【人】 OL 奈々────受付嬢のお話 [ 彼女が企業の顔である受付嬢になったのは 入社して、1年後くらいのこと。 総務部に所属し、様々な部署と関わりをもち 1年で広く浅く会社の仕組みを覚えた。 本当は、受付嬢になるつもりなどなく 毎日オフィスカジュアルな服を選ぶ楽しみを ひとり、かみしめていたのだ。 ひょんなことから、受付嬢がひとり退職すると なぜか彼女に白羽の矢が立ち、 あれよあれよで受付嬢として現在に至る。 ] (108) 2021/07/02(Fri) 15:30:15 |
【人】 OL 奈々顔と名前を覚えるのが早いだけなんだけどなぁ。 [ 特別、彼女は多言語話せるわけでもなく、 たまたま記憶力が良くて愛想が良かったから、 ポストに入れられてしまっただけ。 そうとはいいっても、 受付嬢だけでは最低限しかいただけないので もう一個くらい業務を増やしてもらおうと、 受付嬢に慣れたあたりに上司に頼めば 与えられたのは、チーフ職。 (昇格試験を受けろなんて面倒だったわぁ) つまり、シフト管理と新人育成。 それだけで、今までよりは幾分生きやすくなった。 その頃あたりだったか。 会社を訪れる人々から名刺をもらい、 食事に誘われ、なかなか高価なものを プレゼントとして渡されるようになったのは。 ] (109) 2021/07/02(Fri) 15:38:52 |
【人】 OL 奈々……どうしましょ。 もらわなかったら一方的に怒られそうだわぁ… [ ピアス穴はあけていないので、 イヤリングを頂いてしまえば、 きちんと1回はつけて業務に挑む。 とはいっても、くれた本人が来る日だけ。 物欲もそこまでないので、 いつも何がほしい?と聞かれても 特に何もないの、なんて答えばかり。 たまに「新しい携帯にしようかと…」って 言ってしまえば、プライベートで会う時に なぜか渡される。 なぜほしいものがわかるのかはさておき、 そういうものはありがたいのでしっかり使う。 ] (110) 2021/07/02(Fri) 15:39:58 |
【人】 OL 奈々こうじゃないのよねぇ…… [ そうロッカーで呟いていると、 耳に聞こえてしまったのか、彼女の後輩が 何があったのか聞きたそうに視線を向ける。 彼女は派遣社員で、それこそ玉の輿を狙って 受付嬢一択で働きに来ている。 いろんな意味で、立場を変えられたら お互いにメリットばかりだったなぁ、と またふふっと笑ってごまかす。 アオハルを求めて、彼女の乾いた人生は 一日一日とさらに過ぎていくのだった。 そう、数奇な運命によりまた彼に会うまでは。 ] (111) 2021/07/02(Fri) 15:40:35 |
【人】 OL 奈々───303号室 お調子者?いいじゃないの。 昔はもう少しおとなしかったイメージがあるから 明るい子に成長してるみたいで 私今、すっごく安心しちゃったわ。 [ ふふふ、と彼が冗談を受け流しているのを見て 口元の笑みを締めることができなくなった。 どうしてそんなにかわいいのか。 彼女の心の中には、白羊が黒羊に変わる瞬間を 待ちわびている感情がふつふつとわきあがる。 ] あら、私もう少し高かったと思うけれど? ヨウくんまだ身長が低かったから、 覚えてないってことにしておくわぁ。 [ 少しむぅっと頬を膨らませながら、 彼女は笑って会話を続けていく。 けれど、彼の成長にしてみれば スズメの涙くらいの成長でしかない。 彼女はすでに成長が止まりかけだったのだから 致し方ないといえばそうなのだ。 ] (112) 2021/07/02(Fri) 16:15:44 |
【人】 OL 奈々ふふっ、そんなに緊張しないで? 思い出話を、聞かせてほしいだけなの。 [ 距離が縮まって、彼女の白くて陶器のような 肩から指先がさらに視界に入りやすくなった。 彼女は脚を組んで更に体を傾けただろう。 けれども、彼は視界を閉じて 昔を思い出しながら質問に答え始めた。 ] (113) 2021/07/02(Fri) 16:16:08 |
