人狼物語 三日月国


74 五月うさぎのカーテンコール

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[セックスしたいとまっすぐに欲を口にするのには、迷ったまま何も返せずにいたから、眠ってしまったと思われたかもしれない。
 正直なところ眠気はあるし、眠ってしまったほうが麦にはいいのかもしれない。
 自慰の声を聞かれ続けているというのは、想像するだに恥ずかしい。
 ……が、その声に興奮するのはこちらの本能なのか、眠気に身を任せるつもりがうまくいかない。
 麦が自身を追い立てる動きも相まって、半覚醒くらいの状態のまま声を、乱れる息遣いを、耳で受け止めていた。

 きつく抱きしめられて、吐精を知る。]

……そう、ね

[吐息に紛れた小さな音は、麦に届いたろうか。
 互いの劣欲が吐き出されてしまえば、いよいよ訪れる静けさ。
 誰が止めていたわけでもないが、意識はもう途切れていいと判断したようで、ふつりと切れた。
 シャツを脱ぐ動きも、それをかけられるのも気づかないまま、ソファに沈み込む。]

[――眠りが深くなる寸前、夢を見た、気がする。
 これが夢なのか、まだ意識したがる脳の妄想なのかは、定かでないが。]

……ふ、く、

[ゆっくり、力を抜いていてくださいと促され、マットレスに身体を預ける。
 女のように濡れない場所。ものが入るべきでない場所を指先でなぞられ、そのままぬぷりと侵入される。
 異物感に震えるも、それは想像していたよりは恐怖ではない。
 俺の覚悟が決まったのか、愛ゆえか、それとも相手が丁寧でうまいのか。
 あるいは、意識の深いところでは、求めているのか。
 そんなことを考える余裕はなく、膝を震わせて――]

[目が覚めるのは、太陽が空をあかあかとした紫に染める頃*]

【人】 店員 ラン

[SASANKAの扉を潜れば一変して、
さり気なく人数を伝えたりとスマートな大人なのに。>>70
ついさっきまで、子どものように言い返してたなんて>>69
きっと他の人には想像もできないだろうと思うと、
くすくすと笑いが零れてしまう。

迎えてくれる、いつも通り元気な麦くんと>>71
妙にそわそわしてぎこちない、卯田さん。>>78
なるほど今日はシアさんが来る日か、と納得しつつ。

黒板をちらちらと見つつ、
麦くんのデザート説明を聞いて。>>72
蓮司さんへどうします、と尋ねるような視線を向ければ>>85
シェアの申し出に、勿論と頷いて。]
(122) 2021/05/26(Wed) 21:40:19

【人】 店員 ラン


  じゃあ私は人参タルトにしよう、
  甘いのと甘くないの小さめに両方ください。

  あとキッシュも食べたいから
  麦くんのおすすめでひとつお願いします。

[鶏ハンバーグも気になるけど、彼が頼むようだし。
どうしようかと少し悩んで。>>90

  卯田さん、私もハンバーグをひとつ
  ソースは蓮司さんと違うやつ、お願いできますか?

[何故か居心地悪そうに視線を逸らす先輩店員が面白くて>>79
頬杖ついてにっこりと笑ったのはわざとです。*]
(123) 2021/05/26(Wed) 21:40:24

【人】 店員 ラン


  はい、店長きましたよー。
  ちゃんとお仕事してますか。

[バックヤードから見えた顔に手をひらひら。>>73

そういえば、もし私が蓮司さんの籍に入ったら>>67
店長はどう呼ぶつもりなのだろう。
仕事中はまあ、旧姓で通させてもらうつもりだけど。
パンダみたいな名前はそりゃ笑ったりもするよなぁ、とか
公的書類を取りに行くのがちょっと、とか
内心複雑な部分もあるけど。

名前でお互い選んだわけじゃないし。
蓮司さんが幸せなら、そこは私が妥協するつもりだ。
背筋を伸ばして堂々としてれば、大抵のことは通るものだと
これまでの人生で学んでいたりするので。
まああんまり揶揄われたら、拗ねるか怒るかしますけどね。*]
(124) 2021/05/26(Wed) 21:40:31

【人】 店員 ラン

[ドリンクは何にしようか悩んでいると、
シアさんがご来店。>>82
卯田さんとの会話が切れるのを待って。]

  こんばんは。
  シアさん今日もかわいいですね。

[なんて隣からいつもの調子で声をかけたら
すごく驚かれて、ふ、と小さく吹き出してしまった。
先にいたアキさんの反応はどうだったかは、さておき。]

  はい、今日は私もお客さんなのでよろしくお願いします。
  ええまあ、デート……です。ね。

[いつもと違う距離感での会話に、ほんの少し照れながら。
ちら、と蓮司さんを見て、はにかむように笑い返した。]
(125) 2021/05/26(Wed) 21:40:43

