人狼物語 三日月国


69 【R18RP】乾いた風の向こうへ

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【人】 祓魔師 ダンテ

 

 んー確かに、ありがとう

[ ヴィが見た目に反して腕力があるのも知っているから、荷物を持つと言ってくれたことには素直に感謝した。

 おかげでスーツケースに一つの荷物は乗っけて落ちないようにしておけば、自分の片手が自由になるのはありがたい。]

 大きすぎない?

[ 自分のつば広の帽子はヴィの視界を邪魔してはいないかと覗きこめばあくびを咬み殺すようにも見えて。]

 しまったなあ、君はもう眠たい時間だねえ

[ 言いながらも日陰から出る準備も済んだのだから、目的の市場へと向かう。ざっとした方角を聞いただけだったが>>17難なくたどり着くことができた。*]
(35) 2021/04/14(Wed) 21:52:47

【人】 祓魔師 ダンテ



 あそこの、肉の焼いたやつを生地で挟んだやつとか
 朝から少し重たい気もするけどまあいいかなって今考えていたところ

[ 気になるものはあるかと聞かれそう答えた>>17。異国の町並みに雑多な喧騒。見知らぬ土地の市場に露店はなんだかんだと自分を楽しい気持ちにさせていたらしい。

 その上、一緒に出かけたいと思っていた人が隣にいる。ヴィも帽子が邪魔そうだが、あちこち視線を向かわせ興味深そうにしているように見えた。]

 食べ歩きは無理そうだね

[ ちょうどパラソルを立てかけたテーブルと椅子を見つけて腰掛けようとヴィが促すので従う。

 自分は言っていた通り、肉と野菜を小麦粉の生地で巻いて辛口の味付けをされたものと、牛乳で煮込んだ甘い茶を買い込んだ。ヴィの買ったものを見れば、趣向の違いが面白い。しっかり考えられた朝食に見えた。

 荷物をいっときでも手放していいのは解放される気持ちでふぅと人心地。*]
(36) 2021/04/14(Wed) 21:57:28

【人】 祓魔師 ダンテ



 これだよ。
 
[ チップを付け足しておいたから如何わしい場所は紹介されてないと信じたいものだ。
 ヴィの求めに応じ簡易マップにいくつか丸がつけられたものを手渡す。]

 この、ぐるぐる何重も丸つけられているところが特におすすめそうだったよ。値段はちょっと他よりは高めだって。
 次がこっちで、リーズナブルで良い宿がこっちだったかな

[ 購入した朝食にかぶりつきながら行儀悪く説明をいくつか。ヴィが興味を示した順に覗いてみようかと思ったりする。**]
(37) 2021/04/14(Wed) 21:58:15

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 自分のおどけた様子に>>44ヴィが笑みを浮かべたのを見てこちらも安堵する。お互いに相手を大切に思うばかりに気を回しすぎる所が有る様に思う。

 自分のことは置いておいて良いのだが、ヴィのことは大事にさせてほしいなんて勝手なことを考えてしまう。

 多分、彼の体質のせいもあるかもしれない。]

 最初はね。
 
[ あの時は、故郷で病に伏せった恩人を訪ねる旅だった。危篤の連絡を受けてからの数日の足止めは気が急くばかりで、宿すら無いかもの瀬戸際。]

 君と出会えてよかった

[ ふふと笑って、素直に当時の気持ちを口にする。今の自分の顔は何か眩しい物でも見たような表情になっているのだろう。そして、その思いは常に継続している。

 歯の浮くような事でもできるだけ言葉にするようにしているのは、言わなければ伝わらないというのと、足止めのせいで結局は恩人の最後の瞬間に間に合わなかったという経験のせいかもしれない。*]
(47) 2021/04/15(Thu) 1:42:33

【人】 祓魔師 ダンテ



 気づいた?

