられると思っていた。 「クソ………」 逃げる事はできない。 いっそ、自分が傷付けられれば良かったのに。 子供に傷付けられる宿題だったなら、こんなにも苦しまなくて良かったのに。 少年は、自分のことだけを考えて生きていると思っていた。 そんなことは、決してなかったのに。 少年は、紙袋に手を伸ばし 鞭を、手に取った。 ひどく、重たく感じる。 (96) 2021/05/30(Sun) 19:31:14 |
【人】 空回る思い メレフ>>97 サルガス 「それは………、…その通り、だな。同じ立場だったとしたら、無理してでも、這ってでも動いていただろうな… ぼくにあったことは、ぼくからは…とてもじゃないけど 、気持ち悪くて話せない。 ………シェルタンに、聞いたら 答えてはくれると思うが」 それでも、心配な気持ちはやはりあるけれど。一旦、口を噤んだ。 自分のことを棚に上げて、サルガスにばかり休むように言うのも よくない話だろうと思ったのだ。 「…病気。 そうか シトゥラの言っていた………この場所があって、助けられた子供… お前も、そうなんだな………」 この場所がなければ、この場所は悪だと信じていた。 目の前に、確かに正しい治療を施された痕跡を見てしまえば。もう何も言えなくて。 自分は、どうするべきなのか。 それを知って、果たして。やるべきことを変えられるのか。 少年には、まだ。 ただ、苦しそうに顔を歪ませて。サルガスの傷跡を見ているだろう。 (100) 2021/05/30(Sun) 19:43:54 |
メレフは、罪のない子供を、3度叩いた。 (a112) 2021/05/30(Sun) 19:59:28 |
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