81 【身内】三途病院連続殺人事件【R18G】
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| >>28 ロク 「ううん、歩くぐらいなら……平気」 といっても健康な状態であったことがほとんどなく、こっちが日常であるため慣れてしまっているようだ。 「そう。よく名前覚えてたね…… "この辺"っていっても、俺の場合この病院と家ぐらいだけどねよく知ってるの」 (33) 2021/06/28(Mon) 14:43:08 |
| >>35 アユミ 「……アトムは直してくれる博士がいるけど、先生は直す人が先生なんだから……どっちかっていうとお茶の水博士目指した方がいいんじゃないの?」 そういう問題でもない気がする。 しかし子供の見る番組のはなしでも否定せず乗ってくれる優しい先生を、姉や母のように感じているらしく、憎まれ口のようなことを言いながらも心配しているようだ。 (36) 2021/06/28(Mon) 15:08:58 |
「……そっか。結構人いるもんね。
オレは争いは、やだなあ。早く助けがきてほしい」
ガタガタと揺れる窓の外、吹き荒れる風景の
ずっと遠くを見ている。灯りは見えない。
「我慢するのは慣れてるよ。
ちょっとお腹減ったくらいならまだヘーキだし」
決して家は裕福ではなかったから。
けれど頑張ったらどうにかなるものなのかと逡巡して
「じゃあオレは、いい子にしてるよ。
手伝えることがあるなら、手伝います」
脅かされなければ、苦しめられなければ
メイジはまだ大丈夫だ。
「……では、…………」
言葉は続かない。
悩んでいた。子供を加担させるべきか否か。
この先、生存者を出していくには、避けられないのだから。
「…………メイジくん、包丁を扱ったことはありますか?
実は流されてきた猿を数匹見つけたんです。
ある程度は僕が解体しますから、
細かく切る作業をお願いしたいんです」
この村で育ったなら知っているはずだ。
……
この近辺の山に、猿はいない。
けれど、もしかしたら。
遠くから流されてくることだって、あるかもしれない。
| >>38 アユミ 「……。先生が元気出たなら、いいけど……」 ぷい、と顔をそむけた。 気恥ずかしいのかもしれない。 「そうだ、セナハラさんが食べるもの探してきてくれるって言ってたよ」 (39) 2021/06/28(Mon) 17:01:28 |
「猿?」
メイジは、小さな頃はよく山に遊びに行って
傷を作って帰ってきたものだ。
当然猿なんて一匹も見たことはない。
……ないが、特に深く考えることはせず、笑う。
「切るくらいならできるよ。まかせてー
オレ鉛筆削るのとか得意だし。わりと器用」
それが猿以外である可能性には思い至らない。
「セナさんも解体できるなんて、すごいね。
山で暮らしてたこととかあるの?」
| >>40 ロク 「うん、ありがと…… でもこの熱は……持病みたいなものだから 一人で部屋にいるのも暇だし」 高熱というほどでもないから平気だと小さく笑って見せる。 不安な状況だからか、多少熱があったとしてもここに居たいようだ。 「ロクはなんでこの村に?」 (45) 2021/06/28(Mon) 20:20:02 |
悟られなかったことが幸いなのか、災いなのか。
今の男には、理解できなかった。
「山というよりは、密林のような場所で育ちました。
外地の生まれなんです、僕。
戦況が悪化して、皆何でも食べてましたから……」
虫から木の根まで、
食べられそうな物は全て喰らった。
それは墓の下まで持っていく筈の秘密で、
二度と侵さないと決めた領域だ。
「鶏とかいれば、絞め方を教えられたんですけどね。
猿はどうしても、見た目が人間に近いですし」
| >>43 アユミ 「うん……二人で運ぶのがもし大変だったら 俺も手伝うよ たくさんの缶詰を運ぶのは時間がかかりそうだし」 入院が続くこの非力な体で力仕事は到底手伝えそうにないが、それでも本人は手伝うつもりでいるようだ。 (46) 2021/06/28(Mon) 20:43:41 |