 [ 席を定め、交代で手早く欲しいものを買いに行く。自分が戻った際にヴィが口にした言葉>>45に少しだけ眉根を寄せた。]

 活気のある良い市場と思っていたけど、普段ならそう気にならない事だものね

[ 比較的安定して治安のよいヴィの住む国では警官の姿など気にしたことがなかった。ヴィが視線を向けた軍人と思しき人物は>>29表情などから厳しく見えるのだが、容貌などから推し量るに自分よりも年若のようだ。]

 逆に考えると、大通りなら彼らが見張っていてくれてるってことだね。妙な小道にはいったりしないよう気をつけよう。

 僕は昨日夜間に寝てしまったからなあ。
 ここから先の生活時間を合わせるために起きておけばよかった。

[ 自分を一人にさせられないなんてヴィが考えているなどとは気づかずそんな答えを返す。*]
(48) 2021/04/15(Thu) 1:43:32

【人】 祓魔師 ダンテ

[ すでに自分の買ってきたものは食べ終わり、甘いお茶が食事の香辛料によくあう。それからヴィが果物をおすそ分けしてくれたので最後にそれをつまむ。]

 そうだね、せっかくの旅行だし
 仕事中に泊まるようなところだとげんなりしてしまう

[ 仕事柄あちらこちら行くことが多く、いわゆるスラムのような場所へ赴くこともそれなりにある。できるだけ治安の良い場所へ宿泊するよう努めてはいるが、床に荷物を起きたくないと思えるような場所は多い。]

 む、格好つけさせてくれてもいいじゃない
 君は気に入ったショールはあった?
 帽子では心もとないから道すがら買いなよ

[ 一番重たいスーツケースを代わりに持ってくれるというからしかめっ面でそう答えた。どう見ても自分の方が背も高く体型もがっしりしていると思うのだが、ヴィは人種的な優位さというアドバンテージがあるためその辺り無頓着だ。]
(49) 2021/04/15(Thu) 1:44:49

【人】 祓魔師 ダンテ

[ キャスター付きのスーツケースを道ゆく人の邪魔にならないよう引っ張り持ち歩く。宿までにたどり着く間に、ヴィにショールをかぶせることができただろうか。

 こちらではヒジャブというんだろうか、店の人がそう言っていたようなきがする。]

 ついた、一番オススメのところだね
 …と昔のお城を改装したと言ってたんだけど
 すごいところだね

[ >>46まず最初に何重もぐるぐると印をつけてくれたホテルへと向かった。心中ではここが良さそうなら比較はせずに決めてしまおうと考えていたのだが費用は大丈夫だろうか。

 そこは駅の案内人の見立てが正しかったのか、ピカピカに磨き上げられたロビーを抜けフロントで料金表を眺めれば一応予算ぎりぎり上限といったところだった。]

 ここにしてしまおうか

[ ヴィを振り返りそう尋ね、眺めと景色の良いところという要望ならここが一番に思える。それに作りも重厚で一番の心配の治安もここなら大丈夫そうだ。**]
(50) 2021/04/15(Thu) 1:47:30

【人】 祓魔師 ダンテ

─少し前─

 そういえば、妙に視線を向けられている気がするね
 法律も関係あるんだろうか

 …

[ ヴィのことを自分は「彼」と人称しているが、その実あまり男性と考えていない部分がある。だけれど他人から見ればヴィの様子は女性とも男性とも見える曖昧な容姿をしていて、この国の規範から外れてはいないかと見定められているような不躾さを感じる。

 とはいえ他人から見れば、友人同士に見えるかもしれないし、ヴィは意に介してないのかもしれないが。自分はひどく気にしているのはこの感情が恋愛含みだと自覚しているし、漏れ出てない筈がないからだ。]

 …

[ 単にその視線は旅人への不信かもしれないが、同性愛が死罪だという厳しさを思えば心配ごとが増えるのは確かで疑いを招く距離感は控えた方が良いと気づくのが遅すぎる。

 あまりこの国では、馴れ馴れしくはしないように気をつけなければと、今更に心に刻んでおく。*]
(51) 2021/04/15(Thu) 2:05:32

【人】 祓魔師 ダンテ

[ >>61当時の自分の心中と、ヴィとの出会いは完全に別物だった。焦りと心配の気持ちは燻り続けて居たが、ヴィとそれに付随する出会いのおかげで随分ともったいなくも楽しい時間を過ごさせてもらった。