【人】 OL 奈々うん……うん、………… 本当に一目ぼれだったのね……… [ 彼の一言一言に、相槌を打ちながら 話を聞いていると、様々な感情が沸き立った。 それは慈愛のような、感謝のような、 言葉では表しにくい感情で、 彼女は彼の話を聞いて彼の人生の一部分に なっていた彼女自身のことを恨めしく思う。 なぜなら、それは高校生だった彼女だから。 ] 好きだと思っていれば、伝わる…… かわいい… でも、ヨウくんの宿題見てるとき だぁり…なーりん、熱い視線感じてたかも。 その視線の意味は分からなくて、 ただ年上でちょっと成熟しかけの女の人に 興味があったくらいなのかなって、 その時は思っていた気がするなぁ…… (114) 2021/07/02(Fri) 16:17:33 |
【人】 OL 奈々[ 過去の、小学生の彼はかわいらしくて、 学校帰りに宿題を見てあげることも多かった。 だからこそ、距離はとても近くて ひとりでしっかりとけたなら よくできました、ってご褒美に何かあげていた。 それから大人になって出会ったふたりなのだから また、関係性というのは変わっていくと 彼女は期待をしてしまい、目を開いた彼の頬に そっと手を添えて、その言葉をねだる。 ] (115) 2021/07/02(Fri) 16:18:16 |
【人】 OL 奈々お姉さんがフリーなことは、 最初に聞いてしまってるでしょう? [ 焦りが出たような気がしたけれど、 まずはゆっくりそこから教えてほしい。 彼が何を求めてここに来たのかは、 あの質問でなんとなくわかったのだし、と 頬が少し赤くなっている彼と視線を合わせて。 ]* (116) 2021/07/02(Fri) 16:19:37 |
【人】 OL 奈々────303号室 そっかぁ…シャイだったのかぁ…… そんなヨウくんもすっごく可愛い。 背伸びするほど、私のこと… 好きでいてくれたんだ? [ 可愛くて、可愛くて仕方がない。 背伸びをして少しでも歳の差を埋めようとしていた。 そんな事実に彼女は胸を打たれる。 恋人になった人たちは、 ひとまずお金で色んな感動を作っていたけれど 彼といると、そんな感動は薄れていった。 この1秒が感動を作り出すのだ。 お金なんてかかっていない。 気持ちだけで、感動は作り出される。 つむじも見えなくなってしまった彼は 座っていても少し見上げなければいけない。 成長が、はっきりしているなんて、ズルい。 ] (130) 2021/07/02(Fri) 20:12:59 |
【人】 OL 奈々今までの、どんな一目惚れよりも嬉しい。 過去の私が羨ましすぎるなぁ。 [ 分からなかった、と返事をして そういえばふと、過去のことを思い出した。 彼の両親に「悪さされてない?」なんて 聞かれたような記憶が曖昧にもある。 はっきりと覚えているわけではないけれど 悪さをされていてもあの時の彼女は それを言うわけがなかった。 可愛い彼の悪さを、やめさせたくないと 絶対に思っただろうから。 ] (131) 2021/07/02(Fri) 20:13:40 |
【人】 OL 奈々ふふ、冗談。今日は何をし……… [ 冗談で済ませようと、 彼女は笑みを浮かべて頬から手を離そうと したけれど、それより早く 彼のほうが、その手を掴んでしまった。 じっと見つめて、聞かされたその言葉は 彼女の体温を上げるのに十分で、 彼女はどうしよう、と考えてしまった。 ] (132) 2021/07/02(Fri) 20:14:12 |
【人】 OL 奈々[ そう、彼女は既に30歳手前で、 彼の初めての恋人になるには 少し歳がいっている。 自分から誘導したくせにいざとなれば こうやって足踏みしてしまう彼女。 それは彼の幸せが彼女といることで 作り出せるのかどうか不安だったから。 けれど、彼が言ってくれたのだから 彼にはその気持ちがあるということと 解釈するしかない。 ] (133) 2021/07/02(Fri) 20:15:41 |