【人】 店員 ラン

[そして髪を弄るシアさんに、目を細める。>>91
可愛らしいし前より絶対色っぽくなったし、
卯田さんが首ったけなのもわかると、うんうん頷いていたら。
話の矛先がこちらへやってきた。]

  え、私ですか?
  高校の頃、肩より長かった時もありましたけど、
  一度切っちゃうと楽で、なかなか。

[相槌を求めるシアさんの声に、蓮司さんを見る。
髪の長さの好みはちょっと気になる所なので、
首を傾げて答えを待てば。>>92

  ……っ、ちょっと、
  ここでそれ言いますか!?

[二人きりでもないのに、綺麗だとか臆面もなく。
彼を軽く睨みながら、熱くなってくる頬を手でパタパタと
仰ぎながら、私も有村さんにドリンクを頼もう。
一杯目は、いつもの青いカクテルにしようか。*]
(126) 2021/05/26(Wed) 21:41:53

【人】 店員 ラン


  おかしくないです、けど。
  
二人じゃない時言われると、ちょっと恥ずかしいです。


[隣から伸びてきた指先。>>131
耳をかすめるのがくすぐったくて、小さく肩を揺らすけど。
撫でるように梳かれるのが気持ちいい、なんて思っていたら
シアさんに笑われてしまった気がする。>>97>>134

でもまあ、蓮司さんがそう言うなら、
ちょっと襟足や前髪伸びてきたし、
夏前にいつもの美容院でカットしてもらおう。*]
(135) 2021/05/26(Wed) 22:15:46

【人】 店員 ラン

[シアさんの幸せそうな声に対して>>113
わかりやすすぎる卯田さんの動揺。>>120
掌で踊らされますねぇ、と思ったことは
くすくす笑いの裏側に隠しながら。

蓮司さんに習って、>>118
私も卯田さんおすすめの一皿を前に手を合わせた。]

  いただきます。
  鶏肉のハンバーグは初めてかも。

[隣とは違う、クリームソース。>>90
一口舌先に乗せれば、ふわっと広がる茸の香りに頬を緩め
小さく切り取ったハンバーグにたっぷりつけて、口に運ぶ。

あっさりとした鶏肉の旨味と、やわらかい野菜の甘味に
こっそり入り込んだチーズの香りが混ざり合って
口の中で溶けていく。]
(136) 2021/05/26(Wed) 22:19:05

【人】 店員 ラン


  おいしい。
  あー……さすが卯田さんだなぁ。

  チキンスープも好きですけど、
  クリームソースも、好きなんですよね。
  ちょっとチーズ効いてるのが、また最高です。

[お洒落なのに気取らなくて、あたたかい味。
羽出さんに今度、卯田さんのハンバーグ美味しかったですって
自慢しようなんて考えながら、感想を告げて。

静かに、けれど丁寧に綴られる彼の言葉を、
そっと目を細めて聞きながら。>>133

大事に二口目を運んでから、満足気に小さく息をついて。
蓮司さんを見れば、一口交換しませんか、と首を傾げた。*]
(137) 2021/05/26(Wed) 22:19:12

【人】 店員 ラン


  なるほど、チーズでコクですか。
  一緒に混ぜる野菜を、蓮根とかにしたら
  食感も変わって和風ソースにも合いそうですねぇ。

[クリームソースもすっごく美味しいけど。
色々とアレンジを考えてしまうのも、料理人の性だろうか。
得意気な卯田さんに、これ以上苛めるのはやめておこう。>>139
引き攣った営業スマイルを見るのもかなり面白かったけど。

あまり揶揄うと、こちらも揶揄られそうだし。
なんてのは、黙っておく。]
(151) 2021/05/26(Wed) 22:55:53

【人】 店員 ラン

[ハンバーグのシェアに、蓮司さんが頷いてくれたなら。>>142
私も手を伸ばして彼のお皿からハンバーグを一口もらおう。

鶏の美味しさがたっぷり詰まったチキンスープは>>129
さっぱりとしていて食べやすくて。
これを頼んでたら、
気づけばうっかり皿が空になる事態になった気がする。
口の中に残る味を噛みしめながら
視線を感じて横を向けば、蓮司さんと目が合って。]

  はい、美味しいです。

[大きく頷いて笑い返し。
美味しいですねぇ、と幸せな気持ちで繰り返しながら
ハンバーグを少しずつ崩して口に運んでいった。*]
(152) 2021/05/26(Wed) 22:56:00
――温泉旅行の幕間――