 だから彼の心中を自分が正確に読み取ることが出来たなら、思い上がりでもなんでもないと必死で返答を返すだろう。

 君と出会えて良かったと告げれば、ヴィが帽子をかぶり直すような仕草をして眼を細めたように見えたから、自分も笑みを返しただけだった。]

 あー、いや申し訳ないのは僕の方

[ 物理的な面倒事は大通りや警備のしっかりした場所だけを巡ることでなんとかなりそうだと処理をして>>61
 もう一つの懸念について彼がごめん>>62と言うから自分もそう返した。国の特色などは訪れる前にある程度頭に入れておくのは前提で。ましてや客観では罪に問われる可能性のある事柄を理解しておきながら頭の端に追いやっていたことが問題だった。]

 馴れ馴れしくしすぎてしまったから

[ 心配だからと言って帽子を勝手に頭に乗せてしまった事とか、手荷物を当然のように自分が抱えるとか。
 若干頬が赤らむのを自分でも自覚してしまうが、外気のせいだと思ってほしい。

 彼氏づらと言うか、無自覚の越境に羞恥を感じてしまった。*]
(74) 2021/04/15(Thu) 16:59:53

【人】 祓魔師 ダンテ



 なるほど、……
 じゃあ、君が目を覚ましてから探しに行こう

[ >>63早く羽織るものをと自分が焦っているのは、彼の皮膚が日光にひどく弱いからだ。黙り込み彼の顔を覗き込めば、若干暑そうに見えるが苦痛を耐えているなんてことはなさそうだったから折れる事にする。

 急場で何でも良いからかぶせてしまいたかった。綺麗なものは後から選べば良いと場当たり的な事を自分は考えていたのだが、彼は最初から大切にできるものを探したいと言っていて、考えの違いがやっぱり面白い。

 それに、問答するより宿にたどり着いた方が良い。1番におすすめのところへ向かった理由の一つもそれだった。比較検討している間に日が高くなってしまっては本末転倒だ。*]
(75) 2021/04/15(Thu) 17:03:42

【人】 祓魔師 ダンテ



 うん、良い宿ならラウンジがあるだろうし
 なんならルームサービスを頼もう

[ 冷たいものをと言われて笑って。もう少し未発達の国だと生水を飲んではいけないとか氷も良く無いなんて言われるが、この国ではそんな注意事項は設けられてなかった。

 変に落ち着かない感じがなければ美しく良い国だと思えるのに。足止めされたことを置いておいて、次第に絆されそうになっている。

 >>63ホテルをここにすると決めて仕舞えば、荷物もポーターが運んでくれるといった厚遇ぶりで非日常の空間に来たと実感する。]
(76) 2021/04/15(Thu) 17:06:48

【人】 祓魔師 ダンテ


 
 よく冷えた白ワインはどう?
 僕が飲みたいだけだけど

[ あとは眠れそうだからとか、口にしたら叱られそうな理由もあった。自分の生活時間が昼夜入れ替わるのをヴィはなんとなく嫌がっているところがある様に思う。休暇が終わってから正常に戻すのが大変だからとかそんな慮りだと思う。

 この地方独特の意匠の作りの豪奢な部屋は、ヴィの推測通り王族の別宅だったのかもしれない。それでもこの部屋はきっとゲスト用なのだろう。主人が使っていた部屋を拝むには手持ちがとても足りない。

 天幕付きの寝台は、一つしかなく。
 ヴィが無邪気に笑っていて、意識しているのは自分だけのようで再び目元が赤らむのを感じて視線を逸らす。まるで10代の若造のようだ。]