【人】 OL 奈々それでもよければ、…喜んで! [ 彼の胸に飛び込むほど若くはないので 彼を上目遣いで見つめ、 笑みを浮かべれば、了承の言葉を口にする。 乾いた心は彼によって潤される。 けれど、まだ昼過ぎ。 それだけで終わるほど彼女も優しくない。 なぜなら彼女は、刺激的な夜を求めているから。 だから、言ってみればここからは 彼女の願望を叶えてもらうための時間のはず。 ]* (134) 2021/07/02(Fri) 20:16:05 |
【人】 OL 奈々────303号室 ふふふ、ヨウくんは可愛いよ? 昔からずっと可愛い私の弟みたいな子。 [ かっこいいところはまだ見せてもらえていないけれど 可愛いところは沢山見せてもらっている。 幼い頃の彼からも、今目の前にいる彼からも。 でも、その可愛さと言うのは、 他の誰にも見せたくないような可愛さ。 だから、彼女は少し声が小さくなっていった 彼に更に体を近づけるのだった。 それは、彼女なりの意思表示。 そばにいたい、という彼女の想いが詰まっている。 ] (155) 2021/07/02(Fri) 23:55:53 |
【人】 OL 奈々んぅ、……やだやだ。 今が綺麗って言って? ………じゃなきゃ、やだ。 [ 年甲斐もなく、というより 過去の自分とひとまとめにされたのことが 気に入らなくてむっと拗ねた表情で 首を横に振り、ちらりと彼を見つめる。 けれども、彼に手を握られて 嬉しい返事がきてしまうのなら、 拗ねた表情なんてすぐに溶けてしまう。 ] (156) 2021/07/02(Fri) 23:56:28 |
【人】 OL 奈々だぁりん、じゃないわなーりんの席… ヨウくんに座ってほしいなぁ…… [ だぁりんと呼ぶ相手になるまでに そう時間は要さないだろうけれど まずは恋人の関係から愛をしっかりと 育んでいくことで、 彼と幸せになれそうだな、と 肩の力が抜けてしまったような彼は ひどく可愛くて悶えそうだった。 ] え?………やだ、私まだ言ってなかった? んふふっ、ヨウくんちゃんと聞いてね? (157) 2021/07/02(Fri) 23:57:25 |
【人】 OL 奈々[ 純粋な瞳で見られると、一瞬躊躇うが 彼女の願望は残念ながらまだ1ミリ程度しか 叶えられていないのである。 組んでいた脚の反動でなだれ込むように 彼の胸元に手を添え、体を押し付けながら 耳元に唇を近づけて彼女は願望を呟く。 今まで恋人がいなかったなら、 彼はピカピカな新車とイコールだろう。 遊び人でなければ、ではあるものの。 だから、彼女は順序立てて 彼が驚かないように誘導していこうと まずは女性の体に慣れてもらうために 彼に体を押しつけてみるところから始めたのだ。 ]* (158) 2021/07/02(Fri) 23:58:52 |
【人】 OL 奈々────303号室 ふふっ、わかればよろしい。 ……ヨウくんにそんなに褒めてもらえるなんて、 まったく思ってなかったわ。 こんな未来がくることも、想像してなかったし。 [ 私も好き、と言いながらはにかんで見せる。 彼女の頭の中は今の彼と過去の彼、 両方を思い浮かべてしまっていることは 絶対に内緒にしなければならない。 何を考えているのかも、教えられない。 あのときに思いを伝えられていたら ]かわいいかわいい彼に手を出さない自信が 彼女にはなかった。 確実に味を覚えさせて離さなかったろう。 (181) 2021/07/03(Sat) 9:48:43 |
【人】 OL 奈々慣れないなら、慣れてしまえばいいのよ? ふふっ、ヨウくんはどれだけ長く座れるかな? お姉さんも、わくわくしちゃう。 [ 彼女の隣の席に座った人物で 最長は1年。最短は3か月。 体の相性が悪くなければ、 それくらいは持つけれど、運次第。 運命的な出会いをしている彼女たちが どれだけ続くのか、とても興味がある。 運命という紗幕が邪魔をするのか、 それとも彼女たちを一緒くたに包むのか。 彼女としては後者を希望するはず。 ] (182) 2021/07/03(Sat) 9:49:12 |
