58 【R18】しんこんりょこう
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[まだ彼が片足しかベッドに乗り上げていない状態で、ぐいと肩を抱き込み、ベッドに寝かせる。優しく押し倒したつもりだけど、
ぎし、と音が鳴った。
まず、水分を。
下に敷いたホウスケに、俺の口に残っていた小さな氷を口移しでみっつほど押し込んだ。
氷を溶かして飲んでくれている間に、
自身のガウンの帯を少しだけ引き下げると、胸元に余裕ができる。
服の合わせ目に指を差し込んでちょっとだけ開けば、くすんだ薄い青色のレースがちらりと見える。
ホウスケの視線の動きを見逃さない様にじっと見つめていたが、そもそもホウスケはチラ見ができないタチなので、視線が胸元へ向けば俺にもすぐわかるだろう。
ちょっとでも見てくれた事がわかれば、]
ホウスケは、こういうの好き?
[と、煽る様に笑って尋ねてみたつもりが、
どうしても照れが入ってしまった。
女性用の下着を着ける様になったとはいえ、それはシンプルでつるっとした素材のものが多いし、下はボクサータイプのものばかりだから、こんなの、着けるのも見せるのも勇気が必要だ。
ホウスケが好きかもわからないから、つい直球で尋ねもしてしまう。
胸の部分は細かいレースでできていたけど裏地がなくて、乳首が薄ら透けてるのだが、鏡で確認する事を怠った俺はわかってなかったし、さっきもそこまでは見えなかっただろう]
ホウスケは おとなしくしててくれ。
[そう告げて、身体を起こす。
ホウスケの下半身のところまで身を引いて、するするとガウンの裾をたくし上げる。
こくりと喉を鳴らして、ふくろうみたいに凝視したまま、下着越しに膨らみに触れる。
下の方の膨れているところから、ふわっと上の方へ撫で上げる。
この拙い手付きで可能なのかはわからないが、大きく硬くなる様に願いながら何度も下から上へ、やがて往復して擦り上げる。
ちょっとでも好さそうな反応が返れば「ふふっ」と嬉しそうに笑って、ぽふ、と彼の股に顔を伏せた]
[下着の上から、幹の膨らみに吸い付く。
布の味しかしないが、雄の匂いが近くて興奮する。
お風呂の香りも混じっていて清潔な匂いなのに。
はむはむと上から下へと舌と歯、唇でやわらかく愛撫していると、俺の唾液で下着の色が変わっていく。
布地に阻まれてホウスケには大した刺激じゃないだろうけど、俺の息はどんどん上がっていった。
……我慢できないって、こういう事を言うんだろうか]
[ずるりとホウスケの下着を下げて、勝手に先端を晒した。
ホウスケに止められる前に、]
……咥えて良いか?……良いよな?
[許しを乞うには小さ過ぎる声で呟いて、
はくりと先端に口をつけた。
思い出すのは、ホウスケが俺の胸にしてきた愛撫。
浅く口の中に迎え入れて、
舌で頭を弄って、ちゅぷ、と吸い上げて、唇や歯で甘く噛んで、くびれたところへ舌を伸ばして舐め上げた。
ふぅふぅと乱れる息をホウスケにかけてしまいながら、下着を更に下げて、ちょっとだけ深く咥え込んだり、幹の部分を舐め上げながら鈴口をすりすりと親指で擦った。
射精させようと思って触った訳ではなかったけど、ホウスケの限界まで触れてしまっただろうか。
それとも、俺の我慢の限界の方が近かっただろうか]
ふ、 ぅ、うう……
ホウスケ……、ホウスケ……
[ふらりと身体を起こして、ホウスケの顔の横に両手をついた。
押し付けた腰は、お互いの濡れたところを擦り合わせた。
……うん、触られた訳でもないのに俺、濡れてるってわかる……
でもそんな羞恥が今は霞むくらい、ホウスケが欲しい、と甘ったるく名前を呼ぶ]
[……発情っていうんだろう、こういうの。
体格差から、俺が上に乗ってする訳にはいかないから自ら挿入まで進めなかったけれど、擦ってるだけで気持ちいい。
自身のガウンを少し捲って、柔らかい布地の下着越しにホウスケの性器を味わった]
ん……
[それでもやがて足りなくなってきて、
ぽす、とホウスケの顔の横に頭を伏せた。
おぼつかない手でホウスケのガウンの帯をするする解きながら、余裕のない声で「しよ……」と囁いた。**]
[そのまま瑠璃人に覆いかぶさるつもりでいたけれど
そうするまえに押し倒された。]
瑠璃、……ん、
[名前を呼び終わるより早く
ひんやりとした唇が押し当てられた。
手つきこそ優しかったけれど、
今までおれが押し倒すことが多かったから
少し驚いて、目を見開く。
ん、と再び鼻が鳴る。
まだ彼女が何かを与えようとしていることに気づいて
舌かな、と受け入れると想像以上に冷たいものが入ってきた。
雪? ……氷か。
瑠璃人の体温で小さくなっていた氷を引き受けると
合わさっていた唇が離れた。
……美味しい。
湯上りで、体が水分を欲していたのもあるけど
なんとなく瑠璃人の甘い香りが漂ってくるようで……]
[だけど、ゆっくりと味わっている余裕は無かった。]
────!?
[「胸元に指を差し込む」なんて悩殺ポーズを取り始めて
ちらりと見覚えのないレースがのぞいたものだから
せっかく含ませてくれた氷を危うく噴き出すところだった。
がしょがしょと歯と氷を衝突させながら
瑠璃人の表情と、淡い色合いの下着を交互に見て
問いかけには一切抵抗できずにこくこくと頷いた。大好きです。]
……さいこう……
[やっと氷を飲み終わると
語彙力無いので最高に頭悪い感想を漏らした。
瑠璃人の言葉は、それだけをとれば煽るようだけど
笑顔がやけに気恥ずかしそうで
それがまた扇情的な格好とのギャップになって良い。]
[ちらちらと見え隠れするレースの全貌を見たくなって
ガウンの頼りない胸元に手をかけようとしたけれど]
う……わかった……
[言葉で制されてしまったから、おとなしく引き下がった。]*
[身を起こす瑠璃人を仰向けのまま見上げた。
胸元からちらちらと覗くレースが気になったけど
瑠璃人はするりと身を引いて、おれの足の間に屈みこんだ。
空調が効いていたから、ガウンがたくし上げられても寒くない。
……見るのは好きだけど見られるのは恥ずかしい……
頬が熱い。お風呂に入った時よりも。
だけど、同時に少し期待もしてしまって
瑠璃人と同じタイミングで喉を鳴らした。]
ん……
[既に勃ち上がりかけた場所に触れられて、小さく身じろぎする。
触れ方は柔らかくて、強い刺激では無かったけれど
瑠璃人に触られていると思うと
自慰とは比べ物にならないほど興奮する。
たどたどしい手つきで何度も擦り上げられると
鈍い快感にじりじりと育てられるようで
分身と共に息も荒くなっていった。]
……は、ァ……
[大きく息を吐くと、瑠璃人が嬉しそうに笑う。
瑠璃人がちんこ握って笑ってる……えっろ……
……言うとまた怒られそうだから
率直な感想は唾と共に呑み込んだ。
代わりに、上がった口角をすり、と撫でると
瑠璃人はその顔を伏せた、おれの股間に。]*
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