 室内は涼しいね
 湿度が低いからかな

[ 誤魔化すような事を言い、長椅子に腰掛けたヴィの向かいに腰掛ける。その様子はすでに眠たそうなのと、日差しの中を強行したせいで気怠げだ。]

 タオルを濡らしてこようか?
 ベッドに行くといいよ

[ それと彼の飲みたいものを訪ねてフロントに連絡をして。自分は昼過ぎも起きていることを予想してサンドイッチを頼んでおいた。何度も人を寄越させてはヴィの眠りを邪魔してしまいそうだとの考え。**]
(77) 2021/04/15(Thu) 17:09:46

【人】 祓魔師 ダンテ


 そうかな
 
[ >>87思わぬ強い調子で否定の言葉を受けて少し驚いた、その後ヴィが迷惑だと思っていないのなら自分はそれだけで嬉しいと笑った。

 ヴィには頑固なところがある様におもうから、自分のすることが好ましくないなら受け取りはしないのかもしれない。だから強い否定は不愉快ではなかったという証なんだろう。

 とはいえ感情面はそうでも、対外的にはもう少し気をつけなければならないのは確かだ。

 それから、すぐに宿へと移動したのだったか。自分がヴィの体を心配してしまうのと比べて、彼は自身の苦痛に無頓着なところがある様に思う。
 多分死ぬほどでない身体の不都合なら元どおり綺麗に治ってしまうからだと思う。だけれど痛みや苦しげにしている様は自分の人種と代わりないのだからこちらとすれば辛いことは経験させたくないと勝手な思い。*]
(110) 2021/04/16(Fri) 0:43:54

【人】 祓魔師 ダンテ



 すごいな、てっきり自然にこうなんだと思った

[ >>97室内に通され、一通りの設備の説明を受けたあと二人きりになり、ヴィも人心地ついたようだ。それから室内の涼しさを口にすれば、彼が何かに気づいたようで部屋のあちこちを探っている。

 億劫そうに四つん這いで移動しているが床には毛足の長い心地よさげな絨毯が敷いてあるため何も言わない。

 室内の涼しさなどの理解が追いつけばすごい技術だと感心しきりだ。少々侮っていたというか冷房設備まで完備しているとは思いもよらなかった。]

 窓も開いているし、不思議だね
 外からの風だと思っていたよ

[ 石油産出国であり、魔法の文化も有名だというから、自分には未知の技術が使われているのだろう。
 それに自国の複雑な仕組みの道具を全て理解しているかと言えばそんな事はないのだから、世の中には凄い人が居るなあと横に置いて置く。]
(111) 2021/04/16(Fri) 0:45:47

【人】 祓魔師 ダンテ



  僕らでも使えるような道具も売ってたりするのかな?

[ >>79例えば魔除の力のある品物だとか。そういえば鈴のお守りをヴィに渡した事があったなと思ったりする。

 自分も彼にもらった合鍵につけた美しい音のする鈴を大切にしていた。今は落としたりしたら泣けてしまうからスーツケースに大切に仕舞っているのだが。

特別な才能が無ければ使いこなせないといった物でなければ一般人ようの簡易なものもあったりはしないかとの考え。*]
(112) 2021/04/16(Fri) 0:46:35

【人】 祓魔師 ダンテ



 本当だね、不慮の足止めだったけど、良い国だなあ。まあ危ない目に遭ってないから言えるのだろうけど。

[ >>98最後の付け加えは油断してしまわないようにの自戒だ。白ワインの提案には彼も同意を示したどころかボトルでと言う。
 自分も酒が好きだし強いという自負があるのだが、ヴィには敵わない。ザルというよりはワクしか無いきっと。

 彼が望むものを合わせて注文を済ませ、長椅子に戻ろうとするヴィに寝台へ行くようにと促せばすぐに従ってくれたから、当人も休養を欲してると自覚しているのだろう。]

 うん、起こすよ

[ 言いながらもそれは嘘だった。眠りに落ちるならそのまま眠っていて欲しい。タオルについては、気遣いはいらないと言われたがタオルが要らないとは言われてないから有れば嬉しいと思えるだろうかと洗面所に向かうつもりでいる。

 移動仕掛けたところでヴィの手指が自分の袖を掴んだ。*]
(113) 2021/04/16(Fri) 0:48:04

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 一言二言ヴィは呟いて今にも眠りそうだった。受け答えのあと自分は目的どおり洗面所に向かいタオルを濡らして硬く絞る。]

 もう寝てしまった?