【人】 OL 奈々………ふふふっ、ヨウくんってば。 お姉さんが、どういうことが好きなのか たくさん覚えてもらいたいなぁ。 [ 体を寄せただけで、ゆでだこのように 顔がみるみる赤くなっていく彼は 彼女が願った人物像そのものだった。 これは、彼女の望む刺激的な夜になりそう、と ぎこちなく肩を抱かれながら、 満面の笑みで首を縦に振って見せる。 ]* (183) 2021/07/03(Sat) 9:50:00 |
【人】 OL 奈々────303号室 明日の朝、目が覚めたらおうちだった、 なんて夢落ちは私もイヤ。 ……明日の朝、おはようって言ってほしいな? [ おはようというのが、彼が先か彼女が先か。 それは夜の体力次第にはなるだろう。 けれど、夢ではないことがそれで証明されるから お互いにとってもプラスでしかない。 もし、何かのタイミングで彼が 質問をしてきたり、彼女の嗜好を見てしまったり ハプニングが起きたのなら、 今彼女が考えていることを教えてあげるだろう。 起こりえない過去の想像なのだから、 優しい彼なら許してくれるだろうと信じて。 ] (187) 2021/07/03(Sat) 13:34:26 |
【人】 OL 奈々……────!!! やだ……ヨウくんが、大人になってる… [ 彼女は熱い溜息をひとつこぼして、 彼がどんどん大人になってしまっていることに 高鳴りが止められなくなってきた。 今はまだ、彼女が優勢かもしれないけれど、 いつかの日には逆転してしまいそうな、そんな勢い。 なーりんと呼ばれると、胸の奥がきゅんとする。 別に、昔から呼ばれているあだ名でもないけれど 奈々という名前からもじったせいか、 彼限定ですごく呼ばれたがりになっている。 ] (188) 2021/07/03(Sat) 13:35:15 |
【人】 OL 奈々たとえばぁ…… 男の人に、たぁくさん触られたり。 あとはね、向き合ってるのが好きだったり。 [ それ以上はどこか、彼のことを再起不能にしそうな そんな気がして、そのあとはまたあとで、と 一旦羅列していくのをやめることにした。 彼が失神してしまうのは、いちゃいちゃした後が 大変好ましいので、彼女も頑張るところ。 好きなことは、実践形式で学ぶほうが 覚えやすいということを誰かに聞いたことがある。 ゆえに、彼女は行動に移すことにした。 ]* (189) 2021/07/03(Sat) 13:35:49 |
【人】 OL 奈々────303号室 そうなの、私朝弱くって…… 毎朝アラームすっごいかけてるの。 ヨウくんがそうやって起こしてくれるなら、 心配はいらなさそうねぇ。 [ コーヒーとともに起こされるなんて、 どこの海外ドラマだろうか。 かわいい彼も、こういうことを知っているなんて 彼女は落ち着くことができなくなっていた。 けれども、その時間はもっともっと遅くでいい。 まずは彼が、彼女のことをたくさん知る時間が 作られなければいけないのである。 ふふっと笑みを絶やさず、 すっかり大人な彼に惚れ惚れした視線を送る。 ] (194) 2021/07/03(Sat) 15:03:23 |
【人】 OL 奈々そうだね、立派な大人だったわ。 足りない部分はこれから補えば、ね? [ 刺激的なことを求めるあまり、 彼をパンクさせてしまっては意味がない。 だから、彼の表情はしっかり見ていた。 彼がダメというぎりぎりを攻め、 初心な彼に心をときめかせていくのだった。 ]* (195) 2021/07/03(Sat) 15:03:56 |
【人】 OL 奈々───303号室 お仕事のときも、遅刻しない程度には ぎりぎりまで寝ちゃうから困りものよ? ……ヨウくんが相手だと、 気持ち良くてもっと起きるの嫌がっちゃうかも。 [ 心を許せる相手と一緒にいると、 眠りが深くなってもっと眠っていたくなるらしい。 だから、彼との朝は凄くゆったりとしたものに なるのではないかとも思うし、 気持ちが湧き上がってしまえば 朝からでも求めてしまうのではないかとも思う。 寝ぼけた姿が、どうか不細工ではありませんように。 彼女はそんなことを考えてしまう。 別に、彼の場合はそういうところも含めて 好きになってくれると心のどこかでは思うけれど かわいいところをたくさんみてほしくなる。 こんな歳になっていても、女子に変わりなし。 ] (201) 2021/07/03(Sat) 16:16:16 |
