148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ
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[そ知らぬ顔で近づいて、注文を取り料理や酒を提供する。
最初はビールを飲んでいたけれど、
「お薦めはあるか?」と聞かれたから、
オリンピックとブラッディマリーを出してやった。
その意図に気付くこともなく、美味しそうに飲んでいたよ。
滑稽だね。さてはこの人、教養がないな?]
[
子供らしい笑顔で、話を聞いた。
その裏で、賢しさと殺意を研いで。
この日は他が疎かになってしまったけれど、
どうか許して欲しい。
何年も待ちわびた、千載一遇のチャンスなんだ。
「海賊は格好良い!」「僕たち海の男の心は一つ」
そんな虫唾が走るような嘘も、平気で吐いた。
店員が、お客様に嘘を吐くわけにはいかない?
奴はお客様じゃない。憎い仇だよ?]
[ブラッディマリーでの宣言通り、
霧が晴れる前に僕は無念を晴らした。]
[一人の未練を抱えたゴーストは
そのまま、光と共に
溶けて、消えた。
その表情は、幸せそうに笑いながら───── ]
| ─ 祈り ─ 縁っていうのは いろんな繋がりがあるよな 家族、友達、仲間 運命で繋がっている相手とかな? そして今日出会ったっていう縁もある お嬢ちゃんには縁があるんだろ? 祈ってやると良い [ 少し自分の話もしてしまったな。 自慢するようなことでもない ただ、こういう奴もいるんだから そうはならないようにしてやってくれと。 その呟きに向けて言ったつもりだ >>151 ] (285) 2022/05/30(Mon) 20:42:17 |
| 当てずっぽうに空でも良いけどさ 名前を読んでみると良い その方向に向かって 投げてやってくれ きっと相手も気付いてくれる。
名前を呼ばれたら反応するだろ? (286) 2022/05/30(Mon) 20:42:21 |
| ハハッ! そりゃ悪いことをした でもそこで怒るようじゃ お子様ってことだぜ? 大人の余裕で微笑んでやれよ その方がずっと強く見える [ 反応が良くて笑ってしまった >>153 悪いな。馬鹿にしてるとかじゃないんだ。 ] (287) 2022/05/30(Mon) 20:42:25 |
|
じゃあ言い直しだ どんどん食べて元気になれよ
(288) 2022/05/30(Mon) 20:42:29 |
| [ ハバネロ余ってたよな確か。 なんて考えながら。 俺は雨が付き纏ってくる男だから お嬢ちゃんの考えていることまでは 想像もできなくて >>155 だからハバネロの辛さに涙が出たのなら 「刺激が強すぎたか?」と 心配そうに触れられない頭を撫でていたかもな。 ]** (289) 2022/05/30(Mon) 20:42:43 |
[ 命とはどれだけ鍛えたとしても
永遠になどなれない。
人はいつかこちら側へやってくる。
きっと俺は未練が多かったんだ
迎えにきて欲しかった
(亡骸を見つけて欲しかった)
死を悲しんで欲しかった
(弔って欲しかった)
みんなで力を合わせて逃げたかった
(一緒に戦って欲しかった)
逃げたアイツらを殺してやりたかった
(後悔をして欲しかった)
どれも
正解
。
そして今はどれも
。 ]
| [ 考え抜いた先の俺の答え ゴーストは未練を晴らさないといけないのなら 未練を晴らせないと諦めた場合はどうなるのか ずっと現世に居続けるのか ここにいるのなら きっと楽しくはあると思う それでも、俺は 俺の望みは─────…… 消 滅 し た い 。
魂 ご と 。
] (290) 2022/05/30(Mon) 21:07:20 |
| [ なあ、ヴィム あの時、何聞こうとしてたんだ? >>0:391 俺の心が見透かされそうで 怖くもあり、不思議でもあった。 (291) 2022/05/30(Mon) 21:07:32 |
| [ カイル。 なんとなくだけどな…… お前が何がしたいかっていうの気が付いていた。 近かった。俺たちのその感情は。 だから聞いてないけどわかってる。 でもきっとその感情にも種類ってあるんだよな 人の為 自分の為 俺は自分の為に人を憎めなかった いつか、泣いて、涙が出たらさ その気持ちを少しでも浄化してほしいと思うよ 人は憎しみだけでは生きていけないってのは よく聞くんだけど 俺たちゴーストだから別に生きていけるか。 むしろ憎しみが糧になるのかもしれないな。 ] (292) 2022/05/30(Mon) 21:08:05 |