[ 囁くように問い、眠っているならこれは片付けしまおう、起きているなら顔を拭ってから眠れば心地よいよと手渡す。

 それからルームサービスがちょうど訪れた。*]
(114) 2021/04/16(Fri) 0:50:40

【人】 祓魔師 ダンテ

[ ヴィが眠ってしまったなら、一人で本を読もうか、それとも書き留めておきたいこともあるからメモ帳を取り出すか。

 天幕の影の中でヴィは心地よさげに見える。

 足音は絨毯が吸い込んでくれる。静かに大きめの窓のそばに寄れば街並みが一望できた。ちょうどよく椅子が置かれているから、先人もこの居心地の良い部屋で景色を眺めたいと考えたのだろう。

 自分たちが通り抜けてきた市場はあのあたりだろうか。一人で外に行くのも良いだろうか?

 だがヴィを一人にもしたくないとか、かれと似たような事を考えてしまった。**]
(115) 2021/04/16(Fri) 0:52:35

【人】 祓魔師 ダンテ


 ん?
 ああ、そうだよ中途半端な地域の冬の空調が本当に我慢ならないけど、あはは

[ >>119一瞬理解が追い付かなかったが、揶揄われているのだと気付いた。何も自分が魔法の冷房装置を欲しがっていると勘違いされたわけではなさそうだ。

 ヴィの国ほど極に近いわけでは無いが自分の出身も冬の厳しい地域だった。寒さへの対策は万全で室内なら薄着で十分なほど部屋は暖かだ。
 ところが他国へ訪れることが増えれば、他所の冬の備えは貧弱で室内でもコートを羽織っていなければ自分には寒いほど。

 それに文句を言っていたのをヴィが覚えていてこんな揶揄をするのだろう。]

 燃料が勿体無いのはわかるし、死ぬほどの寒さでは無いから仕方がないんだろうけど

[ などとぶつぶつ今更に思い出し不満を述べるが、ヴィはすでに眠そうである程度で切り上げる。*]
(128) 2021/04/16(Fri) 15:25:07

【人】 祓魔師 ダンテ


[ ヴィが眠った後にルームサービスが訪れ品物を受け取る。よく冷えたワインはボトルごと氷で冷やされていた。
 
 喉の渇きを自覚したのだが、少し我慢してヴィが寝ている間に浴室を使わせてもらおう。列車の移動が一晩、少々埃ぽくもある。湯を貯めればそれほどうるさくも無いだろう。

 そうこうしながら昼からの時間ヴィが目を覚ますまで一人で過ごした。出かけても良いかなと考えたのだが、湯を使いこざっぱりした後、よく冷えたワインを窓辺で飲みながら景色を眺めていたなら眠たくなってしまった。

 応接スペースへなんとか移動して長椅子に行儀悪く足を伸ばす、今日のことをメモしておこうなんて眠気に抗ってはみたが、2時間ほどをうとうとしてしまったようだ。*]
(129) 2021/04/16(Fri) 15:27:29

【人】 祓魔師 ダンテ


 
 起こせないよ

[ >>120それからヴィは日が落ちかけた頃に自然と目が覚めたようだった。起き抜けに不満を言っていたが、あんなにうっとりと眠っている人間を起こすには偲びなかったと言い訳。

 自分は少しうとうとしていた事は隠して、メモ帳を閉じて見せた。]

 氷が溶けてしまっていたね

[ ワインのボトルは既にぬるくなっていたようだ。冷房装置のそばにでもおいておけばよかっただろうか。構わないと言った様子でヴィがぬるいワインを一息に煽る。
 まるで水のように飲んでいるのはいつものことだ。]