【人】 OL 奈々お手柔らかに、いけるかなぁ…… ヨウくんがすごく魅力的だったら、 我慢できないかもしれない……… [ でも、できる限りの我慢はするだろう。 おぼれてほしいわけでもないので、 丁寧に教えていきたいという気持ち、 頑張ってもったまま。 けれど、何回か場数を踏んでしまったなら 我慢を覚えることをやめてしまうかもしれない。 そんな日が来ることを楽しみにして。 ]* (202) 2021/07/03(Sat) 16:16:43 |
【人】 OL 奈々────303号室 スッキリ起きてたらどれだけよかったかぁ。 そうねぇ、朝ごはん一緒に食べたいなぁ。 分かった!朝ごはん食べるでしょう? その後、ちょっと2人でうたた寝したらいいの! [ うーんと考えて思い浮かんだこと。 彼女としてはなかなかいいことを考えた。 うたた寝するもよし、運動するもよし。 彼の反応を見つつ、 明日の朝のことは明日の自分に任せて、 彼女は今の彼に集中しようかなと。 だって、時間は有限なのだから。 もし一緒に暮らし始めたら、 お仕事の時は起こしてもらおうかななんて ちょっとズルいことも考えているけれど。 ] (213) 2021/07/03(Sat) 20:39:29 |
【人】 OL 奈々ん、もぅ……… 我慢できなくなったら、ヨウくん… 眠れなくなっちゃうのよ? だから、ヨウくんが慣れるまでだぁめ。 [ でもいつか、ね?と将来的な約束を 彼とすることで、彼女の本音をチラつかせる。 沢山したくなるから、 これは体力勝負なのである。 慣れているなら少しはまた違うが、 今の彼ならへんに力んでしまいそうだから 数回ののち、彼女の抑えのない時間を 共にしてくれればいいな、と思っている。 ]* (214) 2021/07/03(Sat) 20:40:07 |
【人】 OL 奈々──────303号室 明日は予定入れてない? 私はお休みにしたからゆっくりできるよぉ。 [ だから、朝は起こしてね?と 念を押してお願いをするのである。 なんだか、ここは色んなご飯があって 以前楽しんだ時は、洋食ビュッフェに。 けれども相手は中華に行ったような気がする。 彼がどんなものが好きなのか、 彼女も知りたいので寝る前に出来れば ご飯の話をしようとするだろう。 ] (228) 2021/07/03(Sat) 22:53:24 |
【人】 OL 奈々だってヨウくんの全部欲しいもん…… ふふ、出来そうならしちゃう♡ [ 早く慣れて欲しい気持ち半分、 慣れずにタジタジしていてほしい気持ち半分。 せめぎ合ってしかたないけれど、 多分いつかお互い求めたい時に求めるはず。 だから、語尾が少し上がりながら 彼に優しく返事をしよう。 背伸びをしている彼もとっても可愛いから。 ]* (229) 2021/07/03(Sat) 22:53:53 |
【人】 OL 奈々────303号室 私のおうち、来てもいいよ? もしヨウくんがいいなら、だけど。 [ チェックアウトした後も一緒に、と 言われると、ついつい口が軽く提案した。 一人暮らしだから別に問題ないし 彼が泊まってくれるなら濃密な夜希望。 10年分の思いをお互いに伝え合う時間としては 必須な時間なのである。 ] (253) 2021/07/04(Sun) 0:42:37 |
【人】 OL 奈々やだ、…可愛いって言い過ぎ…… 先生だなんてたいそうなものじゃないのにぃ。 [ 彼からも求められていることが、 ひしひしと彼女にも伝わる。 だからなのか、可愛いって言われるととくんと 胸が不整脈のように不規則に動いてしまう。 高校生の時、その変態性は実のところ 彼の前でもちらりと見せていた。 ぞくぞくする、そんな危ない橋を渡っていた。 彼が覚えていないなら、それでいいけれど。 例えば?彼に勉強を教えている時に ぷつんとブラウスの第3ボタンくらいと外したり。 ]* (254) 2021/07/04(Sun) 0:43:23 |