| >>50 ロク 「一人旅……」 その言葉を聞いた途端貴方の方へ向ける視線に光が宿る。 「今までどんなところにいったの?トウキョウとかいったことある?」 (51) 2021/06/29(Tue) 12:13:13 |
| >>52 アユミ 「熱が下がった事なんてあんまりないし、これが俺の平熱なんだよきっと」 だから平気、と顔を横に振った。 貴方が歩きだすと自分も歩を進めるも、自分の相手をしている暇はないのだろうと気づきついていくのをやめた。 少しつまらなそうな顔をして人のいる場所へと戻っていくだろう。 (54) 2021/06/29(Tue) 12:46:06 |
メイジは驚いたようにぱちぱちと瞬きをした。
「……そうなんだ。なんでも食べなきゃ
いけないくらい苦しかったの?」
戦争って大変だね。口ではそう言うが、深くまでは知らない。
なんでも。虫とか、草とか、その辺りまでは想像できる。
メイジはそこまで飢えに苦しんだ経験はないから。
「人間に近いと何かまずいことでもあるかな。
オレそれくらい平気だよ、セナさん。だって猿なんでしょ」
未成年だから、気を使ってくれているのだろうか。
でも、人間に近いだけで、人間ではない。
……ふと、真新しい自分の腕の傷を見つめた。
「動物の解体って、大丈夫だと思ってても案外辛くなるんです。
医学校の実習で人を開く授業があったんですけど、
必ず何人か吐く人がいます」
嘘ではないが、本音でもない。
どこまで加担させるべきか、未だ悩んでいた。
「だから先ずは、バラバラにした段階から。
大丈夫であれば、一緒に始めから解体しましょうか」
→
「……これはね。
メイジくんが話したくなかったら、話さなくて良いんですけど」
そんな様子を見つめ、口を開く。
手を汚させるなら、せめて何か報われてほしい。
贖罪にも似た心地だった。
「転んだりぶつけたりすると、怪我をしますよね。
そういった傷は、肘とか膝といった関節にできます。
……言い返せば、」
→
「それら以外の場所にある怪我は、大抵意図的なものです」
今度は、瞬きも忘れて数拍、動きが止まった。
「……あはは……」
気の抜けた笑いが出た。そりゃあ、バレるよね。
さすがお医者さん目指してる人だ、と零す。
「……たぶん、セナさんが考えてるとおりで
合ってると思うけど……」
視線を逸らし、あなたの首元。
手持無沙汰にくるくると自分のくせ毛をいじりながら
躊躇いがちに、ぽつり、ぽつりと話し始める。
ここまで言われてるなら、もういっか、と思った。
「………オレさ、」
「小さい頃から親父に暴力振るわれてたんだ」
「……情けないから、自分でつけた傷ってことにして……
ごまかしてたんだけど、むずかしいね」→
「親父、ずっと家に閉じこもってて、酒ばっか飲んでて
なんかあるとすぐ怒鳴るし
何考えてるのかわかんない人だったなー……」
この小さな村だ、近所によくない噂は伝わっていた。
戦争から帰って来てからずっとそうだった、と。
「母さんはね、昔は優しい人だったって言ってたけど
オレにはそうは思えなかったな。
そんな母さんは勝手にしんじゃったしさ
オレにはなにも理解できない親父だったよ」
そして親父のことを過去の人間のように語った。
「セナさんはオレのこと心配してくれてるのかな。
それとも情けない男だと思ってるかな。
でも、きっと、オレのこと軽蔑しちゃうよ。
オレ、そんないい子じゃないからね」
そう、これは腕の傷と直接関係ある話ではなかった
メイジは、まだ隠していることがある。
| >>57 ロク 「うん……!いつか行ってみたいんだ…… もうすぐ新幹線ができるんでしょ?」 期待に満ちた目で相手を見つめている。 (59) 2021/06/29(Tue) 19:14:12 |
言葉にずっと耳を傾けていた。
荒んだ生活を送る帰還兵は珍しくない。
戦場が人の精神を削り、形を変えてしまうことをこの男は知っている。
「心配してるんですよ、勿論。
