[徐に腕を伸ばせば、死滅した魔物の蔓の残骸を手繰り寄せる。
もうこれに意識を奪われることはないだろう。
だが、有用な使い道がある。
片手で絞るように握れば、切断面からとろりと
溢れ出るのは、甘い匂いの苦い蜜。
それに催淫効果があることは、今まさに体感済みで。]
もっと気持ちよくしてやるからな。
[ふっと意地悪に笑うのは、いつもの夜の顔。
蜜を救い上げ、絶頂したばかりのフィルの熱に
そして自分自身の肉棒にもまた塗りたくり
フィルの足を抱え込むと、先ほど収縮を見せていた場所へと
塗りこむように、にゅるにゅると熱を押し付け始める。
それもこれもすべて聞かれていると知るのは
ややばかり後のことである
*]