[アラームが鳴って何分経ったのだろう。
まだ時間があると思っていた訳でもないが、彼女の中に一度放った後、離れ難くてそのまま抱いていたら、呼吸に合わせて柔く締め付けてくるものだからすぐに復活してしまって、今に至る。
結合部からは割と激し目の水音が響くものだから、聴覚にも煽られて、もう途中で止めようもなかった。

 『失礼します。朝食をお持ち致しました』

そんな声が聞こえて、二人ともが硬直した。

 『お客様……?』

……普通、こんな状況だと萎えるものなのではないか。
こんな状況になったのが初めてだから何とも言えないが。
驚くべきことに、一向に堅さは失われず、彼女の方も強く締め付けてくる。]

─ いつかの夢の話 ─

[うさぎの穴の灯が点らない休日にて。
窓の外では、太陽が空をあかあかとした紫に染めていた。

狭い巣穴に潜り込むのはひよこに毛のはえた若鶴と。]



……仁さん。素敵です。


[囁く声が濡れる。
おつまみと、キッチンで飲む美味しいお酒。
淡い酔いと共に交わす抱擁、愛撫、接吻。繰り返したその果て、

丁寧に丁寧に恐怖をほぐし、愛情を注いで。
互いを求めあう夕暮れ時。]


 っ、 あー、すみません、今、起きまして……


[声を掛けられて無視が出来ないのが接客業のかなしい性。
つい応答したら、彼女の爪が背中に突き刺さった。
非難されているのかと思ったが、どうやら表情を見る限り、むしろめちゃくちゃ気持ち悦さそうで。
その様子に煽られて、つい腰を揺らしてしまう。]

 今から着替えたいんで、準備はそちらでお願いしてても良いすか?
 この後いただきます。

 っ、ありがとうございます。


[ちゃんと澱まずに言えたと思う。
激しくすると音や息遣いでばれるから、先端を内壁に押し付けたままぐりぐりとしか動かせなかったけれど。
彼女の方は涙も流して声を堪えるのに必死そうだった。

 『――では、失礼します。ごゆっくり』

長い長い数分だった。
汗なのかそれとも自分たちの秘所から溢れたものなのか、とにかく太腿がぐちゃぐちゃに濡れていた。]



力を抜いていてください──



[狭いシングルベッドのマットレスへ、
愛おしい人の肢体を沈めた。

押し拓かれて震える膝へ、口づける──*]


 あ〜〜〜〜駄目だ、も、動く……っ


[散々背徳感で昂った数分が過ぎて、限界が来た。
一番自分が強く突ける体位を求めて彼女の身体をそのまま押し倒し、脚を持ち上げて上からどちゅどちゅと穿った。

そして幾らも経たない内に、再び彼女の胎内を白く染め上げたのだった。**]

【人】 店員 ラン

[卯田さんの嬉しそうな声に、共感してしまって。>>146
ちょっと感動していたら。

またしても矛先が私に向いた。>>147
下着選びに付き合ってくれたシアさんもだけど、
世話焼きなそういうところ似た者同士ですね、なんて。
心の中で呟いて、苦笑して。

卯田さんからの祝福の言葉を、素直に受け取ろうとしたら。]


  ……え。それどういう意味ですか!?


[私そんなに蓮司さんに怒ったこと……あったような。>>154
いや、あれは拗ねて睨む程度だった気も。
と、心当たりある気もすれば褒められても複雑すぎて
ものすごく怪訝な顔で蓮司さんを見てしまったし。
卯田さん、絶対同意してませんよねその顔。>>155

  …………とにかく、
  卯田さんはもう私の心配なんてしてないで、
  これからももっと自分の心配してください。

  ……でも、ありがとうございます。

[なんとか取り繕ったけど、
やっぱりまだ、慣れるには時間がかかりそうです。>>141*]
(158) 2021/05/26(Wed) 23:39:08
―― 旅行の幕間 ――

[あえかな声と荒い息遣い、衣擦れの音だけが響く。
朝の明るい日の下で、ゆさゆさと身体を揺さぶられて堪らずに身をくねらせる。
アラームを止めようとした手は遮られて、背に導かれる。
スヌーズに切り替わった時計は定期的に時を訴えるのに、繋がった箇所は未だに酷い水音を立てて、理性を突き崩してくる。]


 もぅ、……だめっ、……


[弱い抵抗は何の意味も果たさない。それよりも繋がった場所がきゅうきゅうと甘く締め付けて彼を離さないから身体は正直だ。
とろりと瞳が落ちて、甘い快楽に溺れていきそうになる。

そんな折に、隣室から声を掛けられてびくっと身体が跳ねた。]



 ……っ、……ッ !