 あ、先に浴室を使ってしまった
 できるだけ綺麗にはしておいたんだけどごめんね

[ まだ少し自分にはヴィは眠たげに見える。着替えを抱えて浴室へ向かう彼にそんな言葉を投げて見送り。そろそろ室内は薄暗くなってきた。

 間接照明は昼の間から灯されていたが、案内の人間に聞いた通りにして部屋の明かりをつけておく。*]
(130) 2021/04/16(Fri) 15:28:46

【人】 祓魔師 ダンテ



 夜は冷えるかな?

[ ヴィが身繕いを済ませて出てくる間に、自分も出かける用意を済ませておいた。髪は後ろでひとくくりにして以前ヴィが選んでくれたリボンを結んだ。
 羽織るものはいるかと悩みつつ、外はまだ昼間の熱気が残っているだろうか。**]
(131) 2021/04/16(Fri) 15:29:26

【人】 祓魔師 ダンテ


 いや…全然
 とまあ、僕もちょっと眠ってしまっていたから
 君が起きるちょっと前に目が覚めてそれから少し書きものをしていたくらい

[ >>166退屈ではなかったかと問われて若干口ごもってしまったから素直に打ち明けることにした。おかげで夜遅くまで付き合えるよなんて調子に乗れば、ヴィの表情は複雑なものになってしまうだろうか。

 そんな過保護にしなくても、休暇の間だけ生活時間が入れ替わるくらい、元に戻すなんて容易いはずなのだが、彼の真意は別のところにあるだなんて思い至りもしていなかった。>>167

 とはいえ酒も入った状態では頑張っていてもいつの間にか眠っていることも多いのだが。]


 結局街並みの様子を少しメモをしただけで終わってしまった。

[ 自分には素人の手慰みというか詩文を書くという趣味があって、職場でも同好会をつくっているくらいだ。
 逆にというかヴィは執筆を生業とするプロだったから、たまに助言をもらうこともあり、報告めいたことを言う。*]
(168) 2021/04/17(Sat) 0:15:15

【人】 祓魔師 ダンテ

[ それから、>>167ヴィが身繕いをすませるからと浴室へ消えた少しあと。シャワーの水音が響いていたから湯を貯めるのは控えてしまったのかもしれない。

 あまり夜遅くに外を出歩くのは避けたいからだろう。今ならまだ夕日が沈みかけた頃だから、市場が閉まるまでは大丈夫そうだ。]

 
 ……

[ そうして姿を現したヴィを見て一瞬自分は惚けていた気がする。彼の種族が男女の性を定めるまではどちらにも変わる事ができるという話。
 女性の姿を見たのは初めてで、見惚れたと言っても過言ではない。]

 服を買わなきゃね

[ それから口に出たのはそんな言葉だった。普段の彼だってそれほど線が太いわけでもなく、どちらかといえば華奢な造形をしていると思うのに。

 女性の姿をしたかれはいっそう美しく小さく儚げに見えた。*]
(169) 2021/04/17(Sat) 0:17:45

【人】 祓魔師 ダンテ


 
 起こしてしまいそうだし

[ >>171ベッドを使えばよかったのにと彼は言うが、人の気もしらないでと密かに考えてしまう。どのみち二人の寝る時間はずれているし自分はきっと酔っ払って寝落ちるからベッドが一つでも問題ないとは思うなんて情けないことをちらりと考える。

 天幕付きの寝台は詰めれば大人三人くらいは眠れそうにも見えるから、余裕があるのは確かだ。]

 うん、是非

[ まだ、朝ごはんを買ったり窓からの景色くらいしかこの国のことは見ていない。書きつけ程度しかないから人に見せられるものではなかったが、何かしら残したいと思う。
 下手の横好きだから、気恥ずかしさは常にあるのだが、人に見せてこそだとか同好会の皆も言うから開き直っているところはある。