| [ ユスターシュ。 恨んでないけど、 恨んではいなけど。 ひどい仲間だよ。アンタもな。 だから嫌いになれないんだ。 俺はそっちには多分行かない。 だから待ってても無駄だぜ? >>245 俺を待つことはやめとけ。 自分の道を進むアンタを俺はみたい。 ] (293) 2022/05/30(Mon) 21:10:23 |
| 俺に長期休暇をくれないか [ マスターにこの言葉を進言したのは 数日後。 思い立ったらすぐ行動だ。 本当は黙っていなくなるつもりだった。 でも、世話になったし 何より此処は俺の帰る場所でありたかった。 だからまた戻ってくるさ。 俺の魂が消える方法がわかったら。 わからなくても様子見くらいには戻ってくるとは思う。 長期休暇が許されればな。 ダメだったら…… ちょっとした休暇を沢山貰うことに なるかもしれないな。 ] (294) 2022/05/30(Mon) 21:11:05 |
| [ ゴーストを消滅させる方法があるのかは わからない。 だから探してみる。 アイツらと旅した場所を巡りながら。 消えるための旅をはじめよう。 ] (295) 2022/05/30(Mon) 21:11:31 |
| [ なあ、マスター アンタの道は明るいか? 近くに居られなくとも 俺は照らしたいと思うよ ゴースト達の道を >>0:57 ] (296) 2022/05/30(Mon) 21:11:49 |
| [ もしかしたらお嬢ちゃんが来た時には 俺はいないのかもしれないな? >>160 ] (297) 2022/05/30(Mon) 21:11:57 |
| [ 店の前。誰にも告げずに。 お辞儀を一つして。 ] (298) 2022/05/30(Mon) 21:12:20 |
| (299) 2022/05/30(Mon) 21:12:24 |
| [ 俺はその店から一歩踏み出す。 ]
[ 俺の道も照らされていたら良いな。 ]** (300) 2022/05/30(Mon) 21:12:28 |
| [ 俺がこの店を立ち去った後、 店に近付く人の影。 それは、かつて仲間であり 勇者に憧れた若者に とてもよく似ていた。 ] ─ あるかもしれない未来 ─ ** (301) 2022/05/30(Mon) 21:14:04 |
[ 魔法の使えない人の子
君のおかげで和らいだ子もいたんだったか
料理長の不在は重たいけれど、なんとかしよう。
海に持っていくには熱すぎる炎の行先
仇
は無事に見つかったようでよかったね?
幼子が背負うには大きな傷だ
もし次来る時があれば
今度こそ最果ての地を見てくるといい
今度は幼子なんて言われないよう、成長してね。 ]
[ 誰よりも不真面目なように見えて
誰よりも真面目だったのかもしれないね
次もお客さんとして来てくれる彼には
きちんと指輪は返しておくよ
一度覚えた
絶望をもう一度
目の当たりにすることになっても
選ぶと言うなら ただ祈ろうか
君が愛した人の
生
を
次は夢でなく、現実に見るといい
まだ見ぬお酒も、出会いも 幸せも
きっと君をこの世で待っているよ。 ]
[ やっぱり君は光だったと思うよ
自らを燃やし尽くしてしまう光
話していなかったけれどね
僕の道は照らされているんだ
最愛の人は ここへ居るから。
僕に君の道を照らしてあげることは出来ないけれど
そうだね、もし戻ってきても望むなら
この世から、
消
してあげようか。
…なんてね 燃え尽きてしまう前に
灯りを見つけることを願っているよ
休暇の後
見つからなければ、帰っておいで。 ]
[ 君とはまだ長い付き合いになりそうだね
この先もずっと、かな。
失う痛みを知りながら
与える痛みを知っている
君の未練が永遠に晴れる日が来ないのだということも
気づいているから、目を瞑る
終わらない時も退屈なんだ
そろそろ
互
いの話でもしてみるかい?
───冗談さ 僕たちには必要のない話だ。 ]
「セシリー……ごめんなさい。
私にとっての正解は、選べなかった。
世界にとっての正解を、選んでしまった。」
ずっと、後悔していた。
それでも、
そんな私が祈っていいのなら、届くのなら…。
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