情けないなんて、これっぽっちも思いません」
片膝を着き、貴方を見上げる。
もう父親がこの世にいないような話し方をすることに気付きつつ、口には出さなかった。
「……メイジくんの家は、戦場だったんですね」
「いい子のままじゃ、戦場は生き残れません。
もし何か悪い事をしたとしても、それは生きる為にした事です」
まるで説得するような抑揚だった。
尤も、それは自分に言い聞かせていたのかもしれない。
「そう思わなければ、きっときみのお父さんのようになってしまう」
「…………そう……」
見開かれたままの片目が、色のわからない細い目を見下ろす。
説得するような声色からは、あなたの今までの経験を
物語っているように思えた。
「そっか、生きる為、か」
生きる為なら何をしてもいいんだろうか。
脳裏を過った言葉は声にはならなかった。
「本当の戦場のことなんて表面上でしか知らないけど……
親父みたいにだけはなりたくないって思ってるんだ」
──父親のようには絶対なりたくない。
それは何かの呪いのように、ずっと己の影につき纏っている。
「……心配してくれてありがとう、セナさん。
こんな話、はじめて人にしちゃったな〜……あはは……」
表情は相変わらず薄笑いを浮かべている。
まだすこし濡れたままの髪から、水滴が落ちた。
| >>61 ロク 「乗ってみたい……新幹線に乗って旅行とか……」 幼少から体の弱い少年にとっては旅行は憧れだ。 貴方が言い淀んだことに対しては軽く首をかしげたが、続く話に言い間違いでもしたのだろうと流して。 「東京五輪……いいなぁ ロクは見に行くの?」 (65) 2021/06/30(Wed) 11:30:46 |
薄く笑う貴方の頭を撫でようとして、やめた。
そんな資格、自分には微塵も無い。
「……そう思っているなら、大丈夫ですよ。
では、この事は内密にしますね」
立ち上がると、深く息を吐いた。
覚悟を決めるかのように。
「大まかに解体して来ます。
用意ができたら呼びに行きますけど、今日使う部屋は決めてますか?」
「……うん」
じっとあなたの一挙一動を見ていた。
「部屋は、決めてないな。
使っていい部屋知ってる? そこにいるよ」
「使って良い部屋は幾つかあるんですが、
一階の空き部屋だと助かります。宿直室が近いですから」
手術室へ向かいやすい、とは言わずに一階を勧めた。
貴方が手伝っていることを、極力知られたくないからだ。
「あと、できればこの手伝いの件は内密にお願いします。
食べ物があるとわかると、その……、
揉め事が起こるかもしれませんから」
そう言い残せば、手術室へ歩き出す。
あなたのお願いに素直に頷けば、
「ねえ、セナさん」
その背を一度呼び止めた。
あなたがどう反応しようとも言葉を続ける。
「今度、セナさんの話も聞かせてね」
それはなんでもない身の上話かもしれないし
親父に教えてもらえなかった戦時中の話かもしれない
そしてまた後でね。と笑った。
やがてメイジも言われた通り、一階の部屋へと向かう。
……妙な胸騒ぎと違和感を覚えながら。
| >>67 ロク 「いけるなら絶対行った方がいいと思う」 真剣な面持ちだ。 「うん……村の広場に散歩すら行かせてもらえないからね 監禁だよ、こんなの」 体のためを思っての処置だとわかっていても不満そうだ。 (68) 2021/06/30(Wed) 16:26:28 |
ぴたり、一瞬足を止める。
「……ええ、勿論」
小さく呟き、再び歩き出す。
手術室へ入れば、手術台を見て眉を顰めた。
メスを用意する。
容器を運ぶ。
思い出す。
「父さん」
「母さん」
「どうか、許してください」
| >>69 ロク 「あ、話し込んじゃってごめん」 あまり拘束していては悪いと気づき、軽く会釈した。 「また明日……トウキョウの話とか聞かせてほしいな」 (73) 2021/06/30(Wed) 18:54:00 |
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