 それにヴィは書いた内容について批評することはなくて、文法とか技術面をたまに添削してくれる。かきぐせというか好みの単語や言い回しを重複させていたりとか、自分では気づかないところもあるからとても勉強になる。]

 お礼もさせてね

[ こんな素人の文章を、生業にしている人に見てもらえる機会なんて普通ならない。彼はいらないと言いそうにも思えたが、気持ちだけでも受け取って欲しい。*]
(177) 2021/04/17(Sat) 3:28:33

【人】 祓魔師 ダンテ



 ああ、ごめん、見惚れただけ
 あーいや、
 この国だけでいいからね

[ ぼうっとしていたから、ヴィが所在無げにしていたから正直に心のうちを明かした。それから慌てて付け加えた言葉は自分の好みに合わせて身体を変えるなんてことはしないでという要望。]

 うん、まあ…
 
[ 人は姿形ではないというが、ヴィが男性体だったなら自分は今のように接していただろうかとたまに考えたりはする。もう少し違う関係だったような気もするが、わからない。
 なんだかんだ日に当たるなとか、他人に合わせて無理をしたらいけないとか、口うるさく言ってしまっているかも。]

 そうだね靴も選ぼう
 それだとぶかぶかに見えるから
 転んでしまうよ

[ 二、三日の滞在のための衣服は不要な出費のようにも思えるが今の姿のヴィが着飾ったところを見たいと思ってしまうのは仕方がないことではないか。]
(178) 2021/04/17(Sat) 3:31:33

【人】 祓魔師 ダンテ



 むしろ君の方が空腹なんじゃって思うけど
 僕は大丈夫だよ

[ それじゃあ出かけようなんて二人で部屋を出て施錠して。窓はそのままでも大丈夫だろうか。フロントで部屋の空いた食器などの片付けを頼んでワインのボトルなどはそのままにしておいてもらった。]

 それにお店が閉まってしまうかもしれないから
 先に服を選ぼう

[ その辺りはヴィも考えは同じだったらしく、食事を後回しにすることにした。来た道を逆に市場へと向かうが、大荷物が今はないからすごく身軽だ。

 ホテルのそばには店舗を構えた貴金属店や衣料店なども立ち並んでいる。観光客向けのものなんだろう。情勢があまりよくないことになってからは客足も減っているのかもしれないし、ガラス越しに並ぶものを眺めれば強気の値段に見えた。

 市場の方に並んでいた布地を扱う店などは>>124地元の人向けでもあるだろうからもう少し安価だったかもしれない。*]
(179) 2021/04/17(Sat) 3:32:43

【人】 祓魔師 ダンテ


 とりあえず女性はすっぽりかぶれるような日よけの衣服を着るみたいだね。君にとってはちょうど良いかも。

 そして中に着る物は隠れちゃうけど割と自由みたいだ。色の綺麗なワンピースとか選ぼう。

[ きっとヴィより自分のほうが楽しんでいる気もしてしまうが、以前冬に旅行した時もなんだか可愛らしいコートを自分が選んで彼に着せたことがある。* ]
(180) 2021/04/17(Sat) 3:43:02

【人】 祓魔師 ダンテ


  魔法を織り込んだ布があるって聞こえたよ
 どんな効果があるんだろう

[うっすらと聞こえたことをそのまま口にしたなら店主が 「ここの商品は一般的なものですから魔法のかかった布が欲しいのなら市街地に腕の良い職人がいるそうですよ。」なんて教えてくれた。

 市街地では土地に明るくないため探し出すことは困難かもしれないが、日数はあるのだからと頭に留めておきたい。*]
(181) 2021/04/17(Sat) 3:46:20

【人】 祓魔師 ダンテ


 手を繋いでもいい?

[ 坂道を下りながらそんな声をかけて、言い訳は、履物が大きくて歩きにくそうだからと彼のせいにしてしまおう。**]
(182) 2021/04/17(Sat) 3:49:11
 




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