[人の気配に身体が強ばる。思わず顔を見合わせた。
ふる、と弱く首を振って彼から離れようと身体を攀じったら、返って悦い場所に当たってしまって咄嗟に口元を覆った。]


 
……ンッ、  ふ、ぅン……



[普段どおり会話を進める彼に目を見開く。

隣に人が居るというのに再び始まる律動に視界が滲んだ。
仲居さんに気付かれないように懸命に息を押し殺してやり過ごす。
甘く送られてくる刺激にびくびくと打ち震えて、内腿で彼の腰を締め付けた。

羞恥に堪えきれないのに、それが返って刺激になってじわりと蜜が溢れて、彼自身の動きをより滑らせてしまう。]

[隣室からの物音がようやくしなくなったら。
詰めた息を吐き出して、柔く彼の胸を突く。]


 もっ、……、ばかっ、ひどいっ……
 

[涙が浮かび、言葉だけは彼を非難したものの、甘く焦らされた身体は限界を訴えている。
ぎゅうっと抱きついて、更に奥へと彼を誘う。
我慢しなくてよくなった声は、高く、甘く、切なく、彼を求めて。
追い立てられるままに、絶頂へと導かれていく。

その日の朝食のお味噌汁は、猫舌に優しい温度になった。**]

【人】 店員 ラン

[ハンバーグを食べ終わった頃、
キッシュと人参タルトも運ばれてきただろうか。
私も紅茶を頼みながら、麦くんのキッシュを味わって。

並んだ人参タルトを前に、わくわくとフォークを手に取った。
まずは、甘くない方から。
隅っこを切り取って、ぱくりと一口。]

  あれ、甘い。

[甘くないって聞いたけど、自然な人参の甘さに
野菜の風味が強く残って、食事のタルトみたいな感じがする。
不思議だな、とタルトをもう一度見て。
水を一口飲んで、もう片方へ。]

  ……っ! 甘くておいし。

[なるほどこっちはデザートの甘さだ。
どちらも美味しくて甲乙つけがたいと味わいながら。]
(159) 2021/05/27(Thu) 0:15:44

【人】 店員 ラン


  食べます。
  蓮司さんも、人参タルトどうぞ。

[勿論、と笑って隣と分け合おう。>>144
いつもカウンター越しに見ていた、
アキさんとかと分け合って食べてるの姿が
ちょっと羨ましかったことは、黙っておく。]
(160) 2021/05/27(Thu) 0:15:59

【人】 店員 ラン

[パンナコッタは、しっかり甘いパンナコッタなのに
トウモロコシの風味がたっぷりで、思わず目を瞬かせた。
しっかり裏ごしされているのか口当たりも滑らかで、
だからこそ味わいとの意外性があって面白い。
それに。]

  なんか、麦くんて感じの味がする。

[あったかくて、すくすく育ったような。
素朴な味わいに人柄が反映されてる気がした。*]
(161) 2021/05/27(Thu) 0:16:05

【人】 店員 ラン

[でしょう、と笑いながら。>>168

  ちなみに、蓮司さんが漬けたセロリは
  蓮司さんって感じの味がしますよ。
  知ってましたか。

[生真面目な感じに切られたサイズとか。
ちゃんと用量測ってるんだろうなっていう、
一度覚えたベストな味わいがキープされてるとことか。
そこに、たまにちょっと変わった風味が入るとことか。]


  料理って面白いですよね?


[彼の味を知ってるのは今のところ、私だけの特権だ。
そう思うと、くすぐったくて幸せな気持ちになりながら
やさしい人参タルトの最後の一切れを、口に運んだ。*]
(172) 2021/05/27(Thu) 0:56:52

【人】 店員 ラン

[そうして、美味しい料理を満喫したら。
今日は蓮司さんの言葉に甘えて、会計はお願いする。>>169
同僚たちに痴話喧嘩を見られたら恥ずかしいのが半分、
今日の幸せな気持ちを壊したくないのが、もう半分。

外に出れば、自然と手を繋ぎながら。
月明かりに照らされた道を、今日も一緒に帰る。>>170


  気が早いですよ。
  指輪できてくるのだって、ひと月後でしょう?


[ほろ酔い気分も相俟って、機嫌よくくすくす笑いながら。
すっかり蓮司さんの部屋で寛いで過ごしてしまってる私は
一人のアパートに帰ったら違和感を感じてしまうくらいに、
蓮司さんのいる場所を、家だと思ってしまっているから。]
(174) 2021/05/27(Thu) 0:57:19

【人】 店員 ラン



  はい。
  これから先、末永くよろしくお願いします。


[改めて言葉にして、照れくさそうにはにかみながら、
誰よりも大切な存在になった大好きな彼に、笑い返した。**]
(176) 2021/05/27(Thu) 0:57:28
 




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