OL 奈々は、メモを貼った。 (a14) 2021/07/04(Sun) 8:05:46 |
【人】 OL 奈々────303号室 ふふふっ、驚きすぎ。 あっ帰り道にレンタルショップ行かなきゃ。 お昼、外で食べたい?遅くてもいいなら、 ご飯作ってもいいよ? [ まさか次の日にお泊まりデートが起こるとは 思ってもいなかったような驚き方。 可愛すぎて、頭を撫でてしまったかも。 彼が午後から授業と教えてくれるなら、 大学まで送ってあげるのもいいな、と 後の彼女は思うことだろう。 少し早い時間になるかもしれないが。 ] (280) 2021/07/04(Sun) 13:21:29 |
【人】 OL 奈々ど、どっちもヨウくんから言われると… 恥ずかしくなってきちゃうわ…… 10年分の言葉、ってことだよね? [ そんなもの、耐えられる保証がない。 彼が秘めてきた思いが今この瞬間から 彼女に向けられていくのだから、 ぞくぞくしてしまうに決まっている。 第3ボタンあたりを外せば、 幼い彼に見えたものは谷間と チラリと覗く女性の下着だけれども いい子だった彼に特に指摘をされるることなく 帰る時にこっそりとボタンを留め直し 帰ったことをいまだに覚えている。 指摘されていたら? 彼女のことだからご褒美に触らせてあげたかも。 ]* (281) 2021/07/04(Sun) 13:22:37 |
【人】 OL 奈々────303号室 え?あ、う、うんっ。 ちょうど明日までだったから、 帰り道に返しに行こうかなと思って…? それじゃぁ、お昼は外で食べて、 夜はなーりん作ってあげよっかぁ。 [ あたかも、すごく前から借りていたものを 返しに行くかのような素振りを見せる彼女。 今更、TVの DVDの話なんてできるわけがない。 もし彼が明日の朝、何か番組を見ようと 電源をつけてしまったなら、 昨日の続きが流れる可能性もある。 そのときはもう素直に白状するしかないけれど。 疲れてるなら、と心配してくれるところが 既にきゅんポイントを貯めていく。 だから、夜くらいは作ってあげたいな、なんて。 家に帰る前に好きなものは?と聞こうと思って。 ] (308) 2021/07/04(Sun) 19:50:40 |
【人】 OL 奈々そ、うねぇ……なら、綺麗のほうが、 ヨウくんに沢山言われたい、かな。 [ 選択肢を言い渡されると、彼の意見に同調するように 首を縦に振って頷きを見せる。 彼にはもっと沢山綺麗と言われて、 ずっと綺麗な人でありたいと、彼女が思っているから。 過去の彼にボタンが閉まっていることを 無邪気に褒められたあの日。 あの時の彼女はうちに帰って、慰めていたような。 悲しかったからではなく、 幼い彼が気にしていたという 事実を知ることができたから。 今やってしまえばただの痴女だろうが、 あのときならまだ若気の至りと許されそう。 許されなくても、過去の話は過ぎた話。 彼女ならそう言いそうな感じもある。 ]* (309) 2021/07/04(Sun) 19:51:19 |
【人】 OL 奈々────303号室 そ、そうなのそうなの…! 本当は今日返そうと思ってたのだけど すっかり忘れちゃってて… 卵ね?わかった。 何かを誰かに振る舞うって久しぶりかも… [ 彼が素直な子で良かったと彼女は心底思う。 というより、彼女はどうやって 彼に気づかれることなくDVDを片付けるのか。 明日の朝が見ものになりそうな。 卵が好きと言われると、彼女の頭の中では オムライスなんてどうかな、と 考え始めたのだが、古風とトロトロなら… なんてところまで考えてしまったので 明日、帰りながら彼に聞こうと 心のメモに残すのだった。 ] (322) 2021/07/04(Sun) 23:15:30 |
【人】 OL 奈々ん、……じゃぁ私は好きって… かっこいいって、沢山言えたらいいな。 [ 綺麗っていわれたままは 彼女が不利というか、なよなよにされてしまう。 だから負けないように今はまだそんなに言っていない かっこいいという言葉を彼に向けようと 彼女の中でもひとつの軸として決まった。 多分、彼女の家に帰ったなら 過去の話をもっとしてあげるだろう。 過去の彼に対して遠回しな悪戯をしていたことも 少し告白してあげるのだ。 けれど、過去の彼女のことはある種ライバルと 今の彼女は思うのでほどほどにしたい。 ]* (323) 2021/07/04(Sun) 23:16:00 |
【人】 OL 奈々──303号室 [ もし、DVDの内容を聞かれてしまったなら とりあえずはしらばっくれるだろう。 現物もないわけだし、本当にそれかどうかは 彼にも分からないのだ。 けれど、見せてもらおうなんて 彼が思っていることを知ってしまえば 彼女はどうしよう、と確実にひどく焦る。 だって見られたら、どんなことされたいのか どんなことしたいのか、バレちゃう。 ヨウくんのこと責めたいのに責められちゃう。 目を輝かせておねだりされたら、 とっても綺麗なものを作ってあげたくなる。 トロトロオムライスが希望と言われたら 彼女は頑張って彼の願いを叶えるけれど、 なかなか難しくて少し不恰好になっても 彼は許してくれるだろうか。 元彼に許してくれない人がいただけ。 ] (341) 2021/07/05(Mon) 8:49:37 |
【人】 OL 奈々こんなに幸せになって、 誰かに疎まれたり怒られたりしないよね? [ 思っている感情を伝え合うだけで こんなにも幸せだと思うことが恐らく初めて。 だから彼女は、そんなおかしな質問を 彼にしてみて反応を伺う。 周りなんて気にしなければいいのに、 気にしてしまっていたのは、不安からかも。 2人ともお酒が飲めることは 今の彼女からすっかり抜けているので 彼の方から飲もう、と言われない限り ソフトドリンクを彼に渡そうとするだろう。 彼女はそんなに強い方ではないけれど 彼の方はどうなのか、教えてもらいたいところ。 ]* (342) 2021/07/05(Mon) 8:50:04 |
【人】 OL 奈々────303号室 [ あのDVDを手に取ったのは奇跡に近く、 見られないなら彼に高校の制服姿を 絶対に所望してしまう。 勿論、彼がお願いするなら 彼女も制服に袖を通して アオハルな夜を再現してみるかも。 彼がお手伝いを率先してしてくれるなら いい旦那さんになってくれそうだな、と 妄想が加速してしまうだろう。 美味しく食べてくれる彼を見たくて 彼女はなんでも沢山作る気に満ち溢れる。 ] (389) 2021/07/05(Mon) 21:35:41 |
【人】 OL 奈々んん……ヨウくん…… 守ってくれる?…なら、何も心配しない! [ あんなに幼かった彼は、 こんなにも勇敢な人になっていて、 大切に、守られるような気がした。 だから不安は徐々に薄れていく。 酔った時は、彼女が介抱される側だろうから 介抱してくれる彼を襲わないか、 多分心配になるけれどわざと襲わせるような そんな気も彼を目にすると沸き上がっていく。 ]* (390) 2021/07/05(Mon) 21:36:12 |
【人】 OL 奈々────303号室 [ 彼が学ランを用意するのなら、 彼女は着慣れないセーラー服を用意する。 彼女の本当の高校の時の制服はブレザーだったから。 というよりも、多分両方用意して どっちがいい?なんて聞いて袖を通す。 先生も、と言われてしまえば ワイシャツとタイトスカートに ダニールの薄いパンストを着て 要望に応えてあげるはず。 なんて背徳な一戦だろうかと思うが、 彼女は多分やめられなくなってしまう。 結婚を前提に早めの同棲を切り出されたら 絶対に嫌がらないし、むしろ半同棲状態を すぐにでも勧めてしまう。 アルバイトを増やそうとするなら、 増やしちゃダメ、と言ってしまう気しかない。 ] (404) 2021/07/05(Mon) 23:18:38 |
【人】 OL 奈々そ、うだねぇ。…そばにいてくれたら 凄く私も安心するから、 その……ご両親にも、お話しする? [ 認めてもらえるかどうか、 年齢的な話でちょっと気になるけれど 全く知らない仲ではないから、 認めてもらえるほうが可能性とは高いと思っている。 悪い子に彼がなってしまって、 酔った状態で襲われてしまえば いつも以上に、ヨウくんヨウくんと求め 離すということを忘れ、本能で求めるだろう。 次の日に甘やかされたなら、 また襲われたいな、とまで思ってしまうのだが。 ]* (405) 2021/07/05(Mon) 23:19:05 |
【人】 OL 奈々───303号室 [ セーラー服を彼女が着たらどうなるか? 腹部には違和感があるほどの空間ができ、 下からのぞけば簡単に空間をつくった 原因が目に入ることは間違いない。 けれど、セーラー服にもいろんな種類が あるのだから、彼が気に入るようなものを とりあえず試していって、 一番彼が高ぶってくれるものを お気に入りのひとつとして保管するだろう。 パンストを破かれることは計算の内。 むしろそれをされないのなら、 誘導さえしてしまう気がする、彼女なら。 彼も成人しているのだから、 そういうことをするならあえて イメージ通りのホテルにでも行ってみるのも いつもと違って楽しくなるかもしれない。 アルバイトは適度に、で充分。 働き出してから、彼に期待するのだから 今は彼女からしてみれば投資期間。 そんな話をするような期間、 恋人関係にあるわけではないけれど それを端折ることが出来そうなくらい ふたりは惹かれあっているのかも。 ] (451) 2021/07/06(Tue) 12:46:17 |
【人】 OL 奈々ふふふっ、また明日ゆっくりお話ね? [ なんだか、婚約者の両親へ挨拶に行くような そんな感じがしてしまったので、 一旦この話は止めることにした。 でなければ、一夜を過ごす前に書類を 集めに行こうなんていってしまう気がして。 まだ、まだ。そんな風に自分に言い聞かせた。 酔った状態でしたことがないから、 どれだけ素直になってしまうのか 見当もつかないのだけれど、 彼にならどんな痴態もさらせそうな気がしていた。 もちろん、飴と鞭のように甘やかされ 激しくされれば、自然とのめり込んでしまうから。 ]* (452) 2021/07/06(Tue) 12:46:56 |
【人】 OL 奈々────303号室 [ 彼女がもしセーラー服の学校に 進学していたのなら、やけにおおきなサイズを 買う羽目になっていただろう。 胸にサイズを合わせなければいけないから。 彼がもし、彼が着て欲しい服をもってきたなら 目の前で見てて?なんて言って ストリップショー付きの生着替えが始まる。 恥ずかしそうにする彼に追い打ちをかけるような 気もするが、彼に対して待っててね、 というには時間が惜しくなるのだった。 彼女は好きな人からの少し無理やりが好き。 彼女が、極限まで我慢させられることも 彼女の意思関係なしに責め立てられることも 彼女の好きの範囲内。 楽しく運動をするために場所を変えるのは マンネリ化しないためのひとつの手段。 じゃれあうように楽しむこともあるだろうが そこからスイッチが入るのは容易だろう。 彼女と付き合う人はどうも出世するらしい。 だから、彼がずっと付き合ってくれるのなら 社会人になって、期待ができるような。 故に彼女は彼に対してお金を惜しまないだろう。 ] (469) 2021/07/06(Tue) 21:11:46 |
【人】 OL 奈々明日の、夜…… どうしてかしら、今からすごく楽しみ… [ 小さく繰り返すように呟いて、 ぽやっと頬を赤らめ彼に体を委ねる。 お酒の力は偉大だと、 その時が来るのならひしひしと感じて。 深い眠りに彼が入ってしまうなら、 朝ごはんを作る余裕が彼女にも 生まれたらいいな、と多分思う。 ]* (470) 2021/07/06(Tue) 21:12:04 |
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